JPH0563695U - 電気分解整水器 - Google Patents
電気分解整水器Info
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- JPH0563695U JPH0563695U JP494492U JP494492U JPH0563695U JP H0563695 U JPH0563695 U JP H0563695U JP 494492 U JP494492 U JP 494492U JP 494492 U JP494492 U JP 494492U JP H0563695 U JPH0563695 U JP H0563695U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は電解槽内の電極を洗浄可能な電気分
解整水器に関する。 【構成】 電気分解整水器に接続する複数の流路に流路
切換装置を取付け、同流路切換装置の流路切換動作に連
動して、電気分解整水器の電気的作動を切換可能として
いる。従って、一つの操作体である流路切換装置の単一
操作によって、電気分解整水器周りの流路の切換のみな
らず、電気分解整水器の電気的切換も行うことができ、
電極洗浄機能を具備する電気分解整水器の操作性を著し
く向上することができるとともに、例えば、原水を必要
としているのに、電気分解整水器の電極に電圧を印加し
てしまう等の誤動作を確実に防止することができる。
解整水器に関する。 【構成】 電気分解整水器に接続する複数の流路に流路
切換装置を取付け、同流路切換装置の流路切換動作に連
動して、電気分解整水器の電気的作動を切換可能として
いる。従って、一つの操作体である流路切換装置の単一
操作によって、電気分解整水器周りの流路の切換のみな
らず、電気分解整水器の電気的切換も行うことができ、
電極洗浄機能を具備する電気分解整水器の操作性を著し
く向上することができるとともに、例えば、原水を必要
としているのに、電気分解整水器の電極に電圧を印加し
てしまう等の誤動作を確実に防止することができる。
Description
【0001】
本考案は、電解槽内の電極を洗浄可能な電気分解整水器に関する。
【0002】
従来、水道水等を電気分解してアルカリ水と酸性水とを生成分離できるように 構成したイオン整水器等が使用されている。
【0003】 これは、水道水等を活性炭等により一旦浄水した後に電解槽に送水して、該電 解槽中で陰極電極と陽極電極とに間に介設した隔膜により、両電極間に印加され た電圧によって水道水等を電気分解した時、アルカリ水と酸性水に分離生成する ように構成しており、生成されたアルカリ水、酸性水はそれぞれアルカリ水導出 流路と酸性水導出流路とを通して外部に導出され、それぞれの用途に応じて使用 できるようにしたものである。
【0004】 ところが、電気分解によって生じた原水中の不純物は、経時的に、両電極にス ケールとして付着し、電解性能を漸次低下することになる。そこで、近年、両電 極に印加する直流電源の極性を逆転することにより、各電極に付着した不純物を 水中に溶出して両電極を洗浄し、かかる不純物を含有した不純物含有水を、不純 物含有水排出流路を通して外部に排出するようにしたものがある。
【0005】
しかし、上記した電気分解整水器において、例えば、電極洗浄を行うための逆 電圧印加動作と、アルカリ水導出流路と不純物含有水排出流路との流路切換動作 とは、別個独立して行われている。
【0006】 従って、電解洗浄作業は煩雑であり、また、誤って逆電圧印加動作のみを行い 、アルカリ水導出流路から不純物を含有した不純物含有水を排出し、飲料水等と して誤使用するおそれもあった。
【0007】 また、電気分解整水器の上流側に流路切換装置を設け、同流路切換装置によっ て原水と電気分解整水を選択的に取出可能にしたものにあっては、例えば、原水 を必要としているのに、電気分解整水器の電極に電圧を印加してしまう等の誤動 作を生じることもあった。
