JPH0561038A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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Publication number
JPH0561038A
JPH0561038A JP3245220A JP24522091A JPH0561038A JP H0561038 A JPH0561038 A JP H0561038A JP 3245220 A JP3245220 A JP 3245220A JP 24522091 A JP24522091 A JP 24522091A JP H0561038 A JPH0561038 A JP H0561038A
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JP
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liquid crystal
phase
pair
phase plate
plates
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JP3245220A
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English (en)
Inventor
Takashi Miyashita
崇 宮下
Yoshinaga Miyazawa
善永 宮沢
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液晶表示装置において、構造が単純で、表示
の着色および視野角特性を改善することができるように
する。 【構成】 液晶分子を200°乃至240°の範囲でツ
イスト配向されたSTN型の液晶セル1の外側にこの液
晶セル1を挾んで偏光子10と検光子11を配置し、液
晶セル1の出射側基板7と検光子11の間に、遅相軸1
2a、13aを互いに25°乃至45°で交差させた第
1および第2位相板12、13を配置するとともに、更
に遅相軸14a、15aが互いにほぼ直交する第3およ
び第4位相板14、15を設け、これらの位相板12〜
15によって、液晶セル1を透過する際に生じた各波長
光毎の位相差の相違をほぼ補正し、表示色の着色が無
く、視角による表示色の変化を少なくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスーパーツイステッドネ
マティック型の単純マトリックスタイプの液晶表示装置
に関する。
【0002】
【従来技術】液晶表示装置はオフィスオーメーション機
器のディスプレイ装置として使用されている。この様な
ディスプレイ装置は、高精細の表示が要求されるため、
画素数が多く、高時分割駆動が要求され、また表示特性
としてはコントラストが高く、且つ視野角が広いことが
要求されている。この様な要求に応じるため、パーソナ
ルコンピュータ等の表示装置としては、液晶表示装置の
中でも高時分割駆動が可能で且つ比較的コントラストの
高いスーパーツイステッドネマティック型(以下、ST
N型という)の単純マトリックス液晶表示装置が用いら
れている。
【0003】このSTN型の単純マトリックス液晶表示
装置は、所定の間隔を隔てて対向配置された一対の基板
と、この一対の基板の対向する内面に互いに直角に交差
するように配置された電極と、この電極形成面を覆って
形成され、液晶分子を所定の方向に配向させるための配
向膜と、この配向膜間に封入される液晶材料と、一対の
基板の外側からこの一対の基板を挟む様に配置された一
対の偏光板とからなっている。そして、配向膜の間に封
入された液晶材料の配向膜近傍の液晶分子は、配向膜の
配向規制力により配向処理方向に配列されており、これ
により液晶分子は、予め定められた配向処理に従って、
一方の基板から他方の基板に向って180°乃至270
°の角度でツイスト配向している。
【0004】ツイスト配向した液晶分子は対向する電極
間に時分割駆動によって電界が印加されることによって
配向が変化し、この配向の変化にともなう光学的な変化
を一対の偏光板によって視覚化することにより、所望の
表示が行なわれている。上述した液晶表示装置は、高時
分割駆動を可能とするために、液晶分子配列のツイスト
角を大きくし、且つ視覚的なコントラストを高くするた
めに液晶の復屈折効果を利用しているため、表示が着色
するという問題があり、また視野角が狭く、更に視角に
よって表示色が変化するという問題があった。
【0005】上述した着色の問題を解決するために、上
述したような対向する一対の基板に駆動用の電極を設け
た駆動セルと、この駆動セルの液晶分子のツイスト方向
と逆向きにツイストさせた補償セルとを2層に配置した
2層のSTN型の液晶表示装置が提唱されている。この
2層のSTN型液晶表示装置は、駆動セルで生じた各波
長光毎の位相差の相違を補償セルで補正させることがで
き、表示の着色を抑えて白黒表示に近い表示ができる。
【0006】上記2層のSTN型の液晶表示装置は、駆
動セルと同様の液晶セルを補償セルとして用いるため、
この補償セルの製造工程が複雑であって高価になり、そ
