JPH0561686U - 冷却塔の充填材ユニット - Google Patents

冷却塔の充填材ユニット

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Publication number
JPH0561686U
JPH0561686U JP166892U JP166892U JPH0561686U JP H0561686 U JPH0561686 U JP H0561686U JP 166892 U JP166892 U JP 166892U JP 166892 U JP166892 U JP 166892U JP H0561686 U JPH0561686 U JP H0561686U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
boss portion
bodies
cooling tower
filler unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP166892U
Other languages
English (en)
Inventor
哲也 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP166892U priority Critical patent/JPH0561686U/ja
Publication of JPH0561686U publication Critical patent/JPH0561686U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製作が容易で、製作工数が少なく、安価な冷
却塔の充填材ユニットを提供する。 【構成】 硬質塩化ビニル樹脂等からなる複数枚の板状
体2が所定の間隔をおいて積層されている。板状体2に
は、凸状に形成されたボス部3と凹状に形成されたボス
部4が設けられている。一方の板状体2に形成された凸
状のボス部3の先端部は、この板状体2に隣接する他方
の板状体2に形成された凹状のボス部4の孔部4aに圧
入され、ボス部3の係止部3aは孔部4aの周囲で係合
している。したがって、板状体2同士の結合に接着剤に
よる接合や熱融着による接合を必要としない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は冷却塔の充填材ユニットに係り、特に複数枚の板状体を間隔をおいて 並設し、これらの板状体間の間隙に冷却するための空気を流動させるための冷却 塔の充填材ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
冷却塔は図4に示すように、冷却塔本体41の内部にファン42が設置され、 その下方にノズル43が設置されると共にノズル43の下方には充填材ユニット 44が配置されている。そして、この充填材ユニット44内における空気と冷却 水との接触効率を高めるようになっている。
【0003】 このような冷却塔の充填材ユニット44は、図5に示すように、複数枚の板状 体(例えば、硬質塩化ビニル樹脂からなるプレート)45を所定の間隔をおいて 並設した構造となっている。
【0004】 充填材ユニット44を構成する各板状体45には、板面上で所定の間隔をおい てボス部46及びボス部47が形成されている。ボス部46は板状体45の板面 上に凸状に形成されており、ボス部47は板状体45の板面上に凹状に形成され ている。
【0005】 図6に示すように、1枚の板状体45に凸状に形成されたボス部46は、この 板状体45に隣接する他方の板状体45に凹状に形成されたボス部47に当接し 、また、1枚の板状体45に凹状に形成されたボス部47は、この板状体45に 隣接する他方の板状体45に凸状に形成されたボス部46に当接している。これ によって、各板状体45の間は、適正なピッチ(h)を形成している。
【0006】 充填材ユニット44を製作するに際しては、ボス部46とボス部47との当接 部位を接着剤による接合法や熱融着による接合法によって板状体45を1枚づつ 固定する方法が採用されている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、冷却塔の充填材ユニット44は、多数枚の板状体45を並設し た構造であるため、多数枚の板状体45に多数形成されたボス部46,47に対 してそれぞれ接着剤を塗布乃至付着させる作業あるいはそれぞれのボス部46、 47をそれぞれ熱融着により接合させる作業を要し、充填材ユニット44の製作 が煩雑であるばかりでなく製作工数が多く、結果的にコスト高を招来していた。
【0008】 本考案の目的は、上記した従来の課題を解決し、製作が容易でかつ製作工数が 少なく安価に製作することができる冷却塔の充填材ユニットを提供することにあ る。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本考案は、複数枚の板状体を各々間隔をおい て並設した冷却塔の充填材ユニットにおいて、前記板状体の板面上に間隔をおい て複数の凸部及び孔部を設けると共にそれらの凸部の先端部付近にそれぞれ係止 部を設け、前記凸部の先端部が隣接する板状体に形成された孔部に圧入させると 共に前記凸部に形成された係止部が隣接する板状体に形成された孔部の周辺で係 合させたものである。
【0010】
【作用】
板状体に形成される凸部及び凹部は、真空成形等の成形手段によって多数同時 に成形される。複数枚の板状体を積層する際に、1枚の板状体に形成された凸部 の先端部をその板状体と隣接する他方の板状体に形成された凹部に圧入し、係止 部を凹部の周囲で係合することによって、それぞれの板状体は抜けが防止され、 各板状体間のピッチを適正に保持できる。
【0011】 したがって、それぞれの板状体を積層するに際しては、接着剤による接合や熱 融着による接合を必要としない。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1(A)は本考案の冷却 塔の充填材ユニットの要部の概略的構成図である。この充填材ユニット1は、多 数の硬質塩化ビニル樹脂からなる板状体2を並設した構造となっているが、この 例で特に4枚の板状体2を並設した部分のみ図示している。
【0013】 板状体2は、その板面の片面に対して凸状に形成されたボス部3と、凹状に形 成されたボス部4を備えている。ボス部3は、図1(B)に示すように先端部に なるにつれて次第に縮径された円筒状体からなり、その先端部は閉鎖されると共 に先端部付近には鍔状の係止部3aで形成されている。
【0014】 ボス部4は、図1(C)示すようにボス部3が形成された板面側で凹状に形成 されており、その凹部の深部側になるにつれて次第に縮径された椀状に形成され 、その底部には円形状の孔部4aが形成されている。
