JPH0561533U - ディスクブレーキ装置 - Google Patents

ディスクブレーキ装置

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JPH0561533U
JPH0561533U JP294492U JP294492U JPH0561533U JP H0561533 U JPH0561533 U JP H0561533U JP 294492 U JP294492 U JP 294492U JP 294492 U JP294492 U JP 294492U JP H0561533 U JPH0561533 U JP H0561533U
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JP
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brake disc
disc
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brake
cylinder
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剛 畑田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ブレーキディスクの一面に対向する摩擦パッド
をブレーキディスク側に押圧し得るピストンを摺動可能
に嵌合させて低ヤング率材料から成るシリンダ部材と、
ブレーキディスクの他面に対向する摩擦パッドの背面に
当接可能な爪部、ならびにブレーキディスクを跨いで爪
部に連設されるとともに前記シリンダ部材が結合される
ブリッジ部を有して高ヤング率材料により形成される爪
部材とでキャリパが構成され、ブレーキディスクの回転
軸線に沿う方向への摺動作動を可能として前記爪部材が
固定のブラケットに支承されるディスクブレーキ装置に
おいて、爪部材でシリンダ部材を強固に受けるようにし
て耐久性を向上させる。 【構成】爪部材11には、ブレーキディスクDの周方向
に間隔をあけて相互に対向する一対の支持面24が設け
られ、シリンダ部材10は、両支持面24に当接した状
態でブリッジ部17に締着される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ブレーキディスクの一面に対向する摩擦パッドをブレーキディスク 側に押圧し得るピストンを摺動可能に嵌合させて低ヤング率材料から成るシリン ダ部材と、ブレーキディスクの他面に対向する摩擦パッドの背面に当接可能な爪 部、ならびにブレーキディスクを跨いで爪部に連設されるとともに前記シリンダ 部材が結合されるブリッジ部を有して高ヤング率材料により形成される爪部材と でキャリパが構成され、ブレーキディスクの回転軸線に沿う方向への摺動作動を 可能として前記爪部材が固定のブラケットに支承されるディスクブレーキ装置に 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、かかるディスクブレーキ装置は、たとえば特公昭64−8214号公報 等により既に知られており、比較的大きな強度が必要である爪部材を剛性材料に より成形するとともに、シリンダ部材をアルミニウム合金等の軽量材料で成形し 、爪部材とシリンダ部材とを相互に結合してキャリパを構成するようにしている 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のものでは、爪部材に円形孔を設けておき、アルミニウム合金による シリンダ部材の鋳造時に爪部材の一部を鋳込むことによって、爪部材の円形孔に シリンダ部外周の環状溝を嵌合させてキャリパを構成するようにしている。
【0004】 ところで、ピストンを押圧作動させた制動時には、摩擦パッドの引きずりトル クによりシリンダ部材がブレーキディスクに追随して移動しようとするのに対し 、剛性材料から成る爪部材が固定のブラケットで支承されているので、上記従来 の構造のものでは、シリンダ部材の環状溝すなわち肉厚の比較的薄い部分に剪断 力が作用し、耐久性上問題がある。
【0005】 本考案は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、爪部材でシリンダ部材を 強固に受けるようにして耐久性を向上させたディスクブレーキ装置を提供するこ とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案によれば、爪部材には、ブレーキディスク の周方向に間隔をあけて相互に対向する一対の支持面が設けられ、シリンダ部材 は、両支持面に当接した状態でブリッジ部に締着される。
