JPH056169U - エアコンプレツサ - Google Patents

エアコンプレツサ

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JPH056169U
JPH056169U JP6015091U JP6015091U JPH056169U JP H056169 U JPH056169 U JP H056169U JP 6015091 U JP6015091 U JP 6015091U JP 6015091 U JP6015091 U JP 6015091U JP H056169 U JPH056169 U JP H056169U
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JP
Japan
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cylinder
cylinder head
air
cooling jacket
cooling
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Pending
Application number
JP6015091U
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English (en)
Inventor
浩 奈良
Original Assignee
三輪精機株式会社
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Publication date
Application filed by 三輪精機株式会社 filed Critical 三輪精機株式会社
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Publication of JPH056169U publication Critical patent/JPH056169U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】面倒な加工を要する事なく、冷却ジャケット1
5の容積を増大させ、断熱圧縮される事により温度上昇
した空気の冷却を効率良く行なえる様にする。 【構成】空気の圧縮を行なうシリンダ3の開口端部外周
縁にフランジ部9を形成し、このフランジ部9に通孔1
2を形成する。シリンダヘッド4端面で、この通孔12
に整合する位置に螺子孔18を設ける。上記通孔12を
挿通したボルト14を螺子孔18に螺合し緊締する事
で、シリンダ3とシリンダヘッド4とを結合固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば大型車両の制動用エアブレーキ装置を構成するエアコンプ レッサの改良に関し、圧縮空気冷却用の冷却ジャケットの容積を増大する事で、 上記圧縮空気の冷却を効率良く行なえる様にするものである。
【0002】
【従来の技術】
トラック等の大型車両用の制動装置として、圧縮空気の力を利用するエアブレ ーキ装置が使用されている。このエアブレーキ装置に於いては、走行用のエンジ ンによりエアコンプレッサを駆動し、このエアコンプレッサから吐出された圧縮 空気を、エアタンク内に貯溜しておく。制動時にはこのエアタンク内に貯溜され た圧縮空気を取り出してアクチュエータに送り込み、ブレーキパッドをドラムの 内周面やディスクロータの側面に押し付ける。
【0003】 図2〜4は、この様なエアブレーキ装置に組み込まれるエアコンプレッサの1 例を示している。走行用のエンジンにより、ベルト等を介して回転駆動される入 力軸1により、ハウジング2内に設けられたクランクシャフトが回転駆動され、 このクランクシャフトによって、シリンダ3内に嵌装されたピストンが昇降する 。シリンダ3の上端開口部は、中空のシリンダヘッド4により塞がれている。
【0004】 即ち、上記シリンダ3の上端開口部外周縁と、上記シリンダヘッド4の下端部 外周縁とには、それぞれフランジ部9、10を形成している。そして、シリンダ 3側のフランジ部9の四隅部分に螺子孔11を、シリンダヘッド4側のフランジ 部10の四隅部分で、上記螺子孔11に整合する位置に通孔12を、それぞれ形 成している。シリンダ3とシリンダヘッド4とを結合する際には、上記1対のフ ランジ部9、10同士を、間にOリング13を介在させた状態で互いに重ね合わ せ、上記複数の通孔12を上方から挿通したボルト14、14の先端部を螺子孔 11に螺合させ、更に緊締する。
【0005】 この様にして、シリンダ3の開口部に固定されたシリンダヘッド4内には、外 気をシリンダ3内に吸引する為の吸気通路と、上記シリンダ3内で圧縮された空 気を吐出する為の吐出通路と、この吐出通路内に存在する空気を冷却する為の冷 却ジャケット15とが設けられている。又、上記シリンダヘッド4の外壁面(外 周面或は上面)には、上記吸気通路に通じる吸気口5と、上記吐出通路に通じる 吐出口6と、上記冷却ジャケット15内に冷却水を送り込む為の給水口7と、上 記冷却ジャケット15内の冷却水を排出する為の排水口8とが設けられている。
【0006】 圧縮空気を造り出す為に入力軸1を回転させ、シリンダ3内でピストンを昇降 させると、ピストンの下降に伴なって吸気口5から吸引された空気が、吸気通路 を介してシリンダ3内に吸引され、ピストンの上昇に伴なって圧縮されてから、 吐出通路に送り出され、吐出口6から吐出される。