【0008】 本考案は、上記した課題を解決することができる電気分解整水器を提供するこ とを目的とする。
【0009】
本考案は、電気分解整水器に接続する複数の流路に流路切換装置を取付け、同 流路切換装置の流路切換動作に連動して、電気分解整水器の電気的作動を切換可 能としたことを特徴とする電気分解整水器に係るものである。
【0010】
本考案に係る電気分解整水器Aを、以下、いくつかの実施例を参照して具体的 に説明する。
【0011】 (実施例1) 図1は本実施例に係る電気分解整水器A及びそれに接続された複数の流路から なる整水システムBを示す。
【0012】 (電気分解整水器A) まず、電気分解整水器Aの構成について説明すると、電気分解整水器Aは、
電 気分解槽10と、その中央に設けた隔壁11と、同隔壁11によって区画形成されたア ルカリ水槽12及び酸性水槽13と、各水槽12,13 に配設された電極8,9とより構 成されている。
電 気分解槽10と、その中央に設けた隔壁11と、同隔壁11によって区画形成されたア ルカリ水槽12及び酸性水槽13と、各水槽12,13 に配設された電極8,9とより構 成されている。
【0013】 また、アルカリ水槽12の上部にはアルカリ水流出口14を、下部には浄水流入口 15をそれぞれ形成し、また、酸性水槽13の上部には酸性水流出口16を、下部には カルシウム水流出口17をそれぞれ形成している。
【0014】 そして、アルカリ水流出口14と酸性水流出口16には、後述するアルカリ水導出 流路Eと酸性水流出流路Hとが接続されている。
【0015】 上記のように構成された電気分解整水器Aにおいて、アルカリ水槽12側に設け られた電極8は、通常の整水動作時には、ステンレス鋼やカーボン等からなる陰 極として機能し、酸性水槽側の電極9は、ステンレス,白金,酸化チタンなどか らなる陽極として機能するように構成されている。
【0016】 各電極8,9には、制御装置Rからの制御信号に基づいて電源40から所望の順 電圧を印加するように構成されている。
【0017】 そして、かかる順電圧印加によって、水道水等は電気分解されて、通常動作時 には、アルカリ水槽12内の水のpH値は高くなり、同水槽12内にアルカリ水が生成 される。一方、酸性水槽13のpH値は低くなり、同水槽13内には酸性水が生成され ることになる。
【0018】 また、各電極8,9には、制御装置Rからの制御信号に基づいて電源40から所 望の逆電圧を印加するように構成されている。
【0019】 そして、かかる逆電圧印加によって、水道水等は電気分解されて、電極洗浄時 には、アルカリ水槽12内の水のpH値は低くなり、同水槽12内に酸性水が生成され る。一方、酸性水槽13のpH値は高くなり、同水槽13内にはアルカリ水が生成され ることになる。これによって、各電極8, 9の付着物も溶解・除去され、その洗 浄後水は外部に排出されることになる。
【0020】 (電気分解整水器A周りの流路) まず、電気分解整水器Aの流入側は、水道蛇口等の水道水供給部1に、原水
供 給流路Cを介して連通されており、原水としての水道水の供給がなされるように 構成されている。
供 給流路Cを介して連通されており、原水としての水道水の供給がなされるように 構成されている。
【0021】 即ち、水道水供給部1からの原水供給流路Cは、中途に設けた分岐部Sで二又 に分岐して、一方の分岐流路24はアルカリ水槽の浄水進入口15に浄水器2を介し て連通されており、他方の分岐流路28は酸性槽13のカルシウム水進入口17に連通 されている。また、分岐流路28の中途には、カルシウムタンク3aと送給ポンプ3b とからなるカルシウム供給装置3が接続されている。
【0022】 分岐流路24に取付けた浄水器2は、内部に多数の微細なセラミックボールを充 填し、濾過機能を有しており、必要に応じて内部にヒーター(図示せず)等を設 けて加温あるいは加熱殺菌等ができるように構成されている。他の実施例として は、活性炭を充填しても良く、ヒーターを付けた場合、再生機能を果たす。
