JPH0564023B2 - - Google Patents
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- JPH0564023B2 JPH0564023B2 JP2937887A JP2937887A JPH0564023B2 JP H0564023 B2 JPH0564023 B2 JP H0564023B2 JP 2937887 A JP2937887 A JP 2937887A JP 2937887 A JP2937887 A JP 2937887A JP H0564023 B2 JPH0564023 B2 JP H0564023B2
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Landscapes
- Non-Mechanical Conveyors (AREA)
- Linear Motors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
この発明は、例えば、非磁性の導電体であるア
ルミニウムや銅を材料とする軽量の金属缶等を垂
直に移送するのに用いられる金属缶類の搬送装置
に関する。
ルミニウムや銅を材料とする軽量の金属缶等を垂
直に移送するのに用いられる金属缶類の搬送装置
に関する。
「従来の技術」
一般に、アルミニウム缶等の金属缶を製造する
装置においては、その製造工程で金属缶を水平方
向へ、または上下方向へ高速に移送する必要があ
る。従来、金属缶を移送する搬送装置としては、
ベルトコンベアによるものが一般的に広く使用さ
れているが、この種のベルトコンベアは構造的に
複雑であるばかりか、可動部が多く、またアルミ
ニウム缶等の金属缶の製造工程においては、多量
の油が使用されることもあつて、例えば、ベルト
切れや、ベルト送り用スプロケツトの摩耗等に伴
う保守作業をかなり頻繁に行う必要があり、その
保守作業が煩雑であるという問題点があつた。
装置においては、その製造工程で金属缶を水平方
向へ、または上下方向へ高速に移送する必要があ
る。従来、金属缶を移送する搬送装置としては、
ベルトコンベアによるものが一般的に広く使用さ
れているが、この種のベルトコンベアは構造的に
複雑であるばかりか、可動部が多く、またアルミ
ニウム缶等の金属缶の製造工程においては、多量
の油が使用されることもあつて、例えば、ベルト
切れや、ベルト送り用スプロケツトの摩耗等に伴
う保守作業をかなり頻繁に行う必要があり、その
保守作業が煩雑であるという問題点があつた。
このような問題点を解消するために、本出願人
は先に第3図に示すようなリニア誘導モータの原
理を応用したアルミニウム缶垂直搬送装置を開発
し、効果を上げている。第3図において、1は非
搬送体であるアルミニウム缶3の直径よりも若干
幅広の搬送路2を形成するガイドであり、このガ
イド1の下端部1aに、図面左方からアルミニウ
ム缶3が水平に倒された状態で送り込まれる。こ
のガイド1は図面左方へ水平に延びる下端部1a
と、この下端部1aの右端から上方へ湾曲する下
側湾曲部1bと、この下側湾曲部1bの上端から
上方(矢印U方向)へ垂直に延びる垂直部1c
と、この垂直部1cの上端から図面右方へ湾曲し
た上側湾曲部1dと、この上側湾曲部1dの右端
から水平に延びる水平部1eとから構成されてい
る。このようなガイド1の両側部には、リニア誘
導モータの一次側固定子4a,4b,4c,4d
が、それらの磁極面を互いに対向させた状態で
各々配置されている。これら一次側固定子4a,
4b,4c,4dは、いずれも第5図に示す如く
電気鉄板を積層してなる鉄心5と、この鉄心5に
形成されたスロツトに巻回された巻線6とから構
成され、鉄心5の歯およびスロツトが形成された
側が磁極面5aとなる。ただし、鉄心5の全体形
成が、一次側固定子4aにおいては長さ寸法L1
の直線状、一次側固定子4bにおいては長さ寸法
L2(≒L1/2)の直線状、一次側固定子4cにお
いては湾曲部1b,1dの外側面に合わせて半径
R1の四分円の円弧状、一次側に固定子4dにお
いては湾曲部1b,1dの内側面に合わせて半径
R2(<R1)の四分円の円弧状に形成されている。
そして、一次側固定子4a〜4dの巻線に交流を
供給することをにより、各磁極面上に時間と共に