【0007】 吐出通路内に送り出される空気は、ピストンの上昇に伴なってシリンダ3内で 断熱圧縮される事で温度上昇しているが、上記吐出通路の周囲に設けられた冷却 ジャケット15内には、給水口7と排水口8とを通じて、冷却水が循環している 為、上記空気は冷却され温度低下してから、吐出口6よりエアタンク等に向けて 吐出される。又、この冷却ジャケット15内の冷却水は、吐出通路内を流れる空 気だけでなく、上記シリンダ3部分の温度も低下させ、このシリンダ3部分での 空気の温度上昇を抑える。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述の様に構成され作用する従来のエアコンプレッサに於いては、 次に述べる様な解決すべき問題点が存在する。
【0009】 即ち、シリンダ3とシリンダヘッド4とを結合固定する際に、ボルト14を通 孔12に上方から挿通し、更にこのボルト14を緊締する必要上、通孔12の上 方及び周囲には、ボルト14を通過させる為のスペースとスパナ等の工具を取り 回す為のスペースとが必要になる。この為従来は、フランジ部10をシリンダヘ ッド4の外周面から突出させていたが、この様にすると、フランジ部10の平面 積に比べて冷却ジャケット15の平面積が小さくなり、この冷却ジャケット15 の容積が小さくなる事が避けられない。
【0010】 冷却ジャケット15の容積が小さくなる事は、シリンダ3や吐出通路内に存在 する圧縮空気の冷却効率の低下に結び付く為、好ましくない。
【0011】 冷却ジャケット15の容積を増大させる為には、図5に示す様に、シリンダヘ ッド4の平面形状を、シリンダ3側のフランジ部9に一致させると共に、シリン ダヘッド4の四隅部分に、このシリンダヘッド4の上面から下面に迄貫通する貫 通孔16を形成し、この貫通孔16を上方から貫通させた長いボルト17を、シ リンダ3側のフランジ部9の螺子孔11に螺合させる事が考えられる。
【0012】 ところが、この様な構造の場合、長いボルト17を挿通する為の貫通孔16の 加工が面倒で、シリンダヘッド4の生産性が悪くなり、エアコンプレッサの製作 費が嵩む事が避けられない。
【0013】 本考案のエアコンプレッサは、上述の様な不都合を何れも解消するものである 。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本考案のエアコンプレッサは、前述した従来のエアコンプレッサと同様、図2 〜3に示す様に、吸入した空気を圧縮する為のシリンダ3と、このシリンダ3の 開口部を覆う形状を有するシリンダヘッド4と、外気をシリンダ3内に吸引する 為、このシリンダヘッド4内に設けられた吸気通路と、シリンダ3内で圧縮され た空気を吐出する為、上記シリンダヘッド4内に設けられた吐出通路と、この吐 出通路内に存在する空気を冷却する為、上記シリンダヘッド4内に設けられた冷 却ジャケット15(図1)と、この冷却ジャケット15内に冷却水を送り込む為 、上記シリンダヘッド4の一部に設けられた給水口7と、上記冷却ジャケット1 5内の冷却水を排出する為、上記シリンダヘッド4の一部に設けられた排水口8 とを備える。
【0015】 更に、本考案のエアコンプレッサに於いては、図1に示す様に、上記シリンダ 3の開口部外周縁に形成されたフランジ部9と、このフランジ部9に形成された 複数の通孔12と、上記シリンダヘッド4の端面で、各通孔12と整合する位置 に形成された複数の螺子孔18と、上記各通孔12を挿通して各螺子孔18に螺 合する複数のボルト14とにより、上記シリンダ3とシリンダヘッド4とを結合 した事を特徴としている。
【0016】 図示の例に於いては、端面に開口する螺子孔18を形成する為に、上記シリン ダヘッド4の下端部外周寄り部分の複数箇所には、厚肉部19を設け、各螺子孔 18をこの厚肉部19に形成する事で、上記螺子孔18によりシリンダヘッド4 の内外が互いに連通する事のない様にしている。
【0017】
【作用】
上述の様に構成される本考案のエアコンプレッサにより、外気を吸引してこれ を圧縮し、この圧縮された空気をエアタンク等に向けて吐出する際の作用、並び に、冷却ジャケット内を流通する冷却水により、断熱圧縮される事で温度上昇し た空気を冷却する際の作用自体は、前述した従来のエアコンプレッサと同様であ る。
【0018】 更に、本考案のエアコンプレッサに於いては、シリンダ3側のフランジ部9に 通孔12を形成すると共に、この通孔12を挿通したボルト14を、シリンダヘ ッド4の端面に形成した螺子孔18に螺合し更に緊締する事で、シリンダ3とシ リンダヘッド4とを結合固定している為、上記通孔12を長くする事なく、冷却 ジャケット15の容積を大きくする事が出来る。
【0019】
【考案の効果】
本考案のエアコンプレッサは、以上に述べた通り構成され作用する為、簡単な 構成で安価に製作出来るにも拘らず、冷却ジャケットの容積を増大させて、圧縮 された空気を冷却する効率を向上させる事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のエアコンプレッサを示す、図3のA−
A断面に相当する図。
【図2】従来のエアコンプレッサを示す側面図。
【図3】同じく平面図。
【図4】図3のA−A断面図。
【図5】従来構造の第2例を示す、図3のA−A断面に
相当する図。
【符号の説明】
1 入力軸 2 ハウジング 3 シリンダ 4 シリンダヘッド 5 吸気口 6 吐出口 7 給水口 8 排水口 9 フランジ部 10 フランジ部 11 螺子孔 12 通孔 13 Oリング 14 ボルト 15 冷却ジャケット 16 貫通孔 17 長いボルト 18 螺子孔 19 厚肉部