して表示装置が大型になるという問題があった。また、
表示の着色も未だ十分に取り除かれてはおらず、しかも
視野角特性は依然として改善されていない。
【0007】また、2層のSTN型の液晶表示装置の補
償セルを1枚または2枚の位相板に換え、この位相板に
よって駆動セルで生じた各波長光の位相差の違いを補償
しようとしたSTN型液晶表示装置も提案されている。
この液晶表示装置は、フィルム状の位相板を用いること
ができるため、製造工程が単純になり、また薄い形状に
することができ、表示装置が小型になるという利点があ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の液晶表示装置は、位相板の△nの波長依存性が
液晶の△nの波長依存性とは異なるため、駆動セルで生
じた位相差の各波長光毎の相違を十分補正することがで
きなかった。その為、表示の着色を十分取り除くことが
できないという欠点があり、また視野角特性が悪いとい
う欠点もあった。図15に従来の位相板を用いたSTN
型の液晶表示装置における等コントラスト曲線図を示し
た。この等コントラスト曲線は、液晶表示装置の基板の
法線方向から10°、20°、30°、40°、および
50°傾けた方向から観察した時のコントラストを各方
位にわたって示したものである。ここで、白三角はコン
トラストが150の点を現わし、同様に黒三角は10
0、白四角は50、黒四角は10、黒丸はコントラスト
が負になる点、即ち明暗が反転する点を現わしている。
図15から明らかな様に、液晶表示装置の正面、即ち基
板の法線方向のコントラストは極めて高いが、法線方向
から傾くのに従って、コントラストの著しい低下が見ら
れる。特に、液晶表示装置に上方向および右下方向には
明暗が反転する領域があらわれており、上方向の反転領
域が極めて大きい。従って、この様な従来の液晶表示装
置では、左上方向の法線方向から35°傾いた位置から
観察したとき、陰画を見ているようになるのであって、
極めて重大な欠陥になるものである。
【0009】また、表示色の問題はこの液晶表示装置を
用いてカラー表示しようとするとき特に問題になるもの
であり、赤R、緑G、青Bの各フィルターを透過した光
が、液晶表示装置を透過することによって色が変化し、
更にその変化が視角によって大きく変化するという欠点
がある。図16(R)、(G)、(B)に、それぞれ液
晶表示装置を透過した光のR、G、B毎の視角による色
の変化をCIE色度図上に示した。ここで光透過状態
(ON:■)と光遮断状態(OFF:*)の表示色を表
わし、矢印aはON状態の透過光の色度変化の方向を示
し、矢印bはOFF状態の透過光の色度変化の方向を示
している。この図15から明らかな様に、基板の法線方
向からの傾きに応じて表示色が変化する。これは、液晶
表示装置を観察する方位によって表示色が異なることで
あり、表示品質を著しく低下させていた。本発明は、上
述した実情に鑑みてなされたものであり、構造が単純
で、表示の着色および視野角特性を改善することのでき
る液晶表示装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明の液晶表示装置は、対向する面それぞれ
に、互いに交差する電極とこの電極を覆って所定の方向
に配向処理が施された配向膜とが形成された一対の基板
と、これらの配向膜の間に封止され、一方の基板から他
方の基板に向かって200°乃至240°の範囲でツイ
スト配向され、屈折率異方性△nと層厚dとの積△nd
の値が800nm乃至900nmの範囲に設定された液
晶材料と、前記一対の基板の外側にこの一対の基板を挟
むように配置された一対の偏光板と、この一対の偏光板
の間に配置され、遅相軸を互いに25°乃至45°で交
差させた一対の位相板と、前記一対の偏光板の間に配置
され、遅相軸を互いにほぼ直交させた2枚の他の位相板
とを備えたことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】本発明は、液晶分子を200°乃至240°の
範囲でツイスト配向されたSTN型の液晶表示装置の一
対の偏光板の間に遅相軸を互いに25°乃至45°で交
差させた一対の位相板を配置させるとともに、更に遅相
軸が互いにほぼ直交した他の2枚の位相板を前記一対の
偏光板の間に設けたので、これらの位相板によって、液
晶セルを透過する際に生じた各波長光毎の位相差の相違
がほぼ補正され、表示色の着色が無くなり、視角による
表示色の変化が少なくなる。また、これらの位相板によ
って基板の法線方向から傾いた方向からの位相差も補正
され、反転領域が減少し、且つ高いコントラストが得ら
れる領域が広くなる。
【0012】
【実施例】以下に本発明の実施例について、図面を参照
して詳細に説明する。 [第1実施例]図1および図2に第1実施例の断面図お
よび分解斜視図を示した。これらの図において、1は液
晶セルである。この液晶セル1は、一方の電極2および
この電極2を覆う配向膜3が形成された下基板4と、前
記一方の電極2と交差して対向する他方の電極5および
この他方の電極5を覆う配向膜6が形成された上基板7
と、上下基板4、7を所定の間隔を隔てて接合するシー
ル材8と、これらの上下基板4、7とシール材8とに囲
われた領域に封入され、誘電率比△ε/ε⊥の値が1.
