JPH0563978U - はしご類を収納する自動車 - Google Patents

はしご類を収納する自動車

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JPH0563978U
JPH0563978U JP1242892U JP1242892U JPH0563978U JP H0563978 U JPH0563978 U JP H0563978U JP 1242892 U JP1242892 U JP 1242892U JP 1242892 U JP1242892 U JP 1242892U JP H0563978 U JPH0563978 U JP H0563978U
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JP
Japan
Prior art keywords
rack
vehicle
ladder
seat
ladders
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Pending
Application number
JP1242892U
Other languages
English (en)
Inventor
宏 北川
Original Assignee
両野工業株式会社
宏 北川
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Publication date
Application filed by 両野工業株式会社, 宏 北川 filed Critical 両野工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽、小型自動車の車内に、はしご、脚立類を
収納し、しかも法規上の構造基準を満足し使い勝手のよ
い車を開発する。 【構成】 車内の左側全部を伸縮はしごB用として、ラ
ック4の下段を使い、上段に脚立Aを挿入する。上下段
とも、滑込み機構、固定機構を備え、さらにはしごBの
先端は制止兼被覆体3で止め、緊急時、その上を歩きや
すくしている。ラック4は前へ移動し、被覆体3は開閉
し、補助席2は前傾するから、点検、修理を妨げない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、はしご類を収納する自動車に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、屋内外の電話、電力、建築工事等で高所作業がある場合、出張作業員が 乗る軽(または小型)自動車の屋根にキャリーを付け、その上にはしご類を載せ て運んでいる。 しかし最近の自動車は、車高が高いハイルーフスタイルが多くなり、人手で重 いはしご類を屋根に載せるのが面倒になって来た。そして載せる際の不注意で、 走行中に落下する危険が付きまとう。加えて、ビル内駐車場では屋根にはしご類 を載せた車の入場を断る所も少くない。 無論、トラック自動車なら問題ないが、小さな工事で出張する場合、狭い道路 を走らねばならない事が多いため、上述のような不利にもかゝわらず、やはりは しご類を軽、小型車の屋根に積んで走っているのが現状である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、出張工事用として最も多用されている軽自動車では、長いはしご 類は屋根に載せるほかない、とした従来の固定概念から離れて、工夫によっては 車内に収納できるのでないか、という発想にはじまる。 収縮はしごは縮めてもまだ長いが、しかし軽自動車の狭い社内でも、運転席の 横の助手席を無くせば、背扉を開いて後方からはしごを挿入することが出来る。 この着想の障害は、出張工事には作業員を2人送らねば仕事にならない事と、は しごが車内の左側床面を占有してしまうと、緊急時、右側の乗員が後部又は左側 昇降口へ脱出しにくゝなる事である。 この考案は上記障害を克服し、上述の発想の実現を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】 この考案のはしご類を収納する自動車は、背扉つきの軽又は小型自動車であっ て、車内前部には、運転席の左に、床面に沿うはしご端部の制止兼被覆体を開閉 可能に設け、運転席の後ろに前傾可能な補助席を設け、車内後部には、床上に固 定され、固定を解けば前方へ移動可能なラックがあり、そのラックの左側の上段 棚は脚立用、下段棚ははしご用で、いずれも滑込み機構、固定機構を備え、ラッ クの右側は上記上下段の棚よりも奥行きの浅い数段の抽出しとし、車内中部は、 点検、修理の際、上記ラックを前に移動させる空間にしたことを特徴とする。
【0005】
【作用】
この考案の出張工事用自動車は、運転席に隣接する助手席を無くして、運転席 の後ろに補助席を設けたから、はしごを受入れるため従来の助手席を改造した場 合のような座りにくさや、運転操作の妨げになることが無い。 車内前部に達したはしごの端部は制止兼被覆体に受止められているから、走行 中に動揺するおそれ無く、緊急時には被覆体の上面を踏んで反対側昇降口からも 脱出できる。その被覆体は開閉可能であるから、これを開いて蓄電池等の点検が できる。
【0006】 車内後部のラックは左側が比較的奥ゆきの大きな棚で、右側がより浅い抽出し になっており、棚の上下段ともに滑り込み機構、固定機構を備えるから、重量物 である脚立、伸縮はしごの挿入、固定が容易で、抽出しには道具や材料を十分に 収納できる。 このラックは、車内後部に常時固定されているが、定期検査等の際、車外へ取 出さなくても、前方へ移動させればよい。後部エンジンの自動車なら、この状態 にしてエンジンの点検、修理をする。 このようにラックを前方へ移動させれるのは、車内中部がそのための空間とし て明けられているからである。
【0007】
【実施例】
図1はこの考案の一実施例、図2はその平面図であるが、脚立は略している。 車体の背扉は描いていない。符号1は運転席、2は補助席、3ははしご端部を受 け止める作用と、上面を平らに覆う作用をする制止兼被覆体、3aは短いはしご の場合、停止片を挿入したり、あるいは内部の停止機構を操作したりする開口部 の蓋である。 4はラック、5はその上段棚、6は下段棚、7は抽出し、7aも抽出しである が、これは脚立Aが厚型の場合取りはずす。Bは伸縮はしごである。
【0008】 図2,3,4に示すが、床に固定されたレール14に載ったラック4は、レー ル後端の水平ピン16(図4)に後端の穴をはめ、前端の水平脚片をボルト8に より締付けて固定している。従ってボルト8を引抜けば、ラック4は前へ移動で きる。この実施例はラック4がレール14上を摺動するようにしているが、車輪 で転進するようにしてもよい。 ボルト8を抜いてラック4を前進させる際、レール14の無い床上を転進でき るよう、図2に示す2個のキャスタ9を付けている。
【0009】 ラック4の上段棚5、下段棚6に脚立A、伸縮はしごBを載せる際に働く滑込 み機構12としては、左右の案内材12a,滑りレール12b,ローラ13があ り、固定機構10としては、脚立又ははしご後端を落し沈めて、後方へ脱出不能 にする角棒10aと、その後端が浮上がらないように押えるゴムバンド11があ る。 上段棚5には案内材12aを略してよいが、他の滑りレール12b、ローラ1 3、角棒10a、前後のゴムバンド11は上下段共に備える。滑りレール12は 帯状の敷居すべり(商品名)のような樹脂製品を使った。
【0010】 この実施例は、はしごBの先端にかぶさる制止兼被覆体3から出た腕木に横棒 15を付け、脚立Aが万一、急停車で前へ飛び出して来た時に受止める防護柵に している。 床のエンジン点検口E、蓄電池点検口Cの位置は車種によって異なるが、この 考案は、前述のラック4は図2に鎖線位置4´で示すように前進し、制止兼被覆 体3は図3に示すが、後端の蝶番3bにより、後方へ鎖線位置3´のように開き 、補助席2は周知構造で図2の鎖線位置2´へ前傾するようになっているから、 点検口E,Cの位置が図の位置でない場合も対応できる。
【0011】 以上、一実施例につて説明したが、この考案はその要旨を変えることなく、当 業者の周知技術により多様に変化、応用し得る。例えばラックは必ずレールに載 せると限らず、制止兼被覆体3は制止材と被覆材を分離するとか、その開閉機構 を変えるとか、容易に考えられ、またラック4の滑込み機構、固定機構はさらに 多様な設計変更が考えられる。ラック4の利用方法も、図示したように上面に囲 いをして物置にするとか、図1に示したようにラック4前面と補助席2との間隙 を利用して、小さな脚立等を入れるなど、工夫の余地が大きい。 なお左ハンドルの自動車では、上述の左右が逆になる事はいうまでもない。
【0012】
【考案の効果】
この考案は軽自動車でも、背扉のあるものなら、はしごを車内に収納して運べ る事を実証した。しかも長いはしごを車内の片側一ぱいに入れても、制止兼被覆 体によりはしご前端を平らに覆うから、緊急時、右側の人が左側昇降口へ出るの を防げない。 また車内後部を占めるラックが前へ移動でき、制止兼被覆体は開くことが出来 、補助席は前傾できるので、エンジンや蓄電池の点検、修理を妨げず、法規上の 構造基準を満足し、定期車検に際してもラックを車から降ろすことなく検査を受 けられる。 さらにこの考案の自動車は運転席の後ろの補助席で作業員が楽な姿勢で出張す ることが出来、脚立、はしごの出入れは滑込み機構により容易で、固定機構によ り脱出、移動の恐れなく、抽出しにより、道具、材料が十分に分別収納できので ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案一実施例の斜視図。
【図2】同上平面図。
【図3】同上立面図。
【図4】同上、ラック取付部の立面図。
【符号の説明】
2 補助席 3 制止兼被覆体 4 ラック

