JP2570219Y2 - 鋼管杭溶接用防雨傘 - Google Patents

鋼管杭溶接用防雨傘

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JP2570219Y2
JP2570219Y2 JP339392U JP339392U JP2570219Y2 JP 2570219 Y2 JP2570219 Y2 JP 2570219Y2 JP 339392 U JP339392 U JP 339392U JP 339392 U JP339392 U JP 339392U JP 2570219 Y2 JP2570219 Y2 JP 2570219Y2
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welding
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建築現場で使用する防
雨傘に関するものであり、詳しくは、雨天時に鋼管杭の
継手の溶接をする際に、雨水の付着による不都合を防ぐ
ための防雨傘を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建造物の基礎等に用いられる鋼管
杭は、運搬の便宜等のために、通常は分割して作製され
る。使用する際には、1本の杭を地面に打ち込み、この
杭の上部に次の杭の下部を溶接して一体とし、さらに打
ち込み作業を繰り返す。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、杭の接合部
の溶接をする際に、溶接箇所が雨水に濡れるとこの部分
が急激に冷却されて、強度確保に必要な養生ができな
い。これは例え、少量の降雨であっても品質への影響を
避けられないので、杭の打ち込み作業が中断される等の
問題があった。
【0004】また、溶接作業者が雨水に濡れると感電の
恐れもあり、安全面においても問題が指摘されていた。
本考案は、上記問題を解決するためになされたもので、
降雨時においても高品質な鋼管杭の溶接を行い、さらに
安全に作業することができるための手段を提供すること
を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案者は、上記課題を
解決するために以下の構成とした。すなわち本考案は、
鋼管杭の溶接箇所の上部の周囲に付設し、この付設箇所
から下方の鋼管杭に雨水が付着するのを防止するための
傘であって、鋼管杭を中心として鋼管杭の周囲に展設す
るほぼ円錐形の傘本体と、傘本体の周縁にあってこの周
縁とほぼ同一半径の保持リングと、傘本体を鋼管杭に固
定するための固定具とを備えた鋼管杭溶接用防雨傘を提
供するものである。
【0006】以下、本考案を詳細に説明する。本考案の
防雨傘は、傘本体と、これを鋼管杭に固定する固定具
と、傘本体を円錐状に保持する保持リングとを備える。
【0007】傘本体は、その上部で雨滴を受け止め、傘
本体の周縁から滴下させるためのものである。これは、
円形の防水シートの一部を扇型に切り取り、その切断辺
を接合すればよい。防水シートの材料としては、ポリ塩
化ビニル等の合成樹脂シート、また表面を防水素材でコ
ーティングした布シート等が挙げられるが、これは水滴
を通さない素材であれば用いることができる。
【0008】前記切断片の接合箇所は、ファスナー、ボ
タン等を用いて取り外しができるようにしておくと、鉄
管杭への取付、不使用時の収納に便利である。しかし防
水を確実にするためには、閉鎖時に隙間が少ないファス
ナーが好ましい。また、傘本体の中心には、鋼管杭を通
すための孔を開けておくとよい。この場合は、傘本体を
鋼管杭に固定する際に、帯状の固定具等で固定するため
の折り代を残しておく。
【0009】この固定具は、傘本体を鉄管杭の所定の箇
所に固定するためのものであり、鉄管杭を周囲から締め
付けができるバンドを例示できる。このバンドを傘本体
の内周に取り付けてもよいし、設置するときに傘本体の
内周部分の上から締め付けてもよい。バンドとしては、
鉄管杭の外周よりも半径の小さいゴムバンド、あるいは
径を変化させることが可能な金属バンドが挙げられる
が、鉄管杭の溶接時に溶融物が垂れるのを防止するため
に用いる溶接用鋼バンドが好適である。
【0010】保持リングは、傘本体を円錐状に垂下させ
て鉄管杭の周囲に展設させるための円形の枠体である。
この保持リングを傘本体の外周縁に装着する。例えば、
