JPH0562556A - ローラコンタクト装置 - Google Patents

ローラコンタクト装置

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Publication number
JPH0562556A
JPH0562556A JP22610391A JP22610391A JPH0562556A JP H0562556 A JPH0562556 A JP H0562556A JP 22610391 A JP22610391 A JP 22610391A JP 22610391 A JP22610391 A JP 22610391A JP H0562556 A JPH0562556 A JP H0562556A
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JP22610391A
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Inventor
Kazuo Yoshida
和夫 吉田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、通電能力を増強した小形のロー
ラコンタクト装置を得ることを目的とする。 【構成】 前部および後部ローラコンタクト4a、4b
が、互いに平行に配設された第1および第2固定コンタ
クト1、2のコンタクト部1a、2aを挟んで前後から
コンタクト部1a、2aに橋架接触するように対向して
配設されている。前部および後部ローラコンタクト4
a、4bは、それぞれ前部および後部ローラコンタクト
支持部材5a、5bに支承されている。駆動部材6は、
第1および第2固定コンタクト1、2間に延在して設け
られ、前部および後部ローラコンタクト支持部材5a、
5bを支承している。前部および後部ローラコンタクト
支持部材5a、5b間には接圧発条が張架されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ローラコンタクト装
置、特に1個のローラコンタクトが2個の固定コンタク
トにまたがって接触(橋絡接触)する、いわゆるブリッ
ジ形ローラコンタクトを用いて構成されるローラコンタ
クト装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ブリッジ形ローラコンタクトを
用いたローラコンタクト装置は、一方の固定コンタク
ト、すなわち第1固定コンタクトから、他方の固定コン
タクト、すなわち第2固定コンタクトへの電流通路が、
第1固定コンタクトから、第1固定コンタクトとローラ
コンタクトとの接触点、ローラコンタクト、ローラコン
タクトと第2固定コンタクトとの接触点を順次経由し
て、第2固定コンタクトに至る経路によって形成され、
ローラコンタクトのみを介在物として構成されていると
いう特徴を有している。すなわち、ローラコンタクト
と、これを回転自在に保持するローラ軸もしくはそれら
の間に設けられる軸受等との接触摺動部が電流通路に介
在していないので、接触摺動部における電食の発生がな
く、いつまでも、スムーズなローラコンタクトの回転が
保持され得るという優れた特徴を有している。
【0003】しかしながら、このようなローラコンタク
ト装置において、通電能力を増強することが要請された
場合には、ローラコンタクトを複数個、その軸方向、進
行方向もしくは同軸重層に並列配列して対応していた。
【0004】図7の(a)は例えば特公昭62ー524
05号公報に記載された従来のローラコンタクト装置の
一例を示す平面図であり、図において1は第1固定コン
タクト、2は第2固定コンタクト、3はローラコンタク
トである。ここで、このローラコンタクト装置は、第1
および第2固定コンタクト1、2ならびにローラコンタ
クト3からなる組を、ローラコンタクト3の軸方向に2
組配列して並列接続して構成されている。
【0005】図7の(b)は例えば特公昭62ー524
05号公報に記載された従来のローラコンタクト装置の
他の例を示す斜視図であり、このローラコンタクト装置