90、弾性定数比K3/K1の値が1.83、K3/K
2の値が2.40、ギャップdとナチュラルピッチpの
比d/pの値が0.5の液晶材料9とからなっている。
【0013】この液晶セル1には図面上で下方から光が
入射されるものであり、以下では下基板を入射側基板
4、上基板を出射側基板7という。液晶セル1の入射側
基板4の外側には、直線偏光板からなる偏光子10が配
置され、出射側基板7の上方には直線偏光板からなる検
光子11が配置されている。そして液晶セル1の出射側
基板7と検光子11との間には4枚の位相板12、1
3、14、15がその順に配置されている。
【0014】前記入射側基板4と出射側基板7の対向す
るそれぞれの面に形成された配向膜3、6は、それぞれ
ラビング等の配向処理が施されている。即ち、入射側基
板4の配向膜3は図2に示した様に液晶セル1を正面か
ら観察したとき水平な線に対して左下から右上方向に約
30°の傾きをもった方向3aに配向処理が施されてい
る。また、入射側基板4に対向する出射側基板7の配向
膜6は、入射側基板4の配向処理方向3a(以下、入射
側配向処理方向という)に対して右回り(以下、負また
は−という)に60°回転した方向6aに配向処理が施
されている。この様な配向処理により、液晶材料9の分
子はプレチルト角が約8°で配向し、また入射側基板4
から出射側基板7に向って負の回転方向に240°(φ
o)ツイストして配列する。そして、この液晶セル1の
ギャップdと屈折率異方性△nとの積△ndの値は86
4nm(測定波長:589nm)である。
【0015】偏光子10はその透過軸10aが、入射側
配向処理方向3aに対して左回り(以下、正または+と
いう)に+140°(α)の方向に配置されている。ま
た、検光子11はその透過軸11aが入射側配向処理方
向3aと55°(ε)で交差する方向に配置されてい
る。
【0016】第1、第2、第3、および第4位相板1
2、13、14、15は、ポリカーボネートを1軸伸張
した位相板からなっており、第1、第2位相板はその△
ndの値が400nm(測定波長:589nm)、第
3、第4位相板はその△ndの値が350nm〜450
nm(測定波長:589nm)である。
【0017】第1位相板12はその遅相軸12aが入射
側配向処理方向3aに対してほぼ40°(β)に配置さ
れ、第2位相板13はその遅相軸13aが入射側配向処
理方向3aに対してほぼ5°(γ)の方向に配置されて
いる。また、第3位相板14はその遅相軸14aが前記
入射側配向処理方向3aに対してほぼ60°(δ)に配
置され、第4位相板15はその遅相軸15aが前記入射
側配向処理方向3aに対してほぼ150°(図2では、
第3位相板14の遅相軸14aに対してほぼ90°)
(η)に配置されている。
【0018】なお、この第1実施例は、第3および第4
位相板14、15の遅相軸14a、15aの方向を変更
しても良い。例えば、第3位相板14の遅相軸14aを
入射側配向処理方向3aに対してほぼ150°(δ)に
配置し、第4位相板15の遅相軸15aを入射側配向処
理方向3aに対してほぼ60°(η)に配置してもよ
い。
【0019】この様に、この第1実施例では、位相板を
4枚用いているので、液晶セル1を透過する際に生じた
各波長毎の位相差の相違がほぼ補正され、表示色の着色
が無くなる。また、第3位相板14と第4位相板15は
遅相軸14a、15aを互いにほぼ直交させて配置して
いるので、これらの位相板12〜15により各方位の視
角の変化に対する位相差の相違が補償され、視角特性が
改善される。
【0020】図3にOFF状態の透過率分布を、図4に
ON状態の透過率分布を、そして図5に等コントラスト
曲線をそれぞれ示した。図3および図4において、黒四
角は透過率が10%の点を、白四角は透過率が20%の
点を表わしている。また図5の等コントラスト曲線図に
おいて、白三角はコントラストが150の点を現わし、
同様に黒三角は100、白四角は50、黒四角は10、
黒丸はコントラストが負になる点、即ち明暗が反転する
点を現わしている。
【0021】図3に示されるように、OFF状態では液
晶表示装置の正面からの漏れ光は少なく、視角が大きく
なると上方位に漏れ光が表われる。また図4に示される
ように、ON状態における透過率は各方位にわたって大
きい。そして、図5に示すように、図15に示した従来
のSTN型液晶表示装置に比べて、コントラストが10
より大きくなる領域が広くなっており、また液晶表示装
置の上方に現われる反転領域が縮小し、且つ液晶表示装
置の右下方の反転領域が消滅している。よって本実施例
によれば、視野角が広くなり、視野角特性が改善され
る。
【0022】第1実施例に示したように、4枚の位相板
を用いる場合、偏光子10、検光子11、および4枚の
位相板12〜15は、それぞれ入射側配向処理方向3a
を基準にして、偏光子10の透過軸10aの角度αを1
35°〜145°の範囲に、検光子11の透過軸11a
の角度εを50°〜60°の範囲に、第1位相板12の
遅相軸12aの角度βを35°〜45°の範囲に、第2
位相板13の遅相軸13aの角度γを0°〜10°の範
囲に、第3位相板14の遅相軸14aの角度δを55°
〜65°または145°〜155°の範囲に設定し、且
