JPH0560958A - レ−ザ−光源ユニツト - Google Patents
レ−ザ−光源ユニツトInfo
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- JPH0560958A JPH0560958A JP22052091A JP22052091A JPH0560958A JP H0560958 A JPH0560958 A JP H0560958A JP 22052091 A JP22052091 A JP 22052091A JP 22052091 A JP22052091 A JP 22052091A JP H0560958 A JPH0560958 A JP H0560958A
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- laser
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明の目的は、レ−ザ−ダイオ−ドの支持部
材が樹脂で構成されている場合にあっても、放熱を良好
に保ち、かつ、ヒ−トサイクルにおいても位置決め調整
状態を維持できる構造を備えたレ−ザ−光源ユニットを
得ることにある。 【構成】本発明は、レ−ザ−ダイオ−ド1の支持部材1
0およびコリメ−トレンズの支持部材5の両者の共通す
る位置に貫通する挿通孔10a、5aを形成するととも
に、上記レ−ザダイオ−ド1側の支持部材10には同レ
−ザ−ダイオ−ドの一部に当接可能であり、かつ、上記
挿通孔10a、5aの位置に合わせて螺子孔11bを形
成された熱良導体からなるレ−ザ−ダイオ−ド押さえ部
材11を配置し、上記レ−ザ−ダイオ−ド側の支持部材
10をはさんでコリメ−トレンズ側の支持部材5から止
めねじ6を挿通して上記レ−ザ−ダイオ−ド押さえ部材
11の螺子孔11bに捩じ込むことで上記両支持部材を
一体化するようにしたことを特徴としている。
材が樹脂で構成されている場合にあっても、放熱を良好
に保ち、かつ、ヒ−トサイクルにおいても位置決め調整
状態を維持できる構造を備えたレ−ザ−光源ユニットを
得ることにある。 【構成】本発明は、レ−ザ−ダイオ−ド1の支持部材1
0およびコリメ−トレンズの支持部材5の両者の共通す
る位置に貫通する挿通孔10a、5aを形成するととも
に、上記レ−ザダイオ−ド1側の支持部材10には同レ
−ザ−ダイオ−ドの一部に当接可能であり、かつ、上記
挿通孔10a、5aの位置に合わせて螺子孔11bを形
成された熱良導体からなるレ−ザ−ダイオ−ド押さえ部
材11を配置し、上記レ−ザ−ダイオ−ド側の支持部材
10をはさんでコリメ−トレンズ側の支持部材5から止
めねじ6を挿通して上記レ−ザ−ダイオ−ド押さえ部材
11の螺子孔11bに捩じ込むことで上記両支持部材を
一体化するようにしたことを特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レ−ザ−光源ユニット
に関し、さらに詳しくは、半導体レ−ラ−の保持構造に
関する。
に関し、さらに詳しくは、半導体レ−ラ−の保持構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、レ−ザ−ビ−ムプリンタ
やレ−ザ−ファックス等に用いられるレ−ザ−光源とし
ては、所謂、レ−ザ−ダイオ−ド(LD)が用いられる。
そして、このレ−ザ−ダイオ−ドAは、例えばダブルヘ
テロ構造における活性層に平行な方向と垂直な方向との
それぞれ異なった広がり角での発散光を発生させ、その
発散光は半導体レ−ザ出射側に位置するコリメ−トレン
ズBによって平行光化された上でアパ−チャCにより楕
円ビ−ムから矩形あるいは円形とされて光学走査に適す
る整形されるようになっている。
やレ−ザ−ファックス等に用いられるレ−ザ−光源とし
