JPH0562444U

JPH0562444U - 名刺差し込み式の祝儀袋および香典袋

Info

Publication number: JPH0562444U
Application number: JP11462491U
Authority: JP
Inventors: 秀一清水
Original assignee: 秀一清水
Priority date: 1991-12-20
Filing date: 1991-12-20
Publication date: 1993-08-20

Abstract

(57)【要約】【目的】切り込み線またはポケットに名刺を差し込む
ことにより祝金、香典の贈呈者の身元確認を容易に行え
るようにする。また、封筒形式のものを設け、紙幣の収
納、取り出しを容易に行えるようにし、紙幣収納後皺の
つかないすっきりとしたものにする。【構成】表（おもて）面または裏（うら）面に切り込
み線（１）またはポケット（２）を設け、郵便番号記載
欄を設けることを特徴とする。また、封筒形式の構造の
ものを設け、蓋部分に接着剤および剥離紙を装着するこ
とを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は切り込み線、ポケットのある名刺差し込み式の婚儀用祝儀袋および香典袋ならびに封筒式の婚儀用祝儀袋および香典袋に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、表（おもて）面、中央部下段に祝金または香典の贈呈者名を筆墨で記す婚儀用祝儀袋および香典袋があった。また、袋の形体は和紙を左側および上下で重ねて折りたたんだものであった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これには次のような欠点があった。（イ）袋の中央部下段の広さが限られていること、および筆墨で書く場合大きな字となるため記載できる内容は姓名のみか、社名と姓名のみであり、所属部課役職等は表示できなかった。郵便番号故人との関係も不明であった。このため、とくに大会社の役員、社員およびその家族ならびに官公庁の公務員（とくに上級職）およびその家族の婚儀、葬儀の場合、祝金および香典贈呈者の身元（所属会社、所属部課、所属省庁、役職等）確認のため、関係者就中葬儀の場合の関係者は弔問者記帳簿との突き合わせ、電話による問い合わせ等に多大な時間と労力を必要とし、作業は難渋をきわめていた。また、弔問者に香典を託する人が多いが、託した人は弔問者記帳簿に記載されないため、これらの人々の身元確認作業はより一層難渋をきわめていた。（ロ）筆墨で書くことが不得手な人にとっては億劫なことであった。（ハ）婚儀用祝儀袋および香典袋に紙幣または紙幣入り中封筒を収納する際袋の形体が左側および上下に折りたたんであり、これに水引きがかけてあるため、収納作業は非常に手数を要し、煩わしく、相当無理をして収納するため収納後は袋上、大小の皺が全面に残り、見た目にとても見苦しいものであった。（ニ）婚儀用祝儀袋および香典袋とも和紙を左側および上下に二重に折り曲げ、重ね合わせた構造であり、また中袋を使用する等、紙資源使用の面で相当無駄な部分が多かった。本考案はこれらの欠点を除くためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