つ第4位相板15の遅相軸15aの角度ηを前記第3位
相板14の遅相軸14aとほぼ直交するように配置する
のが望ましい。そして、液晶セル1の△ndの値は82
5nm〜875nmの範囲であることが望ましい。ま
た、この第1実施例では、第1位相板12および第2位
相板13の△ndの値がそれぞれ同一で375nm〜4
25nmの範囲に、第3位相板14および第4位相板1
5の△ndの値がそれぞれ同一で300nm〜450n
mの範囲にあるとき、ほぼ等しい特性が得られるので、
これらの位相板12〜15はその△ndの値が上記範囲
にあるのが望ましい。
【0023】図6(A)、(B)に、上記4枚の位相板
12〜15の△ndの値が全て等しい400nmに設定
した場合の等コントラスト曲線を示した。図6(A)
は、第3位相板14の遅相軸14aの角度δを60°、
第4位相板15の遅相軸15aの角度ηを150°に設
定した場合を示し、図6(B)は第3位相板14の遅相
軸14aの角度δを150°、第4位相板15の遅相軸
15aの角度ηを60°に設定した場合を示している。
ここで、白三角はコントラストが150の点を現わし、
同様に黒三角は100、白四角は50、黒四角は10、
黒丸はコントラストが負になる点を現わしている。
【0024】この図6で示すように、コントラストが1
0より大きくなる領域が広くなっており、また液晶表示
装置の上方に現われる反転領域が縮小している。従っ
て、これらの第1〜第4位相板はその△ndの値が全て
等しくても良く、この場合、全ての位相板の△ndが4
00nmであるとき、同一の位相板を用いることができ
るので、製造上最も望ましい。
【0025】[第2実施例]図7および図8を参照し
て、本発明の第2実施例を説明する。この場合、第1実
施例と同様の部材には同一の符号を付し、その説明を省
略する。図7において、液晶セルは、第1実施例の液晶
セル1と同様に形成されており、この液晶セル1の入射
側基板4の外側には、直線偏光板からなる偏光子10が
配置され、出射側基板7の上方には直線偏光板からなる
検光子11が配置されている。そして、液晶セル1の出
射側基板7と検光子11との間には第1および第2位相
板12、13が配置されており、これら第1および第2
位相板13の間には第3および第4位相板14、15が
配置されている。
【0026】前記入射側基板4と出射側基板7の対向す
るそれぞれの面に形成された配向膜3、6は、それぞれ
第1実施例と同様にラビング等の配向処理が施されてい
る。即ち、入射側基板4の配向膜3は図7に示した様に
液晶セル1を正面から観察したとき水平な線に対して左
下から右上方向に約30°の傾きをもった方向3aに配
向処理が施されている。また、入射側基板4に対向する
出射側基板7の配向膜6は、入射側基板4の配向処理方
向3a(以下、入射側配向処理方向という)に対して右
回りに60°回転した方向6aに配向処理が施されてい
る。この様な配向処理により、液晶材料9の分子はプレ
チルト角が約8°で配向し、また入射側基板4から出射
側基板7に向って負の回転方向に240°(φo)ツイ
ストして配列する。そして、この液晶セル1のギャップ
dと屈折率異方性△nとの積△ndの値は864nm
(測定波長:589nm)である。
【0027】偏光子10はその透過軸10aが、入射側
配向処理方向3aに対して左回りに+140°(α)の
方向に配置され、また検光子11はその透過軸11aが
入射側配向処理方向3aと55°(ε)で交差する方向
に配置されている。
【0028】第1、第2、第3、および第4位相板1
2、13、14、15は、ポリカーボネートを1軸伸張
した位相板からなっており、第1、第2位相板12、1
3はその△ndの値が400nm(測定波長:589n
m)、第3、第4位相板14、15はその△ndの値が
350nm〜450nm(測定波長:589nm)であ
る。
【0029】第1位相板12はその遅相軸12aが入射
側配向処理方向3aに対してほぼ40°(β)に配置さ
れ、第2位相板13はその遅相軸13aが入射側配向処
理方向3aに対してほぼ5°(γ)の方向に配置されて
いる。そして、これらの間に配置される第3位相板14
はその遅相軸14aが入射側配向処理方向3aに対して
ほぼ60°(δ)に配置され、第4位相板15はその遅
相軸15aが入射側配向処理方向3aに対してほぼ15
0°(図7では第3位相板14の遅相軸14aに対して
90°)(η)に配置されている。
【0030】なお、この第2実施例においても、第3お
よび第4位相板14、15の遅相軸14a、15aの方
向を変更しても良い。例えば、第3位相板14の遅相軸
14aを入射側配向処理方向3aに対してほぼ150°
(δ)に配置し、第4位相板15の遅相軸15aを入射
側配向処理方向3aに対してほぼ60°(η)に配置し
てもよい。
【0031】この様に、この第2実施例では、位相板を
4枚用いているので、液晶セル1を透過する際に生じた
各波長毎の位相差の相違がほぼ補正され、表示色の着色
が無くなる。また、第3位相板14と第4位相板15は
遅相軸14a、15aを互にほぼ直交させて配置してい
るので、これらの位相板12〜15により各方位の視角
の変化に対する位相差の相違が補償され、視角特性が改
善される。
