JPH0562440U - 容 器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 蓋付き容器の容器本体１の内面上方に、スプ
ーンなどの内容物取出し具４を保持するための係止部３
を形成する。 【効果】 内容物取出し具を都度きれいにする必要がな
く、取出し具の把持部に内容物が付着するおそれもな
く、砂糖などの収納容器として便利である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、食品，調味料，薬品などの粉状，液状，ゼリー状物の収納容器に関 する。

【０００２】

【従来の技術とその課題】

容器本体と蓋とからなる容器に例えば砂糖を収納し、スプーンなどで取り出す 場合、スプーンを容器外面に設けた係止部（フック，はめ込み式保持部）などに 保持させて使用に便利なようにしたものは知られている。

【０００３】 ところが容器外面にスプーンなどを保持させる場合には、使用後のスプーンな どを都度きれいにしてから保持させる必要があり、また外部からのほこりなどで 汚染される問題があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記問題点を解決するものであって、容器本体と蓋とからなる容器の 容器本体内面上方に、内容物取出し具用係止部を形成したことを特徴とするもの である。

【０００５】 以下図面に基いて本考案を説明する。 図１は本考案容器の一例の斜視図であって、容器本体１と蓋２とからなり、容 器本体１の内面上方に、内容物取出し具４用の係止部３を形成してある。 容器本体１および蓋２の材質は特に限定されず、プラスチック製，金属製，ガ ラス製，木製，紙製など適宜であり、また形状も通常の広口型のものでよい。

【０００６】 係止部３は、容器本体１と一体に成形し、あるいは後から接着剤などで取付け ることができるが、形状としては、フック，棒状突起，２個の並列突起の間には め込むものなどがある。

【０００７】 係止部３は１個ないし数個形成することができ、なるべく容器本体１内面の上 方に形成して、内容物取出し具４の把持部に内容物が付着しないようにする。図 示の例では、容器本体の取手１１を左手で持ったときに内容物取出し具４をつか みやすくするために、図において向こう側に係止部３を形成してある。

【０００８】 内容物取出し具としては、スプーン，箸，しゃもじ，ピンセットなどがあり、 その種類に応じて係止部３の形状を決めればよい。またスプーンと計量カップ、 スプーンと混ぜ棒のように、数種の取出し具を同時に係止するようにしてもよい 。

【０００９】

【考案の効果】

本考案容器は、容器本体内面上方に内容物取出し具用の係止部を形成したから 、使用後の取出し具も都度きれいにする必要がなく、また取出し具が汚れたり、 紛失するおそれがない。さらに取出し具の把持部に内容物が付着せず衛生的であ り、砂糖，インスタントコーヒー，お茶の葉，はち蜜などの収納に便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案容器の一例の斜視図。

【符号の説明】

１ 容器本体 ２ 蓋 ３ 係止部 ４ 内容物取出し具

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 今橋 知美 山口県美祢市大嶺町東分1133番地１ 三菱 樹脂株式会社美祢工場内

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 容器本体と蓋とからなる容器の容器本体
   内面上方に、内容物取出し具用係止部を形成したことを
   特徴とする容器。