（イ）表（おもて）面または裏（うら）面に切り込み線（１）のある婚儀用祝儀袋および香典袋（ロ）表（おもて）面または裏（うら）面に切り込み線（１）のある婚儀用祝儀袋および香典袋（ハ）表（おもて）面または裏（うら）面にポケット（２）のある婚儀用祝儀袋および香典袋（ニ）表（おもて）面に切り込み線（１）があり、裏（うら）面にポケット（２）のある婚儀用祝儀袋および香典袋（ホ）４辺を有する２枚重ね紙片のうち３辺が封じてあり、残る１辺（３）が開いている封筒形式で、上記（イ）〜（ニ）記載のいずれかの構造を有する婚儀用祝儀袋および香典袋（ヘ）４辺を有する２枚重ね紙片のうち３辺が封じてあり、残る１辺（３）が開いている封筒形式の婚儀用祝儀袋および香典袋（ト）４辺を有する２枚重ね紙片のうち３辺が封じてあり、残る１辺（３）が開いている封筒形式であり、開いている１辺（３）を閉じる蓋部分（４）に接着剤が塗布されている、上記（ホ）〜（ヘ）記載のいずれかの構造を有する婚儀用祝儀袋および香典袋（チ）４辺を有する２枚重ね紙片のうち３辺が封じてあり、残る１辺（３）が開いている封筒形式であり、開いている１辺（３）を閉じる蓋部分（４）に接着剤が塗布されており、その部分が剥離紙で覆われている、上記（ホ）〜（ト）記載のいずれかの構造を有する婚儀用祝儀袋および香典袋（リ）４辺を有する２枚重ね紙片のうち３辺が封じてあり、残る１辺（３）が開いている封筒形式であり、開いている１辺（３）を閉じる蓋（４）に対応する封筒本体部分に接着剤が塗布されている、上記（ホ）〜（チ）記載のいずれかの構造を有する婚儀用祝儀袋および香典袋（ヌ）４辺を有する２枚重ね紙片のうち３辺が封じてあり、残る１辺（３）が開いている封筒形式であり、開いている１辺（３）を閉じる蓋（４）に対応する封筒本体部分に接着剤が塗布されており、その部分が剥離紙で覆われている、上記（ホ）〜（リ）記載のいずれかの構造を有する婚儀用祝儀袋および香典袋（ル）郵便番号記載欄（７）のある上記（イ）〜（ヌ）記載のいずれかの構造を有する婚儀用祝儀袋および香典袋（オ）故人等被贈呈者との関係記載欄（８）のある上記（イ）〜（ヌ）記載のいずれかの構造を有する婚儀用祝儀袋および香典袋（７）郵便番号記載欄（７）および故人等被贈呈者との関係記載欄（８）のある上記（イ）〜（ヌ）記載のいずれかの構造を有する婚儀用祝儀袋および香典袋

【０００５】

【作用】

切り込み線（１）またはポケット（２）に名刺を差し込んで婚儀、葬儀に持参することにより、贈呈者の身元が容易に判明する。また、封筒形式のものは、紙幣を封筒に挿入し、剥離紙を剥いで蓋をすることにより、収納作業は完了する。

【０００６】

【実施例】

以下本案の実施例について説明する。（イ）表（おもて）面の切り込み線（１）またはポケット（２）に名刺を差し込んで使用する。社名、所属部課名、役職名、姓名等を筆墨等で記載する必要は全くない。（ロ）裏（うら）面の切り込み線（１）またはポケット（２）に名刺を差し込んで使用する。表（おもて）面には姓名等何も記載しない。（ハ）裏（うら）面の切り込み線（１）またはポケット（２）に名刺を差し込んで使用する。表（おもて）面には筆墨等で姓名のみ記載して使用する。（ニ）連名で贈呈する場合、名刺裏（リ）面または名刺大の紙片に姓名を連記し、切り込み線（１）またはポケット（２）に差し込んで使用する。（ホ）連名で贈呈する場合、名刺裏（リ）面または名刺大の紙片に姓名を連記し、袋裏（うら）面の切り込み線（１）またはポケット（２）に差し込み、表（おもて）面中央部下段に××営業課一同等と記載して使用する。（ヘ）郵便番号記載欄（７）および故人等との関係記載欄（８）に記載する

