JPH0562766U - 産業車両の走行安全装置 - Google Patents

産業車両の走行安全装置

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Publication number
JPH0562766U
JPH0562766U JP345492U JP345492U JPH0562766U JP H0562766 U JPH0562766 U JP H0562766U JP 345492 U JP345492 U JP 345492U JP 345492 U JP345492 U JP 345492U JP H0562766 U JPH0562766 U JP H0562766U
Authority
JP
Japan
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valve
oil
switching
switching valve
vehicle
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Withdrawn
Application number
JP345492U
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English (en)
Inventor
完治 青木
幸夫 内山
諭 松田
利幸 緑川
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0562766U publication Critical patent/JPH0562766U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の前後進を切換える切換バルブのスプー
ル位置と切換スイッチの操作位置と相違からの車両の誤
動作の虞れを防止する。 【構成】 前後進を行うためのトランスミッション1
に、一対の送油管3,4を介して前後進を切換える前後
進切換バルブ2が接続されている。この切換バルブ2の
直前にコントローラ10と接続されたソレノイドバルブ
5が取付けられ、また、送油管3,4に油圧スイッチ2
1,22が設置される。コントローラ10が前後進切換
バルブ2と油圧スイッチ21,22からの信号が一致し
ているかを判断し、不一致の場合はソレノイドバルブ5
により作動油を逃す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両の誤動作を防止し得る産業車両の走行安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、フォークリフトは、積載した荷物を上下させるマストを車体の前方に 備えると共に、この荷物の運搬をすべく、場所間の移動ができるようにした荷役 用の産業車両である。
【0003】 このような産業車両の駆動系の一例を図2に示し、この図に基づき従来技術を 説明する。
【0004】 この図に示すように、オイルパン7内の作動油がオイルポンプ8を経て、クラ ッチ圧コントロールバルブ9に送られ、前後進切換バルブ2で前進側あるいは後 進側の送油管3,4を介してトンスミッション1に送られる。そして、この結果 、図示しない駆動装置からの動力により、車両が前進あるいは後進することにな る。
【0005】 この際、オペレータが操作する切換スイッチ31と前後進切換バルブ2との間 は図示しないリンク等を介して接続されており、前後進切換バルブ2のスプール を直接切換スイッチ31により切換えるようにしている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
前述のような構成の装置では、オペレータが前後進を切換える切換スイッチ3 1の操作を介して直接に前後進切換バルブ2のスプールを移動させることとなる 。この為、特にフォークリフト等の産業車両では、同一の操作を繰返して行なう ことが多いことから、オペレータの労力が過大となる虞れを有する。
【0007】 一方、前後進切換バルブ2をソレノイド等により電気的に操作する構造も考え られるが、この場合、切換スイッチと前後進切換バルブとの間に機械的なつなが りが無くなる為、前後進切換バルブまでの配線が断線したり、あるいは前後進切 換バルブのスプールがスプールステック等を起こしたときに、オペレータはそれ を知らずに運転することになる。この結果、オペレータが考えている方向と異な る思わぬ方向に車体が動き出す虞れを有する欠点がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案による産業車両の走行安全装置は、車両の前後進を電気的に切換える切 換スイッチと、該車両のトランスミッションへの送油経路を変えて前進と後進と の間で該トランスミッションによる動力伝達を変更する切換バルブと、該切換バ ルブの上流側に接続され且つ該切換バルブへの送油を制御するソレノイドバルブ と、前記切換バルブの送油方向を検出して電気信号を発生するセンサと、該セン サと前記切換スイッチにそれぞれ接続されて該センサからの電気信号と前記切換 スイッチからの電気信号を比較すると共に前記ソレノイドバルブに接続されて該 信号の比較に基づき前記ソレノイドバルブを動作するコントローラとを有するこ とを特徴とする。
【0009】
【作用】
切換スイッチが操作されて車両の前後進が切換えられると、コントローラを介 して切換バルブが作動して、トランスミッションへ送られる作動油の送油経路が 変更される。この際、切換バルブからの送油経路がセンサで検出されて、コント ローラがセンサからの信号と切換スイッチからの信号が一致しているかを判断す る。一致している場合は、正常と判断して車両を前進あるいは後進させ、一致し ていない場合は、異常と判断して切換バルブへの送油をソレノイドバルブが逃が し、車両を停止することとする。
【0010】
【実施例】
本考案の一実施例に係わる産業車両の安全装置を図1に示し、この図に基づき 本実施例を説明する。尚、従来の技術等で説明した部材と同一部材には、同一符 号を付して説明を省略する。
【0011】 図1に示すように、車両に前後進を行わせる為のトランスミッション1の下部 に、作動油を蓄えるオイルパン7が位置しており、図示しないエンジンに連結さ れて駆動されるオイルポンプ8が送油管13でオイルパン7とつながれている。 そして、オイルポンプ8は他の送油管14を介して油圧を一定に保つレギュレー タであるクラッチ圧コントロールバルブ9とつながれており、クラッチ圧コント ロールバルブ9には、このバルブ9からの作動油が送られるように、送油管15 を介して前後進切換バルブ2が接続されている。
【0012】 一方、前述のトランスミッション1は、一対の送油管3,4を介して前後進を 切換える前後進切換バルブ2と接続されており、いずれかの送油管3,4を選択 して作動油が送られるようになっている。また、前後進切換バルブ2には、この バルブ2のスプールを移動する図示しないソレノイドが内蔵されていて、通電に より作動するこのソレノイドの動作で、前後進切換バルブ2のスプールが移動さ れ、トランスミッション1が前進方向に動力を伝達する送油管3への送油、ある いはトランスミッション1が後進方向に動力を伝達する送油管4への送油が選択 的に行われる。