【0023】 また、カルシウム供給装置3は、水路の中途にカルシウム剤を収納したケース を介設することにより、水の供給中途において、カルシウムを水中に溶解せしめ 、供給水にカルシウムを溶解させて行くように構成している。
【0024】 また、水道水供給部1からの原水供給流路Cの分岐部Sの上手側には後述する 流路切換装置41を配設しており、同弁41の流路切換動作によって、水道水供給部 1からの水を、電気分解整水器Aに連通する原水供給流路Cと、原水直接取出流 路Dに選択的に供給することができるとともに、同流路切換動作に連動して、同 時に、以下に説明するように、アルカリ水導出流路Eを、アルカリ水取出流路F と電極洗浄水排出流路Gとに選択的に連通接続することができるものである。
【0025】 即ち、電気分解整水器Aのアルカリ水流出口14に一端を接続したアルカリ水導 出流路Eの他端は、流路切換装置41を介して、通常使用時には、アルカリ水取出 流路Fと連通し、電極洗浄時には、電極洗浄水排出流路Gとに連通状態に接続さ れることになる。
【0026】 (流路切換装置41の構成) 流路切換装置は、本実施例では、図4に示すように、筒状ケーシング50の一側 側面に、一定間隔を開けて原水流入口51とアルカリ水流入口52を設けるとともに 、他側側面に、原水直接取出口53と、原水流出口54と、アルカリ洗浄水取出口55 と、電極洗浄水排出口56とを設けている。
【0027】 また、筒状ケーシング50内にはプランジャ57が軸線方向に進退自在に配設され ており、同プランジャ57は、軸線方向に間隔をあけて、軸線と略直交するする方 向に、第1連絡通路58, 第2連絡通路59, 第3連絡通路60及び第4連絡通路61を 設けている。
【0028】 さらに、プランジャ57の一端には、外周面に螺旋溝62を設けた進退回転軸63の 一端が縁切連結部64を介して連結されており、同進退回転軸63の他端は筒状ケー シング50の一端壁から外部に突出しており、同突出端部には回転ハンドル64が取 付けられている。
【0029】 そして、筒状ケーシング50の内周面には、上記した螺旋溝62と係合する係合突 起65が取付けられている。
【0030】 かかる構成において、原水直接取出時には、回転ハンドル64の操作によって、 プランジャ57は図1及び図4に示す状態にあり、原水供給流路Cは、第1連絡通 路58を介して原水直接取出流路Dと連通しており、他の流路間の連通は全て遮断 されている。
【0031】 また、通常使用時には、回転ハンドル64の操作によって、プランジャ57は図2 に示す状態 (図4のb位置) にあり、原水供給流路Cは、第2連絡通路59を介し て原水供給流路Cの下流側と連通しており、一方、アルカリ水導出流路Eは第3 連絡通路60を介してアルカリ水取出流路Fと連通している。なお、その他の流路 間の連通は全て遮断されている。
【0032】 さらに、電極洗浄時には、回転ハンドル64の操作によって、プランジャ57は図 3に示す状態 (図4のc位置) にあり、原水供給流路Cは、第2連絡通路59を介 して原水供給流路Cの下流側と連通しており、一方、アルカリ水導出流路Eは第 3連絡通路61を介して電極洗浄水排出流路Gと連通している。なお、その他の流 路間の連通は全て遮断されている。
【0033】 (スイッチ) 図1〜図3に示すように、原水供給流路Cの分岐流路24の下流側とアルカリ水 導出流路Eとには圧力スイッチS1が取付けられている。この圧力スイッチS1は、 原水供給流路Cから電気分解整水器Aに浄水器2を通して原水を供給する際の供 給水圧によって作動し、制御装置Rを介して電源40より所定電圧を電極8, 9に 印加させ、アルカリ水水槽12内にアルカリ水を生成することができるとともに、 酸性水水槽13内に酸性水を生成することができる。
【0034】 このように、本実施例では、電気分解整水器Aを作動させるためのスイッチを 別個独立して設ける必要がなく、制御が簡単になる。