【０００７】

【考案の効果】

（イ）所属会社名、所属部課名、役職名、姓名、住所、電話番号等を一覧で、簡潔に表示しているものとして名刺というきわめて便利なものを常時携帯しているが、この名刺を婚儀用祝儀袋および香典袋の切り込み線（１）またはポケット（２）に差し込んで使用すると祝金、香典の贈呈者の身元が即座に、正確に、容易に判明することになり、出席者記帳簿、弔問者記帳簿と突き合わせしたり、電話で各所に問い合わせを行ったりする必要がなくなり郵便番号等も記載されているため婚儀用祝儀袋および香典袋を確認するのみで婚儀、葬儀の後始末を迅速、正確、容易に行うことができる。（ロ）会社関係の葬儀では、香典を他の会葬者に託する人が多い。香典を託した人は、弔問者記帳簿に記載されないため、身元確認に難渋を極めるが、名刺を使用することにより、身元確認は容易に行うことができる。（ハ）連名で贈呈する場合、表（おもて）面には××営業課一同と簡潔に記し、裏（うら）面の切り込み線（１）またはポケット（２）に連名記載の紙片を差し込むことにより、贈呈者名も容易に把握しうる。（ニ）自宅住所が記載されている名刺（個人用または個人商店用等の）を切り込み線（１）またはポケット（２）に差し込んで使用することにより、婚儀用祝儀袋および香典袋に姓名、自宅住所等を記載する必要がなくなる。（ホ）郵便番号記載欄が設けられ、郵便番号が記載されるため、郵便番号冊子を索引する必要がなくなり、祝儀返し、香典返し業務は極めて効率的、容易となる。又故人との関係記載欄新設のため身元確認はより容易となる。（ヘ）筆墨書きの不得手な人にとっては、億劫さが解消する。（ト）封筒形式の婚儀用祝儀袋および香典袋は、紙幣を容易に収納し、蓋を閉じて接着剤で接着することにより完全な密封状態とすることが可能となり、収納後も袋に大小の皺がよることもなく、すっきりとしたかたちで贈呈できる。また贈呈後紙幣を袋よりとり出すことも容易である。（チ）封筒形式の婚儀用祝儀袋および香典袋は、従来形式のものと比較し、紙使用の面で相当程度省資源効果が期待できる。なお、切り込み線（１）は見た目にはその存在に気付かない程目立たない。ポケットも透明材使用、不透明材使用いずれの場合も全体の品位を損うものではない。また、切り込み線（１）またはポケット（２）に差し込んだ名刺は引き抜くことが困難な程安定的に装着され、脱落する心配は全くない。当婚儀用祝儀袋および香典袋上必要な情報は全て盛り込まれている。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の平面図である。

【図２】本考案の底面図である。

【図３】本考案の平面図である。

【図４】本考案の底面図である。

【図５】本考案の平面図である。

【図６】本考案の底面図である。

【図７】本考案の平面図である。

【図８】本考案の底面図である。

【図９】本考案の平面図である。

【図１０】本考案の底面図である。

【図１１】本考案の平面図である。

【図１２】本考案の底面図である。

【図１３】本考案の平面図である。

【図１４】本考案の底面図である。

【図１５】本考案の平面図である。

【図１６】本考案の底面図である。

【符号の説明】

１切り込み線２ポケット３開かれた残る
１辺４蓋の部分５封筒本体の蓋接着部分６剥離紙７郵便
番号記載欄８個人等被贈呈者との関係記載欄

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】表（おもて）面または裏（うら）面に切
り込み線（１）のある婚儀用祝儀袋および香典袋
【請求項２】表（おもて）面または裏（うら）面に切
り込み線（１）のある婚儀用祝儀袋および香典袋
【請求項３】表（おもて）面または裏（うら）面にポ
ケット（２）のある婚儀用祝儀袋および香典袋
【請求項４】表（おもて）面に切り込み線（１）があ
り、裏（うら）面にポケット（２）のある婚儀用祝儀袋
および香典袋
【請求項５】４辺を有する２枚重ね紙片のうち３辺が
封じてあり、残る１辺（３）が開いてある封筒形式の請
求項１、請求項２、請求項３、請求項４記載の婚儀用祝
儀袋および香典袋
【請求項６】４辺を有する２枚重ね紙片のうち３辺が
封じてあり、残る１辺（３）が開いてある封筒形式の婚
儀用祝儀袋および香典袋
【請求項７】封筒形式の蓋の部分（４）または封筒本
体の蓋接着部分（５）またはその双方に接着剤が塗布し
てあり、接着剤を剥離紙（６）が覆っている請求項５、
請求項６記載の婚儀用祝儀袋および香典袋
【請求項８】郵便番号記載欄（７）または個人等被贈
呈者との関係記載欄（８）またはその双方の記載欄のあ
る請求項１、請求項２、請求項３、請求項４、請求項
５、請求項６、請求項７記載の婚儀用祝儀袋および香典
袋