移動する磁束、すなわち進行磁界が発生し、これ
により、アルミニウム缶3がリニア誘導モータの
二次側可動子となつて推力を受ける。この結果、
第3図に示すように、図面左方からガイド1の下
端部1aに順次供給されたアルミニウム缶3が、
湾曲部1b→垂直部1c→湾曲部1dと順次移送
され、さらに、上端部1eから右方へ送り出され
る。
は先に第3図に示すようなリニア誘導モータの原
理を応用したアルミニウム缶垂直搬送装置を開発
し、効果を上げている。第3図において、1は非
搬送体であるアルミニウム缶3の直径よりも若干
幅広の搬送路2を形成するガイドであり、このガ
イド1の下端部1aに、図面左方からアルミニウ
ム缶3が水平に倒された状態で送り込まれる。こ
のガイド1は図面左方へ水平に延びる下端部1a
と、この下端部1aの右端から上方へ湾曲する下
側湾曲部1bと、この下側湾曲部1bの上端から
上方(矢印U方向)へ垂直に延びる垂直部1c
と、この垂直部1cの上端から図面右方へ湾曲し
た上側湾曲部1dと、この上側湾曲部1dの右端
から水平に延びる水平部1eとから構成されてい
る。このようなガイド1の両側部には、リニア誘
導モータの一次側固定子4a,4b,4c,4d
が、それらの磁極面を互いに対向させた状態で
各々配置されている。これら一次側固定子4a,
4b,4c,4dは、いずれも第5図に示す如く
電気鉄板を積層してなる鉄心5と、この鉄心5に
形成されたスロツトに巻回された巻線6とから構
成され、鉄心5の歯およびスロツトが形成された
側が磁極面5aとなる。ただし、鉄心5の全体形
成が、一次側固定子4aにおいては長さ寸法L1
の直線状、一次側固定子4bにおいては長さ寸法
L2(≒L1/2)の直線状、一次側固定子4cにお
いては湾曲部1b,1dの外側面に合わせて半径
R1の四分円の円弧状、一次側に固定子4dにお
いては湾曲部1b,1dの内側面に合わせて半径
R2(<R1)の四分円の円弧状に形成されている。
そして、一次側固定子4a〜4dの巻線に交流を
供給することをにより、各磁極面上に時間と共に
移動する磁束、すなわち進行磁界が発生し、これ
により、アルミニウム缶3がリニア誘導モータの
二次側可動子となつて推力を受ける。この結果、
第3図に示すように、図面左方からガイド1の下
端部1aに順次供給されたアルミニウム缶3が、
湾曲部1b→垂直部1c→湾曲部1dと順次移送
され、さらに、上端部1eから右方へ送り出され
る。
ここで、上述した従来のアルミニウム缶垂直搬
送装置において、一次側固定子4a,4b,4
c,4dが発生する磁束密度の分布状態は、第4
図に一点鎖線Bで示めすようになつている。すな
わち、一次側固定子4a,4b,4c,4dの端
部においては、磁束密度がほとんど零になつてお
り、この磁束密度が零となつている部分にアルミ
ニウム缶3が到達した場合、このアルミニウム缶
3に作用する磁束が零となり、搬送方向への推力
が付与されず、この結果、アルミニウム缶3がそ
の場に停滞してしまことになる。このような不具
合を解消するために、第4図に示すように、一次
側固定子4a,4a,…の互いに対向するもの同
士の相対的位置関係が、搬送路2に沿う方向(矢
印Uと同方向)へ所定距離Lずらして配設されて
おり、これにより、対向する一次側固定子4a,
4a,…同士が、それら各端部における磁束密度
の低下を互いに補うような構造となつている。
送装置において、一次側固定子4a,4b,4
c,4dが発生する磁束密度の分布状態は、第4
図に一点鎖線Bで示めすようになつている。すな
わち、一次側固定子4a,4b,4c,4dの端
部においては、磁束密度がほとんど零になつてお
り、この磁束密度が零となつている部分にアルミ
ニウム缶3が到達した場合、このアルミニウム缶
3に作用する磁束が零となり、搬送方向への推力
が付与されず、この結果、アルミニウム缶3がそ
の場に停滞してしまことになる。このような不具
合を解消するために、第4図に示すように、一次
側固定子4a,4a,…の互いに対向するもの同
士の相対的位置関係が、搬送路2に沿う方向(矢
印Uと同方向)へ所定距離Lずらして配設されて
おり、これにより、対向する一次側固定子4a,
4a,…同士が、それら各端部における磁束密度
の低下を互いに補うような構造となつている。
「発明が解決しようとする問題点」
