JP2000204546A - 鋼管杭用養生シ―ト - Google Patents

鋼管杭用養生シ―ト

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JP2000204546A
JP2000204546A JP11008903A JP890399A JP2000204546A JP 2000204546 A JP2000204546 A JP 2000204546A JP 11008903 A JP11008903 A JP 11008903A JP 890399 A JP890399 A JP 890399A JP 2000204546 A JP2000204546 A JP 2000204546A
Authority
JP
Japan
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sheet
pile
steel pipe
pipe pile
fixed
Prior art date
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Pending
Application number
JP11008903A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasutsugu Ogawa
泰嗣 小川
Keizo Naka
敬三 仲
Toshifumi Yasuda
利文 安田
Takuya Kinoshita
拓哉 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Publication date
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Publication of JP2000204546A publication Critical patent/JP2000204546A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋼管杭の溶接接続部を養生するにあたり、雨
水の浸入等を防止し、溶接接続部を確実に養生する。 【解決手段】 鋼管杭10における上杭11と下杭12
との接続部を外的環境から保護する養生シート1は、固
定バンド3によって締付部2Aを上杭11に固定された
シート2を有する。シート2の下端部からは、複数のロ
ープ2D1〜2D5が延出している。これらのロープ2
D1〜2D5が、地面に打ち込まれる固定杭5,5…に
結び付けられてシート2が円すい形状となるように張設
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼管杭に取り付け
て用いられる鋼管杭用養生シートに関する。
【0002】
【従来の技術】鋼管杭の打設を行う際には、上杭と下杭
との接続部が溶接固定される。この溶接作業を行う際、
あるいは溶接接続部が完全に固まるまでの間に、溶接作
業の円滑および溶接接合部の品質を維持するために、降
雨、降雪、あるいは強風などの外的環境から溶接接合部
を保護(養生)する必要がある。
【0003】このような養生を行うために、従来におい
ては、たとえば、鉄骨柱の柱頭のエレクションピースを
利用した防雨用屋根を取り付け、この防雨用屋根に防風
用垂れ幕を設けたものが用いられていた。
【0004】あるいは、鋼管杭の上杭にシートを巻き付
け、このシートを番線で鉢巻き状に固定するものがあっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
のうち、エレクションピースを用いるものは、鉄骨柱と
梁とを溶接するような場合には利用できるものの、鋼管
杭を溶接するような現場溶接に使用することができな
い。
【0006】一方の鋼管杭にシートを巻き付けるものの
場合、鋼管杭とシートとの間から雨水が浸入し、十分に
養生ができないことがあった。
【0007】そこで、本発明の課題は、鋼管杭の溶接接
続部を養生するにあたり、雨水の浸入等を防止し、溶接
接続部を確実に養生することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明に係る鋼管杭用養生シートは、鋼管杭における上杭と
下杭との溶接接続部を外的環境から保護する養生シート
であって、内周円弧が前記上杭に固定される締付部とな
り、外周円弧から複数のロープが延出している扇形のシ
ートを備え、前記締付部を固定バンドによって前記上杭
に固定し、前記下端部から延出する前記複数のロープ
を、地面に打ち込まれる固定杭に取り付けて、前記溶接
接続部を覆う円すい形状となるように前記シートを張設
してなることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら、具体的に説明する。
【0010】図1は、本発明に係る鋼管杭用養生シート
(以下、単に「養生シート」という。)を取り付けた鋼
管杭を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図
である。図1に示すように、本発明に係る養生シート1
は、鋼管杭10に巻き付けられるシート2と、固定バン
ド3と、複数の補助ロープ4,4…と、複数の固定杭
5,5…を有している。
【0011】シート2は、図2に示すように、締付部2
Aとなる内周円弧部材およびシート本体2Bとを有して
いる。このうちの締付部2Aが固定バンド3(図1参
照)によって鋼管杭10の上杭11に締め付けられてシ
ート2が上杭11に固定される。また、シート本体2B
は、中心角が約240°の扇形をなしており、約120
°の開口部位が形成されている。シート2の外周円弧に
は、補助ロープ4,4…(図1参照)を取り付けるため
の孔部2C,2C…が周方向に沿ってほぼ等間隔に離間
して穿設されている。さらに、締付部2Aから外周に向
けて半径方向に沿ってロープ2D1〜2D5が縫い込ま
れている。これらのロープ2D1〜2D5は、外周円弧
から延出しており、その延出部分が、図1に示すよう
に、地面に打ち込まれる固定杭5,5…に結び付けられ
ることによって、シート2が張設される。
【0012】固定バンド3は鋼製であり、図3(a)に
示すように、2分割可能なリング形状の本体部3Aを有
している。その周方向の一部には、ヒンジ3Bが設けら
れ、このヒンジ3Bによって図3(b)に示すように、
本体部3Aが折り曲げ可能となっている。また、このヒ
ンジ3Bの対称位置は分割可能となるように切断されて
おり、切断部におけるそれぞれの端部に、リブ3C,3
Cが形成されている。これらのリブ3C,3Cには、ボ