【0032】この第2実施例に示したように、4枚の位
相板を用いる場合、偏光子10、検光子11、および4
枚の位相板12〜15は、それぞれ入射側配向処理方向
3aを基準にして、偏光子10の透過軸10aの角度α
を135°〜145°の範囲に、検光子11の透過軸1
1aの角度εを50°〜60°の範囲に、第1位相板1
2の遅相軸12aの角度βを35°〜45°の範囲に、
第2位相板13の遅相軸13aの角度γを0°〜10°
の範囲に、第3位相板14の遅相軸14aの角度δを5
5°〜65°または145°〜155°の範囲に設定
し、且つ第4位相板15の遅相軸15aの角度ηを前記
第3位相板14の遅相軸14aとほぼ直交するように配
置するのが望ましい。そして、液晶セル1の△ndの値
は825nm〜875nmの範囲であることが望まし
い。また、この第2実施例では、第1位相板12および
第2位相板13の△ndの値がそれぞれ同一で375n
m〜425nmの範囲に、第3位相板14および第4位
相板15の△ndの値がそれぞれ同一で300nm〜4
50nmの範囲にあるとき、ほぼ等しい特性が得られる
ので、これらの位相板12〜15はその△ndの値が上
記範囲にあるのが望ましい。
【0033】図8(A)、(B)はそれぞれ等コントラ
スト曲線を示し、図8(A)は、第3位相板14の遅相
軸14aの角度δを60°、第4位相板15の遅相軸1
5aの角度ηを150°に設定した場合を示し、図8
(B)は第3位相板14の遅相軸14aの角度δを15
0°、第4位相板15の遅相軸15aの角度ηを60°
に設定した場合を示している。ここで、白三角はコント
ラストが150の点を現わし、同様に黒三角は100、
白四角は50、黒四角は10、黒丸はコントラストが負
になる点を現わしている。この図8で示すように、コン
トラストが10より大きくなる領域が広くなっており、
また液晶表示装置の上方に現われる反転領域が縮小して
いる。
【0034】[第3実施例]図9および図10を参照し
て、本発明の第3実施例を説明する。この場合にも、第
1実施例と同様の部材には同一の符号を付し、その説明
を省略する。図9において、液晶セルは、第1実施例の
液晶セル1と同様に形成されており、この液晶セル1の
入射側基板4の外側には、直線偏光板からなる偏光子1
0が配置され、出射側基板7の上方には直線偏光板から
なる検光子11が配置されている。そして、液晶セル1
の出射側基板7と検光子11との間には第1および第2
位相板12、13が配置されており、液晶セル1の入射
側基板4と偏光子10との間には第3および第4位相板
14、15が配置されている。
【0035】前記入射側基板4と出射側基板7の対向す
るそれぞれの面に形成された配向膜3、6は、それぞれ
第1実施例と同様にラビング等の配向処理が施されてい
る。即ち、入射側基板4の配向膜3は図9に示した様に
液晶セル1を正面から観察したとき水平な線に対して左
下から右上方向に約30°の傾きをもった方向3aに配
向処理が施されている。また、入射側基板4に対向する
出射側基板7の配向膜6は、入射側基板4の配向処理方
向3a(以下、入射側配向処理方向という)に対して右
回りに60°回転した方向6aに配向処理が施されてい
る。この様な配向処理により、液晶材料9の分子はプレ
チルト角が約8°で配向し、また入射側基板4から出射
側基板7に向って負の回転方向に240°(φo)ツイ
ストとして配列する。そして、この液晶セル1のギャッ
プdと屈折率異方性△nとの積△ndの値は864nm
(測定波長:589nm)である。
【0036】偏光子10はその透過軸10aが、入射側
配向処理方向3aに対して左回りに+140°(α)の
方向に配置され、また検光子11はその透過軸11aが
入射側配向処理方向3aと55°(ε)で交差する方向
に配置されている。
【0037】第1、第2、第3、および第4位相板1
2、13、14、15は、ポリカーボネートを1軸伸張
した位相板からなっており、第1、第2位相板12、1
3はその△ndの値が400nm(測定波長:589n
m)、第3、第4位相板14、15はその△ndの値が
350nm〜450nm(測定波長:589nm)であ
る。
【0038】第1位相板12はその遅相軸12aが入射
側配向処理方向3aに対してほぼ40°(β)に配置さ
れ、第2位相板13はその遅相軸13aが入射側配向処
理方向3aに対してほぼ5°(γ)の方向に配置されて
いる。また、第3位相板14はその遅相軸14aが入射
側配向処理方向3aに対してほぼ30°(δ)に配置さ
れ、第4位相板15はその遅相軸15aが入射側配向処
理方向3aに対してほぼ120°(図9では第3位相板
14の遅相軸14aに対して90°)(η)に配置され
ている。
【0039】なお、この第3実施例においても、第3お
よび第4位相板14、15の遅相軸14a、15aの方
向を変更しても良い。例えば、第3位相板14の遅相軸
14aを入射側配向処理方向3aに対してほぼ120°
(δ)に配置し、第4位相板15の遅相軸15aを入射
側配向処理方向3aに対してほぼ30°(η)に配置し
てもよく、また第3位相板14の遅相軸14aを入射側
配向処理方向3aに対してほぼ45°(δ)に配置し、
第4位相板15の遅相軸15aを入射側配向処理方向3
