JPH0562868A - エツチングモニタ付き基板 - Google Patents

エツチングモニタ付き基板

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JPH0562868A
JPH0562868A JP24465091A JP24465091A JPH0562868A JP H0562868 A JPH0562868 A JP H0562868A JP 24465091 A JP24465091 A JP 24465091A JP 24465091 A JP24465091 A JP 24465091A JP H0562868 A JPH0562868 A JP H0562868A
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JP
Japan
Prior art keywords
etching
layer
substrate
film
monitor
Prior art date
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Pending
Application number
JP24465091A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetomo Nojiri
秀智 野尻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP24465091A priority Critical patent/JPH0562868A/ja
Publication of JPH0562868A publication Critical patent/JPH0562868A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部から確認できない部位のエッチングに際
しても、現に進行しつつある実際のエッチングの進行状
況を視覚により正確に把握できるようにする。 【構成】 半導体基板1の一の面に、基板1のエッチン
グ対象部位と同質またはエッチング速度の比が判明して
いる物質からなるモニタ層3および透明な耐エッチング
性の保護層4を外部から観察可能に積層させ、かつモニ
タ層3の少なくとも1端面3aを保護層4から露出させ
る。モニタ層3はエッチング対象部位のエッチング速度
に応じてエッチングされるから、モニタ層3のエッチン
グ量を観察してエチング対象部位のエッチング進行状況
を把握できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置などを製造
する際のエッチング深さなどを目視可能にしたエッチン
グモニタを備えた基板に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体装置を製造する際、種々の
エッチングプロセスは不可欠であり、従来、エッチング
量は次のようにして制御している。まず、図5(a)は
(100)Si半導体基板1をフッ酸と硝酸との混合溶
液を用いて所望の深さだけエッチングした場合を示し、
同図(b)は同基板を水酸化カリウム水溶液等の塩基性
溶液を用いて横方向にエッチングした場合の例を示す。
図中、2はエッチング液に対して耐性を有するマスク材
である。このような場合、エッチング深さの確認は、一
般にはエッチング終了後に、段差測定器等を用いてマス
ク材2を含めた段差dを測定することにより行われてい
る。
【0003】一方、図2に示すように(100)Si半
導体基板1中に形成された深溝(トレンチ)1Aの側壁
を、塩基性エッチング液を用いて横方向にdだけエッチ
ングすることが必要なこともあるが、この場合は基板1
の表面よりエッチング形状を確認することができない。
このため、予めそのエッチング速度を測定しておき、こ
れに基づいてエッチング時間からエッチング形状を推定
する方法が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例のうち前者は、エッチングの進行中においてそ
の深さを測定することができない。またマスク材2の厚
みを含めて測定するために、マスク材2の厚みの変化分
の影響により測定値が信頼性を欠く。さらにトレンチを
形成する場合のように、溝のアスペクト比(縦横比)の
大きなエッチングについては一般に段差測定が不可能で
あるという問題もあった。
【0005】また後者では、エッチング中におけるエッ
チング液の組成の変化や微妙な撹拌の具合、あるいは温
度変化等の影響によってエッチング速度が変化しやすい
場合、エッチング時間を合わせても、実際の加工の形状
には大きなばらつきが生じ、またエッチング中にこれを
確認することが困難であるという問題があった。
【0006】本発明の目的は、外部から確認できない部
位のエッチングに際しても、現に進行しつつある実際の
エッチングの状況を視覚により正確に把握できるように
するエッチングモニタ付き基板を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図1に対
応付けて説明すると、本発明のエッチングモニタ付き基
板は、基板1のエッチング対象部位を構成する物質と同
質、またはその物質と異質であるが両者のエッチング速
度の比が既知の物質からなるモニタ層3を基板1の一の
面に形成するとともに、このモニタ層3を透明な耐エッ
チング性の保護層4で覆い、モニタ層3の少なくとも1
端面3aを保護層4から露出させたものである。
【0008】
【作用】基板1のエッチング対象部位をエッチングする
とき、保護層4から露出した端面3aよりモニタ層3が
横方向にエッチングされる。その進行状況を透明な保護
層4を透して見ることで、相対的にエッチング部位の実
際のエッチングの進行状況を知ることができる。なお、
本発明の構成を説明する上記課題を解決するための手段
と作用の項では、本発明を分かり易くするために実施例
の図を用いたが、これにより本発明が実施例に限定され
るものではない。
【0009】
【実施例】図1〜図3により本発明の一実施例を説明す
る。図1は(100)Si半導体基板1の内部をエッチ
ングしてSOI構造を作るプロセスなどに用いて好適な
エッチングモニタの構成例を示したもので、同図(a)
は平面図、同図(b)はそのb−b断面図である。次に
その形成方法を説明する。
【0010】上記プロセスにおいてエッチング対象物と
なる半導体基板1の不必要な領域、つまり素子形成領域
以外の例えばスクライブライン上などに、ポリSi層を
数1000Åの厚みに形成した後、このポリSi層をフ
ォトエッチング法を用いて幅数μm、長さ数10μm程
度の帯状に加工して、モニタ層となるポリSi膜3を形
成する。この時、ポリSi膜3にはPあるいはN形の不
純物を拡散させておいてもよいし、また加工後熱処理を
行っておいてもよい。
【0011】次いで保護層となるPSG膜4をCVD法
等により形成し、その一部をフォトエッチングにより除
去してポリSi膜3の一方の短辺3aを露出させる。こ
の時、フォトエッチングによりこの保護層たるPSG膜
4の表面に目盛5を刻んでおいてもよい。
【0012】図1にはモニタの部分しか示していない
が、今、この半導体基板1の素子形成領域には図2に示
したようにトレンチ1Aが形成されており、その側壁よ
