JPH0563953U - 車載用コントローラ - Google Patents
車載用コントローラInfo
- Publication number
- JPH0563953U JPH0563953U JP1336092U JP1336092U JPH0563953U JP H0563953 U JPH0563953 U JP H0563953U JP 1336092 U JP1336092 U JP 1336092U JP 1336092 U JP1336092 U JP 1336092U JP H0563953 U JPH0563953 U JP H0563953U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rom
- wiring board
- controller
- error code
- stress
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車載用コントローラが事故等で破壊されるよ
うな場合でも、エラーコード記録用のROMを保護する
こと。 【構成】 エラーコード記録用のROM2が実装された
配線基板6において、ROM2の周囲に、配線基板6の
表面から裏面に貫通する多数のスルーホールより成るス
ルーホール列7を形成し、配線基板6に意図的に弱い部
分を造る。事故時、コントローラの配線基板6に応力を
受けた時、配線基板に設けたスルーホール列に沿って亀
裂が入り、そのことによって、ROM2に加わる応力を
吸収する。
うな場合でも、エラーコード記録用のROMを保護する
こと。 【構成】 エラーコード記録用のROM2が実装された
配線基板6において、ROM2の周囲に、配線基板6の
表面から裏面に貫通する多数のスルーホールより成るス
ルーホール列7を形成し、配線基板6に意図的に弱い部
分を造る。事故時、コントローラの配線基板6に応力を
受けた時、配線基板に設けたスルーホール列に沿って亀
裂が入り、そのことによって、ROM2に加わる応力を
吸収する。
Description
【0001】
本考案は、自己診断機能を有する車載用コントローラに関するものである。
【0002】
近年、電子技術の発達に伴い、自動車の各部の制御を、マイクロコンピュータ を使った電子式コントローラで行うことが急速に普及してきた。その中でも、自 己診断機能を有するコントローラが増加してきている。
【0003】 図2は、従来の車載用コントローラの概要を示すブロック図である。図2にお いて、1はCPU(Central Processing Unit)、2は ROM(Read Only Memory)、3はエラー検出回路、4は書込 電圧発生回路、5はインターフェースである。CPU1,ROM2及びその他の 回路を構成する電子部品は、通常、配線基板に実装された状態で自動車に装備さ れている。また、ROM2としては、データ書込が可能なPROM(Progr ammable ROM)を用いている。
【0004】 CPU1は、自動車の各部に設けられたセンサー(図示せず)から送られてく るデータに基づいて、自動車各部の制御を行っている。エラー検出回路3は、制 御系を構成する電子機器及び自動車自体に何らかのエラーが発生すると、そのこ とをCPU1に知らせる。CPU1は、エラー検出回路3からエラー発生を知ら された時、エラーの程度を判定し、重大なエラーであると判定された時は、その エラーコードをROM2に記録するため、書込電圧発生回路4にROM書込用の 高電圧を発生させる。
【0005】 このような車載用コントローラを装備した自動車が事故を起こした場合、RO M2に記録されたエラーコードを読み出すことにより、事故直前の電子機器及び 自動車の状態がどうであったのかが確認でき、事故原因が電子機器にあるのか自 動車の故障にあるのか、あるいは運転者の操作ミスにあるのかが解明できる。
【0006】 なお、エラーコードを記憶する手段として、RAM(Random Acce ss Memory)を用いることも考えられるが、RAMは、事故等で電源が 切れると記録されたデータが全て消えてしまう。それゆえ、あとで事故原因の解 明をするために使用するという場合には、RAMを用いることはできない。それ に対してROMは、電源が切れてもデータは消えず、したがって、配線基板から 取り外してもデータは消えることはない。
【0007】
(問題点) 従来、前記のROMは、通常の実装要領で配線基板に実装しているが、事故等 でコントローラが損傷される時、配線基板に加わる応力がまともにROMに伝え られ、エラーコード記録用のROMも破壊されることがあるという問題点があっ た。
【0008】 (問題点の説明) 自動車に事故が起きると、それに装備されているコントローラも損傷を受ける 可能性が大きい。コントローラ中のエラーコード記録用のROMも同様である。 従来、エラーコード記録用のROMも他の部品と同様に、通常の配線基板に実装 されているため、配線基板が破壊的な応力を受けると、それがROMにも伝えら れ、破壊されてしまうことがあった。エラーコード記録用のROMが破壊されれ ば、それに記録しておいたエラーコードを読み出すことができなくなり、事故原 因の解明が困難になっていた。 本考案は、以上のような問題点を解決することを課題とするものである。
【0009】
前記課題を解決するため、本考案の車載用コントローラでは、エラーコード記 録用のROMが実装された配線基板の該ROM周辺に、応力吸収用のスルーホー ル列を形成することとした。
【0010】
配線基板のエラーコード記録用のROM周辺に、応力吸収用のスルーホール列 を形成したので、事故等でコントローラの配線基板に破壊的な応力を受けた場合 、まず最初に該スルーホール列に沿って亀裂が入る。それにより、該応力がエラ ーコード記録用のROMに伝えられるのを回避し、破壊から保護することができ る。
