JPH05626U - 包装用紙箱 - Google Patents

包装用紙箱

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JPH05626U
JPH05626U JP4623791U JP4623791U JPH05626U JP H05626 U JPH05626 U JP H05626U JP 4623791 U JP4623791 U JP 4623791U JP 4623791 U JP4623791 U JP 4623791U JP H05626 U JPH05626 U JP H05626U
Authority
JP
Japan
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peripheral wall
wall
paper box
lid
fold lines
Prior art date
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Pending
Application number
JP4623791U
Other languages
English (en)
Inventor
洋吉 谷口
Original Assignee
東洋エコー株式会社
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Publication date
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Publication of JPH05626U publication Critical patent/JPH05626U/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】包装用紙箱に関し、強度的に優れていると共に
外観的にも好ましい紙箱を提供することである。 【構成】底壁2から立ち上る周壁を内側周壁と外側周壁
の二重壁とし、前記内側周壁の上端縁と外側周壁の上端
縁間に平坦なフランジ部17,17aを設けたのであ
る。このようにすると、水平方向の衝撃に対しても強度
が向上し、外観的にも好ましくなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、厚紙によって形成された包装用箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の紙箱は、普通、周壁が一重になっているが、特に強度を必要とする場 合、二重にすることもある。
【0003】 しかしながら、単に周壁を二重にするだけでは予想以上の強度向上もなく、外 観形状の点でも一重壁と同等であって、美観を向上させる工夫に乏しかった。
【0004】
【考案の課題】
そこで、この考案の課題は、周壁を二重壁として著るしい強度の向上をはかる と同時に、外観的にも優れた包装用紙箱を提供することである。
【0005】
【課題の解決手段】
上記の課題を解決するためこの考案は、底壁と周壁から成る多角形紙箱におい て、前記周壁は内側周壁と外側周壁より成り、前記内側周壁と外側周壁の上端縁 を平坦なフランジ部を介して接続し、前記外側周壁の下端部を前記内側周壁又は 底壁に固着した構成を採用したのである。
【0006】
【作用】
周壁が二重になっており、かつその上端は平坦なフランジ部によって互に接続 されているため、垂直方向の衝撃ばかりでなく、水平方向の衝撃にも強度が向上 する。
【0007】 また、平坦なフランジ部及び尖鋭なコーナ部によって外観的にも好ましくなる 。
【0008】 さらに、尖鋭かつ正確なコーナ部が形成されているため、蓋を確実に嵌合する ことができる。
【0009】 そのほか、内側周壁と外側周壁とに間隔があるので、外側周壁に切り込みを設 けることができ、これに蓋の突起を係止させると、蓋を確実に係合することがで きる。
【0010】
【実施例】
図1は、この考案の紙箱のブランクを示す。
【0011】 図示のように、ブランク1には、4角形の底壁2の一端に、折り目線3を介し て、外開きテーパ状の内側端壁4が設けられ、さらに2条の折り目線5、6を介 して、内開きテーパ状の外側端壁7が設けられ、同様に底壁2の他端に、折り目 線3a及び5a、6aを介して、前記端壁と同形の端壁4a、7aが設けられて いる。
【0012】 前記2条の折り目線5と6及び5aと6aとの間は、フランジ部8、8aであ って、その両端は、ほぼ45°の角度で外開きテーパ状になっている。
【0013】 前記底壁2の両側縁には、折り目線9、9aを介して、外開きテーパ状の内側 側壁10、10aが設けられ、さらに2条の折り目線11、12及び11a、1 2aを介して、内開きテーパ状の外側側壁13、13aが設けられ、これらの側 壁13、13aの両端には、折り目線15、15及び15a、15aを介して、 三角形の連結フラップ16、16及び16a、16aが設けられている。
【0014】 前記2条の折り目線11、12及び11a、12aの間は、フランジ部17、 17aとなっており、その両端の内側部分は、内側側壁10、10aの上端から 突出して、係止片18、18及び18a、18aとなっている。
【0015】 隣接する端壁4と側壁10及び端壁4aと側壁10aとの間には、折り目線1 9、20及び19a、20、折り目線19、20a及び19a、20aを介して 、三角形状の連結部21、21、21a、21aが設けられ、これらの連結部の 中央には、折り目線22、22、22a、22aが設けられている。
【0016】 上記のようなブランク1を組立てるには、図2及び図3に示すように、折り目 線3、3a及び9、9aに沿って折り曲げ、端壁4、7及び4a、7aと側壁1 0、13及び10a、13aを底壁2から立ち上がらせる。
