JPH0561583U - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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Publication number
JPH0561583U
JPH0561583U JP820292U JP820292U JPH0561583U JP H0561583 U JPH0561583 U JP H0561583U JP 820292 U JP820292 U JP 820292U JP 820292 U JP820292 U JP 820292U JP H0561583 U JPH0561583 U JP H0561583U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
shaft
bearing member
fluid
electromagnetic coil
Prior art date
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Pending
Application number
JP820292U
Other languages
English (en)
Inventor
幹夫 鈴木
孝一 高西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Koki KK filed Critical Toyoda Koki KK
Priority to JP820292U priority Critical patent/JPH0561583U/ja
Publication of JPH0561583U publication Critical patent/JPH0561583U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧力流体の脈動の影響を受けず、常に安定し
た調整圧を得ることができる。 【構成】 シャフト3先端に形成した弁部31により圧
力流体のリリーフ流路4aを流体圧に抗して移動し、圧
力流体の調整圧Pcを電磁コイル2への通電量に応じて
変更する。シャフト3をハウジング1内に嵌装した筒状
軸受部材5内に摺動可能に挿通保持せしめ、軸受部材5
の筒壁には開口51A,51Bが設けてある。弁部31
を貫通してシャフト3内へ延びる圧力導入路32を形成
して、これを開口51A,51Bに連通せしめる。調整
圧が圧力導入路32を経て開口51A,51Bへ導入さ
れ、シャフト3の上側面に印加される。シャフト3の下
側面が軸受部材5の内壁に圧接して摺動抵抗が増大し、
圧力流体の脈動が弁部31端面に作用しても持続的な振
動を生じることはない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は電磁弁に関し、特に圧力流体のリリーフ流路に設けて圧力調整をなす 電磁弁の、制御安定性を増す構造改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のかかる電磁弁の一例を図4に示す。図において、ハウジング1の一部は 水平に延びる筒状部11となっており、該筒状部11内に外輪71を嵌着して前 後位置にボールベアリング72が配設されて、これらボールベアリング72によ りシャフト3が前後動自在に保持されている。
【0003】 上記シャフト3の基端外周にはプランジャ21が固定してあり、該プランジャ 21は筒状部11の周囲に設けた電磁コイル2の電磁力により筒状部11の一端 に設けたヨーク部12に吸引されて、シャフト3を前進せしめる(図の下半部) 。シャフト3の先端はコイルバネ81を介してボール弁82の背後を押圧してお り、該ボール弁82はハウジング1の板面に密着する筒状プラグ部材4内に形成 された流路4aのシート部41との間の面積が減少するように移動する。
【0004】 上記流路4aはオリフィス61通過後の圧力流体のリリーフ流路6の一部を構 成しており、上記電磁コイル2への通電量に応じてボール弁82のシート部41 への当接力が変化して、供給圧Psの圧力流体が所定の調整圧Pcに低下維持せ しめられる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の電磁弁において、圧力流体は通常脈動しているため、こ の脈動圧にボール弁82が敏感に応じて持続振動を生じることがあり、調整圧P cが安定に維持されないという問題があった。
【0006】 本考案はかかる課題を解決するもので、圧力流体の脈動の影響を受けず、常に 安定した調整圧を得ることが可能な電磁弁を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の構成を説明すると、電磁コイル2と、該電磁コイル2の電磁力を受け て進出するシャフト3とを密閉ハウジング内に設けて、シャフト3先端に形成し た弁部31により圧力流体のリリーフ流路4aを流体圧に抗して移動し、上記圧 力流体の調整圧を電磁コイル2への通電量に応じて変更する電磁弁において、上 記シャフト3をハウジング1内に嵌装した筒状軸受部材5内の内孔に摺動可能に 挿通保持せしめるとともに、上記軸受部材5の外周壁の一部に上記内孔と半周以 下の範囲でつながる開口51A、51Bを設け、かつ、上記弁部31を貫通して シャフト3内へ延びる圧力導入路32を形成してこれを上記開口51A,51B に連通せしめたものである。
【0008】
【作用】
上記構成の電磁弁において、弁部31上流側の調整圧が圧力導入路32を経て 軸受部材5に設けた開口51A,51Bへ導入され、軸受部材5内に挿通された シャフト3の開口51A、51Bとつながる一側面に印加される。これにより、 シャフト3の他側面が軸受部材5の内壁に圧接せしめられて摺動抵抗が増大し、 圧力流体の脈動が弁部31端面に作用しても持続的な振動が生じることはない。
【0009】 シャフト3の摺動抵抗は調整圧Pcが高くなるにつれて大きくなるから、調整 圧Pcが変化しても適度な摺動性を維持しつつ振動は効果的に抑えられる。