は、ローラコンタクト3を、ロラコンタクト3の進行方
向に2個並設して構成されている。
【0006】図7の(c)は例えば特公昭62ー524
05号公報に記載された従来のローラコンタクト装置の
さらに他の例を示す断面図であり、このローラコンタク
ト装置は、2個のローラコンタクト3を、各ローラコン
タクト3の胴部がほぼ同軸心にかつ筒的に嵌装し、同軸
重層配列して構成されている。
【0007】このように、従来のローラコンタクト装置
では、ローラコンタクト3を複数個、その軸方向、進行
方向あるいは同軸重層に並列配列しているので、第1固
定コンタクト1から第2固定コンタクト2への電流通路
に、2個のローラコンタクト3が並列接続的に挿入さ
れ、倍増した通電能力が得られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のローラコンタク
ト装置は以上のように、2個のローラコンタクト3をそ
の軸方向に並列配列しているので、軸方向が2倍とな
り、2個のローラコンタクト3をその進行方向に並列配
列しているので、進行方向の平面寸法が2倍となり、隣
接する固定コンタクトとの間の絶縁距離を確保する点で
不利であり、あるいは2個のローラコンタクト3を同軸
重層配列しているので、軸方向の寸法増加は僅かですむ
が、ローラ径を相当大きくする必要があり、結果的に軸
方向寸法も平面方向寸法も大きくなってしまい、また、
いずれの場合にも、2個のローラコンタクト3が第1お
よび第2固定コンタクト1、2に対して同一の側に配設
されているので、接触反力がそのまま、第1および第2
固定コンタクト1、2の固定コンタクト支持部材および
ローラコンタクト駆動部材のそれぞれに対する押圧力と
して働き、固定コンタクト支持部材およびローラコンタ
クト駆動部材をこの押圧力に耐える構造とする必要があ
り、ローラコンタクト数が増えるほど装置が大形化する
という課題があった。
【0009】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、ローラコンタクト数の増加に
ともなう寸法増加を最小限に抑え、接触反力が固定コン
タクト支持部材やローラコンタクト駆動部材に作用しな
いようにし、通電能力を増強した小形のローラコンタク
ト装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係るローラコンタクト装置は、互いに平行に配設された
第1および第2固定コンタクトと、これらの第1および
第2固定コンタクトを挟んで前後から第1および第2固
定コンタクトにそれぞれ橋絡接触し得るように対向して
配設された前部および後部ローラコンタクトからなる少
なくとも一対のローラコンタクトと、これらの前部およ
び後部ローラコンタクトをそれぞれ支承する前部および
後部ローラコンタクト支持部材と、第1および第2固定
コンタクト間を横切って配設され、前部および後部ロー
ラコンタクト支持部材を支承して第1および第2固定コ
ンタクトに平行に移動させる駆動部材と、前記前部およ
び後部ローラコンタクトを第1および第2固定コンタク
トに押圧する接圧発条とを備えるものである。
【0011】また、この発明の第2の発明に係るローラ
コンタクト装置は、互いに平行に配設された第1および
第2固定コンタクトと、これらの第1および第2固定コ
ンタクトを挟んで前後から第1および第2固定コンタク
トにそれぞれ橋絡接触し得るように対向して配設された
前部および後部ローラコンタクトからなる少なくとも一
対のローラコンタクトと、これらの前部および後部ロー
ラコンタクトをそれぞれ支承する前部および後部ローラ
コンタクト支持部材と、この前部ロラコンタクト支持部
材を支承する前部支持フォークと、第1および第2固定
コンタクト間を横切って配設され、後部ローラコンタク
ト支持部材を支承する後部支持フォークと、これらの前
部および後部支持フォークを支持して第1および第2固
定コンタクトに平行に移動させる駆動部材と、前部およ
び後部ローラコンタクトを第1および第2固定コンタク
トに押圧する接圧発条とを備えるものである。