【0035】 また、制御装置Rには操作パネルOPが接続されており、同操作パネルOPに は、電源スイッチS2等の各種スイッチが取付けられている。
【0036】 ここに、電源スイッチS2は、電気分解整水器Aや各種スイッチ群への電力供給 のために用いるものである。
【0037】 また、制御装置Rには表示部Qが接続されており、同表示部Qの表示によって 、使用者は、所望の情報、例えば、現在の使用状態や、電極洗浄時期等を得るこ とができる。
【0038】 さらに、本実施例では、流路切換装置41の筒状ケーシング50内に電極洗浄スイ ッチS3を取付けており、同電極洗浄スイッチS3は、プランジャ57が図4に示す電 極洗浄位置cにおいて出力信号を制御装置Rに送り、制御回路Rからの制御信号 に基づいて、電源40から両電極8,9に所望の逆電圧を印加することになる。
【0039】 従って、通常使用時と異なり、アルカリ水水槽12内には酸性水が生成されると もに、酸性水水槽12内にはアルカリ水が生成されることになる。
【0040】 また、電極洗浄時には、流路切換装置41内での電極洗浄専用流路の形成に連動 して電極洗浄スイッチS3が作動するので、操作パネルP等に流路切換装置41と独 立して電極洗浄スイッチS3を設けた場合と比較して、誤動作を生じることなく、 電極洗浄を正確に行うことができ、安全性を向上することができる。
【0041】 (その他の構成) 図1〜図3におけるその他の構成について説明すると、42は原水供給流路C
の 中途に設けた安全弁であり、例えば、形状記憶合金使用の切換弁からなり、水道 水供給部1からの水が給湯機等からの熱水である場合に、一定以上の温度の熱水 が供給されると形状記憶合金の機能により、電気分解整水器A方向には流れない ように熱湯排出流路43を通して外部へ放出することができるようにしている。
の 中途に設けた安全弁であり、例えば、形状記憶合金使用の切換弁からなり、水道 水供給部1からの水が給湯機等からの熱水である場合に、一定以上の温度の熱水 が供給されると形状記憶合金の機能により、電気分解整水器A方向には流れない ように熱湯排出流路43を通して外部へ放出することができるようにしている。
【0042】 ( 電気分解整水器Aの作用) ついで、上記構成を有する電気分解整水器Aの使用方法について説明する。
【0043】 まず、通常使用時には、流路切換装置41の回転ハンドル64の操作によって、プ ランジャ57を図4の位置bに移動すると、整水システムBは図2に示す状態にな り、原水供給流路Cは、流路切換装置41内の第2連絡通路59を介して原水供給流 路Cの下流側と連通し、アルカリ水導出流路Eは流路切換装置41内の第3連絡通 路60を介してアルカリ水取出流路Fと連通する。
【0044】 従って、水道水供給部1から原水供給流路Cを通して原水が電気分解整水器A の流入側に供給されることになる。
【0045】 その後、圧力スイッチS1が、原水供給流路Cから電気分解整水器Aに浄水器2 を通して原水を供給する際の供給水圧によって作動し、制御装置Rを介して電源 40より所定電圧を電極8, 9に印加させ、アルカリ水水槽12内にアルカリ水を生 成するとともに、酸性水水槽13内に酸性水を生成する。
【0046】 そして、生成されたアルカリ水は、アルカリ水導出流路E→流路切換装置41内 の第3連絡流路60→アルカリ水取出流路Fを通して外部に流出でき、飲料水とし て用いることができる。
【0047】 一方、電気分解整水器A内で生成された酸性水は、酸性水導出流路Hを通して 外部に流出することができ、そのアストリンゼン効果に着目して洗浄水として手 等の洗浄水として用いることができる。
【0048】 次に、電極洗浄時には、回転ハンドル64の操作によって、プランジャ57を図4 の位置cに移動し、整水システムBを図3の状態にする。