ては、所謂、レ−ザ−ダイオ−ド(LD)が用いられる。
そして、このレ−ザ−ダイオ−ドAは、例えばダブルヘ
テロ構造における活性層に平行な方向と垂直な方向との
それぞれ異なった広がり角での発散光を発生させ、その
発散光は半導体レ−ザ出射側に位置するコリメ−トレン
ズBによって平行光化された上でアパ−チャCにより楕
円ビ−ムから矩形あるいは円形とされて光学走査に適す
る整形されるようになっている。
【0003】ところで、上述したレ−ザ−光源からのレ
−ザ−ビ−ムを用いる走査光学系にあっては、ビ−ムの
平行性を得るため、レ−ザ−ダイオ−ドAとコリメ−ト
レンズBとの位置関係を正確に割り出すことが必要とさ
れており、具体的には、上記両者の位置決めを例えば、
数μm以下において行うことが要求されている。
−ザ−ビ−ムを用いる走査光学系にあっては、ビ−ムの
平行性を得るため、レ−ザ−ダイオ−ドAとコリメ−ト
レンズBとの位置関係を正確に割り出すことが必要とさ
れており、具体的には、上記両者の位置決めを例えば、
数μm以下において行うことが要求されている。
【0004】このため、従来では、レ−ザ−ダイオ−ド
Aおよびコリメ−トレンズBは、それぞれ独立した保持
部材により保持され、図3においてX、Y、Zの3軸方
向に独立して移動調整できるようにされており、組立て
調整が行われた後は、それぞれの保持部材が接着や螺子
止めにより固定されるようになっている。
Aおよびコリメ−トレンズBは、それぞれ独立した保持
部材により保持され、図3においてX、Y、Zの3軸方
向に独立して移動調整できるようにされており、組立て
調整が行われた後は、それぞれの保持部材が接着や螺子
止めにより固定されるようになっている。
【0005】このような保持構造の例としては、図4お
よび図5に示す構造のものがある。すなわち、図4に示
した構造においては、レ−ザ−ダイオ−ド1の支持部材
としてこれを取り付けるための基台をなすベ−ス2を、
例えば炭素繊維20〜30%入りのポリカ−ボネイト樹
脂(以下「PC」という)により形成し、このベ−ス2にレ
−ザ−ダイオ−ド1を嵌合するための段付き透孔2aを
設け、この段付き透孔2aに対してレ−ザ−ダイオ−ド
1のケ−ス胴部1aを圧入するとともにフランジ部1b
を段部に押し当てるようにしてレ−ザ−ダイオ−ド1を
位置決めした状態で固定保持するようになっている。ま
た、上述したベ−ス2には、先端にガイドピン2bを有
するスペ−サ2cが一体成形され、さらに、スペ−サ2
cとは別な位置に螺子孔2dが形成してあり、上記スペ
−サ2dは、電装部品を取り付けてあるプリント基板3
に形成してあるガイド孔3aに挿入された後に先端のガ
イドピン2cがかしめられることで固定され、この固定
によって、レ−ザ−ダイオ−ド1のリ−ド線1cがプリ
ント基板3のスル−ホ−ル3bから突出する量を設定さ
れるようになっている。このリ−ド先1cはプリント基
板3からの突出量が決められることでハンダ付けに供さ
れ、プリント基板3上の電装部品と接続されて駆動回路
の出力部として位置付けられる。一方、上述したベ−ス
2の螺子孔2dには、コリメ−トレンズ4の支持部材で
あるフランジ5に形成してある貫通孔5aに挿通される
止めねじ6が捩じ込まれるようになっており、この止め
ねじ6を介してフランジ5がベ−ス2側と一体化され
る。
よび図5に示す構造のものがある。すなわち、図4に示
した構造においては、レ−ザ−ダイオ−ド1の支持部材
としてこれを取り付けるための基台をなすベ−ス2を、
例えば炭素繊維20〜30%入りのポリカ−ボネイト樹
脂(以下「PC」という)により形成し、このベ−ス2にレ
−ザ−ダイオ−ド1を嵌合するための段付き透孔2aを
設け、この段付き透孔2aに対してレ−ザ−ダイオ−ド
1のケ−ス胴部1aを圧入するとともにフランジ部1b
