JPH0564223U - 鋼管杭溶接用防雨傘 - Google Patents

鋼管杭溶接用防雨傘

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JPH0564223U
JPH0564223U JP339392U JP339392U JPH0564223U JP H0564223 U JPH0564223 U JP H0564223U JP 339392 U JP339392 U JP 339392U JP 339392 U JP339392 U JP 339392U JP H0564223 U JPH0564223 U JP H0564223U
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久弥 平岡
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 雨天時に鋼管杭の継手の溶接をする際に、溶
接箇所を雨水に濡らさずに養生させるための防雨傘を提
供する。 【構成】 鋼管杭20の溶接箇所に雨水が付着するのを
防止するための傘であって、鋼管杭20を中心として鋼
管杭20の周囲に展設するほぼ円錐形の傘本体11と、
傘本体11の周縁にあってこの周縁とほぼ同一半径の保
持リングと、傘本体11を鋼管杭20に固定するための
固定具18とを備えた防雨傘を、溶接箇所の上部の鋼管
杭20に設置する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、建築現場で使用する防雨傘に関するものであり、詳しくは、雨天時 に鋼管杭の継手の溶接をする際に、雨水の付着による不都合を防ぐための防雨傘 を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、建造物の基礎等に用いられる鋼管杭は、運搬の便宜等のために、通常は 分割して作製される。使用する際には、1本の杭を地面に打ち込み、この杭の上 部に次の杭の下部を溶接して一体とし、さらに打ち込み作業を繰り返す。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、杭の接合部の溶接をする際に、溶接箇所が雨水に濡れるとこの部分 が急激に冷却されて、強度確保に必要な養生ができない。これは例え、少量の降 雨であっても品質への影響を避けられないので、杭の打ち込み作業が中断される 等の問題があった。
【0004】 また、溶接作業者が雨水に濡れると感電の恐れもあり、安全面においても問題 が指摘されていた。 本考案は、上記問題を解決するためになされたもので、降雨時においても高品 質な鋼管杭の溶接を行い、さらに安全に作業することができるための手段を提供 することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案者は、上記課題を解決するために以下の構成とした。 すなわち本考案は、鋼管杭の溶接箇所の上部の周囲に付設し、この付設箇所か ら下方の鋼管杭に雨水が付着するのを防止するための傘であって、鋼管杭を中心 として鋼管杭の周囲に展設するほぼ円錐形の傘本体と、傘本体の周縁にあってこ の周縁とほぼ同一半径の保持リングと、傘本体を鋼管杭に固定するための固定具 とを備えた鋼管杭溶接用防雨傘を提供するものである。
【0006】 以下、本考案を詳細に説明する。 本考案の防雨傘は、傘本体と、これを鋼管杭に固定する固定具と、傘本体を円 錐状に保持する保持リングとを備える。
【0007】 傘本体は、その上部で雨滴を受け止め、傘本体の周縁から滴下させるためのも のである。これは、円形の防水シートの一部を扇型に切り取り、その切断辺を接 合すればよい。防水シートの材料としては、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂シート 、また表面を防水素材でコーティングした布シート等が挙げられるが、これは水 滴を通さない素材であれば用いることができる。
【0008】 前記切断片の接合箇所は、ファスナー、ボタン等を用いて取り外しができるよ うにしておくと、鉄管杭への取付、不使用時の収納に便利である。しかし防水を 確実にするためには、閉鎖時に隙間が少ないファスナーが好ましい。また、傘本 体の中心には、鋼管杭を通すための孔を開けておくとよい。この場合は、傘本体 を鋼管杭に固定する際に、帯状の固定具等で固定するための折り代を残しておく 。
【0009】 この固定具は、傘本体を鉄管杭の所定の箇所に固定するためのものであり、鉄 管杭を周囲から締め付けができるバンドを例示できる。このバンドを傘本体の内 周に取り付けてもよいし、設置するときに傘本体の内周部分の上から締め付けて もよい。バンドとしては、鉄管杭の外周よりも半径の小さいゴムバンド、あるい は径を変化させることが可能な金属バンドが挙げられるが、鉄管杭の溶接時に溶 融物が垂れるのを防止するために用いる溶接用鋼バンドが好適である。
【0010】 保持リングは、傘本体を円錐状に垂下させて鉄管杭の周囲に展設させるための 円形の枠体である。この保持リングを傘本体の外周縁に装着する。例えば、傘本 体の外周縁に等間隔で小孔を穿け、保持リングを通した小径リングをこの小孔に 通す。
