JPH0563039B2

JPH0563039B2 -

Info

Publication number: JPH0563039B2
Application number: JP9039787A
Authority: JP
Inventors: Tsutomu Takahashi; Hideki Zenitani
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1987-04-13
Filing date: 1987-04-13
Publication date: 1993-09-09
Also published as: JPS63255999A

Description

【発明の詳細な説明】概要電子回路パツケージの抜け止めを考慮した回転
式のカバーをシエルフ前面の下端部に設け、この
カバーの裏面を利用して機能、操作等の各種表示
を行なうと共に、さらには前面枠を交換すること
により操作盤の実装が可能なように構成した電子
回路パツケージの収容シエルフ構造。

産業上の利用分野本発明は電子回路パツケージを収容するシエル
フ構造に関する。

電子回路パツケージとは、電子回路の形成され
たIC、LSI等の電子部品を複数個まとめてプリン
ト配線板上に実装し、装置構成上コネクタによる
プラグイン形式をとつているものであり、例えば
局用電子交換器の電子回路は、全てパツケージタ
イプであり、装置設計の単純化、経済化をはかる
と共に、保守上の利便さを向上させている。この
ような電子回路パツケージを複数個シエルフ中に
収容して、シエルフの裏面側に設けられた１枚の
親プリント配線板（バツクボード）上に搭載し
て、プリント配線板ユニツトを構成し、複数個の
プリント配線板ユニツトを架に搭載するようにし
ている。

このような架は最近開発が盛んに行なわれてい
るマルチメデイア多重化装置等にも使用されてお
り、このためこれらの装置用の架に搭載する機能
に柔軟性のある電子回路パツケージの収容シエル
フ構造が要望されている。

従来の技術マルチメデイア多重化装置等に使用する例えば
19インチ架用パツケージ収容シエルフ構造におい
ては、従来はシエルフ前面に一括表面板を設け
て、この一括表面板に、実装された各々のパツケ
ージの前面部の部品操作及び表示用の穴や表示等
の文字の印刷が施されていた。また、マルチメデ
イア多重化装置に使用するシエルフは、ある１つ
のスロツトに各メデイアに対応可能な各電子回路
パツケージが実装できるように設計されている。
即り、各メデイアによつて各パツケージ前面の操
作・表示部が前面部品の多少やレイアウトの違い
等により異なり、従来の一括表面板は部品が最多
の条件で設計されているか、あるいは実装部品の
レイアウトに応じて一括表面板を設計するように
していた。従来構造におけるこの一括表面板は、
表示機能の外に電子回路パツケージの抜け止めの
機能をも果している。

発明が解決しようとする問題点しかし上述したような従来の電子回路パツケー
ジの収容シエルフ構造においては、部品が最多の
条件で一括表面板を設計したので、表面板が穴だ
らけになり、場合によつては強制空冷時に空気漏
れに起因する装置冷却不十分による動作不良が起
つたり、また外観的にも不要な穴が設けられてい
るため見苦しいという問題があつた。

また、パツケージの抜き差しの際に取外した表
面板の置き場所を確保しなければならず、表面板
の紛失等の問題も発生していた。さらに従来のシ
エルフ構造においては、パツケージの機能・動
作・操作等の表示スペースの不足等の問題もあつ
た。

これに加えて、操作盤や表示盤等のパツケージ
タイプでないパネルを実装する場合においては、
従来、シエルフとは別に実装スペースを設けなけ
ればならなかつたり、あるいは場合によつてはパ
ツケージ幅の広い操作盤や表示盤を設計しなけれ
ばならなかつた。しかしながら、別スペースを設
けるということは架の実装効率の低下につなが
り、また幅の広いパツケージは強度的に弱いため
補強をすることが必要不可欠となり、コスト的に
不利になるという問題があつた。

本発明はこのような点に鑑みなされたものであ
り、その目的とするところは、電子回路パツケー
ジを効率良く収容することができ、さらにパツケ
ージとパネルを同時に実装可能な電子回路パツケ
ージの収容シエルフ構造を提供することである。

問題点を解決するための手段上述した問題点は、各パツケージに表面板を装
着することにより解決することができるが、この
構造であると従来は一括表面板が果していたパツ
ケージの抜け止めの機能がなくなることになる。

そこで本発明は、電子回路パツケージを収容す
るシエルフ本体に着脱自在に前面枠を取付け、こ
の前面枠を下端部に前面枠の幅方向全長にわたり
伸長するカバーをその下端部で回動自在に取付け
る。このカバーの裏面には機能、操作等の表示ス
ペースが設けられており、シエルフ中に所望の電
子回路パツケージを収容した後にカバーを前面枠
に固定手段により固定する。

作用カバーがシエルフの前面枠下端部に回動自在に
設けられているため、電子回路パツケージをシエ
ルフ中に収容するときには、カバーを倒して収容
し、収容後に固定手段によりカバーをシエルフの
前面枠に固定することにより、カバーに電子回路
パツケージ抜け止めの機能を果させることができ
る。また表示盤、操作盤等をパツケージと共存し
てシエルフに実装する場合には、シエルフの前面
枠を交換することにより、シエルフにパツケージ
とパネルの両方を実装することが可能である。

