JPH0563292B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0563292B2 JPH0563292B2 JP59183442A JP18344284A JPH0563292B2 JP H0563292 B2 JPH0563292 B2 JP H0563292B2 JP 59183442 A JP59183442 A JP 59183442A JP 18344284 A JP18344284 A JP 18344284A JP H0563292 B2 JPH0563292 B2 JP H0563292B2
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- seam
- joint member
- molded product
- materials
- sides
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- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
本発明は、継目に継目部材を介在させることに
よつて、例えば色境等の継目の見映えを向上しう
るFRP一体成形品に関する。
よつて、例えば色境等の継目の見映えを向上しう
るFRP一体成形品に関する。
近年浴槽等の住宅関連設備品又自動車、航空機
等のボデイなど多種多用なものが、繊維強化プラ
スチツク、いわゆるFRPを用いた一体成形によ
り製造されている。他方、彩色された一体成形品
を生産するには、いわゆるFRPは通常白色であ
るために、成型枠の成形面に着色された彩色用の
素材、例えばゲルコート樹脂等を塗付した上、基
材である例えば不飽和ポリエステル、エポキシ等
の樹脂とガラス繊維、カーボン繊維等の強化材と
からなる素材を重置し成形している。
等のボデイなど多種多用なものが、繊維強化プラ
スチツク、いわゆるFRPを用いた一体成形によ
り製造されている。他方、彩色された一体成形品
を生産するには、いわゆるFRPは通常白色であ
るために、成型枠の成形面に着色された彩色用の
素材、例えばゲルコート樹脂等を塗付した上、基
材である例えば不飽和ポリエステル、エポキシ等
の樹脂とガラス繊維、カーボン繊維等の強化材と
からなる素材を重置し成形している。
他方、とくに住宅関連設備品では、見映えの向
上のために、成形品の表面に色分け模様を施すこ
とが行われている。しかし従来、色分け模様を施
すには、第６〜７図に示すように、色境等の継目
Ｄに沿つてマスキングテープＥを予め成型枠Ａの
成形面Ｂに貼着し、一方の素材Ｃを塗付したの
ち、前記マスキングテープＥを剥がし、かつ他方
の素材を塗布することによつて継目Ｄを形成する
が、マスキングテープＥは、その剥離に際してそ
の時期、剥離方法等に高度の技術を要し、ときに
継目Ｄが乱れて見映えを損なう他、生産性にも劣
るものであつた。
上のために、成形品の表面に色分け模様を施すこ
とが行われている。しかし従来、色分け模様を施
すには、第６〜７図に示すように、色境等の継目
Ｄに沿つてマスキングテープＥを予め成型枠Ａの
成形面Ｂに貼着し、一方の素材Ｃを塗付したの
ち、前記マスキングテープＥを剥がし、かつ他方
の素材を塗布することによつて継目Ｄを形成する
が、マスキングテープＥは、その剥離に際してそ
の時期、剥離方法等に高度の技術を要し、ときに
継目Ｄが乱れて見映えを損なう他、生産性にも劣
るものであつた。
本発明は、継目に沿つて、成形に際して成型枠
に添着される継目部材を介在させることを基本と
して、前記問題点を解決しうるFRP一体成形品
の提供を目的としている。
に添着される継目部材を介在させることを基本と
して、前記問題点を解決しうるFRP一体成形品
の提供を目的としている。
以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。
る。
図においてFRP一体成形品１は、継目３に沿
つて、成形に際して、成型枠４に添着されかつ前
記継目３を挟む両側の素材５Ａ，５Ｂと係止する
継目部材６を介在させている。なお本実施例にお
いてFRP一体成形品１は浴槽２として形成され
る。
つて、成形に際して、成型枠４に添着されかつ前
記継目３を挟む両側の素材５Ａ，５Ｂと係止する
継目部材６を介在させている。なお本実施例にお
いてFRP一体成形品１は浴槽２として形成され
る。
浴槽２は、矩形の底板１１の周囲に側壁１３を
立上げた容器部１５の上端に、外方に向かう水平
片１７とその外端で垂下する垂下片１９とその下
端の水平に外に張出すフランジ部２３とからなる
鍔部２１を設けている。
立上げた容器部１５の上端に、外方に向かう水平