を段部に押し当てるようにしてレ−ザ−ダイオ−ド1を
位置決めした状態で固定保持するようになっている。ま
た、上述したベ−ス2には、先端にガイドピン2bを有
するスペ−サ2cが一体成形され、さらに、スペ−サ2
cとは別な位置に螺子孔2dが形成してあり、上記スペ
−サ2dは、電装部品を取り付けてあるプリント基板3
に形成してあるガイド孔3aに挿入された後に先端のガ
イドピン2cがかしめられることで固定され、この固定
によって、レ−ザ−ダイオ−ド1のリ−ド線1cがプリ
ント基板3のスル−ホ−ル3bから突出する量を設定さ
れるようになっている。このリ−ド先1cはプリント基
板3からの突出量が決められることでハンダ付けに供さ
れ、プリント基板3上の電装部品と接続されて駆動回路
の出力部として位置付けられる。一方、上述したベ−ス
2の螺子孔2dには、コリメ−トレンズ4の支持部材で
あるフランジ5に形成してある貫通孔5aに挿通される
止めねじ6が捩じ込まれるようになっており、この止め
ねじ6を介してフランジ5がベ−ス2側と一体化され
る。
【0006】また、上述したフランジ5には、図5に示
すように、アパ−チャ7aを有し鏡胴8の外周に嵌め込
まれているアパ−チャ枠7の突起7bが差し込まれるよ
うになっており、アパ−チャ7aの向きが設定された状
態で鏡胴8とともにアパ−チャ枠7を筒状凸部5bの内
周面に挿嵌した状態で固定保持するようになっている。
そして、上述した鏡胴8は、フランジ5に形成してある
切欠き部5c(図5参照)から接着剤を流し込まれること
でフランジ5と一体化される。
すように、アパ−チャ7aを有し鏡胴8の外周に嵌め込
まれているアパ−チャ枠7の突起7bが差し込まれるよ
うになっており、アパ−チャ7aの向きが設定された状
態で鏡胴8とともにアパ−チャ枠7を筒状凸部5bの内
周面に挿嵌した状態で固定保持するようになっている。
そして、上述した鏡胴8は、フランジ5に形成してある
切欠き部5c(図5参照)から接着剤を流し込まれること
でフランジ5と一体化される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したレ
−ザ−ダイオ−ド1の支持構造にあっては、レ−ザ−ダ
イオ−ド1が、ベ−ス2の段付き透孔2aに圧入され、
しかもこのベ−ス2が炭素繊維入りPCであるために、
レ−ザ−ダイオ−ド1からの放熱が著しく妨げられる虞
れがある。従って、このように放熱特性が悪くなると、
レ−ザ−ダイオ−ドとしての光出力が低下してしまい、
光源として用いた画像形成装置においては、潜像形成時
の露光量が低下することによる画像濃度ムラを引き起こ
す原因となる場合があった。
−ザ−ダイオ−ド1の支持構造にあっては、レ−ザ−ダ
イオ−ド1が、ベ−ス2の段付き透孔2aに圧入され、
しかもこのベ−ス2が炭素繊維入りPCであるために、
レ−ザ−ダイオ−ド1からの放熱が著しく妨げられる虞
れがある。従って、このように放熱特性が悪くなると、
レ−ザ−ダイオ−ドとしての光出力が低下してしまい、
光源として用いた画像形成装置においては、潜像形成時
の露光量が低下することによる画像濃度ムラを引き起こ
す原因となる場合があった。
【0008】さらに、上述した構造においては、レ−ザ
ダイオ−ド1側の支持部材であるベ−ス2とコリメ−ト
レンズ4側の支持部材であるフランジ5とが、ベ−ス2
に形成してある螺子孔2dに捩じ込まれる止めねじ6に
より一体化されるようになっているが、ベ−ス2と止め
ねじ6とを構成する材質により熱膨張が異なるため、相
互間での熱疲労特性が異なってしまい、結果的には、ベ
−ス2側の螺子孔2dの螺子山が永久変形してしまい、
相互間での位置ずれを生じる虞れがあり、せっかく位置
決めしたことが無駄になる虞れがあった。
ダイオ−ド1側の支持部材であるベ−ス2とコリメ−ト