ところで、上述した従来のアルミニウム缶垂直
搬送装置においては、一次側固定子4a,4a,
…が隣接し、また対向配置されたガイド1の垂直
部1cに関しては、磁束密度が零とならないよう
に上述した考慮が情れている。しかしながら、第
3図および第4図に示すように、一次側固定子4
a,4bと、円弧状の一次側固定子4c,4dと
が隣接すること部分Aに関しては、その構造上、
磁束密度が零となつてしまう部分(図にCで示す
部分)存在することが咲けられず、解決が望まれ
ていた。また、直線状の一次側固定子4aの長さ
寸法L1が標準の長さ寸法であるとすると、この
寸法L1よりも短い長さ寸法L2の一次側固定子4
bを別途製造しなければならず、製造コストの上
昇を招くという欠点があつた。
搬送装置においては、一次側固定子4a,4a,
…が隣接し、また対向配置されたガイド1の垂直
部1cに関しては、磁束密度が零とならないよう
に上述した考慮が情れている。しかしながら、第
3図および第4図に示すように、一次側固定子4
a,4bと、円弧状の一次側固定子4c,4dと
が隣接すること部分Aに関しては、その構造上、
磁束密度が零となつてしまう部分(図にCで示す
部分)存在することが咲けられず、解決が望まれ
ていた。また、直線状の一次側固定子4aの長さ
寸法L1が標準の長さ寸法であるとすると、この
寸法L1よりも短い長さ寸法L2の一次側固定子4
bを別途製造しなければならず、製造コストの上
昇を招くという欠点があつた。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたも
ので、可動部を一切有しない構造であつて、か
つ、途中で被搬送体である金属缶類が停滞するこ
とがなく、さらに製造コストの低廉化を図つた金
属缶類の搬送装置を提供することを目的としてい
る。
ので、可動部を一切有しない構造であつて、か
つ、途中で被搬送体である金属缶類が停滞するこ
とがなく、さらに製造コストの低廉化を図つた金
属缶類の搬送装置を提供することを目的としてい
る。
「問題点を解決するための手段」
この発明は、直線部と湾曲部を有する搬送路の
両側部に、直線状の第1のリニア誘導モータの一
次側固定子と、前記搬送路の湾曲部の外側面に沿
つて湾曲した形状の本体部およびこの本体部の端
部から延出された直線部から成る第2のリニア誘
導モータの一次側固定子と、前記搬送路の湾曲部
の内側面に沿つて湾曲した形状の本体部およびこ
の本体部の端部から延出された直線部から成る第
3のリニア誘導モータの一次側固定子とを、それ
らの磁極面が互いに対向するように各々配設し、
かつ、前記第2および第3の各リニア誘導モータ
の一次側固定子を、それらの各端部が互いに搬送
路に沿う方向へ、前記直線部の長さ寸法に相当す
る距離だけずれるように各々配置したことを特徴
としている。
両側部に、直線状の第1のリニア誘導モータの一
次側固定子と、前記搬送路の湾曲部の外側面に沿
つて湾曲した形状の本体部およびこの本体部の端
部から延出された直線部から成る第2のリニア誘
導モータの一次側固定子と、前記搬送路の湾曲部
の内側面に沿つて湾曲した形状の本体部およびこ
の本体部の端部から延出された直線部から成る第
3のリニア誘導モータの一次側固定子とを、それ
らの磁極面が互いに対向するように各々配設し、
かつ、前記第2および第3の各リニア誘導モータ
の一次側固定子を、それらの各端部が互いに搬送
路に沿う方向へ、前記直線部の長さ寸法に相当す
る距離だけずれるように各々配置したことを特徴
としている。
「作用」
第1のリニア誘導モータの一次側固定子と、搬
送部の外側面に沿つて湾曲した本体部および直線
からなる第2のリニア誘導モータの一次側固定子
と、搬送路の内側面に沿つて湾曲した本体部およ
び直線部からなる第3のリニア誘導モータの一次
側固定子とを搬送路の両側部に配設することによ
り、これら第1、第2および第3の各一次側固定
子の、互いに対向するもの同士の各端部の位置関
係が、搬送路に沿う方向へ、前記直線部の長さ寸
法に相当する距離だけずれ、これにより、各一次
側固定氏の端部における磁束密度の低下が互いに
補われる状態となり、被搬送体である金属缶類に
作用する磁束が零となつてしまう個所を完全に無
くすことができる。また、一次側固定子として
は、2種類の湾曲した形状の一次側固定子以外に