【0011】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1は、本考案の車載用コントローラの配線基板を示す図である。符号は図2 のものに対応し、6は配線基板、7はスルーホール列である。
【0012】 配線基板6には、車載用コントローラのエラー検出回路3,書込電圧発生回路 4、インターフェース5等を構成する電子部品と共に、CPU1及びROM2が 実装されている。エラーコード記録用のROM2の周囲には、配線基板6の表面 から裏面に貫通する多数のスルーホールより成るスルーホール列を形成し、配線 基板6に意図的に弱い部分を造る。
【0013】 このような車載用コントローラを装備した自動車が事故を起こし、コントロー ラまでもが破壊されるような事態になった時、コントローラが受ける応力がRO Mに伝えられる前には、まず、配線基板6に加わる場合が殆どである。従来のよ うに、通常の配線基板を用いていると、該応力が配線基板に吸収されることは殆 どなく、各部品にそのまま伝わってしまう。しかし、上記のように、配線基板6 にスルーホール列を形成すると、配線基板6に応力を受けた時、スルーホール列 7に沿って亀裂が入ることによって該応力が吸収され、ROM2に加わる応力が 緩和される。
【0014】 なお、上記実施例では、スルーホール列7をROM2の周囲全体を囲って設け たが、必ずしも周囲全体に設ける必要はなく、要は、配線基板6からROM2に 加わる応力を吸収できるように、ROM2の周辺位置に設ければよい。
【0015】
以上述べた如く、本考案の車載用コントローラによれば、配線基板のエラーコ ード記録用のROM周辺に、応力吸収用のスルーホール列を形成したので、事故 等でコントローラの配線基板に破壊的な応力を受けた場合、まず最初に該スルー ホール列に沿って亀裂が入る。それにより、該応力を吸収するので、エラーコー ド記録用のROMを破壊から保護することができる。
【図1】 本考案の車載用コントローラの配線基板を示
す図
す図
【図2】 従来の車載用コントローラの概要を示すブロ
ック図
ック図
1…CPU 2…ROM 3…エラー検出回路 4…書込電圧発生回路 5…インターフェース 6…配線基板 7…スルーホール列
Claims (1)
- 【請求項1】 エラーコード記録用のROMが実装され
た配線基板の該ROM周辺に、応力吸収用のスルーホー
ル列を形成したことを特徴とする車載用コントローラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1336092U JPH0563953U (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | 車載用コントローラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1336092U JPH0563953U (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | 車載用コントローラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0563953U true JPH0563953U (ja) | 1993-08-24 |
Family
ID=11830937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1336092U Pending JPH0563953U (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | 車載用コントローラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0563953U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011076431A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Nec Personal Products Co Ltd | 回路基板、情報処理装置、製造方法、プログラム及び記録媒体 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02278785A (ja) * | 1989-04-19 | 1990-11-15 | Seiko Epson Corp | フレキシブル回路基板 |
JPH0332093A (ja) * | 1989-06-29 | 1991-02-12 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置 |
-
1992
- 1992-02-10 JP JP1336092U patent/JPH0563953U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02278785A (ja) * | 1989-04-19 | 1990-11-15 | Seiko Epson Corp | フレキシブル回路基板 |
JPH0332093A (ja) * | 1989-06-29 | 1991-02-12 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011076431A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Nec Personal Products Co Ltd | 回路基板、情報処理装置、製造方法、プログラム及び記録媒体 |
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