レンズ4側の支持部材であるフランジ5とが、ベ−ス2
に形成してある螺子孔2dに捩じ込まれる止めねじ6に
より一体化されるようになっているが、ベ−ス2と止め
ねじ6とを構成する材質により熱膨張が異なるため、相
互間での熱疲労特性が異なってしまい、結果的には、ベ
−ス2側の螺子孔2dの螺子山が永久変形してしまい、
相互間での位置ずれを生じる虞れがあり、せっかく位置
決めしたことが無駄になる虞れがあった。
【0009】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
レ−ザ−光源ユニットにおける問題に鑑み、レ−ザ−ダ
イオ−ドの支持部材が樹脂で構成されている場合にあっ
ても、放熱を良好に保ち、かつ、ヒ−トサイクルにおい
ても位置決め調整状態を維持できる構造を備えたレ−ザ
−光源ユニットを得ることにある。
レ−ザ−光源ユニットにおける問題に鑑み、レ−ザ−ダ
イオ−ドの支持部材が樹脂で構成されている場合にあっ
ても、放熱を良好に保ち、かつ、ヒ−トサイクルにおい
ても位置決め調整状態を維持できる構造を備えたレ−ザ
−光源ユニットを得ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、レ−ザダイオ−ド側の支持部材とコリメ
−トレンズ側の支持部材とを締結することで一体化する
構造のレ−ザ−光源ユニットにおいて、上記レ−ザ−ダ
イオ−ドの支持部材および上記コリメ−トレンズの支持
部材の両者の共通する位置に貫通する挿通孔を形成する
とともに、上記レ−ザダイオ−ド側の支持部材には同レ
−ザ−ダイオ−ドの一部に当接可能であり、かつ、上記
挿通孔の位置に合わせて螺子孔を形成された熱良導体か
らなるレ−ザ−ダイオ−ド押さえ部材を配置し、上記レ
−ザ−ダイオ−ド側の支持部材をはさんで上記コリメ−
トレンズ側の支持部材から止めねじを挿通して上記レ−
ザ−ダイオ−ド押さえ部材の螺子孔に捩じ込むことで上
記両支持部材を一体化するようにしたことを特徴として
いる。
め、本発明は、レ−ザダイオ−ド側の支持部材とコリメ
−トレンズ側の支持部材とを締結することで一体化する
構造のレ−ザ−光源ユニットにおいて、上記レ−ザ−ダ
イオ−ドの支持部材および上記コリメ−トレンズの支持
部材の両者の共通する位置に貫通する挿通孔を形成する
とともに、上記レ−ザダイオ−ド側の支持部材には同レ
−ザ−ダイオ−ドの一部に当接可能であり、かつ、上記
挿通孔の位置に合わせて螺子孔を形成された熱良導体か
らなるレ−ザ−ダイオ−ド押さえ部材を配置し、上記レ
−ザ−ダイオ−ド側の支持部材をはさんで上記コリメ−
トレンズ側の支持部材から止めねじを挿通して上記レ−
ザ−ダイオ−ド押さえ部材の螺子孔に捩じ込むことで上
記両支持部材を一体化するようにしたことを特徴として
いる。
【0011】また本発明は、レ−ザ−ダイオ−ド側の支
持部材が樹脂により形成してあることを特徴としてい
る。
持部材が樹脂により形成してあることを特徴としてい
る。
【0012】さらに本発明は、レ−ザ−ダイオ−ド押さ
え部材が、レ−ザ−ダイオ−ドのリ−ド線引出側の面に
当接して押圧可能とされ、かつ、同リ−ド線を挿通させ
るための透孔を形成された金属部材で構成されているこ
とを特徴としている。
え部材が、レ−ザ−ダイオ−ドのリ−ド線引出側の面に
当接して押圧可能とされ、かつ、同リ−ド線を挿通させ
るための透孔を形成された金属部材で構成されているこ
とを特徴としている。
【0013】
【作用】本発明によれば、レ−ザ−ダイオ−ドは、その
一部がレ−ザ−ダイオ−ド押さえ部材に当接すること
で、熱の伝達経路を設定される。
一部がレ−ザ−ダイオ−ド押さえ部材に当接すること
で、熱の伝達経路を設定される。
【0014】
【実施例】以下、図1および図2において本発明実施例
の詳細を説明する。