【0012】
【作用】この発明においては、前部および後部ローラコ
ンタクトが、第1および第2固定コンタクトを挟んで前
後から第1および第2固定コンタクトにそれぞれ橋架接
触するように対向して配設されているので、前部および
後部ローラコンタクトの進行方向への寸法増加がなく、
隣接する第1および第2固定コンタクトとの絶縁距離を
確保する上での不利がなく、また前部および後部固定コ
ンタクトの前後方向への寸法増加をともなうが、隣接す
る第1および第2固定コンタクトとの絶縁距離を考慮す
る必要がないので、寸法増加を最小限に抑えることがで
きる。
【0013】さらに、前部および後部ローラコンタクト
を介して第1および第2固定コンタクトの前後面に作用
する接圧発条による接触圧力は当大逆方向の力となり、
第1および第2固定コンタクトに作用する実質外力はゼ
ロとなる。したがって、第1および第2固定コンタクト
の支持部材の強度を増す必要がなく、これによる装置の
大形化を抑えることができる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。 実施例1.図1はこの発明の第1の発明に係るローラコ
ンタクト装置の一実施例を示す側断面図、図2は図1の
IIーII線に沿った断面図であり、図において図7の
(a)〜(c)に示す従来のローラコンタクト装置と同
一または相当部分には同一符号を付し、その説明を省略
する。図において、1a、2aはそれぞれ第1および第
2固定コンタクト1、2の端部にL字状に形成されたコ
ンタクト部であり、これらの第1および第2固定コンタ
クト1、2は、コンタクト部1a、2aが相対するよう
に互いに平行に配設されている。
【0015】4は第1および第2固定コンタクト1、2
の前面および後面のそれぞれにコンタクト部1a、2a
を挟んで互いに対向して配設された前部および後部ロー
ラコンタクト4a、4bからなる一対のローラコンタク
ト、5は前部および後部ローラコンタクト4a、4bの
それぞれの上下両端部をそれぞれ回転自在に支承する前
部および後部ローラコンタクト支持部材5a、5bから
なる一対のローラコンタクト支持部材であり、前部およ
び後部ローラコンタクト支持部材5a、5bにはそれぞ
れ中央支点ピン51a、51bが設けられ、コの字状の
断面形状をなしている。
【0016】6は第1および第2固定コンタクト1、2
の前方(図1中、右方向)に配設された駆動源(図示せ
ず)から第1および第2固定コンタクト1、2間に延在
された駆動部材であり、この駆動部材6は、第1および
第2固定コンタクト1、2に平行(図1に対して垂直な
方向)に移動するように構成されている。また、駆動部
材6の延在部には、対向する側壁に2対の小判穴61
a、61bが穿設された開口部6aが設けられており、
小判穴61a、61bのそれぞれに中央支点ピン51
a、51bを遊嵌させて、開口部6a内にローラコンタ
クト4およびローラコンタクト支持部材5を支承保持し
ている。さらに、駆動部材6には、前部および後部ロー
ラコンタクト支持部材5a、5bが互いに接近し過ぎる
のを制限するストッパ62a、62bが配設されてい
る。
【0017】7は小判穴61a、61bに遊嵌されてい
る前部および後部ローラコンタクト支持部材5a、5b
の中央支点ピン51a、51b間に張架された接圧発条
(引張発条)であり、この接圧発条7の張架により、前
部および後部ローラコンタクト支持部材5a、5b間、
すなわちこれらに支承されている前部および後部ローラ
コンタクト4a、4b間に、常時相互吸引力が働いてい
る。
【0018】ここで、ストッパ62a、62bは、前部
および後部ローラコンタクト4a、4bが、第1および
第2固定コンタクト1、2のコンタクト部1a、2aに
前後から接触している時に、前部および後部ローラコン
タクト支持部材5a、5bとの間に所定の間隙を残す位
置に、また、前部および後部ローラコンタクト4a、4
bが、コンタクト部1a、2aから離脱した時に、前部
および後部ローラコンタクト5a、5bを容易に再投入
できるよう、適度な接近間隔に保持する位置に、配設さ
れている。
