JPH0563369A - 多層基板を用いた混成集積回路及びその回路定数の調整方法 - Google Patents

多層基板を用いた混成集積回路及びその回路定数の調整方法

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JPH0563369A
JPH0563369A JP3223017A JP22301791A JPH0563369A JP H0563369 A JPH0563369 A JP H0563369A JP 3223017 A JP3223017 A JP 3223017A JP 22301791 A JP22301791 A JP 22301791A JP H0563369 A JPH0563369 A JP H0563369A
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JP
Japan
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circuit
hybrid integrated
integrated circuit
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opening
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Application number
JP3223017A
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English (en)
Inventor
Atsushi Kayahara
惇 萱原
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Soshin Electric Co Ltd
Original Assignee
Soshin Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Soshin Electric Co Ltd filed Critical Soshin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多層基板型混成集積回路の最上層以外の層に
受動要素を設け、かつその回路定数を調整できるような
混成集積回路を提供する。 【構成】 低温焼結基板の各層に回路要素を形成してな
る基板を多層構成とした多層基板型混成集積回路におい
て、多層基板の最上層基板13以外の基板11に抵抗体
12等の回路要素を形成するとともに、該回路要素12
が露出するように最上層基板13に開口14を形成し、
該開口14を介して前記回路要素の一部を加工して混成
集積回路の回路定数を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各層に回路要素が形成
された低温焼結基板を多層重畳して構成した混成集積回
路及びこの混成集積回路の回路定数の調整方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、グリーンシートと呼ばれる低温焼
結基板を用いた混成集積回路が汎用されている。これ
は、グリーンシートを材料とする基板上に印刷により回
路要素を設けたものを多層に重畳して焼結し高密度構成
としたものである。
【0003】この混成集積回路に用いる回路要素の中
で、受動要素と呼ばれる抵抗、インダクタ(コイル)及
びキャパシタ(コンデンサ)は、回路定数を調整する必
要のある場合があり、その場合には混成集積回路の最上
層(表層)に当該調整を要する回路要素を設けるように
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように最上層に回
路要素を設けると、元来表面実装に利用するなど用途の
広い最上層表面を受動要素のために用いなければなら
ず、その分高密度化が阻害され、基板面積を増大させる
ことになる。
【0005】本発明は上述の点を考慮してなされたもの
で、多層基板型混成集積回路の最上層以外の層に受動要
素を設け、かつその回路定数を調整できるような混成集
積回路及びその回路定数の調整方法を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明の混成集積回路は、回路要素を形成してな
る基板を多層構成とした多層基板型混成集積回路におい
て、前記多層の最上層以外の層に回路要素が形成され、
この回路要素が露出するように最上層に開口が形成され
たことを特徴としている。
【0007】また、本発明の混成集積回路の回路定数の
調整方法は、回路要素を形成してなる基板を多層構成と
した多層基板型混成集積回路の回路定数の調整方法にお
いて、前記多層の最上層以外の層に回路要素を形成し、
該回路要素が露出するような前記最上層の位置に開口を
形成し、該開口を介して前記回路要素の一部を加工する
ことを特徴としている。
【0008】
【作 用】上記構造によれば、多層構成の混成集積回路
における最上層に設けられた開口から下層にある回路要
素に対して加工を行い、回路要素の一部を除去するなど
により回路定数を調整することができる。そして、所望
の回路定数が得られたら、回路パターンを固定して開口
を設けずに構成することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を、図面に示す実施例に基づい
て、さらに詳細に説明する。
【0010】まず、図1及び図2は本発明の第1実施例
を示している。図1は本発明に係る混成集積回路の厚み
方向の断面を示したもので、図では4層構造の基板構成
となっている。そして、上部から2番目の基板11上面
に抵抗体12を形成し、最上層基板13における抵抗体
12の上方対応位置には開口14を設けている。
【0011】図2は、図1の混成集積回路の平面図であ
り、上層基板13に設けた開口14の下方には、破線で
示す前記抵抗体12が設けられており、この開口14を
介して抵抗体12の一部を加工することができるように
なっている。通常の場合、加工はレーザビームを照射し
て抵抗体12の一部を除去する方法をとる。
【0012】このように、内層に抵抗体12を設けると
ともに、その上面に積層される最上層基板13に開口1
4を設けておくことにより、複数の基板を積層して焼結
した後でも、前記開口14を通して抵抗体12の一部を
削り取り、その断面積を小さくしていくことで所望の抵
抗値に精度良く調整することができる。これにより、従
来最上層に設けざるを得なかった要調整高精度抵抗を内
層に形成することが可能となり、最上層における占有面