の詳細を説明する。
【0015】図1は、本発明実施例によるレ−ザ−光源
ユニットの主要部を示す図4相当の断面図であり、図4
に示したものと同じ構成部品は同符号により示してあ
る。
ユニットの主要部を示す図4相当の断面図であり、図4
に示したものと同じ構成部品は同符号により示してあ
る。
【0016】本実施例の特徴は、レ−ザ−ダイオ−ド側
の支持部材の構造として、止めねじを挿通できる孔を備
えたベ−スと、このベ−スと隣合わせて配置され、レ−
ザダイオ−ドに当接可能なレ−ザ−ダイオ−ド押さえ部
材とを設けた点にある。
の支持部材の構造として、止めねじを挿通できる孔を備
えたベ−スと、このベ−スと隣合わせて配置され、レ−
ザダイオ−ドに当接可能なレ−ザ−ダイオ−ド押さえ部
材とを設けた点にある。
【0017】すなわち、図1においてレ−ザ−ダイオ−
ド1側の支持部材をなすベ−ス10は、図4に示した構
造の場合と同様に炭素繊維入りPCにより構成されてお
り、フランジ5側に形成してある止めねじ6の挿通孔5
aに対向する位置には同様な止めねじ挿通用孔10aが
形成されている。従って、止めねじ6は、この位置で螺
子止めされるのでなく、単に挿通されるだけとされてい
る。
ド1側の支持部材をなすベ−ス10は、図4に示した構
造の場合と同様に炭素繊維入りPCにより構成されてお
り、フランジ5側に形成してある止めねじ6の挿通孔5
aに対向する位置には同様な止めねじ挿通用孔10aが
形成されている。従って、止めねじ6は、この位置で螺
子止めされるのでなく、単に挿通されるだけとされてい
る。
【0018】また、ベ−ス10の中央部には、レ−ザ−
ダイオ−ド1の位置決めを行える大きさの段付き透孔1
0bが貫通させてあり、この段付き透孔10bの内径は
レ−ザ−ダイオ−ド1のケ−スの胴部1aが隙間嵌めあ
るいは中間嵌めにより装填される寸法とされ、圧入によ
る装填とされないようにされている。従って、レ−ザ−
ダイオ−ド1は、簡単に着脱させることができるように
されている。
ダイオ−ド1の位置決めを行える大きさの段付き透孔1
0bが貫通させてあり、この段付き透孔10bの内径は
レ−ザ−ダイオ−ド1のケ−スの胴部1aが隙間嵌めあ
るいは中間嵌めにより装填される寸法とされ、圧入によ
る装填とされないようにされている。従って、レ−ザ−
ダイオ−ド1は、簡単に着脱させることができるように
されている。
【0019】一方、ベ−ス10におけるレ−ザ−ダイオ
−ド1のフランジ1b側には、レ−ザ−ダイオ−ド押さ
え部材11が位置している。すなわち、レ−ザ−ダイオ
−ド押さえ部材11は、熱良導体であるアルムニュ−ム
合金あるいは鋼板による板金部品であり、レ−ザ−ダイ
オ−ド1のフランジ1bに当接することのできる絞り部
11aを有し、この絞り部11aは、中央部に透孔11
a1を形成されてレ−ザ−ダイオ−ド1のリ−ド線1c
を引き出せるようになっている。上述した絞り部11a
は、例えば、図2に示すように、透孔11a1の周方向
に沿って複数の舌片とされ、その周方向での大きさを変
えることでレ−ザ−ダイオ−ド1のフランジ1bに体す
る接触面積あるいは、絞り深さを変えることでフランジ
1bに体する押圧力を適宜設定されて形成されるように
なっている。そして、このレ−ザ−ダイオ−ド押さえ部
材11におけるベ−ス10の止めねじ挿通用孔10aと
対向する位置には、螺子孔11bが形成してあり、止め
ねじ6を捩じ込めるようになっている。
−ド1のフランジ1b側には、レ−ザ−ダイオ−ド押さ
え部材11が位置している。すなわち、レ−ザ−ダイオ
−ド押さえ部材11は、熱良導体であるアルムニュ−ム
合金あるいは鋼板による板金部品であり、レ−ザ−ダイ
オ−ド1のフランジ1bに当接することのできる絞り部
11aを有し、この絞り部11aは、中央部に透孔11
a1を形成されてレ−ザ−ダイオ−ド1のリ−ド線1c