【0019】一方、小判穴61a、61bの相対内端の
位置は、前部および後部ローラコンタクト4a、4b
が、第1および第2固定コンタクト1、2のコンタクト
部1a、2aに前後から接触している時に、また、相対
外端の位置は、前部および後部ローラコンタクト4a、
4bが、第1および第2固定コンタクト1、2のコンタ
クト部1a、2aから離脱して、前部および後部ローラ
コンタクト支持部材5a、5bが駆動部材6に配設され
たストッパ62a、62bに当接している時に、それぞ
れ、中央支点ピン51a、51bとの間に所定の間隙が
残されている位置に設定されている。
【0020】つぎに、上記実施例1の動作について説明
する。ローラコンタクト装置を通電状態とする場合に
は、駆動源を駆動して駆動部材6を図1の紙面に垂直な
方向に移動させ、第1および第2固定コンタクト1、2
の直上下に達した位置で停止させ、前部および後部ロー
ラコンタクト4a、4bにより、第1および第2固定コ
ンタクト1、2のコンタクト部1a、2aを挟んで前後
からコンタクト部1a、2a間を橋絡接触させる。
【0021】この時、前部および後部ローラコンタクト
支持部材5a、5bの中央支点ピン51a、51bと、
駆動部材6の小判穴61a、61bおよびストッパ62
a、62bとの間には、それぞれ所定の間隙が確保され
ていることから、これらの部分には荷重支承能力がない
ので、接圧発条7の発条力は、中央支点ピン51a、5
1bから、前部および後部ローラコンタクト支持部材5
a、5bを経て、前部および後部ローラコンタクト4
a、4bに至る経路で、前部および後部ローラコンタク
ト4a、4bと第1および第2固定コンタクト1、2の
コンタクト部1a、2aとの接触部に分配印加されてい
る。したがって、電流が、この接触荷重(接圧)で接触
している接触点を介して、第1固定コンタクト1から前
部および後部ローラコンタクト4a、4bを経て第2固
定コンタクト2に至る経路で通流されている。
【0022】また、ローラコンタクト装置を非通電状態
とする場合には、駆動部材6を上記とは逆の方向、ある
いは同方向にさらに移動させることにより、前部および
後部ローラコンタクト4a、4bが、第1および第2固
定コンタクト1、2のコンタクト部1a、2aから離脱
して、非通電状態となる。
【0023】このように、上記実施例1によれば、前部
および後部ローラコンタクト4a、4bが、第1および
第2固定コンタクト1、2のコンタクト部1a、2aを
挟むように前後に対向して配設されているので、下記に
記載する効果が得られる。
【0024】ローラコンタクト4を第1および第2固定
コンタクト1、2の前面にのみ並列配置する従来装置に
比べ、隣接する固定コンタクト方向への寸法増加が半分
となり、隣接固定コンタクト間の絶縁距離の確保が容易
となるとともに、装置全体の大形化を最小限にとどめる
ことができる。(この時、固定コンタクトの前後方向へ
は、ローラコンタクト直径分の寸法増加となるが、隣接
固定コンタクト間の絶縁距離の確保を考慮する必要がな
いので、実質寸法増加を最小限にできる。)
【0025】通電状態における各対の前部および後部ロ
ーラコンタクト4a、4b相互間には、同方向電流によ
る相互吸引力の誘導電磁力が発生し、この誘導電磁力
が、接触圧力を高める方向に働く。この誘導電磁力は、
電流の2乗に比例するので、大電流になるほど接触力が
増加し、結果的に、短絡電流等短時間耐電流強度の高い
ローラコンタクトを実現できる。
【0026】第1および第2固定コンタクト1、2に作
用する外力は、コンタクト部1a、2aの前後面に加わ
る接触圧力のみであるが、これらの接触圧力は当大逆方
向の力となるので相殺されて、実質的にゼロに等しくな
る。したがって、第1および第2固定コンタクト1、2
の支持部材の強度を増す必要がないので、これによる装
置の大形化を抑えることができる。
【0027】また、上記実施例1では、接圧発条7を一
対のローラコンタクト支持部材5間に張架しているの
で、以下に記載する効果が得られる。
【0028】通電状態である時には、接圧発条力は一対
のローラコンタクト支持部材5を介してローラコンタク
