JPH0560894A - 原子力発電所のルースパーツモニタ - Google Patents

原子力発電所のルースパーツモニタ

Info

Publication number
JPH0560894A
JPH0560894A JP3222680A JP22268091A JPH0560894A JP H0560894 A JPH0560894 A JP H0560894A JP 3222680 A JP3222680 A JP 3222680A JP 22268091 A JP22268091 A JP 22268091A JP H0560894 A JPH0560894 A JP H0560894A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alarm
conductivity
cooling water
primary cooling
electric conductivity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3222680A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Fukase
一男 深瀬
Kiyohide Miura
清秀 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3222680A priority Critical patent/JPH0560894A/ja
Publication of JPH0560894A publication Critical patent/JPH0560894A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ルースパーツによる水質の変化を監視してルー
スパーツの発生を検出する原子力発電所のルースパーツ
モニタを提供する。 【構成】原子炉一次冷却水の導電率を測定する導電率計
と、同じく一次冷却水の塩素イオン測定装置と、この塩
素イオン濃度の一次冷却水導電率への寄与率を換算処理
する演算器と、この演算器の演算結果より金属イオンの
導電率を測定する金属イオン用導電率計と、金属イオン
導電率が所定レベル以上の時に警報信号を発する警報設
定器と、この警報信号により警報,表示をする警報表示
器を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原子力発電所のルースパ
ーツモニタに係り、特に一次冷却水の水質を監視するこ
とにより原子炉等におけるルースパーツを検出するルー
スパーツモニタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来は原子炉内に混入したルースパーツ
の監視方法としては、原子炉内における振動を監視して
ルースパーツを検出するモニタが提案されているが、装
置が複雑なことや確実な判定が難しいため採用されてい
るプラントは僅かである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】振動監視によるルース
パーツのモニタに困難性がある理由は、原子炉内おける
流動振動とルースパーツにより生じた振動との分別が困
難である点で、例えば特開昭56− 21021号に提案されて
いるように、検出した振動信号をバンドパスフィルタを
通して、ルースパーツの振動のみを計測することが開示
されている。しかしながら検出した振動信号が、流動振
動の周波数成分とルースパーツによる周波数成分との振
動数が接近しているか、あるいは相違がなければルース
パーツのみの振動を測定することはできない。
【0004】本発明の目的とするところは、ルースパー
ツによる水質の変化を監視してルースパーツの発生を検
出する原子力発電所のルースパーツモニタを提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】原子炉一次冷却水の導電
率を測定する導電率計と、同じく一次冷却水の塩素イオ
ン測定装置と、この塩素イオン濃度の一次冷却水導電率
への寄与率を換算処理する演算器と、この演算器の演算
結果より金属イオンの導電率を測定する金属イオン用導
電率計と、金属イオン導電率が所定レベル以上の時に警
報信号を発する警報設定器と、この警報信号により警
報,表示をする警報表示器を具備する。
【0006】
【作用】原子炉一次冷却水系の再循環ポンプまたは炉内
等でルースパーツが発生すると、ルースパーツは再循環
ポンプによる循環流のために一次冷却水系を循環する間
に炉内構造物や配管と衝突して、その衝撃により金属表
面に付着していた金属酸化物などが剥離する。この剥離
した炉内の一次冷却水の金属酸化物は、強制循環される