片１７とその外端で垂下する垂下片１９とその下
端の水平に外に張出すフランジ部２３とからなる
鍔部２１を設けている。
前記成型枠４は、第５図に略示するごとく、台
形状の基部２５の周囲に溝底部２７を介して立上
げ部２９を立上げており、該基部２５によつて前
記容器部１５を、又溝底部２７と立上げ部２９と
によつて鍔部２１を成形する。
形状の基部２５の周囲に溝底部２７を介して立上
げ部２９を立上げており、該基部２５によつて前
記容器部１５を、又溝底部２７と立上げ部２９と
によつて鍔部２１を成形する。
前記継目３は、本例では色境であつて、成形品
１には、垂下片１９の中央部と、側壁１３を３分
割する位置とに合計３つの継目３Ａ，３Ｂ，３Ｃ
が浴槽２を囲んで形成される。
１には、垂下片１９の中央部と、側壁１３を３分
割する位置とに合計３つの継目３Ａ，３Ｂ，３Ｃ
が浴槽２を囲んで形成される。
継目部材６は、可撓性を有しかつ着色の容易な
例えばポリスチレン、ポリエチレン等の合成樹脂
からなる長尺な紐状の基体３１の両側面に、該側
面をＶ字に連続して切欠いてなる係止溝３３，３
３からなる係合部７，７が形成される。
例えばポリスチレン、ポリエチレン等の合成樹脂
からなる長尺な紐状の基体３１の両側面に、該側
面をＶ字に連続して切欠いてなる係止溝３３，３
３からなる係合部７，７が形成される。
なお継目部材６は、ゴム等の弾性材、さらには
アルミニウム等の金属等を用いることもできる。
アルミニウム等の金属等を用いることもできる。
継目部材６は、例えば両面接着テープ３５を用
いて、成形枠４に、継目３Ａ，３Ｂ，３Ｃの位置
に合わせてその全周に亘つて添着される。なお継
目部材は予め色境をなす一方の色彩に着色され、
従つて継目部材６は両側縁６ａ，６ｂの一方を継
目３Ａ，３Ｂ，３Ｃに一致させる。
いて、成形枠４に、継目３Ａ，３Ｂ，３Ｃの位置
に合わせてその全周に亘つて添着される。なお継
目部材は予め色境をなす一方の色彩に着色され、
従つて継目部材６は両側縁６ａ，６ｂの一方を継
目３Ａ，３Ｂ，３Ｃに一致させる。
継目部材６には、その両側に、前記継目３を挟
む素材５Ａ，５Ｂが前記係合部７に係止させて配
設される。
む素材５Ａ，５Ｂが前記係合部７に係止させて配
設される。
素材５Ａ，５Ｂは、本実施例においては、浴槽
２の表面を彩色しFRPの表面層９をなすいわゆ
るゲルコート樹脂であつて、夫々異なる所望の色
に着色される。
２の表面を彩色しFRPの表面層９をなすいわゆ
るゲルコート樹脂であつて、夫々異なる所望の色
に着色される。
素材５Ａ，５Ｂは成形枠４の開放端と継目部材
６との間の表面、継目部材６，６間の表面、継目
部材６により囲まれる表面の内、夫々１つ置きに
一方の素材５Ａを先行して塗布する。
６との間の表面、継目部材６，６間の表面、継目
部材６により囲まれる表面の内、夫々１つ置きに
一方の素材５Ａを先行して塗布する。
なお第３図では溝底部２７を囲む継目部材６，
６間の表面に先行して素材５Ａを塗布している。
６間の表面に先行して素材５Ａを塗布している。
又素材５Ａは、係合部７を充填しかつ継目部材
６の上面を、内縁から対向縁の近傍に達する範囲
で塗布される。又他方の素材５Ｂは、第４図に示
すごとく、隣り合う表面を、係合部７を充たしか
つ継目部材７の上面で素材５Ａと重なるように塗
布する。従つて継目３は、継目部材６の下面側縁
の一方で形成される。なお継目部材６を、素材５
Ａ，５Ｂと色違いとすることにより、下面両側縁
で継目３を形成でき、その時、継目部材６はスト
ライブ状のアクセント効果を発揮する。
６の上面を、内縁から対向縁の近傍に達する範囲
で塗布される。又他方の素材５Ｂは、第４図に示
すごとく、隣り合う表面を、係合部７を充たしか
つ継目部材７の上面で素材５Ａと重なるように塗
布する。従つて継目３は、継目部材６の下面側縁
の一方で形成される。なお継目部材６を、素材５
Ａ，５Ｂと色違いとすることにより、下面両側縁
で継目３を形成でき、その時、継目部材６はスト
ライブ状のアクセント効果を発揮する。
又成形品１には、ゲルコート樹脂からなる素材
５Ａ，５Ｂを用いた表面層９に、強化層１０を裏
打ちしている。強化層１０は、例えば不飽和ポリ
エステル、エポキシなどの熱硬化性の樹脂とガラ
ス繊維、カーボン繊維などからなる強化材とから
なり、硬化によりFRPを形成する基材を用いて
おり、該基材は、成形枠４に塗布した素材５Ａ，
５Ｂに全面に亘り重置する。
５Ａ，５Ｂを用いた表面層９に、強化層１０を裏
打ちしている。強化層１０は、例えば不飽和ポリ
エステル、エポキシなどの熱硬化性の樹脂とガラ
ス繊維、カーボン繊維などからなる強化材とから
なり、硬化によりFRPを形成する基材を用いて
おり、該基材は、成形枠４に塗布した素材５Ａ，
５Ｂに全面に亘り重置する。