は、従来から製造されている一定の長さ寸法の一
次側固定子を用いることができ、製造コストの低
廉化が図られる。
送部の外側面に沿つて湾曲した本体部および直線
からなる第2のリニア誘導モータの一次側固定子
と、搬送路の内側面に沿つて湾曲した本体部およ
び直線部からなる第3のリニア誘導モータの一次
側固定子とを搬送路の両側部に配設することによ
り、これら第1、第2および第3の各一次側固定
子の、互いに対向するもの同士の各端部の位置関
係が、搬送路に沿う方向へ、前記直線部の長さ寸
法に相当する距離だけずれ、これにより、各一次
側固定氏の端部における磁束密度の低下が互いに
補われる状態となり、被搬送体である金属缶類に
作用する磁束が零となつてしまう個所を完全に無
くすことができる。また、一次側固定子として
は、2種類の湾曲した形状の一次側固定子以外に
は、従来から製造されている一定の長さ寸法の一
次側固定子を用いることができ、製造コストの低
廉化が図られる。
「実施例」
以下、図面を参照し、この発明の実施例につい
て説明する。
て説明する。
第1図はこの発明の一実施例の構成を示す図で
ある。この図において、第3図に示した従来のア
ルミニウム缶垂直搬送装置と異なる点は、ガイド
1の下側湾曲部1bと上側湾曲部1dの両側部
に、新規な構成の一次側固定子10および12を
配設している点である。上記一次側固定子10
は、従来の一次側固定子4cと同一構成半径R1
の四分円の円弧状の本体部10aと、この本体部
10aの端部から延出して設けられた長さ寸法LS
の直線部10bから構成されている。また、上記
一次側固定子12は、従来の一次側固定子4dと
同一構成の半径R2の四分円の円弧状の本体部1
2aと、この本体部12aの端部から延出して設
けられた長さ寸法LSの直線部12bとから構成さ
れている。
ある。この図において、第3図に示した従来のア
ルミニウム缶垂直搬送装置と異なる点は、ガイド
1の下側湾曲部1bと上側湾曲部1dの両側部
に、新規な構成の一次側固定子10および12を
配設している点である。上記一次側固定子10
は、従来の一次側固定子4cと同一構成半径R1
の四分円の円弧状の本体部10aと、この本体部
10aの端部から延出して設けられた長さ寸法LS
の直線部10bから構成されている。また、上記
一次側固定子12は、従来の一次側固定子4dと
同一構成の半径R2の四分円の円弧状の本体部1
2aと、この本体部12aの端部から延出して設
けられた長さ寸法LSの直線部12bとから構成さ
れている。
そして、2台の一次側固定10,10は、それ
らの本体10aをガイド1の湾曲部1bおよび1
dの外側面に合わせて、かつ、それらの直線部1
0bをガイド1の下端部1a及び上端部1eに沿
わせて配置され、また、2台の一次側固定子12
は、それらの本体部12aをガイド1の湾曲部1
bおよび1dの内側面に沿わせ、かつ、それらの
直線部12をガイド1の垂直部1cに沿わせて配
置されている。さらに、これら一次側固定子10
および12と隣接して、直線状の一次側固定子4
a,4a,…が順次配置されている。
らの本体10aをガイド1の湾曲部1bおよび1
dの外側面に合わせて、かつ、それらの直線部1
0bをガイド1の下端部1a及び上端部1eに沿
わせて配置され、また、2台の一次側固定子12
は、それらの本体部12aをガイド1の湾曲部1
bおよび1dの内側面に沿わせ、かつ、それらの
直線部12をガイド1の垂直部1cに沿わせて配
置されている。さらに、これら一次側固定子10
および12と隣接して、直線状の一次側固定子4
a,4a,…が順次配置されている。
以上の構成により、全ての一次側固定子4a,
4a,…,10,12,…の、互いに対向するも
の同士の端部の位置関係が搬送路2に沿う方向
へ、前述した直線部10b,12bの長さ寸法LS
に相当する距離だけずれることになる。したがつ
て第2図に示すように、全ての一次側固定子4
a,4a,…,10,12,…の互いに対向する
もの同士が、それら各端部に磁束密度の低下を互
いに補う状態となり、アルミニウム缶3に作用す
る磁束が零となつてしまう個所を完全に無くすこ
とができ、アルミニウム缶3が停滞することが無
くなる。また、2種類の半径R1およびR2の円弧
状の一次側固定子10および12以外には、従来
