JPH0562915A - 薄膜成長装置 - Google Patents
薄膜成長装置Info
- Publication number
- JPH0562915A JPH0562915A JP24464891A JP24464891A JPH0562915A JP H0562915 A JPH0562915 A JP H0562915A JP 24464891 A JP24464891 A JP 24464891A JP 24464891 A JP24464891 A JP 24464891A JP H0562915 A JPH0562915 A JP H0562915A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
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- film
- thin film
- flow
- substrate
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- Pending
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- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
- Electrodes Of Semiconductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数の基板1を2枚ずつその成膜面を対向さ
せて鉛直方向に配置して1度に薄膜を成長させる縦形薄
膜成長装置において、ばらつきの少ない均一な薄膜を再
現性良く安定成長させるようにする。 【構成】 鉛直方向に対向して2枚の基板1を保持す
る。対向する2枚の基板の成膜面が少なくとも水平断面
内において相互にほぼ平行となるように各基板1が保持
される。
せて鉛直方向に配置して1度に薄膜を成長させる縦形薄
膜成長装置において、ばらつきの少ない均一な薄膜を再
現性良く安定成長させるようにする。 【構成】 鉛直方向に対向して2枚の基板1を保持す
る。対向する2枚の基板の成膜面が少なくとも水平断面
内において相互にほぼ平行となるように各基板1が保持
される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体デバイスの製造
プロセス等において、原料ガスから基板上に各種の薄膜
を成長させるために用いられる薄膜成長装置に関する。
プロセス等において、原料ガスから基板上に各種の薄膜
を成長させるために用いられる薄膜成長装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の薄膜成長装置、例えばシリコン
半導体単結晶などからなる基板上に同種もしくは異種の
単結晶を成膜するエピタキシャル成長装置として、従
来、図5に示すようなものが用いられている。図5に示
す装置は、多数の基板(ウエハ)1を1度に処理する量
産装置で、各基板1はド−ム上の装置の中心軸に関して
回転対称的に配設される。すなわち水平断面で見ると半
径方向に放射状に配置されたサセプタ2の表裏に基板1
は固定されて鉛直方向に配置されている。
半導体単結晶などからなる基板上に同種もしくは異種の
単結晶を成膜するエピタキシャル成長装置として、従
来、図5に示すようなものが用いられている。図5に示
す装置は、多数の基板(ウエハ)1を1度に処理する量
産装置で、各基板1はド−ム上の装置の中心軸に関して
回転対称的に配設される。すなわち水平断面で見ると半
径方向に放射状に配置されたサセプタ2の表裏に基板1
は固定されて鉛直方向に配置されている。
【0003】反応ガスは、任意の箇所よりノズル3等に
より導入される。基板1を下面から高周波コイルなどに
より加熱する場合は、外壁4を外側から冷却する。高温
の基板1上で反応ガスが熱分解し、所望の単結晶薄膜が
当該基板1上に生成される。シリコンの場合であれば水
素をキャリアガスとし、モノシラン等のシラン系ガスを
原料ガス(結晶ソ−スガス)として、1000℃程度の
基板温度において成膜が行われる。なおこの場合、ド−
パントガスとしてはジボラン、ホスフィンあるいはアル
シンなどが用いられる。
より導入される。基板1を下面から高周波コイルなどに
より加熱する場合は、外壁4を外側から冷却する。高温
の基板1上で反応ガスが熱分解し、所望の単結晶薄膜が
当該基板1上に生成される。シリコンの場合であれば水
素をキャリアガスとし、モノシラン等のシラン系ガスを
原料ガス(結晶ソ−スガス)として、1000℃程度の
基板温度において成膜が行われる。なおこの場合、ド−
パントガスとしてはジボラン、ホスフィンあるいはアル
シンなどが用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の薄膜成長装置では、相互に成膜面を対向させる
2枚の隣接基板1は、装置の中心から外周に向けて放射
状に配置されたサセプタ2に固定されることから、相互
に平行とはならず、両者間の間隔は装置の中心で狭く、
外周に行くほど広くなっている。このため、反応性ガス
の流動状態を均一にコントロ−ルすることが困難で、装
置内の流れを充分に制御できないまま成膜を行うため
に、基板内および基板間で膜厚や膜質にばらつきが生じ
やすく、バッチ間での再現性も乏しいという問題があっ
た。
た従来の薄膜成長装置では、相互に成膜面を対向させる
2枚の隣接基板1は、装置の中心から外周に向けて放射
状に配置されたサセプタ2に固定されることから、相互