【0010】
【実施例】
本考案の一実施例を図1に示す。基本構造は従来と同一であり、以下、相違点 を中心に説明する。
【0011】 図において、ハウジング1の筒状部11内には筒状の軸受部材5が嵌着してあ り、該軸受部材5内の摺動孔5aに摺動可能にシャフト3が挿通してある。シャ フト3は、先端に向けて縮径する筒状プラグ部材4の基端開口を閉鎖するガイド 部材43内を貫通して延び、先端は円錐形の弁部31となってシート部41に当 接して流路4aを閉鎖する(図の下半部)。
【0012】 上記軸受部材5には中間部の外周頂面に軸方向へ延びる溝52が形成され(図 2、図3)、溝52の両端部の二箇所に、内壁まで貫通する開口51A,51B が形成されて、シャフト3の上側周面がここに露出している。
【0013】 シャフト3内には先端面より弁部31を貫通して中心に圧力導入路32が形成 してあり、これは一方の開口51A内に連通している。なお、プラグ部材4に接 するハウジング1面にはドレイン用の流路4bが形成されている。
【0014】 かかる電磁弁において、電磁コイル2に通電するとシャフト3基端外周のプラ ンジャ21が筒状部11の端部に設けたヨーク部12に吸引され、シャフト3が 前進して弁部31がシート部41に当接し流路4aを閉鎖する方向に移動する。 この時の吸引当接力は電磁コイル2への通電量により変化し、流体の調整圧Pc が変更される。
【0015】 調整圧Pcは上記圧力導入路32を経て開口51Aに達し、さらに溝52を経 て開口51Bに達して、シャフト3の上側面に印加される。これにより、シャフ ト3の下側面が軸受部材5の内壁に圧接し、摺動時の抵抗が増大せしめられる。 しかして、圧力流体の脈動が弁部31の先端面に作用しても、摺動抵抗が適度に 増大せしめられたシャフト3は振動を生じることはない。
【0016】 さらに、上記摺動抵抗は調整圧Pcが高くなるにつれて大きくなるから、調整 圧Pcの変化に関係なくシャフト3の振動が常に良好に抑制されるとともに、過 度な摺動抵抗を生じてシャフト3の応答性を損なうこともない。
【0017】 開口51A,51Bに導入された流体は一部がシャフト3と軸受部材5の間を 通って漏れ、流路4bより排出される。
【0018】 なお、上記弁部の形状は円錐形に限られるものではなく、また、開口は単一と しても良い。
【0019】
【考案の効果】
以上の如く、本考案の電磁弁によれば、圧力流体の脈動の影響を受けて持続振 動を生じることはなく、調整圧を安定に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す電磁弁の全体断面図で
ある。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1のIII −III 線断面図である。
【図4】従来例を示す電磁弁の全体断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 11 筒状部 12 ヨーク部 2 電磁コイル 3 シャフト 31 弁部 32 圧力導入路 4 プラグ部材 4a 流路(リリーフ流路) 5 軸受部材 51A,51B 開口 6 リリーフ流路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁コイルと、該電磁コイルの電磁力を
    受けて進出するシャフトとを密閉ハウジング内に設け
    て、シャフト先端に形成した弁部により圧力流体のリリ
    ーフ流路を流体圧に抗して移動し、上記圧力流体の調整
    圧を電磁コイルへの通電量に応じて変更する電磁弁にお
    いて、上記シャフトをハウジング内に嵌装した筒状軸受
    部材内の内孔に摺動可能に挿通保持せしめるとともに、
    上記軸受部材の外周壁の一部に上記内孔と半周以下の範
    囲でつながる開口を設け、かつ、上記弁部を貫通してシ
    ャフト内へ延びる圧力導入路を形成してこれを上記開口
    に連通せしめたことを特徴とする電磁弁。
JP820292U 1992-01-28 1992-01-28 電磁弁 Pending JPH0561583U (ja)

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JP820292U JPH0561583U (ja) 1992-01-28 1992-01-28 電磁弁

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JP820292U JPH0561583U (ja) 1992-01-28 1992-01-28 電磁弁

Publications (1)

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JPH0561583U true JPH0561583U (ja) 1993-08-13

Family

ID=11686682

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JP820292U Pending JPH0561583U (ja) 1992-01-28 1992-01-28 電磁弁

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JP (1) JPH0561583U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013174257A (ja) * 2012-02-23 2013-09-05 Denso Corp 電磁弁
JP2015014280A (ja) * 2013-07-08 2015-01-22 株式会社日本自動車部品総合研究所 バルブ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013174257A (ja) * 2012-02-23 2013-09-05 Denso Corp 電磁弁
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