から製造されている一定の長さ寸法L1の一次側
固定子4aを組み合わせることによつて構成する
ことができ、別途、長さ寸法の異なる一次側固定
氏を用意する必要が無くなる。
4a,…,10,12,…の、互いに対向するも
の同士の端部の位置関係が搬送路2に沿う方向
へ、前述した直線部10b,12bの長さ寸法LS
に相当する距離だけずれることになる。したがつ
て第2図に示すように、全ての一次側固定子4
a,4a,…,10,12,…の互いに対向する
もの同士が、それら各端部に磁束密度の低下を互
いに補う状態となり、アルミニウム缶3に作用す
る磁束が零となつてしまう個所を完全に無くすこ
とができ、アルミニウム缶3が停滞することが無
くなる。また、2種類の半径R1およびR2の円弧
状の一次側固定子10および12以外には、従来
から製造されている一定の長さ寸法L1の一次側
固定子4aを組み合わせることによつて構成する
ことができ、別途、長さ寸法の異なる一次側固定
氏を用意する必要が無くなる。
なお、上述した一実施例においては、被搬送体
としてアルミニウム缶3を例にして説明したが、
被搬送体としては銅缶等でもよく、またその形状
も円筒状、円柱状、板状等各種の形状のものが考
えられる。
としてアルミニウム缶3を例にして説明したが、
被搬送体としては銅缶等でもよく、またその形状
も円筒状、円柱状、板状等各種の形状のものが考
えられる。
「発明の効果」
以上説明したように、この発明によれば、搬送
路の両側部に、直線状の第1のリニア誘導モータ
の一次固定子と、前記搬送路の湾曲部の外側面に
沿つて湾曲した形状の本体部およびこの本体部の
端部から延出された直線部から成る第2のリニア
誘導モータの一次側固定子と、前記搬送路の湾曲
部の内側面に沿つて湾曲した形状の本体部および
この本体部の端部から延出された直線部から成る
第3のリニア誘導モータの一次側固定子とを、そ
れらの磁極面が互いに対向するように各々配設
し、かつ、前記第2および第3の各リニア誘導モ
ータの一次側固定子を、それらの各端部が互いに
搬送路に沿う方向へ、前記直線部の長さ寸法に相
当する距離だけずれるように各々配置したので、
各一次側固定子の端部における磁束密度の低下が
互いに補われる状態となつて、被搬送体である金
属缶類に作用する磁束が例となつてしまう個所を
完全に無くすことができ、金属缶類が常に停滞な
く極めて円滑に移送される。さらに、一次側固定
子としては、2種類の湾曲した形状の一次側固定
子以外には、従来から製造されている一定の長さ
寸法の一次側固定子を用いることができ、この結
果、製造コストを低く抑えることができるという
効果が得られる。
路の両側部に、直線状の第1のリニア誘導モータ
の一次固定子と、前記搬送路の湾曲部の外側面に
沿つて湾曲した形状の本体部およびこの本体部の
端部から延出された直線部から成る第2のリニア
誘導モータの一次側固定子と、前記搬送路の湾曲
部の内側面に沿つて湾曲した形状の本体部および
この本体部の端部から延出された直線部から成る
第3のリニア誘導モータの一次側固定子とを、そ
れらの磁極面が互いに対向するように各々配設
し、かつ、前記第2および第3の各リニア誘導モ
ータの一次側固定子を、それらの各端部が互いに
搬送路に沿う方向へ、前記直線部の長さ寸法に相
当する距離だけずれるように各々配置したので、
各一次側固定子の端部における磁束密度の低下が
互いに補われる状態となつて、被搬送体である金
属缶類に作用する磁束が例となつてしまう個所を
完全に無くすことができ、金属缶類が常に停滞な
く極めて円滑に移送される。さらに、一次側固定
子としては、2種類の湾曲した形状の一次側固定
子以外には、従来から製造されている一定の長さ
寸法の一次側固定子を用いることができ、この結
果、製造コストを低く抑えることができるという
効果が得られる。
第1図はこの発明の一実施例の構成を側面図、
第2図は同実施例の磁束密度の分布状態を説明す
るための図、第3図は従来のアルミニウム缶垂直
搬送装置の構成を示す側面図、第4図は同搬送装
置における磁束密度の分布状態を説明するための
図、第5図はリニア誘導モータの一次側固定子の
一般的な構造を説明するための斜視図である。 1……ガイド、1b……下側湾曲部、1c……
垂直部(直線部)、1d……上側湾曲部、2……
搬送路、3……アルミニウム缶(金属缶類)、4