【0007】
【実施例】
以下、図面により本考案の一実施例について説明する。
【0008】 図1ないし図3は本考案の一実施例を示すものであり、図1はディスクブレー キ装置の切欠き平面図、図2は図1の2−2線矢視側面図、図3は図2の3−3 線断面図である。
【0009】 固定のブラケットBは、車輪とともに回転するブレーキディスクDの一面に対 向して配置されるブラケット主部4と、ブレーキディスクDの周方向に沿うブラ ケット主部4の両端に連設されてブレーキディスクDの一面に対向する支持腕部 5a,5bと、それらの支持腕部5a,5bに対応する位置でブレーキディスク Dの他面にそれぞれ対向する支持腕部6a,6bと、ブレーキディスクDを跨い で支持腕部5a,6a間ならびに支持腕部5b,6b間をそれぞれ連結する連結 部7a,7bと、両支持腕部6a,6b間を一体に結ぶタイバー8とを備え、ブ ラケット主部4には、自動車のナックル(図示せず)に締結するための一対のね じ孔9,9が穿設されている。
【0010】 キャリパCは、ブラケットBで支承された摩擦パッドPa,Pbをブレーキデ ィスクDの両面との間にそれぞれ介在させてブレーキディスクDを跨ぐように形 成されるとともに、ブレーキディスクDの回転軸線と平行な方向への摺動作動を 可能としてブラケットBに支承される。すなわち、キャリパCは、ブレーキディ スクDの一面に対向する摩擦パッドPaをブレーキディスクD側に押圧し得るピ ストンPを摺動可能に嵌合させるシリンダ部材10と、ブレーキディスクDの他 面に対向する摩擦パッドPbの背面に当接可能にしてシリンダ部材10に結合さ れる爪部材11とから成る。
【0011】 シリンダ部材10は、アルミニウム合金等の低ヤング率材料から成るものであ り、有底のシリンダ穴12がシリンダ部材10に穿設され、摩擦パッドPaをブ レーキディスクD側に押圧するための有底円筒状のピストンPが、その開口端を 摩擦パッドPa 側にしてシリンダ穴12に摺動可能に嵌合され、ピストンPおよ びシリンダ部材10間に油圧室13が形成される。またシリンダ穴12の内面に は、ピストン10の外面に摺接する環状のシール部材14が嵌着され、シリンダ 穴10の開口端面およびピストンPの外面間にわたっては水および塵埃がシリン ダ穴12内に侵入するのを防止するためのブーツ15が設けられる。
【0012】 爪部材11は、鋳鉄等の高ヤング率材料により形成されるものであり、ブレー キディスクDの他面に対向する摩擦パッドPbの背面に当接可能な爪部16と、 ブレーキディスクDを跨いで爪部16に連設されるブリッジ部17と、ブラケッ トBに支承されるべくブレーキディスクDの周方向に間隔をあけた位置でブリッ ジ部17に連設される一対の腕部18とを備える。
【0013】 両腕部18には、ブレーキディスクDの回転軸線に沿うスライドピン19の一 端がねじ部材20によりそれぞれ固着されており、これらのスライドピン19は 、ブラケットBにおいて、支持腕部5aおよび連結部7a、ならびに支持腕部5 bおよび連結部7bにそれぞれ穿設されている有底の支持穴21にそれぞれ摺動 可能に嵌合され、これにより、爪部材11すなわちキャリパCが、ブレーキディ スクDの回転軸線に沿う摺動作動を可能としてブラケットBに支承されることに なる。また支持腕部5a,5bおよび両スライドピン19間にわたってはブーツ 22がそれぞれ設けられる。
【0014】 ところで、シリンダ部材10は、一対のボルト23により爪部材11のブリッ ジ部17に締着されるものであるが、爪部材11において、両腕部18,18の 内側面には、ブレーキディスクDの周方向に間隔をあけて相互に対向する支持面 24がそれぞれ設けられており、両支持面24間を直角に結ぶ結合面25がブリ ッジ部17に設けられる。而してシリンダ部材10は、両支持面24に両側面を 当接させるとともに前端面を結合面25に当接させた状態で、シリンダ部材10 に挿通させた両ボルト23をブリッジ部17に螺合して締付けることにより、爪 部材11に結合されることになる。
【0015】 次にこの実施例の作用について説明すると、キャリパCにおけるシリンダ部材 10に内蔵されているピストンPが制動操作に応じた油圧室13の油圧増大によ って摩擦パッドPaをブレーキディスクD側に押圧すると、キャリパCにはその 反力が作用する。而してキャリパCは、スライドピン19を介してブレーキディ スクDの回転軸線方向に摺動可能にブラケットBに支持されており、キャリパC が前記ピストンPによる押圧方向とは逆方向に移動することにより、他方の摩擦 パッドPbが爪部16によってブレーキディスクDに押付けられる。したがって ブレーキディスクDにその両側から摩擦パッドPa,Pbが押圧されて制動力が 得られる。