を引き出せるようになっている。上述した絞り部11a
は、例えば、図2に示すように、透孔11a1の周方向
に沿って複数の舌片とされ、その周方向での大きさを変
えることでレ−ザ−ダイオ−ド1のフランジ1bに体す
る接触面積あるいは、絞り深さを変えることでフランジ
1bに体する押圧力を適宜設定されて形成されるように
なっている。そして、このレ−ザ−ダイオ−ド押さえ部
材11におけるベ−ス10の止めねじ挿通用孔10aと
対向する位置には、螺子孔11bが形成してあり、止め
ねじ6を捩じ込めるようになっている。
【0020】本実施例は以上のような構成であるから、
レ−ザ−ダイオ−ド1をベ−ス10に組み付ける場合、
レ−ザ−ダイオ−ド1をベ−ス10の透孔10bに挿入
する。
レ−ザ−ダイオ−ド1をベ−ス10に組み付ける場合、
レ−ザ−ダイオ−ド1をベ−ス10の透孔10bに挿入
する。
【0021】そして、このベ−ス10に対してフランジ
5を接合した状態で止めねじ6をフランジ3側の貫通孔
5aおよびベ−ス10における止めねじ挿通用孔10a
に挿通し、この止めねじ6を、レ−ザ−ダイオ−ド1の
フランジ1b側から押し当てられたレ−ザ−ダイオ−ド
押さえ部材11の螺子孔11bに捩じ込むことで、ベ−
スをはさんでフランジ5とレ−ザダイオ−ド押さえ部材
11とが一体化されるのを介して3者が一体に固定保持
される。
5を接合した状態で止めねじ6をフランジ3側の貫通孔
5aおよびベ−ス10における止めねじ挿通用孔10a
に挿通し、この止めねじ6を、レ−ザ−ダイオ−ド1の
フランジ1b側から押し当てられたレ−ザ−ダイオ−ド
押さえ部材11の螺子孔11bに捩じ込むことで、ベ−
スをはさんでフランジ5とレ−ザダイオ−ド押さえ部材
11とが一体化されるのを介して3者が一体に固定保持
される。
【0022】従って、止めねじ6が捩じ込まれることに
より、レ−ザダイオ−ド押さえ部材11の絞り部11a
がレ−ザ−ダイオ−ド1のフランジ1bを押圧し、レ−
ザ−ダイオ−ド1を固定保持する状態となるので、レ−
ザ−ダイオ−ド1からの熱が、レ−ザ−ダイオ−ド押さ
え部材11を介して放熱される。
より、レ−ザダイオ−ド押さえ部材11の絞り部11a
がレ−ザ−ダイオ−ド1のフランジ1bを押圧し、レ−
ザ−ダイオ−ド1を固定保持する状態となるので、レ−
ザ−ダイオ−ド1からの熱が、レ−ザ−ダイオ−ド押さ
え部材11を介して放熱される。
【0023】なお、上述したレ−ザ−ダイオ−ド押さえ
部材11による放熱作用を助長するために、複数の放熱
フィン(図示されず)を設けても良い。
部材11による放熱作用を助長するために、複数の放熱
フィン(図示されず)を設けても良い。
【0024】また、本実施例にあっては、ベ−スの材料
として、炭素繊維入りのPCを挙げたが、これに限ら
ず、例えば、ベ−スの材料としてガラス繊維入り熱可塑
性樹脂や熱硬化性樹脂等を用い、そしてレ−ザ−ダイオ
−ド押さえ部材をアルムニュ−ムダイキャストとした場
合にあっても、このベ−スにおいて止めねじの挿通部は
単に貫通孔とし、レ−ザダイオ−ド押さえ部材側に螺子
孔を設けるようにするだけで良いこと勿論である。
として、炭素繊維入りのPCを挙げたが、これに限ら
ず、例えば、ベ−スの材料としてガラス繊維入り熱可塑
性樹脂や熱硬化性樹脂等を用い、そしてレ−ザ−ダイオ
−ド押さえ部材をアルムニュ−ムダイキャストとした場
合にあっても、このベ−スにおいて止めねじの挿通部は
単に貫通孔とし、レ−ザダイオ−ド押さえ部材側に螺子
孔を設けるようにするだけで良いこと勿論である。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、レ−ザダ
イオ−ド側の支持部材の構造として、このレ−ザ−ダイ
オ−ドを装填するためのベ−スにおける止めねじ挿通部