傘本体の外周縁に等間隔で小孔を穿け、保持リングを通
した小径リングをこの小孔に通す。
【0011】なお、傘を確実に円錐状に展開させるため
に、傘本体の裏側に骨を設けてもよい。
【0012】
【作用】本考案の防雨傘の内周部分を、鉄管杭の溶接箇
所よりも上部に巻き付け、この上から固定具を締め付け
る。
【0013】傘本体を広げ、傘本体の周縁に保持リング
を装着すると、傘本体は保持リングの自重で円錐形状に
展開される。このように展設すると、傘本体の上面に滴
下した雨滴は、傘本体の周縁まで落下し、傘の周囲に滴
下するので、傘本体の下部は雨水を防ぐことができる。
尚、表面鋼管杭の防水を確実にするために、傘本体と
鋼管杭が接する箇所にペーパータオル等の吸水材を巻き
付けるとよい。さらに防雨傘を設置した箇所よりも上部
の鋼管杭にも吸水材を巻き付けておくと、防水効果が向
上する。この吸水剤の巻き付けには、前記溶接用鋼バン
ドを用いて固定するとよい。このようにすれば、防雨傘
を設置した箇所よりも上部の鋼管杭に付着し、鋼管杭の
表面を滴り落ちる雨水を留めることができる。
【0014】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1に、本考案の防雨傘の一例を示す。傘本体1
1は、一部を扇型に切り取ったドーナツ形状のポリ塩化
ビニル製シートであり、中心に鋼管杭20を通す孔を開
けてある。また、切取り部分にはファスナー12を縫い
つけ、切断辺同士を接合できるようにしてある。ファス
ナー12を閉じ、傘本体11を展開すると円錐形状にな
る。
【0015】さらに、傘本体11の外周には、小径リン
グ14により保持リング15を懸垂させるための小孔1
6を等間隔で開けてある。この保持リング15は、傘本
体11を展設した状態の外周とほぼ等しい大きさを有す
るリング状の丸鋼であり、一箇所に切込みがあり、この
切込み部に、その端部同士を着脱自在とするためのソケ
ット13を設けてある。すなわち、このソケット13に
よって小径リング14は開閉自在であって、防雨傘展設
時に小径リング13を前記小孔16を通し、小径リング
14の中に保持リング15を通して保持リング15を傘
本体11に懸垂させる。
【0016】防雨傘を鉄管杭20に固定するには、傘本
体11の内縁部の折り代を鋼管杭20の溶接箇所の上部
に巻き付け、傘本体11の内周部分を固定具18の幅よ
りも広い幅で鉄管杭に接するようにし、その上面から固
定具18で締め付ける。この固定具18には溶接用鋼バ
ンドを使用している。
【0017】尚、傘本体の内周部分の上からペーパータ
オル30を巻き付けて固定すると防水が確実になる。傘
本体を鋼管杭に固定した後に、傘本体の周囲に保持リン
グを装着すると、保持リングの自重で傘本体が円錐状に
展開する。この展開を確実にするために、傘本体の裏側
に複数の放射状の骨を設けてもよい。
【0018】また、防雨傘を設置する際に、傘を予め組
み立てておき、鋼管杭の端部を傘の中心部に差し込んで
もよい。
【0019】
【考案の効果】本考案によれば、降雨時においても鉄管
杭の溶接部を濡らすことなく養生することができ、高品
質な鋼管杭の溶接を行うことが可能となる。
【0020】また、作業者の感電のおそれを低減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案防雨傘の一例を示す上面図。
【図2】本考案の防雨傘の一例を示す側面図。
【符号の説明】 11.傘本体 12.ファスナー 13.ソケット 14.小径リング 15.枠体 16.小孔 18.固定具 20.鉄管杭 30.ペーパータオル

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼管杭の溶接箇所の上部の周囲に付設
    し、この付設箇所から下方の鋼管杭に雨水が付着するの
    を防止するための傘であって、 鋼管杭を中心として鋼管杭の周囲に展設するほぼ円錐形
    の傘本体と、傘本体の周縁にあってこの周縁とほぼ同一
    半径の保持リングと、傘本体を鋼管杭に固定するための
    固定具とを備えたことを特徴とする鋼管杭溶接用防雨
    傘。
JP339392U 1992-01-31 1992-01-31 鋼管杭溶接用防雨傘 Expired - Fee Related JP2570219Y2 (ja)

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