ト4と第1および第2固定コンタクト1、2との接触部
に分配印加されるので、駆動部材6には全く作用してい
ない。また非通電状態である時には、駆動部材6に設け
られたストッパ62a、62bに接圧発条力が加わる
が、当大逆方向の力となるので相殺され、駆動部材6に
作用する実質外力はゼロに等しくなる。したがって、駆
動部材6の強度を増す必要がないので、これによる装置
の大形化を抑えることができる。
【0029】実施例2.上記実施例1では、L字状の第
1および第2固定コンタクト1、2を、コンタクト部1
a、2aが相対するように、互いに平行に配設し、これ
らの第1および第2固定コンタクト1、2のコンタクト
部1a、2aの前面および後面のそれぞれにコンタクト
部1a、2aを挟んで互いに対向して前部および後部ロ
ーラコンタクト4a、4bからなる一対のローラコンタ
クト4を配設するものとしているが、この実施例2で
は、図3および図4に示すように、軸方向に引き出され
た第1および第2固定コンタクト1、2を、コンタクト
部1a、2aが対向するように互いに平行に配設し、こ
れらの第1および第2固定コンタクト1、2のコンタク
ト部1a、2aの前面および後面のそれぞれにコンタク
ト部1a、2aを挟んで互いに対向して前部および後部
ローラコンタクト4a、4bからなる一対のローラコン
タクト4を配設するものとし、同様の効果を奏する。
【0030】実施例3.図5はこの発明の第2の発明に
係るローラコンタクト装置の一実施例を示す側断面図、
図6は図5のVIーVI線に沿った断面図である。図におい
て、8は前部支持フォーク8aと後部支持フォーク8b
とかならる一対の支持フォークであり、この後部支持フ
ォーク8bは第1および第2固定コンタクト1、2間を
横切って配設されている。9は駆動源(図示せず)から
延在された駆動部材、10は前部および後部支持フォー
ク8a、8b間に張架された接圧発条(圧縮発条)であ
る。
【0031】ここで、前部および後部支持フォーク8
a、8bはそれぞれ支持部81a、81bと角軸部82
a、82bとから構成され、一対の支持フォーク8は、
前部支持フォーク8aを内側に、後部支持フォーク8b
を外側に互いに干渉しないように配設するとともに、角
軸部82bに設けられた軸心穴に角軸部82aを遊嵌し
て、互いに独立して動き得る内外同軸二重構造をとり、
さらに角軸部82bを駆動部材9に設けられた角穴9a
に遊嵌して、駆動部材9に摺動可能に支承されている。
前部および後部支持フォーク8a、8bのそれぞれの支
持部81a、81bには、穴83a、83bが穿設さ
れ、これらの穴83a、83bに前部および後部ローラ
コンタクト支持部材5a、5bの中央支点ピン51a、
51bを遊嵌させて、前部および後部ローラコンタクト
支持部材5a、5bを支承している。
【0032】支持部81a、81bのそれぞれの先端部
には、前部および後部ローラコンタクト4a、4bが第
1および第2固定コンタクト1、2から離脱した時に、
前部および後部ローラコンタクト4a、4bを支承する
前部および後部ローラコンタクト支持部材5a、5bが
必要以上に傾かないようにするため(以てローラコンタ
クト4の再投入を容易にするため)の回転止め84a、
84bが設けられている。角軸部82aの軸端には、前
部支持フォーク8aが第1および第2固定コンタクト
1、2側に必要以上突出することを防止するストッパ1
1aが、また、角軸部82bの軸端には、後部支持フォ
ーク8bが駆動部材9から必要以上突出することを防止
するストッパ11bが、それぞれ設けられている。
【0033】後部支持フォーク8bと駆動部材9との取
付相対位置、およびストッパ11bの取付位置は、前部
および後部ローラコンタクト4a、4bが第1および第
2固定コンタクト1、2のコンタクト部1a、2aに接
触している時に、ストッパ11bと駆動部材9との間、
および支持部81bと駆動部材9との間に所定の間隙が
残るように設定されている。また、前部支持フォーク8
aと後部支持フォーク8bとの取付相対位置、およびス
トッパ11aの取付位置は、前部および後部ローラコン