に平行とはならず、両者間の間隔は装置の中心で狭く、
外周に行くほど広くなっている。このため、反応性ガス
の流動状態を均一にコントロ−ルすることが困難で、装
置内の流れを充分に制御できないまま成膜を行うため
に、基板内および基板間で膜厚や膜質にばらつきが生じ
やすく、バッチ間での再現性も乏しいという問題があっ
た。
【0005】本発明の目的は、装置内のガス流動の制御
性を高めて、ばらつきの少ない均一な薄膜を再現性良く
安定に大量生産できる薄膜成長装置を提供することにあ
る。
性を高めて、ばらつきの少ない均一な薄膜を再現性良く
安定に大量生産できる薄膜成長装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図1に対
応付けて本発明を説明すると、本発明は、対向する2枚
の基板1の成膜面が、少なくとも水平断面内においては
相互にほぼ平行となるように各基板1を保持するもので
ある。
応付けて本発明を説明すると、本発明は、対向する2枚
の基板1の成膜面が、少なくとも水平断面内においては
相互にほぼ平行となるように各基板1を保持するもので
ある。
【0007】
【作用】どの水平断面をとっても、その平面内で対向す
る2枚の基板1の成膜面は相互に平行で両者間の間隔は
一定であり、したがって、ガス流動性がコントロ−ルし
やすくなるなど、成膜条件は均一に保たれる。
る2枚の基板1の成膜面は相互に平行で両者間の間隔は
一定であり、したがって、ガス流動性がコントロ−ルし
やすくなるなど、成膜条件は均一に保たれる。
【0008】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0009】
【実施例】図1および図2により本発明の一実施例を説
明する。図1および図2はともに本実施例の薄膜成長装
置の構造を示す断面図で、図1が水平面I-I(図2)で
切った横断面図、図2が鉛直面II-II(図1)で切った
縦断面図である。成膜用基板1は縦形のサセプタ11
に、2枚ずつそれぞれ成膜面をほぼ平行に対向させて固
定してある。12は外壁、13は隔壁であり、これらに
囲まれた流路(チャンバ−)14中を、供給パイプ15
より供給された原料ガスが排気パイプ16へと流れる。
サセプタ11の内部には加熱用の高周波コイル等を設置
し、基板1をエピタキシャル成長用の反応温度に加熱す
る。
明する。図1および図2はともに本実施例の薄膜成長装
置の構造を示す断面図で、図1が水平面I-I(図2)で
切った横断面図、図2が鉛直面II-II(図1)で切った
縦断面図である。成膜用基板1は縦形のサセプタ11
に、2枚ずつそれぞれ成膜面をほぼ平行に対向させて固
定してある。12は外壁、13は隔壁であり、これらに
囲まれた流路(チャンバ−)14中を、供給パイプ15
より供給された原料ガスが排気パイプ16へと流れる。
サセプタ11の内部には加熱用の高周波コイル等を設置
し、基板1をエピタキシャル成長用の反応温度に加熱す
る。
【0010】多数の基板1を鉛直方向に配置し、その間
に原料ガスを流すことで大量の基板を同時に処理するこ
とが可能である。のみならず、原料ガスの供給を制御性
の良好な鉛直一方向のみの流れとし、しかも下から上ま
でどの水平断面をとっても、対向する2枚の成膜面は相
互に平行で、両者間の間隔、つまりチャンバ−14の幅
が一定となるように構成することにより、その平面内で
成膜条件はどこも均一に保たれる。したがって、基板内
および基板間におけるばらつきの少ない、安定した、し
かも再現性の良いエピタキシャル成長が可能となる。
に原料ガスを流すことで大量の基板を同時に処理するこ
とが可能である。のみならず、原料ガスの供給を制御性
の良好な鉛直一方向のみの流れとし、しかも下から上ま
でどの水平断面をとっても、対向する2枚の成膜面は相
互に平行で、両者間の間隔、つまりチャンバ−14の幅
が一定となるように構成することにより、その平面内で
成膜条件はどこも均一に保たれる。したがって、基板内
および基板間におけるばらつきの少ない、安定した、し
かも再現性の良いエピタキシャル成長が可能となる。
【0011】なお、基板1は1つのチャンバ−14内に
2対以上配置する構成としてもよい。また原料ガスは上
方から下方へ流すようにしてもよい。さらに、相互に対
向する基板1を保持するサセプタ11の対向面同志は、
例えば原料ガスを下方から供給する場合には上方へ行く
ほどガス濃度が低下することを考慮し、上方ほど間隔を
狭くして線流速が大きくなるようにしてもよい。ただし
この場合も、各水平断面内においては図1に示したよう
に隣接するサセプタ11の対向面同志、したがってそれ
らに保持される基板1の成膜面同志は相互に平行である
ようにする。
2対以上配置する構成としてもよい。また原料ガスは上
方から下方へ流すようにしてもよい。さらに、相互に対
向する基板1を保持するサセプタ11の対向面同志は、
例えば原料ガスを下方から供給する場合には上方へ行く
ほどガス濃度が低下することを考慮し、上方ほど間隔を
狭くして線流速が大きくなるようにしてもよい。ただし
この場合も、各水平断面内においては図1に示したよう
に隣接するサセプタ11の対向面同志、したがってそれ
らに保持される基板1の成膜面同志は相互に平行である
ようにする。
【0012】図3および図4により他の実施例を説明す
る。図3は水平面III-III(図4)で切った横断面図、
図4は鉛直面IV-IV(図3)で切った縦断面図であり、
21はサセプタ、22は外壁、24はチャンバ−を示
し、25および26は供給および排気パイプをそれぞれ