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 吸入した空気を圧縮する為のシリンダ
    と、このシリンダの開口部を覆う形状を有するシリンダ
    ヘッドと、外気をシリンダ内に吸引する為、このシリン
    ダヘッド内に設けられた吸気通路と、上記シリンダ内で
    圧縮された空気を吐出する為、上記シリンダヘッド内に
    設けられた吐出通路と、この吐出通路内に存在する空気
    を冷却する為、上記シリンダヘッド内に設けられた冷却
    ジャケットと、この冷却ジャケット内に冷却水を送り込
    む為、上記シリンダヘッドの一部に設けられた給水口
    と、上記冷却ジャケット内の冷却水を排出する為、上記
    シリンダヘッドの一部に設けられた排水口とを備えたエ
    アコンプレッサに於いて、上記シリンダの開口部外周縁
    に形成されたフランジ部と、このフランジ部に形成され
    た複数の通孔と、上記シリンダヘッドの端面で、各通孔
    と整合する位置に形成された複数の螺子孔と、上記各通
    孔を挿通して各螺子孔に螺合する複数のボルトとによ
    り、上記シリンダとシリンダヘッドとを結合した事を特
    徴とするエアコンプレッサ。
JP6015091U 1991-07-05 1991-07-05 エアコンプレツサ Pending JPH056169U (ja)

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JP6015091U JPH056169U (ja) 1991-07-05 1991-07-05 エアコンプレツサ

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JP6015091U JPH056169U (ja) 1991-07-05 1991-07-05 エアコンプレツサ

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JPH056169U true JPH056169U (ja) 1993-01-29

Family

ID=13133840

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JP6015091U Pending JPH056169U (ja) 1991-07-05 1991-07-05 エアコンプレツサ

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JP (1) JPH056169U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5823987U (ja) * 1981-08-11 1983-02-15 アルナ工機株式会社 格子
JPS6212874U (ja) * 1985-07-10 1987-01-26

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5823987U (ja) * 1981-08-11 1983-02-15 アルナ工機株式会社 格子
JPS6212874U (ja) * 1985-07-10 1987-01-26

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