り内部に向かって所定の深さだけ、塩基性エッチング液
によりエッチング加工を施すものとする。上記PSG膜
4はこのエッチング液に耐性を有する。またこの場合、
トレンチ1Aの側壁に垂直、つまり半導体基板1の表面
(主面)に平行に横方向にエッチングするのであるか
ら、その方向は(110)となる。
【0013】そこで実際にエッチングを行うに際して
は、予め(110)SiとポリSi膜3とに対する上記
塩基性エッチング液のエッチング速度の比を同一の条件
において測定しておく。これにより、トレンチ1Aの内
部でその側壁から横方向に進行するエッチングの深さ
を、半導体基板1の表面に配置されたポリSi膜3の短
辺3aから進行するエッチングの状況を光学顕微鏡など
で観察して知ることができる。すなわち、PSG膜4か
ら露出させた短辺3a側よりポリSi膜3がどれだけ除
去されたかを基板表面からPSG膜4を透して測定し、
そのエッチング量からトレンチ1Aの内部横方向のエッ
チングの進行状況を把握できる。
【0014】この方法は、トレンチ1Aの側壁で進行す
るエッチングの深さ自体を直接測定するものではなく、
半導体基板表面のポリSi膜3のエッチング量をスケ−
ルとして相対的に測定するものではあるが、同じエッチ
ング液により同じ条件下で同時にエッチングが進行し、
エッチング液の組成や温度などの条件のばらつきの影響
は全く同じように受けるため、精度の良い測定が可能で
ある。
【0015】また、ポリSi膜3の長さの変化が基板表
面からの観察のみで知れるため、エッチング操作を中断
することなく、現に進行しつつあるエッチングの状況を
把握できる。この場合、目盛5に、(110)Siのエ
ッチング深さに対応した数値を刻んでおけば、さらにエ
ッチング量の把握が容易となる。
【0016】以上、図2に示したようなエッチングを行
う場合について説明したが、本実施例のエッチングモニ
タは図3に示すような基板構造の場合に適用しても同様
に有効である。図3の基板構造は例えばNPN形の縦形
バイポ−ラトランジスタに用いられるもので、(10
0)Si半導体基板1の上にN形不純物高濃度埋込層6
が形成され、その上にさらにN形のエピタキシャル層7
が形成されている。
【0017】ここで、埋込層6まで到達する深さのトレ
ンチ8を形成し、その側壁からこの埋込層6のみを所望
の深さだけ横方向に選択エッチングするものとする。エ
ッチング液としてはフッ酸、硝酸、酢酸を1:3:8の
容量比で混合した溶液を用いる。
【0018】この場合、表面に形成するモニタ用のポリ
Si膜3にはN形高濃度不純物をド−ピングしておき、
予めこのポリSi膜3と埋込層6とに対する上記エッチ
ング液のエッチング速度の比を同一のエッチング条件下
で測定しておく。これにより、実際のエッチングに際し
ては、ポリSi膜3の横方向のエッチング深さを表面か
ら観察することで、埋込層6の横方向エッチング深さを
モニタできる。
【0019】次に図4を用いて他の実施例を説明する。
同図はP形半導体基板11にN形エピタキシャル層12
を形成し、このN形エピタキシャル層12にアノ−ディ
ックバイアスを印加しながらP形半導体基板11の選択
エッチングを行う場合について示したもので、同図
(a)が平面図、同図(b)はそのb−b断面図であ
る。
【0020】P形半導体基板11の上に形成したN形エ
ピタキシャル層12の上に酸化膜等の絶縁膜13を形成
し、その上にモニタ層となるポリSi膜14を形成す
る。このポリSi膜14はP形不純物をド−プしたP形
ポリSi膜14aとN形不純物をド−プしたN形ポリS
i膜14bとからなっている。
【0021】次いでN形ポリSi膜14bとN形エピタ
キシャル層12とに接触させてAl等の金属からなる電
極17を形成し、さらに全体を覆うように保護層となる
PSG膜18を形成した後、その一部をフォトエッチン
グにより除去してポリSi膜14の一方の短辺14cを
露出させる。
【0022】エッチングは塩基性エッチング液により、
マスク材19を用いて半導体基板11の裏面より行な
い、図中1点鎖線で示したパタ−ンの内側ハッチング部
16を除去する。その際、金属電極17に適当なアノ−
ディックバイアスを印加した状態で行なうと、N形エピ
タキシャル層12との界面でエッチングが自動的に停止
する。
【0023】このとき、P形ポリSi膜14aの短辺1
4cから横方向に進行するエッチング量を表面から観察
することで、裏面におけるP形半導体基板11の縦方向
のエッチング深さをモニタできる。また、適切なバイア
スが印加されていないと、N形ポリSi膜14bまで溶
解したり、あるいはP形ポリSi膜14aのエッチング
が停止したりするため、これを観察することで適切なバ
イアスが印加されているか否かも確認できる。つまりN
形ポリSi膜14bのパタ−ンは残ったまま、P形ポリ
Si膜14aのエッチングが進行するようにバイアス条
件を設定することで、プロセスの歩留を高く維持しつつ
高精度のエッチングを行なうことができる。
【0024】以上述べた2つの実施例のうち前者は、S
OI等の高耐圧もしくは低寄生容量の高速・高周波デバ
イスの製造プロセスへの適用が容易であり、後者はセン
サ等のマイクロマシニングプロセスへの適用が考えられ
る。しかしもちろん、本発明はこれらに限らず、デバイ
スプロセス中において、基板内部もしくは裏面のエッチ
ング状況を表面でモニタしたい場合には常に有効であ
る。いずれの実施例においても、モニタは半導体基板上
の使用しない領域、例えばスクライブライン上等に設置
することで、基板面上の利用効率を下げることはない。
【0025】さらに、トレンチの側壁や基板の裏面のエ
ッチングをモニタする場合のみ述べたが、図5に示した
ように基板表面から所定深さのエッチングを行なう場合
でも、本発明のモニタを使えば、エッチングを中断する
ことなくしかも高精度にその深さを測定できる利点があ
る。なお、ポリSi膜のモニタ層とPSG膜の保護層と
の組合せについてのみ述べたが、本発明はこれに限定さ
れない。また、半導体基板のエッチングについて説明し
たがその他の基板のエッチングモニタとしても本発明を
応用できる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、エッチング対象部位の
エッチング量に応じてエッチングされるモニタ層を基板
の一の面に観察可能に設けたので、エッチング操作を中
断することなく、進行しつつあるエッチング対象部位の
エッチングの状況を視覚的に正確に把握でき、これによ
りエッチング精度が高まり、エッチング不足や過エッチ
ング等のプロセスミスも防止できて高い歩留を確保する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すエッチングモニタを示
し、(a)がその平面図および(b)はその断面図
【図2】エッチングの対象たる基板の構成例を示す断面
【図3】基板の他の構成例を示す断面図
【図4】他の実施例を示し、(a)がその平面図および
(b)がその断面図
【図5】基板の他の構成例を示す断面図
【符号の説明】
1,11 半導体基板 3,14 ポリSi膜からなるモニタ層 3a モニタ層の露出短辺 4,18 PSG膜 6 埋込層 7,12 N形エピタキシャル層 8 トレンチ 14a P形ポリSi膜 14b N形ポリSi膜 14c モニタ層の露出短辺