積を大幅に減少させることができる。
【0013】図3及び図4は本発明の第2実施例を示し
ている。図3は、受動要素の一つである抵抗について本
発明を適用した例を示したもので、基本的にコの字を連
ねた形状に構成した抵抗パターン21の途中に、短絡線
22を設けておき、この短絡線22の上方の基板に開口
23を設けておく。
【0014】抵抗の値は、通電路の長さと断面積の大き
さにより定まるから短絡線22の存在により抵抗値が所
定値より低くなっており、短絡線22を切断することに
より抵抗値が高くなる。そこで、短絡線22を適宜箇所
に適当数設けておき、これを除去することにより抵抗値
の調整を行うことができる。
【0015】図4は、図3における短絡線22の二つを
切断した状態を示したものである。これにより二つの短
絡線22a、22bによる通電側路がなくなり、それに
応じて抵抗値が高くなる。
【0016】図5及び図6は本発明の第3実施例を示し
ている。図5は、受動要素の他の例としてのインダクタ
の場合であり、インダクタ31を基本的に矩形状に形成
し、さらに矩形の内側に二つの短絡線32a,32bを
設けるとともに、各線に対応する位置にそれぞれ開口3
3を設けておく。
【0017】インダクタンス値は、図示のように1ター
ン構成の場合、基本的には通電路により囲まれる面積の
大きさに依存しているということができる。そこで、図
示の場合、開口33が設けられた3本の線31a,32
a,32bのうち1本を残すようにすることにより大、
中、小の3種類のインダクタンスの一つを選択すること
ができる。
【0018】図6の場合、3本の線のうち線31a,3
2bを切断除去したから3種のインダクタンスのうち中
間の値のものが選ばれたわけである。このように除去し
ない短絡線をいずれにするかに応じてインダクタンスの
大小が選択される。
【0019】図7及び図8は本発明の第4実施例を示し
ている。図7は、もう一つの受動要素であるコンデンサ
41の例であり、電極板41a,41bを大小2種類の
ものとし、その両方またはいづれか一方を用いることに
より3種類のキャパシタンスが選択できるようにしてい
る。図7の状態は二つの電極板を共に用いたキャパシタ
ンスが最大の状態であり、さらにいずれか一方の電極板
を用いるとキャパシタンスが中、小となる。
【0020】図8は、キャパシタンスが中になるよう
に、開口43を通して接続線42a、42bを切断した
ものである。キャパシタンスを小にするには、接続線4
2a、42bを残して大きい電極板41aの接続線を切
断すればよい。
【0021】図9及び図10は、本発明の第5及び第6
実施例を示すもので、複数個の同種または異種の回路要
素を組み合わせた例を示しており、抵抗,インダクタ及
びコンデンサなどを直列あるいは並列に適宜組み合わせ
てなるものである。すなわち、回路要素51を接続する
接続線52を開口53を介して適宜切断することにより
回路定数を調整することができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の混成集積
回路は、混成集積回路の最上層以外の内層基板に形成さ
れた回路要素を、最上層基板に設けた開口を介して加工
することにより回路定数を調整し得るようにしたため、
混成集積回路の回路定数を極めて正確なものにすること
ができる。そして最上層表面には単に開口を設けるだけ
であるから、他の表面実装型部品を装着するために利用
することもでき、混成集積回路の集積度を向上できる。
【0023】また本発明の回路定数の調整方法は、上述
のように、最上層基板の開口を介して下層基板の回路要
素を加工するだけで回路定数を調整できるため、混成集
積回路における受動要素の設計,製造を簡単化すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示すもので、本発明を
抵抗に適用した混成集積回路の断面図である。
【図2】 同じく平面図である。
【図3】 本発明の第2実施例を示すもので、本発明を
抵抗に適用した図である。
【図4】 図3における短絡線22の二つを切断した状
態を示す図である。
【図5】 本発明の第3実施例を示すもので、本発明を
インダクタに適用した図である。
【図6】 図5におけるインダクタの回路定数調整後の
状態を示す図である。
【図7】 本発明の第4実施例を示すもので、本発明を
コンデンサに適用した図である。
【図8】 図7におけるコンデンサの回路定数調整後の
状態を示す図である。
【図9】 本発明の第5実施例を示すもので、複数個の
同種または異種の回路要素を直列に組み合わせた図であ
る。
【図10】 本発明の第6実施例を示すもので、複数個
の同種または異種の回路要素を並列に組み合わせた図で
ある。
【符号の説明】
11…基板 12…抵抗体 13…最上層基板
14…開口 21…抵抗パターン 31…インダク
タ 41…コンデンサ 51…回路要素

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路要素を形成してなる基板を多層構成
    とした多層基板型混成集積回路において、前記多層の最
    上層以外の層に回路要素が形成され、この回路要素が露
    出するように最上層に開口が形成されたことを特徴とす
    る混成集積回路。
  2. 【請求項2】 回路要素を形成してなる基板を多層構成
    とした多層基板型混成集積回路の回路定数の調整方法に
    おいて、前記多層の最上層以外の層に回路要素を形成
    し、該回路要素が露出するような前記最上層の位置に開
    口を形成し、該開口を介して前記回路要素の一部を加工
    することを特徴とする混成集積回路の回路定数の調整方
    法。
JP3223017A 1991-09-03 1991-09-03 多層基板を用いた混成集積回路及びその回路定数の調整方法 Pending JPH0563369A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009071016A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Ibiden Co Ltd 電子部品およびその製造方法
CN102026483A (zh) * 2009-09-15 2011-04-20 阿尔卑斯电气株式会社 印刷电感器以及其制造方法和压控振荡器
JP2013045899A (ja) * 2011-08-24 2013-03-04 Dainippon Printing Co Ltd 素子内蔵配線基板、及びその製造方法

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