【0049】 これによって、原水供給流路Cは、流路切換装置41内の第2連絡通路59を介し て原水供給流路Cの下流側と連通し、一方、アルカリ水導出流路Eは流路切換装 置41内の第4連絡通路61を介して電極洗浄水排出流路Gと連通する。
【0050】 さらに、流路切換装置41の筒状ケーシング50内に電極洗浄スイッチS3を取付け ており、同電極洗浄スイッチS3は、筒状ケーシング50の端部に取付けた固定接点 70と、プランジャ57の対応端に取付けた可動接点71とからなる。
【0051】 かかる構成によって、プランジャ57の位置cへの移動に連動して可動接点71が 固定接点70に接触し、この接触によって電極洗浄スイッチS3が作動し、出力信号 を制御装置Rに送り、制御回路Rからの制御信号に基づいて、電源40から両電極 8,9に所望の逆電圧を印加することになる。
【0052】 その結果、アルカリ水水槽12内に酸性水を生成するとともに、酸性水水槽13内 にアルカリ水を生成することができ、それぞれの電極8, 9への付着物を溶解・ 除去することができる。その後、電解洗浄後の酸性水を、アルカリ水導出流路E →流路切換装置41内の第4連絡流路61→電極洗浄水排出流路Gを通して外部に排 出することができる。同様に電解洗浄後のアルカリ水を、酸性水導出流路Hを通 して外部に排出することができる。
【0053】 なお、原水直接取出時には、回転ハンドル64の操作によって、流路切換装置41 のプランジャ57を図4のa位置に移動し、整水システムBを図1に示す状態にす る。
【0054】 これによって、原水供給流路Cは、流路切換装置41内の第1連絡通路58を介し て原水直接取出流路Dと連通することになり、同原水直接取出流路Dより原水を 直接取出し、食器等の洗浄に用いることができる。
【0055】 また、図5に本考案に係る電気分解整水器Aの変容例を示す。本変容例は、実 質的に、アルカリ水取出流路Fと原水直接取出流路Dとを一体化したことに特徴 を有する。
【0056】 (実施例2) 図6に示すように、本実施例は、実質的に、流路切換装置41に設けた電極洗浄 スイッチS3の構成及びその作用に特徴を有する。
【0057】 即ち、本実施例において、流路切換装置41の筒状ケーシング50内に設けた電極 洗浄スイッチS3は、筒状ケーシング50の周壁に軸線方向に間隔を開けて設けた3 個の埋設接点80,81,82と、プランジャ57の対応端に取付け、プランジャ57の軸線 方向移動に連動して上記した埋設接点80,81,82に選択的に摺動接触可能な二股状 の導電素材からなる摺動接点83とからなる。
【0058】 かかる構成によって、プランジャ57が位置aにある場合は、摺動接点83の一端 は埋設接点80に接触しているが、他端は絶縁素材からなる筒状ケーシング50の内 面に接触しているので、電気分解整水器Aはオフ状態にある。
【0059】 これによって、実施例1の場合と同様に、原水供給流路Cは、流路切換装置41 内の第1連絡通路58を介して原水直接取出流路Dと連通することになり、同原水 直接取出流路Dより原水を直接取出し、食器等の洗浄に用いることができる。
【0060】 また、通常使用時には、流路切換装置41の回転ハンドル64の操作によって、プ ランジャ57を図6の位置bに移動すると、整水システムBは図2に示す状態にな り、原水供給流路Cは、流路切換装置41内の第2連絡通路59を介して原水供給流 路Cの下流側と連通し、アルカリ水導出流路Eは流路切換装置41内の第3連絡通 路60を介してアルカリ水取出流路Fと連通する。
【0061】 従って、水道水供給部1から原水供給流路Cを通して原水が電気分解整水器A の流入側に供給されることになる。
【0062】 一方、プランジャ57が位置bにある場合は、摺動接点83の両端はそれぞれ埋設 接点80と埋設接点81に接触するので、電気分解整水器Aの電極8, 9には順電圧 が印加されることになる。
【0063】 その後、実施例1と同じようにして、アルカリ水を、アルカリ水導出流路E→ 流路切換装置41内の第3連絡流路60→アルカリ水取出流路Fを通して外部に流出 することができるとともに、酸性水は、酸性水導出流路Hを通して外部に流出す ることができる。