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板のエッチング対象部位を構成する物
    質と同質、またはその物質と異質であるが両者のエッチ
    ング速度の比が既知の物質からなるモニタ層を基板の一
    の面に形成するとともに、このモニタ層を透明な耐エッ
    チング性の保護層で覆い、モニタ層の少なくとも1端面
    を保護層から露出させたことを特徴とするエッチングモ
    ニタ付き基板。
JP24465091A 1991-08-29 1991-08-29 エツチングモニタ付き基板 Pending JPH0562868A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24465091A JPH0562868A (ja) 1991-08-29 1991-08-29 エツチングモニタ付き基板

Applications Claiming Priority (1)

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JP24465091A JPH0562868A (ja) 1991-08-29 1991-08-29 エツチングモニタ付き基板

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Publication Number Publication Date
JPH0562868A true JPH0562868A (ja) 1993-03-12

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ID=17121905

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24465091A Pending JPH0562868A (ja) 1991-08-29 1991-08-29 エツチングモニタ付き基板

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JP (1) JPH0562868A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007301719A (ja) * 2004-09-27 2007-11-22 Idc Llc インターフェロメトリック変調器に関するプロセスコントロールモニター
JP2014018871A (ja) * 2012-07-12 2014-02-03 Seiko Epson Corp プロセスモニター素子、およびmems素子の製造方法

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007301719A (ja) * 2004-09-27 2007-11-22 Idc Llc インターフェロメトリック変調器に関するプロセスコントロールモニター
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