【0016】 このような制動時にキャリパCでは、剛性の高い爪部材11が固定のブラケッ トBに支承されており、剛性の低いシリンダ部材10が両ボルト23により爪部 材11に結合されているので、ブレーキディスクDの回転に追随しようとする摩 擦パッドPaとピストンPとの摩擦により、シリンダ部材10は、爪部材11に 対してブレーキディスクDの回転方向に相対移動しようとする。しかるに、シリ ンダ部材10は、爪部材11に設けられている支持面24で、ブレーキディスク Dの回転方向に沿うトルクを受けられるので、両ボルト23に大きな剪断力が作 用することを回避し、両ボルト23の強度をそれ程大きくしなくても、剛性の高 い爪部材11で強固に受けられることになり、キャリパCの耐久性を向上するこ とができる。
【0017】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、爪部材には、ブレーキディスクの周方向に間隔 をあけて相互に対向する一対の支持面が設けられ、シリンダ部材は、両支持面に 当接した状態でブリッジ部に締着されるので、制動時にブレーキディスクの回転 に伴うシリンダ部材の追随移動を剛性の高い爪部材の支持面で強固に受けるよう にしてキャリパの耐久性向上に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例のディスクブレーキ装置の切欠き平面
図である。
【図2】図1の2−2線矢視側面図である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【符号の説明】
10・・・シリンダ部材 11・・・爪部材 16・・・爪部 17・・・ブリッジ部 24・・・支持面 B・・・ブラケット C・・・キャリパ D・・・ブレーキディスク P・・・ピストン Pa,Pb・・・摩擦パッド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキディスク(D)の一面に対向す
    る摩擦パッド(Pa)をブレーキディスク(D)側に押
    圧し得るピストン(P)を摺動可能に嵌合させて低ヤン
    グ率材料から成るシリンダ部材(10)と、ブレーキデ
    ィスク(D)の他面に対向する摩擦パッド(Pb)の背
    面に当接可能な爪部(16)、ならびにブレーキディス
    ク(D)を跨いで爪部(16)に連設されるとともに前
    記シリンダ部材(10)が結合されるブリッジ部(1
    7)を有して高ヤング率材料により形成される爪部材
    (11)とでキャリパ(C)が構成され、ブレーキディ
    スク(D)の回転軸線に沿う方向への摺動作動を可能と
    して前記爪部材(11)が固定のブラケット(B)に支
    承されるディスクブレーキ装置において、爪部材(1
    1)には、ブレーキディスク(D)の周方向に間隔をあ
    けて相互に対向する一対の支持面(24)が設けられ、
    シリンダ部材(10)は、両支持面(24)に当接した
    状態でブリッジ部(17)に締着されることを特徴とす
    るディスクブレーキ装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62155341A (ja) * 1985-12-26 1987-07-10 Akebono Brake Res & Dev Center Ltd デイスクブレ−キ
JP3124028U (ja) * 2006-05-24 2006-08-03 株式会社アシストプランナー スロットマシン電源ボックスの不正操作防止カバー

Patent Citations (2)

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JP3124028U (ja) * 2006-05-24 2006-08-03 株式会社アシストプランナー スロットマシン電源ボックスの不正操作防止カバー

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JP2590207Y2 (ja) 1999-02-10

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