然して継目部材６は、係合部７，７によりその
両側の素材５Ａ，５Ｂと係止でき強固な剥脱のな
い成形品となる。又継目部材６は成型枠４に直接
薄厚の両面接着テープ３５を用いて添着している
ため、その剥離により外面を浴槽２の外面と整一
できる。又継目部材６は、その両側の素材５Ａ，
５Ｂと均一な乱れのない色境である継目３を形成
でき、見映えを向上する。
両側の素材５Ａ，５Ｂと係止でき強固な剥脱のな
い成形品となる。又継目部材６は成型枠４に直接
薄厚の両面接着テープ３５を用いて添着している
ため、その剥離により外面を浴槽２の外面と整一
できる。又継目部材６は、その両側の素材５Ａ，
５Ｂと均一な乱れのない色境である継目３を形成
でき、見映えを向上する。
なお本発明の成形品１において、継目部材６
は、隣り合う素材５Ａ，５Ｂと係止すれば、凹
状、凸状等、各種形状の係合部７を用いることが
でき、又成形品１は継目部材６をガラス繊維とカ
ーボン繊維など、異なるFRP基材からなる素材
間の継目に配したものとしても成形できる。
は、隣り合う素材５Ａ，５Ｂと係止すれば、凹
状、凸状等、各種形状の係合部７を用いることが
でき、又成形品１は継目部材６をガラス繊維とカ
ーボン繊維など、異なるFRP基材からなる素材
間の継目に配したものとしても成形できる。
叙上のごとく本発明のFRP一体成形品は、成
形に際して、成型枠に添着されかつ両側の素材と
係止する係合部を両側面に有する継目部材を継目
に沿つて介在させたものであるため、継目部材に
よつて継目の両側の各素材の突き合わせ部が化粧
されその見映えを向上しうる。又安定した品質の
色境が容易、生産性よくかつ精度よく形成でき、
成形品の意匠効果の向上に役立つ。
形に際して、成型枠に添着されかつ両側の素材と
係止する係合部を両側面に有する継目部材を継目
に沿つて介在させたものであるため、継目部材に
よつて継目の両側の各素材の突き合わせ部が化粧
されその見映えを向上しうる。又安定した品質の
色境が容易、生産性よくかつ精度よく形成でき、
成形品の意匠効果の向上に役立つ。
第１図は本発明の一実施例を示す斜視図、第２
図は成型枠と継目部材との添着状態を示す断面
図、第３〜４図は継目部材の係止状態を成形過程
とともに示す断面図、第５図は成型枠を略示する
線図、第６〜７図は従来技術を示す断面図であ
る。 ３，３Ａ〜３Ｃ……継目、４……成型枠、５
Ａ，５Ｂ……素材、６……継目部材、７……係合
部。
図は成型枠と継目部材との添着状態を示す断面
図、第３〜４図は継目部材の係止状態を成形過程
とともに示す断面図、第５図は成型枠を略示する
線図、第６〜７図は従来技術を示す断面図であ
る。 ３，３Ａ〜３Ｃ……継目、４……成型枠、５
Ａ，５Ｂ……素材、６……継目部材、７……係合
部。
Claims (1)
- １ 継目に沿つて、成形に際して成型枠に添着さ
れかつ前記継目を挟む両側の素材と係止する係合
部を両側面に有する可撓性の継目部材を介在させ
てなるFRP一体成形品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59183442A JPS6161832A (ja) | 1984-08-31 | 1984-08-31 | Ｆｒｐ一体成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59183442A JPS6161832A (ja) | 1984-08-31 | 1984-08-31 | Ｆｒｐ一体成形品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6161832A JPS6161832A (ja) | 1986-03-29 |
| JPH0563292B2 true JPH0563292B2 (ja) | 1993-09-10 |
Family
ID=16135839
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59183442A Granted JPS6161832A (ja) | 1984-08-31 | 1984-08-31 | Ｆｒｐ一体成形品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6161832A (ja) |
-
1984
- 1984-08-31 JP JP59183442A patent/JPS6161832A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6161832A (ja) | 1986-03-29 |
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