実施例以下本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細
に説明することにする。

第１図〜第３図は本発明のシエルフ構造の第１
実施例を示しており、第１図は電子回路パツケー
ジを収容した状態の斜視図、第２図はカハーを倒
し電子回路パツケージを抜き差しする状態の斜視
図、第３図は分解斜視図をぞれぞれ示している。
本実施例のシエルフ構造は、側壁を構成するシエ
ルフ本体１０に後面枠１６がネジ止めされてお
り、この後面枠１６にコネクタ１８を有する親プ
リント配線板（バツクボード）２０がネジ止めさ
れている。２２は内外線ケーブルコネクタのイン
ターフエイス用コネクタボードであり、バツクボ
ード２０にネジ止めされている。またシエルフ本
体１０の上面及び底面には電子回路パツケージ案
内用の多数のレール１５を有するレース部材１２
及び１４が取付けられている。

さらにシエルフ本体１０の前面には、前面枠２
４が複数個のネジ２５によりネジ止めされてお
り、この前面枠２４の下端部両端にカバー取付用
の金具２６がネジ止めされている。金具２６には
カバー３０がその回動軸３２を金具２６の軸受部
２８に挿入することにより、回動可能に取付けら
れている。カバー３０の裏面には電子回路パツケ
ージの機能・動作・操作等の表示スペース３３が
設けられており、ネジ３１を金具２６のネジ穴２
７に締付けることにより、カバー３０は金具２６
に固定される。

３４はプリント基板上に複数のIC、LSI等の電
子部品を実装した電子回路パツケージであり、そ
の正面には正面板３６が取付けられている。

第４図を参照すると、カバー取付部の詳細図が
示されており、金具２６には突出部２６ａが設け
られており、この突出部２６ａのストツパー面２
６ｂに、ネジ３１を外してカバー３０を前側に倒
したとき、カバー３０の一端部内面３０ａが当接
することにより、カバー３０のそれ以上の回動が
阻止され、カバーは概略水平位置で停止するよう
になつている。

上述したような構造のシエルフに電子回路パツ
ケージ３４を実装するには、第２図に示すように
カバー３０を前側に倒し、電子回路パツケージ３
４をレール部１２，１４に設けられたレール１５
に沿つて奥まで挿入し、電子回路パツケージ３４
のコネクタ３８をバツクボード２０のコネクタ１
８に結合することにより、バツクボード２０に電
子回路パツケージ３４を実装する。所望の数の電
子回路パツケージ３４をシエルフ中に収納した後
に、ネジ３１によりカバー３０を金具２６に固定
する。これによりカバー３０が抜け止め機能を果
すことになり、電子回路パツケージ３４がシエル
フから誤つて抜け落ちることがない。

電子回路パツケージ３４をシエルフから抜き出
すときには、ネジ３１を外すことによりカバー３
０が金具２６のストツパー面２６ｂで規制される
第４図に示すような概略水平位置まで回動して停
止するため、このカバー３０が架に搭載されてい
る下側のシエルフに干渉することがない。

第５図は電子回路パツケージ及び表示盤を同時
に実装した本発明シエルフ構造の実施例斜視図を
示しており、第１図乃至第３図に示した前面枠２
４を取外して表示盤又は操作盤４２を搭載可能な
前面枠４０がシエルフ本体１０にネジ止めされて
いる。表示盤又は操作盤４２はネジ４３により前
面枠４０に取付けられる。

発明の効果本発明の電子回路パツケージのシエルフ構造は
以上詳述したように構成したので、各メデイアに
対応した電子回路パツケージを開発設計するにあ
たつて、前面実装部品のレイアウトの制約を受け
ることなく電子回路パツケージを効率良く収容す
ることができる。またカバーがシエルフから離脱
しない構造であるため、保守、試験時におけるカ
バーの置き場所の確保を考慮する必要はない。

さらにカバーの裏面に機能、操作等の表示スペ
ースを設けることができ、前面枠を交換すること
によりシエルフにパツケージとパネルの同時実装
が可能なため、比較的容易に装置実装効率を向上
させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は電子回路パツケージを収容した状態の
実施例斜視図、第２図はカバーを倒し電子回路パ
ツケージを抜き差しできる状態の実施例斜視図、
第３図は実施例分解斜視図、第４図はカバー取付
部分の詳細を示す側面図、第５図は電子回路パツ
ケージと表示盤を同時実装した状態の実施例斜視
図である。１０……シエルフ本体、１２，１４……レール
部材、１５……レール、１８……コネクタ、２０
……バツクボード、２２……コネクタボード、２
４，４０……前面枠、２６……カバー取付金具、
３０……カバー、３３……表示スペース、３４…
…電子回路パツケージ、３６……正面板、３８…
…コネクタ、４２……表示盤。

Claims

【特許請求の範囲】１基板上に複数個の電子部品が実装され、正面
板３６の取付けられた電子回路パツケージ３４を
収容するシエルフ構造において、シエルフ本体１０に着脱自在に前面枠２４又は
４０を取付け、該前面枠２４又は４０の下端部に前面枠の幅方
向全長にわたり伸長するカバー３０をその下端部
で回動自在に取付けると共に、該カバー３０の裏面に機能、操作等の表示スペ
ース３３を設け、前記電子回路パツケージ３４を収容した後に前
記カバー３０を前記前面枠２４又は４０に固定手
段３１により固定可能であることを特徴とする電
子回路パツケージの収容シエルフ構造。