【0013】 さらに、前後進切換バルブ2の上流側の送油管15には、ソレノイドバルブ5 が接続されている。このソレノイドバルブ5は、電気スイッチである切換スイッ チ11からの切換信号を前後進切換バルブ2に送るコントローラ10に、電気回 路25を介して接続されていると共に、オイルパン7へのドレン用の送油管23 が取付けられている。この一方、コントローラ10は、送油管3,4にそれぞれ 取付けられて、それぞれの送油管3,4内の油圧を測定するセンサとなる油圧ス イッチ21,22と電気回路26,27を介して接続されている。
【0014】 次に、以上のような構成の本実施による作用を説明する。
【0015】 まず、車両のオペレータが手動で切換スイッチ11を中立あるいは後進の状態 から前進側に操作すると、コントローラ10が前後進切換バルブ2のソレノイド を制御しつつ作動し、前後進切換バルブ2のスプールが移動する結果、オイルポ ンプ8から送られた作動油が送油管3を介してトランスミッション1に送られる 。この際、油圧スイッチ21が送油管3内の油圧を検出してコントローラ10に その検出信号が送られる。
【0016】 そして、コントローラ10が切換スイッチ11からの信号と油圧スイッチ21 からの信号とを比較し、正常に前後進切換バルブ2のスプールが移動しているか を判断する。もし、正常な位置にスプールがなく、一定の設定時間を超えて、油 圧スイッチ21の油圧が低く、他方の油圧スイッチ22の油圧が高い状態が続く 場合などは、ソレノイドバルブ5からオイルパン7に作動油を逃すこととして、 トランスミッション1での動力の伝達を中止し、トランスミッション1を中立の 状態とする。また、正常な位置にスプールがあるときは、ソレノイドバルブ5か ら作動油を逃さないで、前後進切換バルブ2を介して作動油をトランスミッショ ン1に送るようにする。
【0017】 この一方、オペレータが手動で切換スイッチ11を後進側に操作する場合も、 前述と同様に油圧スイッチ21,22,コントローラ10及びソレイドバルブ5 等が作動する。この為、同様の説明を省略する。
【0018】 尚、本実施例において、センサを油圧スイッチ21,22としたが、他の周知 なセンサ類及びリミットスイッチ等であってもよい。また、本実施例は、車両の 前後進に関して説明を行ったが、車速の高低の切換に応用できることはいうまで もない。
【0019】
【考案の効果】
本考案の産業車両の走行安全装置によれば、前後進を切換える切換スイッチの 操作位置と切換バルブの作動が一致しているかをコントローラで判断し、一致し ていない場合には、切換バルブ側への送油を中止するべく、ソレノイドバルブに より作動油を逃すこととした結果、車両を操作するオペレータが直接に切換バル ブのスプールを動かす必要がなくなり、オペレータの労力が低減され、さらに、 切換バルブのスプールが適正な位置にないときには、車両の動きが停止されて、 車両の安全性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係わる産業車両の走行安全
装置であってこの産業車両の駆動系の概略構成図であ
る。
【図2】従来技術に係わる産業車両の走行安全装置であ
ってこの産業車両の駆動系の概略構成図である。
【符号の説明】
1 トランスミッション 2 前後進切換バルブ 3,4,13,14,15,23 送油管 5 ソレノイドバルブ 7 オイルパン 8 オイルポンプ 9 クラッチ圧コントロールバルブ 10 コントローラ 11,31 切換スイッチ 25,26,27 電気回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 内山 幸夫 神奈川県相模原市田名3000番地 三菱重工 業株式会社相模原製作所内 (72)考案者 松田 諭 神奈川県相模原市田名3000番地 三菱重工 業株式会社相模原製作所内 (72)考案者 緑川 利幸 神奈川県相模原市田名3000番地 エム・エ イチ・アイさがみハイテック株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の前後進を電気的に切換える切換ス
    イッチと、該車両のトランスミッションへの送油経路を
    変えて前進と後進との間で該トランスミッションによる
    動力伝達を変更する切換バルブと、該切換バルブの上流
    側に接続され且つ該切換バルブへの送油を制御するソレ
    ノイドバルブと、前記切換バルブの送油方向を検出して
    電気信号を発生するセンサと、該センサと前記切換スイ
    ッチにそれぞれ接続されて該センサからの電気信号と前
    記切換スイッチからの電気信号を比較すると共に前記ソ
    レノイドバルブに接続されて該信号の比較に基づき前記
    ソレノイドバルブを動作するコントローラとを有するこ
    とを特徴とする産業車両の走行安全装置。
JP345492U 1992-02-03 1992-02-03 産業車両の走行安全装置 Withdrawn JPH0562766U (ja)

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JP345492U JPH0562766U (ja) 1992-02-03 1992-02-03 産業車両の走行安全装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP345492U JPH0562766U (ja) 1992-02-03 1992-02-03 産業車両の走行安全装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0562766U true JPH0562766U (ja) 1993-08-20

Family

ID=11557779

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP345492U Withdrawn JPH0562766U (ja) 1992-02-03 1992-02-03 産業車両の走行安全装置

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JP (1) JPH0562766U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019123583A (ja) * 2018-01-16 2019-07-25 三菱ロジスネクスト株式会社 産業車両および運転支援システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019123583A (ja) * 2018-01-16 2019-07-25 三菱ロジスネクスト株式会社 産業車両および運転支援システム

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Legal Events

Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960606