【0064】 さらに、電極洗浄時には、電極洗浄時には、回転ハンドル64の操作によって、 プランジャ57を図6の位置cに移動し、整水システムBを図3の状態にする。
【0065】 これによって、原水供給流路Cは、流路切換装置41内の第2連絡通路59を介し て原水供給流路Cの下流側と連通し、一方、アルカリ水導出流路Eは流路切換装 置41内の第4連絡通路61を介して電極洗浄水排出流路Gと連通する。
【0066】 さらに、図6の位置cにおいて、電極洗浄スイッチS3の摺動接点83の両端はそ れぞれ埋設接点81と埋設接点82に接触するので、電気分解整水器Aの電極8, 9 には逆電圧が印加されることになる。
【0067】 その結果、実施例1と同様に、電解槽10内の電極8, 9の付着物を溶解・除去 して洗浄を行うことができ、その後、電解洗浄後の酸性水を、アルカリ水導出流 路E→流路切換装置41内の第4連絡流路61→電極洗浄水排出流路Gを通して外部 に排出することができる。同様に電解洗浄後のアルカリ水を、酸性水導出流路H を通して外部に排出することができる。
【0068】 さらに、本実施例による電極洗浄スイッチS3の構造を用いれば、上記した3段 階の流路切換及びそれに連動した電気回路の切換のみならず、以下に説明する4 段階の流路切換及びそれに連動した電気回路の切換も行うことができる。
【0069】 即ち、流路切換動作は、電源40から電気分解整水器Aへの電圧印加をオフにし て原水直接取出流路Dから原水を取り出す第1段目と、電源40から電気分解整水 器Aへの電圧印加をオフにするが、原水供給流路C→浄水器2→電気分解整水器 A→アルカリ水導出流路E→アルカリ水取出流路Fを通して浄水を取り出す第2 段目と、電源40から電気分解整水器Aへ順電圧を印加するとともに、原水供給流 路C→浄水器2→電気分解整水器A→アルカリ水導出流路E→アルカリ水取出流 路Fを通してアルカリ水を取り出す第3段目と、電源40から電気分解整水器Aへ 逆電圧を印加するとともに、原水供給流路C→浄水器2→電気分解整水器A→ア ルカリ水導出流路E→アルカリ水取出流路Fを通して電解洗浄後酸性水を取り出 す第4段目とからなる。
【0070】 以上、二つの実施例を参照して本考案を説明してきたが、本考案は上記した実 施例に記載に何ら限定されるものはなく、例えば、表示部Qは流路切換装置41に 一体的に取付け、流路切換動作を表示部Q上の表示ランプ等を確認しながら行う ことによって、容易かつ確実に流路切換動作を行うことができる。
【0071】
本考案によれば、電気分解整水器は、同電気分解整水器に接続する複数の流路 に流路切換装置を取付け、同流路切換装置の流路切換動作に連動して、電気分解 整水器の電気的作動を切換可能としたことを特徴とする。
【0072】 従って、一つの操作体である流路切換装置の単一操作によって、電気分解整水 器周りの流路の切換のみならず、電気分解整水器の電気的切換も行うことができ 、電極洗浄機能を具備する電気分解整水器の操作性を著しく向上することができ るとともに、例えば、原水を必要としているのに、電気分解整水器の電極に電圧 を印加してしまう等の誤動作を確実に防止することができる。
【図1】原水取出時の本考案の実施例1に係る電気分解
整水器の構成説明図である。
整水器の構成説明図である。
【図2】通常使用時の同電気分解整水器の構成説明図で
ある。
ある。
【図3】電極洗浄時の同電気分解整水器の構成説明図で
ある。
ある。
【図4】流路切換装置の拡大断面正面図である。
【図5】流路切換装置の変容例の拡大断面正面図であ
る。
る。
【図6】実施例2に係る流路切換装置の拡大断面正面図
である。
である。
A 電気分解整水器 B 整水システム C 原水供給流路 D 原水直接排出流路 E アルカリ水導出流路 F アルカリ取出流路 G 電極洗浄水排出流路 H 酸性水導出流路 8 陽極電極 9 陰極電極 12 アルカリ水槽 13 酸性水槽41 流路切換装置