a……一次側固定子(第1のリニア誘導モータの
一次側固定子)、10……一次側固定子(第2の
一次側固定子)、12……一次側固定子(第3の
一次側固定子)、10a,12a……本体部、1
0b,12b……直線部。
第2図は同実施例の磁束密度の分布状態を説明す
るための図、第3図は従来のアルミニウム缶垂直
搬送装置の構成を示す側面図、第4図は同搬送装
置における磁束密度の分布状態を説明するための
図、第5図はリニア誘導モータの一次側固定子の
一般的な構造を説明するための斜視図である。 1……ガイド、1b……下側湾曲部、1c……
垂直部(直線部)、1d……上側湾曲部、2……
搬送路、3……アルミニウム缶(金属缶類)、4
a……一次側固定子(第1のリニア誘導モータの
一次側固定子)、10……一次側固定子(第2の
一次側固定子)、12……一次側固定子(第3の
一次側固定子)、10a,12a……本体部、1
0b,12b……直線部。
Claims (1)
- 1 直線部と湾曲部を有する搬送路の両側部に、
直線状の第1のリニア誘導モータの一次側固定子
と、前記搬送路の湾曲部の外側面に沿つて湾曲し
た形状の本体部およびこの本体部の端部から延出
された直線部から成る第2のリニア誘導モータの
一次側固定子と、前記搬送路の湾曲部の内側面に
沿つて湾曲した形状の本体部およびこの本体部の
端部から延出された直線部から成る第3のリニア
誘導モータの一次側固定子とを、それらの磁極面
が互いに対向するように各々配設し、かつ、前記
第2および第3の各リニア誘導モータの一次側固
定子を、それらの各端部が互いに搬送路に沿う方
向へ、前記直線部の長さ寸法に相当する距離だけ
ずれるように各々配置したことを特徴とする金属
缶類の搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2937887A JPS63198570A (ja) | 1987-02-10 | 1987-02-10 | 金属缶類の搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2937887A JPS63198570A (ja) | 1987-02-10 | 1987-02-10 | 金属缶類の搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63198570A JPS63198570A (ja) | 1988-08-17 |
JPH0564023B2 true JPH0564023B2 (ja) | 1993-09-13 |
Family
ID=12274483
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2937887A Granted JPS63198570A (ja) | 1987-02-10 | 1987-02-10 | 金属缶類の搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63198570A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01157580U (ja) * | 1988-04-14 | 1989-10-31 | ||
JP4758256B2 (ja) * | 2006-03-09 | 2011-08-24 | 三明電機株式会社 | 搬送装置における鉄芯とその製造方法 |
US9346623B2 (en) * | 2014-05-08 | 2016-05-24 | Laitram, L.L.C. | Touchless guide device for a conveyor |
JP7394053B2 (ja) | 2017-10-17 | 2023-12-07 | レイトラム,エル.エル.シー. | リム缶可動子 |
-
1987
- 1987-02-10 JP JP2937887A patent/JPS63198570A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63198570A (ja) | 1988-08-17 |
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