を端なる貫通孔とし、また、この止めねじをレ−ザ−ダ
イオ−ドの一部に当接して押圧可能な熱良導体のレ−ザ
−ダイオ−ド押さえ部材に形成された螺子孔により螺子
止めするようにしたので、レ−ザ−ダイオ−ドの熱を上
記押さえ部材を介して放熱することができる。従って、
発光出力に関する温度依存性の強いレ−ザ−ダイオ−ド
を用いた光源においても、発光出力の低下を付勢で画像
露光時での出力低下による画像濃度ムラの発生を未然に
防止することができる。
イオ−ド側の支持部材の構造として、このレ−ザ−ダイ
オ−ドを装填するためのベ−スにおける止めねじ挿通部
を端なる貫通孔とし、また、この止めねじをレ−ザ−ダ
イオ−ドの一部に当接して押圧可能な熱良導体のレ−ザ
−ダイオ−ド押さえ部材に形成された螺子孔により螺子
止めするようにしたので、レ−ザ−ダイオ−ドの熱を上
記押さえ部材を介して放熱することができる。従って、
発光出力に関する温度依存性の強いレ−ザ−ダイオ−ド
を用いた光源においても、発光出力の低下を付勢で画像
露光時での出力低下による画像濃度ムラの発生を未然に
防止することができる。
【0026】また、上述した止めねじの螺子止め部を熱
良導体であるレ−ザ−ダイオ−ド押さえ部材に形成した
ので、仮りに、レ−ザ−ダイオ−ドの支持部材であるベ
−スが止めねじと材質を異ならせていても、熱疲労の影
響を受けることがなくヒ−トサイクルにおいても、特に
温度上昇を来した際の熱膨張を抑えられるので、位置決
めに関する信頼性を損なうことが少なくされる。
良導体であるレ−ザ−ダイオ−ド押さえ部材に形成した
ので、仮りに、レ−ザ−ダイオ−ドの支持部材であるベ
−スが止めねじと材質を異ならせていても、熱疲労の影
響を受けることがなくヒ−トサイクルにおいても、特に
温度上昇を来した際の熱膨張を抑えられるので、位置決
めに関する信頼性を損なうことが少なくされる。
【図1】本発明実施例によるレ−ザ−光源ユニットの主
要部の構成を示す断面図である。
要部の構成を示す断面図である。
【図2】図1に示した主要部の構成を示す分解斜視図で
ある。
ある。
【図3】レ−ザ光源ユニットの概略を説明するための模
式図である。
式図である。
【図4】図3に示したレ−ザ−光源ユニットに関する従
来の構成を示す図1相当の断面図である。
来の構成を示す図1相当の断面図である。
【図5】図4に示した構成を示す分解斜視図である。
1 レ−ザ−ダイオ−ド 4 コリメ−トレンズ 5 コリメ−トレンズ側の支持部材であるフラ
ンジ 5a 止めねじ挿通部 6 止めねじ 10 レ−ザ−ダイオ−ド側の支持部材であるベ
−ス 10a 止めねじ挿通用孔 11 レ−ザ−ダイオ−ド押さえ部材 11a レ−ザ−ダイオ−ドと当接する絞り部 11b 止めねじ螺合部
ンジ 5a 止めねじ挿通部 6 止めねじ 10 レ−ザ−ダイオ−ド側の支持部材であるベ
−ス 10a 止めねじ挿通用孔 11 レ−ザ−ダイオ−ド押さえ部材 11a レ−ザ−ダイオ−ドと当接する絞り部 11b 止めねじ螺合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01S 3/02
Claims (3)
- 【請求項1】レ−ザダイオ−ド側の支持部材とコリメ−
トレンズ側の支持部材とを締結することで一体化する構
造のレ−ザ−光源ユニットにおいて、 上記レ−ザ−ダイオ−ドの支持部材および上記コリメ−
トレンズの支持部材の両者の共通する位置に貫通する挿
通孔を形成するとともに、上記レ−ザダイオ−ド側の支
持部材には同レ−ザ−ダイオ−ドの一部に当接可能であ
り、かつ、上記挿通孔の位置に合わせて螺子孔を形成さ
れた熱良導体からなるレ−ザ−ダイオ−ド押さえ部材を
配置し、 上記レ−ザ−ダイオ−ド側の支持部材をはさんで上記コ
リメ−トレンズ側の支持部材から止めねじを挿通して上