aに対してほぼ135°(η)に配置してもよく、さら
に第3位相板14の遅相軸14aを入射側配向処理方向
3aに対してほぼ135°(δ)に配置し、第4位相板
15の遅相軸15aを入射側配向処理方向3aに対して
ほぼ45°(η)に配置してもよい。
【0040】この様に、この第3実施例では、位相板を
4枚用いているので、液晶セル1を透過する際に生じた
各波長毎の位相差の相違がほぼ補正され、表示色の着色
が無くなる。また、第3位相板14と第4位相板15は
遅相軸14a、15aを互いにほぼ直交させて配置して
いるので、これらの位相板12〜15により各方位の視
角の変化に対する位相差の相違が補償され、視角特性が
改善される。
【0041】この第3実施例に示したように、4枚の位
相板を用いる場合、偏光子10、検光子11、および4
枚の位相板12〜15は、それぞれ入射側配向処理方向
3aを基準にして、偏光子10の透過軸10aの角度α
を135°〜145°の範囲に、検光子11の透過軸1
1aの角度εを50°〜60°の範囲に、第1位相板1
2の遅相軸12aの角度βを35°〜45°の範囲に、
第2位相板13の遅相軸13aの角度γを0°〜10°
の範囲に、第3位相板14の遅相軸14aの角度δを2
5°〜50°または115°〜140°の範囲に設定
し、且つ第4位相板15の遅相軸15aの角度ηを前記
第3位相板14の遅相軸14aとほぼ直交するように配
置するのが望ましい。そして、液晶セル1の△ndの値
は825nm〜875nmの範囲であることが望まし
い。また、この第3実施例では、第1位相板12および
第2位相板13の△ndの値がそれぞれ同一で375n
m〜425nmの範囲に、第3位相板14および第4位
相板15の△ndの値がそれぞれ同一で300nm〜4
50nmの範囲にあるとき、ほぼ等しい特性が得られる
ので、これらの位相板12〜15はその△ndの値が上
記範囲にあるのが望ましい。
【0042】図10(A)〜図10(D)はそれぞれ等
コントラスト曲線を示しており、図10(A)は第3位
相板14の遅相軸14aの角度δを30°、第4位相板
15の遅相軸15aの角度ηを120°に設定した場合
を示し、図10(B)は第3位相板14の遅相軸14a
の角度δを120°、第4位相板15の遅相軸15aの
角度ηを30°に設定した場合を示し、図10(C)は
第3位相板14の遅相軸14aの角度δを45°、第4
位相板15の遅相軸15aの角度ηを135°に設定し
た場合を示し、図10(D)は第3位相板14の遅相軸
14aの角度δを135°、第4位相板15の遅相軸1
5aの角度ηを45°に設定した場合を示している。こ
こで、白三角はコントラストが150の点を現わし、同
様に黒三角は100、白四角は50、黒四角は10、黒
丸はコントラストが負になる点を現わしている。この図
10で示すように、コントラストが10より大きくなる
領域が広くなっており、また液晶表示装置の上方に現わ
れる反転領域が縮小している。
【0043】[第4実施例]図11および図14を参照
して、本発明の第4実施例を説明する。この場合にも、
第1実施例と同様の部材には同一の符号を付し、その説
明を省略する。図11において、液晶セルは、第1実施
例の液晶セル1と同様に形成されており、この液晶セル
1の入射側基板4の外側には、直線偏光板からなる偏光
子10が配置され、出射側基板7の上方には直線偏光板
からなる検光子11が配置されている。そして、液晶セ
ル1の出射側基板7と検光子11との間には第1、第
2、および第4位相板12、13、15がその順に配置
されており、液晶セル1の入射側基板4と偏光子10と
の間には第3位相板14が配置されている。
【0044】前記入射側基板4と出射側基板7の対向す
るそれぞれの面に形成された配向膜3、6は、それぞれ
第1実施例と同様にラビング等の配向処理が施されてい
る。即ち、入射側基板4の配向膜3は図9に示した様に
液晶セル1を正面から観察したとき水平な線に対して左
下から右上方向に約30°の傾きをもった方向3aに配
向処理が施されている。また、入射側基板4に対向する
出射側基板7の配向膜6は、入射側基板4の配向処理方
向3a(以下、入射側配向処理方向という)に対して右
回りに60°回転した方向6aに配向処理が施されてい
る。この様な配向処理により、液晶材料9の分子はプレ
チルト角が約8°で配向し、また入射側基板4から出射
側基板7に向って負の回転方向に240°(φo)ツイ
ストとして配列する。そして、この液晶セル1のギャッ
プdと屈折率異方性△nとの積△ndの値は864nm
(測定波長:589nm)である。
【0045】偏光子10はその透過軸10aが、入射側
配向処理方向3aに対して左回りに+140°(α)の
方向に配置され、また検光子11はその透過軸11aが
入射側配向処理方向3aと55°(ε)で交差する方向
に配置されている。
【0046】第1、第2、第3、および第4位相板1
2、13、14、15は、ポリカーボネートを1軸伸張
した位相板からなっており、第1、第2位相板12、1
3はその△ndの値が400nm(測定波長:589n
m)、第3、第4位相板14、15はその△ndの値が
350nm〜450nm(測定波長:589nm)であ
る。