Claims (3)
- 【請求項1】 電気分解整水器(A) に接続する複数の流
路に流路切換装置(41)を取付け、同流路切換装置(41)の
流路切換動作に連動して、電気分解整水器(A) の電気的
作動を切換可能としたことを特徴とする電気分解整水
器。 - 【請求項2】 内部を隔壁(11)によって区画しアルカリ
水槽(12)と酸性水槽(13)とに形成した電解槽(10)と、ア
ルカリ水槽(12)と酸性水槽(13)にそれぞれ配設した陰極
電極(8) 及び陽極電極(9) と、両電極(8)(9)に順・逆電
圧を選択的に印加可能な制御回路(R) とを具備する電気
分解整水器(A) において、 電気分解整水器(A) 周りに、アルカリ水と電解洗浄水と
を流路切換装置(41)を介して選択的に取出可能な流路を
設け、同流路切換装置(41)の切換動作に連動して、制御
回路(R) を介して、電気分解整水器(A) の両電極(8)(9)
への電圧印加・停止、及び、電圧印加時の順電圧と逆電
圧の選択を行い、アルカリ水と電解洗浄水とを選択的に
取出可能に構成したことを特徴とする電気分解整水器。 - 【請求項3】 原水流入口に原水供給流路(C) を接続す
るとともに、内部を隔壁(11)によって区画しアルカリ水
槽(12)と酸性水槽(13)とに形成した電解槽(10)と、アル
カリ水槽(12)と酸性水槽(13)にそれぞれ配設した陰極電
極(8) 及び陽極電極(9) と、アルカリ水槽(12)の流出口
と酸性水槽(13)の流出口にそれぞれ接続したアルカリ水
導出流路(E) 及び酸性水導出流路(H) とを具備する電気
分解整水器(A) において、 アルカリ水導出流路(E) の中途に流路切換装置(41)を取
付け、同流路切換装置(41)から電解洗浄水排出流路(G)
を分岐し、かつ、流路切換装置(41)内の通常使用流路位
置と電極洗浄流路位置間の切換動作に連動して、陰極電
極(8) 及び陽極電極(9) に、順電圧と逆電圧を選択的に
印加可能としたことを特徴とする電気分解整水器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992004944U JP2530437Y2 (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | 電気分解整水器 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07171204A (ja) * | 1993-12-20 | 1995-07-11 | Mizu Kk | 殺菌洗浄装置と殺菌洗浄方法 |
KR20000056010A (ko) * | 1999-02-12 | 2000-09-15 | 김용호 | 전해 이온수 재활용 방법 및 그 장치 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54130479A (en) * | 1978-04-01 | 1979-10-09 | Izumi Amakawa | Electrolytic ionized water manufacturing apparatus |
JPS6097468U (ja) * | 1983-12-10 | 1985-07-03 | 天川 泉 | イオン水生成器の三機能連動切換バルブ装置 |
JPH01167391U (ja) * | 1988-05-14 | 1989-11-24 |
-
1992
- 1992-02-10 JP JP1992004944U patent/JP2530437Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Publication number | Publication date |
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