【0011】 なお、傘を確実に円錐状に展開させるために、傘本体の裏側に骨を設けてもよ い。
【0012】
【作用】
本考案の防雨傘の内周部分を、鉄管杭の溶接箇所よりも上部に巻き付け、この 上から固定具を締め付ける。
【0013】 傘本体を広げ、傘本体の周縁に保持リングを装着すると、傘本体は保持リング の自重で円錐形状に展開される。このように展設すると、傘本体の上面に滴下し た雨滴は、傘本体の周縁まで落下し、傘の周囲に滴下するので、傘本体の下部は 雨水を防ぐことができる。 尚、表面鋼管杭の防水を確実にするために、傘本体 と鋼管杭が接する箇所にペーパータオル等の吸水材を巻き付けるとよい。さらに 防雨傘を設置した箇所よりも上部の鋼管杭にも吸水材を巻き付けておくと、防水 効果が向上する。この吸水剤の巻き付けには、前記溶接用鋼バンドを用いて固定 するとよい。このようにすれば、防雨傘を設置した箇所よりも上部の鋼管杭に付 着し、鋼管杭の表面を滴り落ちる雨水を留めることができる。
【0014】
【実施例】
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1に、本考案の防雨傘の一例を示す。傘本体11は、一部を扇型に切り取っ たドーナツ形状のポリ塩化ビニル製シートであり、中心に鋼管杭20を通す孔を 開けてある。また、切取り部分にはファスナー12を縫いつけ、切断辺同士を接 合できるようにしてある。ファスナー12を閉じ、傘本体11を展開すると円錐 形状になる。
【0015】 さらに、傘本体11の外周には、小径リング14により保持リング15を懸垂 させるための小孔16を等間隔で開けてある。この保持リング15は、傘本体1 1を展設した状態の外周とほぼ等しい大きさを有するリング状の丸鋼であり、一 箇所に切込みがあり、この切込み部に、その端部同士を着脱自在とするためのソ ケット13を設けてある。すなわち、このソケット13によって小径リング14 は開閉自在であって、防雨傘展設時に小径リング13を前記小孔16を通し、小 径リング14の中に保持リング15を通して保持リング15を傘本体11に懸垂 させる。
【0016】 防雨傘を鉄管杭20に固定するには、傘本体11の内縁部の折り代を鋼管杭2 0の溶接箇所の上部に巻き付け、傘本体11の内周部分を固定具18の幅よりも 広い幅で鉄管杭に接するようにし、その上面から固定具18で締め付ける。この 固定具18には溶接用鋼バンドを使用している。
【0017】 尚、傘本体の内周部分の上からペーパータオル30を巻き付けて固定すると防 水が確実になる。 傘本体を鋼管杭に固定した後に、傘本体の周囲に保持リングを装着すると、保 持リングの自重で傘本体が円錐状に展開する。この展開を確実にするために、傘 本体の裏側に複数の放射状の骨を設けてもよい。
【0018】 また、防雨傘を設置する際に、傘を予め組み立てておき、鋼管杭の端部を傘の 中心部に差し込んでもよい。
【0019】
【考案の効果】
本考案によれば、降雨時においても鉄管杭の溶接部を濡らすことなく養生する ことができ、高品質な鋼管杭の溶接を行うことが可能となる。
【0020】 また、作業者の感電のおそれを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案防雨傘の一例を示す上面図。
【図2】本考案の防雨傘の一例を示す側面図。
【符号の説明】
11.傘本体 12.ファスナー 13.ソケット 14.小径リング 15.枠体 16.小孔 18.固定具 20.鉄管杭 30.ペーパータオル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼管杭の溶接箇所の上部の周囲に付設
    し、この付設箇所から下方の鋼管杭に雨水が付着するの
    を防止するための傘であって、 鋼管杭を中心として鋼管杭の周囲に展設するほぼ円錐形
    の傘本体と、傘本体の周縁にあってこの周縁とほぼ同一
    半径の保持リングと、傘本体を鋼管杭に固定するための
    固定具とを備えたことを特徴とする鋼管杭溶接用防雨
    傘。
JP339392U 1992-01-31 1992-01-31 鋼管杭溶接用防雨傘 Expired - Fee Related JP2570219Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022123315A (ja) * 2021-02-12 2022-08-24 株式会社大同機械 庇及びその設置方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022123315A (ja) * 2021-02-12 2022-08-24 株式会社大同機械 庇及びその設置方法

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JP2570219Y2 (ja) 1998-05-06

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