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背扉つきの軽又は小型自動車であって、
    車内前部には、運転席の左に、床面に沿うはしご端部の
    制止兼被覆体を開閉可能に設け、運転席の後ろに前傾可
    能な補助席を設け、 車内後部には、床上に固定され、固定を解けば前方へ移
    動可能なラックがあり、そのラックの左側の上段棚は脚
    立用、下段棚ははしご用で、いずれも滑込み機構、固定
    機構を備え、ラックの右側は上記上下段の棚よりも奥行
    きの浅い数段の抽出しとし、 車内中部は、点検、修理の際、上記ラックを前に移動さ
    せる空間にしたことを特徴とするはしご類を収納する自
    動車。
JP1242892U 1992-02-06 1992-02-06 はしご類を収納する自動車 Pending JPH0563978U (ja)

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JP1242892U JPH0563978U (ja) 1992-02-06 1992-02-06 はしご類を収納する自動車

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JP1242892U JPH0563978U (ja) 1992-02-06 1992-02-06 はしご類を収納する自動車

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JPH0563978U true JPH0563978U (ja) 1993-08-24

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ID=11805017

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JP (1) JPH0563978U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014128996A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Morita Holdings Corp 荷台付き車輌
JP2020023208A (ja) * 2018-08-06 2020-02-13 大日本印刷株式会社 運搬用台車

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014128996A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Morita Holdings Corp 荷台付き車輌
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