【0047】第1位相板12はその遅相軸12aが入射
側配向処理方向3aに対してほぼ40°(β)に配置さ
れ、第2位相板13はその遅相軸13aが入射側配向処
理方向3aに対してほぼ5°(γ)の方向に配置され、
第4位相板15はその遅相軸15aが入射側配向処理方
向3aに対してほぼ55°(η)に配置されている。ま
た、第3位相板14はその遅相軸14aが入射側配向処
理方向3aに対してほぼ140°(δ)に配置されてい
る。
【0048】この第4実施例では、位相板を4枚用いて
いるので、液晶セル1を透過する際に生じた各波長毎の
位相差の相違がほぼ補正され、表示色の着色が無くな
る。また、第3位相板14と第4位相板15は遅相軸1
4a、15aを互いにほぼ直交させて配置しているの
で、これらの位相板12〜15により各方位の視角の変
化に対する位相差の相違が補償され、視角特性が改善さ
れる。
【0049】この第4実施例に示したように、4枚の位
相板を用いる場合、偏光子10、検光子11、および4
枚の位相板12〜15は、それぞれ入射側配向処理方向
3aを基準にして、偏光子10の透過軸10aの角度α
を135°〜145°の範囲に、検光子11の透過軸1
1aの角度εを50°〜60°の範囲に、第1位相板1
2の遅相軸12aの角度βを35°〜45°の範囲に、
第2位相板13の遅相軸13aの角度γを0°〜10°
の範囲に、第3位相板14の遅相軸14aの角度δを1
35°〜145°の範囲に設定し、且つ第4位相板15
の遅相軸15aの角度ηを50°〜60°の範囲に設定
するのが望ましい。そして、液晶セル1の△ndの値は
825nm〜875nmの範囲であることが望ましい。
また、この第4実施例では、第1位相板12および第2
位相板13の△ndの値がそれぞれ同一で375nm〜
425nmの範囲に、第3位相板14および第4位相板
14の△ndの値がそれぞれ同一で300nm〜450
nmの範囲にあるとき、ほぼ等しい特性が得られるの
で、これらの位相板12〜15はその△ndの値が上記
範囲にあるのが望ましい。
【0050】図12(A)にOFF状態の透過率分布
を、図12(B)にOFF状態のCIE色度を示し、図
13(A)にON状態の透過率分布を、図13(B)に
ON状態のCIE色度を示し、そして図14(A)に等
コントラスト曲線を、図14(B)にON状態からOF
F状態の間における色変化のCIE色度を示した。図1
2(A)および図13(A)において、黒四角は透過率
が10%の点を、白四角は透過率が20%の点を表わし
ている。また図14(A)の等コントラスト曲線図にお
いて、白三角はコントラストが150の点を現わし、同
様に黒三角は100、白四角は50、黒四角は10、黒
丸はコントラストが負になる点、即ち明暗が反転する点
を現わしている。
【0051】図12(A)に示されるように、OFF状
態では液晶表示装置の正面からの漏れ光は少なく、視角
が大きくなると上方位に漏れ光が表われる。また図13
(A)に示されるように、ON状態における透過率は各
方位にわたって大きい。そして、図14(A)に示すよ
うに、図15に示した従来のSTN型液晶表示装置に比
べて、コントラスト10より大きくなる領域が広くなっ
ており、また液晶表示装置の上方に現われる反転領域が
縮小し、且つ液晶表示装置の右下方の反転領域が消滅し
ている。よって本実施例によれば、視野角が広くなり、
視野角特性が改善される。
【0052】
【発明の効果】本発明の液晶表示装置は、STN型の液
晶表示装置の一対の偏光板の間に、遅相軸が互いに25
°乃至45°で交差する2枚の位相板と、更に遅相軸を
互いに直交する他の2枚の位相板とを設けたので、これ
らの位相板によって液晶セルを透過した光の位相差の各
波長毎の違い、および視角による位相差の変化を補正す
ることができ、表示の着色がなくなり、且つ視角による
コントラストの変化が少なくなって視野角特性を改善す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す断面図。
【図2】本発明の第1実施例の概略構成を示す分解斜視
図。
【図3】第1実施例のOFF状態における光の透過率分
布図。
【図4】第1実施例のON状態における光の透過率分布
図。
【図5】第1実施例の等コントラスト曲線図。
【図6】(A)は第1実施例において全ての位相板の△
ndの値を400nmに設定し、且つ第3位相板の遅相
軸の角度60°、第4位相板の遅相軸の角度150°に
設定した場合の等コントラスト曲線図、(B)は第3位
相板の遅相軸の角度150°、第4位相板の遅相軸の角
度60°に設定した場合の等コントラスト曲線図。
【図7】本発明の第2実施例の概略構成を示す分解斜視
図。
【図8】(A)は第2実施例において、第3位相板の遅
相軸の角度60°、第4位相板の遅相軸の角度150°
に設定した場合の等コントラスト曲線図、(B)は第3
位相板の遅相軸の角度150°、第4位相板の遅相軸の
角度60°に設定した場合の等コントラスト曲線図。
【図9】本発明の第3実施例の概略構成を示す分解斜視
図。
【図10】(A)は第3実施例において、第3位相板の
遅相軸の角度30°、第4位相板の遅相軸の角度120
°に設定した場合の等コントラスト曲線図、(B)は第