記レ−ザ−ダイオ−ド押さえ部材の螺子孔に捩じ込むこ
とで上記両支持部材を一体化するようにしたことを特徴
とするレ−ザ−光源ユニット。 - 【請求項2】請求項1記載のレ−ザ光源ユニットにおい
て、レ−ザ−ダイオ−ド側の支持部材は樹脂により形成
してあるレ−ザ−光源ユニット。 - 【請求項3】請求項1記載のレ−ザ−光源ユニットにお
いて、レ−ザ−ダイオ−ド押さえ部材は、レ−ザ−ダイ
オ−ドのリ−ド線引出側の面に当接して押圧可能とさ
れ、かつ、同リ−ド線を挿通させるための透孔を形成さ
れた金属部材で構成されているレ−ザ−光源ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22052091A JPH0560958A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | レ−ザ−光源ユニツト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22052091A JPH0560958A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | レ−ザ−光源ユニツト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0560958A true JPH0560958A (ja) | 1993-03-12 |
Family
ID=16752304
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22052091A Pending JPH0560958A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | レ−ザ−光源ユニツト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0560958A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7760225B2 (en) | 2005-12-28 | 2010-07-20 | Ricoh Company, Limited | Image forming apparatus, optical writing device, and housing molding method providing simple structure |
CN109945079A (zh) * | 2019-04-29 | 2019-06-28 | 上海应用技术大学 | 一种用于激光植物灯的激光模组、制备方法及应用 |
-
1991
- 1991-08-30 JP JP22052091A patent/JPH0560958A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7760225B2 (en) | 2005-12-28 | 2010-07-20 | Ricoh Company, Limited | Image forming apparatus, optical writing device, and housing molding method providing simple structure |
CN109945079A (zh) * | 2019-04-29 | 2019-06-28 | 上海应用技术大学 | 一种用于激光植物灯的激光模组、制备方法及应用 |
CN109945079B (zh) * | 2019-04-29 | 2021-05-04 | 上海应用技术大学 | 一种用于激光植物灯的激光模组、制备方法及应用 |
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