示している。第1の実施例がチャンバ−14を環状に配
置していたのに対し、本実施例ではチャンバ−25は直
線状に並列に配置されている。隔壁を兼ねる各サセプタ
21、したがってそれらに保持される各基板1は相互に
平行に対向しており、原料ガスは供給パイプ25より供
給され、対向する基板1間を下方から上方に向かって流
れて排気パイプ26より排出される。
る。図3は水平面III-III(図4)で切った横断面図、
図4は鉛直面IV-IV(図3)で切った縦断面図であり、
21はサセプタ、22は外壁、24はチャンバ−を示
し、25および26は供給および排気パイプをそれぞれ
示している。第1の実施例がチャンバ−14を環状に配
置していたのに対し、本実施例ではチャンバ−25は直
線状に並列に配置されている。隔壁を兼ねる各サセプタ
21、したがってそれらに保持される各基板1は相互に
平行に対向しており、原料ガスは供給パイプ25より供
給され、対向する基板1間を下方から上方に向かって流
れて排気パイプ26より排出される。
【0013】この場合も、1つのチャンバ−25内に2
対以上の基板1を配置する構成とし、また原料ガスを上
方から下方へ流すようにしても、さらに対向する基板1
の相互間隔が原料ガスの流れに応じて上方(あるいは下
方)へ行くほど狭くなるように構成してもよいことは第
1の実施例と同様である。
対以上の基板1を配置する構成とし、また原料ガスを上
方から下方へ流すようにしても、さらに対向する基板1
の相互間隔が原料ガスの流れに応じて上方(あるいは下
方)へ行くほど狭くなるように構成してもよいことは第
1の実施例と同様である。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、複数の基板を2枚ずつ
その成膜面を対向させてほぼ鉛直方向に配置して1度に
薄膜を成長させる縦形薄膜成長装置において、対向する
2枚の基板の成膜面が少なくとも水平断面内においては
相互にほぼ平行となるように各基板を保持するようにし
たので、ばらつきの少ない均一な薄膜を再現性良く安定
に大量生産することが可能になる。
その成膜面を対向させてほぼ鉛直方向に配置して1度に
薄膜を成長させる縦形薄膜成長装置において、対向する
2枚の基板の成膜面が少なくとも水平断面内においては
相互にほぼ平行となるように各基板を保持するようにし
たので、ばらつきの少ない均一な薄膜を再現性良く安定
に大量生産することが可能になる。
【図1】本発明の一実施例を示す薄膜成長装置の横断面
図
図
【図2】図1の薄膜成長装置の縦断面図
【図3】他の実施例を示す薄膜成長装置の横断面図
【図4】図3の薄膜成長装置の縦断面図
【図5】従来例を示す一部切欠き斜視図
1 基板 11,21 サセプタ 14,24 チャンバ− 15,25 供給パイプ 16,26 排気パイプ
Claims (1)
- 【請求項1】 成膜用の基板を、2枚ずつその成膜面を
対向させてほぼ鉛直方向に配置し、これらの基板間に原
料ガスを導いて当該基板の成膜面上に薄膜を成長させる
薄膜成長装置において、対向する2枚の基板の成膜面
が、少なくとも水平断面内において相互にほぼ平行とな
るように各基板を保持する構成としたことを特徴とする
薄膜成長装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24464891A JPH0562915A (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | 薄膜成長装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24464891A JPH0562915A (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | 薄膜成長装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0562915A true JPH0562915A (ja) | 1993-03-12 |
Family
ID=17121876
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24464891A Pending JPH0562915A (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | 薄膜成長装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0562915A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023153369A1 (ja) * | 2022-02-10 | 2023-08-17 | 株式会社シー・ヴィ・リサーチ | 成膜装置及び成膜方法 |
-
1991
- 1991-08-29 JP JP24464891A patent/JPH0562915A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023153369A1 (ja) * | 2022-02-10 | 2023-08-17 | 株式会社シー・ヴィ・リサーチ | 成膜装置及び成膜方法 |
JP2023117347A (ja) * | 2022-02-10 | 2023-08-23 | 株式会社シー・ヴィ・リサーチ | 成膜装置、成膜方法及びガスノズル |
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