ルト貫通孔が穿設されている。そして、リブ3C,3C
をボルトナットからなる締付部材Sで締め付けることに
よって、固定バンド3の本体部3Aは、平面視して円形
となり、その内径は、鋼管杭10の外径とほぼ同径とな
るように形成されている。
【0013】一方、シート2を上杭11に取り付ける
と、図1に示すように、シート2の下端部周辺に孔部2
C,2C…が位置する。これらの孔部2C,2C…に
は、それぞれ補助ロープ4,4…が結び付けられる。そ
して、これらの補助ロープ4,4…は、地面に打ち込ま
れる固定杭5,5…にそれぞれ結び付けられて、シート
2を張設する際の補助を行う。
【0014】張設されたシート2は、図2に示す状態で
は約120°であった開口部位が、図1に示す状態では
約15°程度に狭められ、シート2が円すい形状とな
る。このように張設されたシート2には、円すい形状側
面の一部に切欠き部2aが形成された状態となってい
る。
【0015】次に、養生シート1の取り付け手順につい
て、図1を参照しながら説明する。まず、取り付け対象
となる上杭11にシート2の締付部2Aを巻き付ける。
締付部2Aを上杭11に巻き付けると締付部2Aがちょ
うど上杭11を一周する程度の幅になっている。締付部
2Aを巻き付けたら、この締付部2Aの上側から固定バ
ンド3を取り付ける。固定バンド3は、本体部3Aを分
割した状態で締付部2Aの上側からその半分を嵌め込
み、ヒンジ3Bを揺動させてリブ3C,3C同士を向か
い合わせる。その後、図示しないボルト貫通孔に締付部
材Sにおけるボルトを貫通させ、このボルトにナットを
締め付ける。かくしてボルトの頭部とナットでリブ3
C,3Cを締め付けて、固定バンド3を円形に形成す
る。円形となって固定バンド3は、その内径が上杭11
の外径とほぼ同径なので、固定バンド3と上杭11の間
に挟まれたシート2が固定される。
【0016】シート2における締付部2Aを締め付けた
ら、シート2の外周円弧に形成された孔部2C,2C…
にそれぞれ補助ロープ4,4…を結び付ける。その一方
において、鋼管杭10の周囲に、若干距離をおいてロー
プ2D1〜2D5および補助ロープ4,4…に対応する
固定杭5,5…を打ち込んでおく。そして、最初にシー
ト2の外周端部の一方におけるロープ2D1を固定杭5
に結び付ける。それから順次補助ロープ4,4…および
ロープ2D2〜2D4を固定杭5,5…に結び付けてい
く。そして、最後にシート2の他方の外周端部における
ロープ2D5を固定杭5に結び付けて、シート2が円す
い形状に形成される。このとき、ロープ2D1を取り付
ける固定杭5とロープ2D5を取り付ける固定杭5を若
干の間隔を空けて隣接させておくことにより、シート2
に切欠き部2aが形成される。このようにして、養生シ
ート1の取り付けが完了する。
【0017】この養生シート1を取り付けた後、上杭1
1と下杭12の溶接が行われる。この溶接作業を行う
際、養生シート1により、降雨、降雪、あるいは暴風な
どの外的環境から作業員を保護することができる。ま
た、溶接部分も養生シート1によって保護されるので、
溶接接続部も外的環境から保護することができる。特
に、シート2の外周円弧がロープ2D1〜2D5および
補助ロープ4,4…を介して固定杭5,5…に取り付け
られていることから、強風にも十分に耐えることができ
る。
【0018】その一方、シート2には、切欠き部2aが
形成されているので、円すい形状のシート2内の換気も
行える。したがって、シート2内で作業する作業員に対
する作業環境も好適に維持することができる。
【0019】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、鋼管杭
の溶接接続部を養生するにあたり、雨水の浸入等を防止
し、もって溶接接続部の養生を確実に行うことが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鋼管杭用養生シートを取り付けた
鋼管杭を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面
図である。
【図2】本発明に係る鋼管杭用養生シートに用いるシー
トの平面展開図である。
【図3】(a)は、本発明に係る鋼管杭用養生シートに
用いる固定バンドの斜視図、(b)はその展開作用を示
す正面図である。
【符号の説明】
1 (鋼管杭用)養生シート 2 シート 2A 締付部 2B シート本体 2C 孔部 2D1〜2D5 ロープ 2a 切欠き部 3 固定バンド 4 補助ロープ 5 固定杭
フロントページの続き (72)発明者 安田 利文 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 木下 拓哉 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 Fターム(参考) 2D041 AA02 BA44 CA01 CB06 DB02 DB11

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼管杭における上杭と下杭との溶接接続
    部を外的環境から保護する養生シートであって、 内周円弧が前記上杭に固定される締付部となり、外周円
    弧から複数のロープが延出している扇形のシートを備
    え、 前記締付部を固定バンドによって前記上杭に固定し、前
    記下端部から延出する前記複数のロープを、地面に打ち
    込まれる固定杭に取り付けて、前記溶接接続部を覆う円
    すい形状となるように前記シートを張設してなること特
    徴とする鋼管杭用養生シート。
JP11008903A 1999-01-18 1999-01-18 鋼管杭用養生シ―ト Pending JP2000204546A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011073044A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Jfe Steel Corp 鋼管杭の現場溶接用防風設備及び該防風設備を用いた鋼管杭の現場溶接方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011073044A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Jfe Steel Corp 鋼管杭の現場溶接用防風設備及び該防風設備を用いた鋼管杭の現場溶接方法

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