タクト4a、4bが第1および第2固定コンタクト1、
2のコンタクト部1a、2aに接触している時に、接圧
発条10が密接せず、かつ、ストッパ11aと後部支持
フォーク8bの角軸端面との間に所定の間隙が残るよう
に設定されている。さらに、ストッパ11aの位置は、
前部および後部ローラコンタクト4a、4bがコンタク
ト部1a、2aから離脱した時に、前部および後部ロー
ラコンタクト4a、4bが容易に再投入できるように適
度な接近間隔に保持しておき得る位置に設定されてい
る。
【0034】前部および後部支持フォーク8a、8b間
に縮設された接圧発条10の張架により、一対の支持フ
ォーク8に支承されている前部および後部ローラコンタ
クト支持部材5a、5bの間、並びに、前部および後部
ローラコンタクト4a、4bの間に、常時相互吸引力が
働いている。
【0035】つぎに、上記実施例3の動作について説明
する。ローラコンタクト装置を通電状態とする場合に
は、駆動源を駆動して駆動部材9を図5の紙面に垂直な
方向に移動させ、第1および第2固定コンタクト1、2
の直上下に達した位置で停止させ、前部および後部ロー
ラコンタクト4a、4bにより、第1および第2固定コ
ンタクト1、2のコンタクト部1a、2aを挟んで前後
からコンタクト部1a、2a間を橋絡接触させる。
【0036】この時、後部支持フォーク8bの支持部8
1bと駆動部材9との間、ストッパ11bと駆動部材9
との間、ストッパ11aと後部支持フォーク8bの角軸
端面との間、支持部81aの回転止め84aと前部ロー
ラコンタクト支持部材5aとの間、さらに支持部81b
の回転止め84bと後部ローラコンタクト支持部材5b
との間には、それぞれ所定の間隙が確保されていること
から、これらの部分には荷重支承能力がないので、接圧
発条10の発条力は、前部および後部支持フォーク8
a、8bから、中央支点ピン51a、51b、前部およ
び後部ローラコンタクト支持部材5a、5bを経て、前
部および後部ローラコンタクト4a、4bに至る経路
で、前部および後部ローラコンタクト4a、4bと第1
および第2固定コンタクト1、2のコンタクト部1a、
2aとの接触部に分配印加されている。したがって、電
流が、この接触荷重(接圧)で接触している接触点を介
して、第1固定コンタクト1から前部および後部ローラ
コンタクト4a、4bを経て第2固定コンタクト2に至
る経路で通流されている。
【0037】また、ローラコンタクト装置を非通電状態
とする場合には、駆動部材9を上記とは逆の方向、ある
いは同方向にさらに移動させることにより、前部および
後部ローラコンタクト4a、4bが、第1および第2固
定コンタクト1、2のコンタクト部1a、2aから離脱
して、非通電状態となる。
【0038】このように、上記実施例3によれば、前部
および後部ローラコンタクト4a、4bが、第1および
第2固定コンタクト1、2のコンタクト部1a、2aを
挟んで前後に対向して配設されているとともに、一対の
ローラコンタクト支持部材5を支承する一対の支持フォ
ーク8間に接圧発条10を張架(縮設)しているので、
上記実施例1と同様の効果を奏するとともに、接圧発条
10に断線が発生しても、前部および後部ローラコンタ
クト支持部材5a、5b間、並びに前部および後部ロー
ラコンタクト4a、4b間に作用する相互吸引力を維持
できる効果がある。
【0039】実施例4.上記実施例3では、内外同軸二
重構造の一対の支持フォーク8の軸部を角軸部82a、
82bとしているが、この実施例4では、支持フォーク
8の軸部を丸軸とし、前部および後部支持フォーク8
a、8b相互間の回転、および駆動部材9に対する後部
支持フォーク8bの回転を防止するスライドキーを設け
るものとし、同様の効果を奏する。
【0040】なお、上記各実施例では、ローラコンタク
ト4が一対の場合について説明しているが、この発明は
これに限定されるものではなく、二対以上でも、ローラ
コンタクト4、ローラコンタクト支持部材5、支持フォ
ーク8の対数が増えるだけで、同様の効果を奏する。
【0041】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、前部お