【0015】 複数枚の板状体2を並設する場合、図1(D)に示すように1枚の板状体2に 形成された凸状のボス部3の先端部を、その板状体2に隣接する他方の板状体2 に凹状に形成されたボス部4の孔部4aに圧入し、ボス部3の係止部3aがボス 部4の孔部4aの周辺部で係合する。
【0016】 1枚の板状体2には、多数のボス部3及びボス部4が形成されているため、各 々のボス部3及びボス部4がそれぞれ隣接する板状体2のボス部4及びボス部4 に対応することが必要である。このため、本実施例においては、図2に示すよう に、各々の板状体2の対角線上の隅部に2つのガイトピン5を挿通させるための 孔をプレス加工により設けている。
【0017】 これらの孔を介して限定枚数の板状体2を積層し、プレス加工を行うと、板状 体2の厚みは概ね0.2〜0.4mm 程度であるので変形が容易であり、それぞ れのボス部3の先端部が他方の板状体2に形成されたボス部4の孔部4aに同時 に圧入されると共にボス部3の係止部3aがボス部4の孔部4aの周辺部で係合 される。
【0018】 このようにして得られた多数枚の板状体2の外側に補強板6がガイドピン5を 介して固着され、充填材ユニット7が形成される。この結果、各板状体2同士の 抜け防止が図られ、各板状体2の間を適正なピッチ(h)に保持することができ る。
【0019】 次に本考案における各板状体2の成形方法を説明する。板状体2は、代表的に には、真空成形法によって成形される。この真空成形法では、一般に成形用の金 型の硬質塩化ビニル樹脂のシートに接触する面側には離型剤が塗布されているが 、本考案における板状体2の形状の場合、真空成形後、成形品を金型から離型す る際、ボス部3の係止部3aに相当する部位の離型性が低下することが想定され る。
【0020】 この場合、成形品のボス部3の係止部3aに対応する金型の部位の付近にエア ーブロー用の真空孔が複数個設けられる。この手段によるボス部3を備えた板状 体2の成形方法を説明する。
【0021】 まず、金型の面上に硬質塩化ビニル樹脂シートが配置される。真空引きによっ て硬質塩化ビニル樹脂シートは金型の面に対応した形状に成形される。次に金型 内から前記真空孔を介してエアーが強制的にブローされ、成形品から金型が離ぜ する。
【0022】 一方、ボス部4を備えた板状体2の成形方法としては、真空成形後の成形品の ボス部4の部分に孔部4aの径に略相当する直径のガイドピンによるプレス加工 により孔部4aを形成することができる。
【0023】 本考案における板状体2は、硬質塩化ビニル樹脂に限定されるものでなく、塑 性変形可能な他の樹脂、金属等を適用することもできる。また、複数枚の板状体 2の積層する際、板状体2の四隅部にそれぞれをガイドピンを挿通すると、各板 状体2に形成された複数個のボス部3と複数個のボス部4との対応が容易となり 、精度よくボス部3の先端部をボス部4の孔部4aに圧入することができる。
【0024】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、多数枚の板状体を所定の間隔をおいて積層する に際して、接着剤による接合や熱融着による接合を必要としないので、製作が容 易で、かつ製作工数を減らし、安価に充填材ユニットを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本考案の冷却塔の充填材ユニットの要
部を示す概略的断面構成図、(B)はユニットを構成す
る板状体におけるボス部の形状を示す断面図、(C)は
ユニットを構成する板状体における他のボス部の形状を
示す断面図、(D)はボス部同士の結合状態を示す断面
図である。
【図2】本考案における板状体の積層作業状態を示す斜
視図である。
【図3】本考案における充填材ユニットの概略的構成図
である。
【図4】冷却塔の概略的構成図である。
【図5】従来の充填材ユニットを構成する板状体を示す
斜視図である。
【図6】従来の板状体間の構成を示す要部断面構成図で
ある。
【符号の説明】
1 充填材ユニット 2 板状体 3 ボス部 3a 係止部 4 ボス部 4a 孔部 5 ガイドピン 6 補強板 7 充填材ユニット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の板状体を各々間隔をおいて並設
    した冷却塔の充填材ユニットにおいて、前記板状体の板
    面上に間隔をおいて複数の凸部及び孔部を設けると共に
    それらの凸部の先端部付近にそれぞれ係止部を設け、前
    記凸部の先端部が隣接する板状体に形成された孔部に圧
    入されると共に前記凸部に形成された係止部が隣接する
    板状体に形成された孔部の周辺で係合されていることを
    特徴とする冷却塔の充填材ユニット。
JP166892U 1992-01-21 1992-01-21 冷却塔の充填材ユニット Pending JPH0561686U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP166892U JPH0561686U (ja) 1992-01-21 1992-01-21 冷却塔の充填材ユニット

Applications Claiming Priority (1)

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JP166892U JPH0561686U (ja) 1992-01-21 1992-01-21 冷却塔の充填材ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0561686U true JPH0561686U (ja) 1993-08-13

Family

ID=11507905

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP166892U Pending JPH0561686U (ja) 1992-01-21 1992-01-21 冷却塔の充填材ユニット

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007120919A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Jfe Steel Kk 冷却塔の充填材及び充填材ユニットの接合方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57124698A (en) * 1981-01-22 1982-08-03 Baltimore Aircoil Co Inc Angular grooved corrugated filler for cooling water column

Patent Citations (1)

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