【0017】 このとき、同時に折り目線19、20、22及び19a、20、22と折り目 線19、20a、22a及び19a、20a、22aを折り曲げて連結部21、 21、21a、21aを二つ折りにしながら三角形に折り畳んで外側に突出させ る(図3参照)。
【0018】 そして、折り目線11、12及び11a、12aに沿って、外側側壁13、1 3aを内側側壁10、10aの外面に折り曲げる(図4参照)。同時に、内側側 壁10、10aの上端縁と外側側壁13、13aの上端縁との間に平坦なフラン ジ部17、17aが形成される。
【0019】 さらに図4の状態で、折り目線15、15、15a、15aに沿って、連結フ ラップ16、16、16a、16aを連結部21、21、21a、21aと共に 内側端壁4、4aに重ね合せるよう折り曲げる。
【0020】 図5は、端壁4a、7aの正面から見た連結フラップ16、16aと連結部2 1、21aの折り曲げ状態、即ち内側端壁4aに重ね合せた状態を示す。
【0021】 図5の状態で、折り目線5、6及び5a、6aに沿って、外側端壁7、7aを 、内側端壁4、4aの外面に重ねるよう折り曲げる。このとき、同時に内側端壁 4、4aの上端縁と外側端壁7、7aの上端縁との間に、平坦なフランジ部8、 8aが形成される。
【0022】 最後に、外側端壁7、7a及び外側側壁13、13aの下端部内面を内側端壁 4、4a及び内側側壁10、10aの下端部外面に接着剤で固着すると紙箱Aが 完成する。図7は、こうして出来上った紙箱Aの全体図である。
【0023】 上記のような外側端壁7と内側端壁4の固着方法は(側壁も同じ)、図8に示 されているが、必ずしもこれに限らない。図9に示すように、外側端壁7の下部 を内側端壁4の下部に沿うよう折り曲げて接着剤14で固着してもよく、或は図 10に示すように、外側端壁13の下端を延長して底壁2の外面に接着剤14で 固着してもよい。
【0024】 前記内側端壁4と外側端壁7及びフランジ部8によって形成される二重壁(側 壁も同じ)の断面形状は、図8又は図9のようなテーパ状であってもよいが、図 10のようなほぼ平行四辺形であってもよい。
【0025】 また、図示のように内側端壁或は内側側壁を内側方向に傾斜させておくと、紙 箱を積み重ねるのに便利であるが、必ずしもこれに限定されず、例えば垂直であ ってよい。
【0026】 前述のように、この考案の紙箱には、平坦なフランジ部が全周にわたって設け られ、正確で尖鋭なコーナ部が形成されるので、図11及び図12に示すように 、紙箱Aに合成樹脂の成形蓋Bを使用する場合、コーナ部Cに対応する位置に、 突起Dを形成しておくと、蓋Bの嵌合が確実かつ容易に行うことができる。
【0027】 図13及び図14に示すように、端壁及び側壁から成る周壁が間隙を有する二 重壁より成るため、周壁Eの適宜個所に切り込みFを設けておき、これに対応し て、蓋Bに突起Dを設けておくと、切り込みFに突起Dが係合して蓋Bを確実に 嵌合させることができる。
【0028】 図15に示すように、紙箱Bには平坦なフランジ部8及び17が設けられてい るので、蓋Bに落し溝Gを形成しておくと、前記フランジ部8及び17を挾持し て、蓋Bを開口部に確実に保持することができる。
【0029】 そのほか、開口部周縁の強度が高いのでシュリンク包装に好適である。
【0030】 なお、上述の実施例において、4角形の紙箱を示したが、これに限定されない 。
【0031】
【効果】
この考案によれば、以上のように、紙箱の周壁を二重にしかつその二重壁の上 端に平坦なフランジ部を設けたので、垂直方向ばかりでなく水平方向の衝撃に対 しても強度が向上し、外観的にも商品価値が向上する。
【0032】 さらに、尖鋭かつ正確なコーナ部が形成されているので、蓋を確実に嵌合する ことができ、また、外側周壁に切り込みを設けて、蓋の突起と係合できるように しておくと、蓋をより確実に係止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す紙箱の展開図
【図2】紙箱の組立順序を示す正面図
【図3】同上の側面図
【図4】同上のさらに進んだ過程を示す側面図
【図5】同上の正面図
【図6】組立が完成した紙箱の正面図
【図7】同上の平面図
【図8】周壁の一例を示す部分断面図
【図9】同上の他の例を示す部分断面図
【図10】同上のさらに他の例を示す部分断面図
【図11】紙箱に蓋を嵌合した状態を示す部分平面図
【図12】同上の部分断面図
【図13】紙箱に形成した切り込みと蓋の突起を係合し
た状態を示す正面図
【図14】同上の断面図
【図15】蓋と紙箱の他の嵌合状態を示す部分断面図
【符号の説明】
A 紙箱 B 蓋 C コーナ部 D 突起 E 周壁 F 切り込み G 落し溝 1 ブランク 2 底壁 4、4a 内側端壁 7、7a 外側端壁 8、8a フランジ部 10、10a 内側側壁 13、13a 外側側壁 17、17a フランジ部

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 底壁と周壁から成る多角形の紙箱におい
    て、前記周壁は内側周壁と外側周壁より成り、前記内側
    周壁と外側周壁の上端縁は平坦なフランジ部を介して接
    続されており、前記外側周壁の下端部は前記内側周壁又
    は底壁に固着されていることを特徴とする包装用紙箱。
JP4623791U 1991-06-19 1991-06-19 包装用紙箱 Pending JPH05626U (ja)

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