よび後部ローラコンタクトが、第1および第2固定コン
タクトを挟んで前後から第1および第2固定コンタクト
に橋架接触するように対向して配設されているので、ロ
ーラコンタクト数の増加にともなう寸法増加を最小限に
抑えることができ、接触圧力が固定コンタクトや駆動部
材に実質的に作用しないようにでき、通電能力を増強し
た小形のローラコンタクト装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の発明に係るローラコンタクト
装置の一実施例を示す側断面図である。
【図2】図1のIIーII線に沿った断面図である。
【図3】この発明の第1の発明に係るローラコンタクト
装置の他の実施例を示す側断面図である。
【図4】図3のIVーIV線に沿った断面図である。
【図5】この発明の第2の発明に係るローラコンタクト
装置の一実施例を示す側断面図である。
【図6】図5のVIーVI線に沿った断面図である。
【図7】(a)〜(c)はそれぞれ従来のローラコンタ
クト装置の例を示す平面図、斜視図および断面図であ
る。
【符号の説明】
1 第1固定コンタクト 2 第2固定コンタクト 4 ローラコンタクト 4a 前部ローラコンタクト 4b 後部ローラコンタクト 5 ローラコンタクト支持部材 5a 前部ローラコンタクト支持部材 5b 後部ローラコンタクト支持部材 6 駆動部材 7 接圧発条 8 支持フォーク 8a 前部支持フォーク 8b 後部支持フォーク 9 駆動部材 10 接圧発条

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに平行に配設された第1および第2
    固定コンタクトと、 前記第1および第2固定コンタクトを挟んで前後から前
    記第1および第2固定コンタクトにそれぞれ橋絡接触し
    得るように対向して配設された前部および後部ローラコ
    ンタクトからなる少なくとも一対のローラコンタクト
    と、 前記前部および後部ローラコンタクトをそれぞれ支承す
    る前部および後部ローラコンタクト支持部材と、 前記第1および第2固定コンタクト間を横切って配設さ
    れ、前記前部および後部ローラコンタクト支持部材を支
    承して前記第1および第2固定コンタクトに平行に移動
    させる駆動部材と、 前記前部および後部ローラコンタクトを前記第1および
    第2固定コンタクトに押圧する接圧発条とを備えたこと
    を特徴とするローラコンタクト装置。
  2. 【請求項2】 前記接圧発条は、前記前部および後部ロ
    ーラコンタクト支持部材間に張架されたことを特徴とす
    る請求項1記載のローラコンタクト装置。
  3. 【請求項3】 互いに平行に配設された第1および第2
    固定コンタクトと、 前記第1および第2固定コンタクトを挟んで前後から前
    記第1および第2固定コンタクトにそれぞれ橋絡接触し
    得るように対向して配設された前部および後部ローラコ
    ンタクトからなる少なくとも一対のローラコンタクト
    と、 前記前部および後部ローラコンタクトをそれぞれ支承す
    る前部および後部ローラコンタクト支持部材と、 前記前部ローラコンタクト支持部材を支承する前部支持
    フォークと、 前記第1および第2固定コンタクト間を横切って配設さ
    れ、前記後部ローラコンタクト支持部材を支承する後部
    支持フォークと、 前記前部および後部支持フォークを支持して前記第1お
    よび第2固定コンタクトに平行に移動させる駆動部材
    と、 前記前部および後部ローラコンタクトを前記第1および
    第2固定コンタクトに押圧する接圧発条とを備えたこと
    を特徴とするローラコンタクト装置。
  4. 【請求項4】 前記接圧発条は、前記前部および後部支
    持フォーク間に張架されたことを特徴とする請求項3記
    載のローラコンタクト装置。
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