3位相板の遅相軸の角度120°、第4位相板の遅相軸
の角度30°に設定した場合の等コントラスト曲線図、
(C)は第3位相板の遅相軸の角度45°、第4位相板
の遅相軸の角度135°に設定した場合の等コントラス
ト曲線図、(D)は第3位相板の遅相軸の角度135
°、第4位相板の遅相軸の角度45°に設定した場合の
等コントラスト曲線図。
【図11】本発明の第4実施例の概略構成を示す分解斜
視図。
【図12】(A)は第4実施例におけるOFF状態の透
過率分布図、(B)はOFF状態におけるCIE色度
図。
【図13】(A)は第4実施例におけるON状態の透過
率分布図、(B)はON状態におけるCIE色度図。
【図14】(A)は等コントラスト曲線図、(B)はO
N状態からOFF状態の間における色変化を示すCIE
色度図。
【図15】従来の液晶表示装置の等コントラスト曲線
図。
【図16】従来の液晶表示装置において、視角に対する
透過光の色相変化を表わすCIE色度図。
【符号の説明】
1 液晶セル 2、5 電極 3、6 配向膜 4 入射側基板 7 出射側基板 8 シール材 9 液晶材料 10 偏光子 11 検光子 12 第1位相板 13 第2位相板 14 第3位相板 15 第4位相板 3a 入射側配向処理方向 10a、11a 偏光板の透過軸 12a、13a、14a、15a 位相板の遅相軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する面それぞれに、互いに交差する
    電極とこの電極を覆って所定の方向に配向処理が施され
    た配向膜とが形成された一対の基板と、 これらの配向膜の間に封止され、一方の基板から他方の
    基板に向かって200°乃至240°の範囲でツイスト
    配向され、屈折率異方性△nと層厚dとの積△ndの値
    が800nm乃至900nmの範囲に設定された液晶材
    料と、 前記一対の基板の外側に、この一対の基板を挟むように
    配置された一対の偏光板と、 前記一対の偏光板の間に配置され、遅相軸を互いに25
    °乃至45°で交差させた一対の位相板と、 前記一対の偏光板の間に配置され、遅相軸を互いにほぼ
    直交させた2枚の他の位相板と、 を備えたことを特徴とする液晶表示装置。
JP3245220A 1991-05-02 1991-08-30 液晶表示装置 Pending JPH0561038A (ja)

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US07/876,585 US5237438A (en) 1991-05-02 1992-04-30 Liquid crystal display device
SG1996003216A SG46342A1 (en) 1991-05-02 1992-05-04 Liquid crystal device
EP92107508A EP0512459B1 (en) 1991-05-02 1992-05-04 Liquid crystal display device
DE69231455T DE69231455T2 (de) 1991-05-02 1992-05-04 Flüssigkristallanzeige

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6650386B1 (en) 1998-06-29 2003-11-18 Sharp Kabushiki Kaisha Nematic liquid crystal display device with multi-domain pixels and compensation with nc>na>nb
US8231021B2 (en) 2007-06-01 2012-07-31 Magata Fuji Chemical Co., Ltd. Strip-shaped handle part for drinking water bottle

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6650386B1 (en) 1998-06-29 2003-11-18 Sharp Kabushiki Kaisha Nematic liquid crystal display device with multi-domain pixels and compensation with nc>na>nb
US7327424B2 (en) 1998-06-29 2008-02-05 Sharp Kabushiki Kaisha Nematic liquid crystal display device with multi-domain pixels and six phase difference compensators
US8231021B2 (en) 2007-06-01 2012-07-31 Magata Fuji Chemical Co., Ltd. Strip-shaped handle part for drinking water bottle

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