間に一部が一次冷却水中に溶け込んで導電率を上昇させ
る。
【0007】この一次冷却水の導電率を導電率計で検出
し、さらに一次冷却水に含まれている海水による塩素イ
オン濃度を塩素イオン測定装置で検出し、この塩素イオ
ン濃度からの導電率の寄与率演算と前記導電率計の導電
率からの差引き処理を演算器で行い、この結果である金
属イオン用導電率計の出力が所定レベルを超えたことを
警報設定器にて判別して、警報表示器より警報,表示を
行う。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。図1はルースパーツモニタのブロック構成図で、原
子炉内を循環する一次冷却水の導電率を測定する導電率
計1と、一次冷却水中に若しも冷却用の海水がリークし
ていた場合にこの混入程度を検出するための塩素イオン
測定装置2と、前記導電率計1及び塩素イオン測定装置
2の出力を入力して塩素イオン濃度から一次冷却水導電
率への寄与率を換算すると共にこれの差引き処理を行う
演算器3と、この演算結果を入力して金属イオンの導電
率を測定する金属イオン用導電率計4と、この金属イオ
ン導電率が所定レベル以上の時に警報信号を発する警報
設定器5と、この警報信号により警報及び表示を行う警
報表示器6から構成されている。なお、前記導電率計1
は既存の測定装置で検出セル内の陽極と陰極とに交番電
圧を印加することにより測定する方式のものである。
【0009】また塩素イオン測定装置2としては一般に
イオンクロマトグラフ及びイオン電極式測定装置等が挙
げられるが、前者は低温度塩素イオン測定が可能である
が逐次測定方式であるため、本一実施例では連続測定方
式である後者のイオン電極式測定装置を例に示してい
る。図2は塩素イオン測定装置の系統構成図で、おおよ
そ試料水及び塩素標準液を一定の流量で電極セルに送入
するヘッドタンク10と、試料水のpH値を一定に保つた
めのpH調整器11,電極セル12とこれに取付けた塩素イ
オン電極13及び操作・監視盤14により構成されている。
【0010】この塩素イオン測定装置2は、塩素ゼロ水
及び塩素標準液とで校正する必要があり、図2に示すよ
うに塩素標準液は塩素標準液入口15より送入され、電磁
弁16を介してヘッドタンク10に達する。
【0011】一方、一次冷却水である試料水17は、固形
成分を取除くためのラインフィルタ18と電磁弁19を介し
てヘッドタンク10に流入する。このヘッドタンク10は塩
素イオン電極13への流量を一定にするために水面を一定
に保つようにしている。またヘッドタンク10への流入量
は、塩素イオン電極13への流出量よりも多くしてあり、
オーバーフロー分は流出管20を経て通してドレン部21へ
排出される。
【0012】次に前記ヘッドタンク10の試料は配管22を
通り、流量を一定に保つための流量調節器23を経てpH
調整器11に供給されるが、このpH調整器11は試料のp
H値を一定( 3〜 3.5pH)にし、試料のpH値の変動
による塩素イオンの測定誤差を少なくする働きをする。
さらに、試料は電極セル12に送られ、電極セル12には塩
素イオン電極13が取付けてあり、この電極セル12は定温
冷却器24により一定温度に保たれる。なお、測定後の試
料は排液処理器25を通してドレン部26より排出される。
【0013】前記標準液用の電磁弁16及び試料用の電磁
弁19は操作・監視盤14により夫々遠隔操作される。さら
に、前記塩素イオン電極13で検出した電気信号は操作・
監視盤14に伝達され、内蔵の増巾器で増巾されて指示さ
れる。
【0014】なお、この塩素イオン測定装置2の校正は
次の順序で実施する。先ず電磁弁16を開,電磁弁19を閉
とし、塩素イオンゼロ水を塩素標準液入口15より送入し
て、この塩素イオンゼロ水が電極セル12に達してから操
作・監視盤14の指示をゼロに合せる。次に塩素標準液
(Cl- 20ppb 程度)を塩素標準液入口15より送入し、
塩素標準液が電極セル12に達してから、操作・監視盤14
の指示を塩素標準液の濃度に合せる。この後に前記電磁
弁16を閉,電磁弁19を開にし、試料水17をラインフィル
タ18を通して導入して試料水17の塩素イオン測定を開始
する。
【0015】次に上記構成による作用について説明す
る。一次冷却水の導電率が導電率計1により測定されて
演算器2に入力される。この一次冷却水の導電率は一次
冷却系を構成する金属構造材の金属イオン濃度と、熱交
換器等から海水のリークがあった場合には、この時に混
入した海水の塩素イオン濃度とにより決定される。従っ
てルースパーツによる金属イオン濃度の上昇を監視する
には、塩素イオン濃度を測定して塩素イオン濃度上昇に
よる導電率の上昇分を差引く必要がある。この塩素イオ
ン濃度を塩素イオン測定装置2により測定して、演算器
3に入力する。なお、この塩素イオン測定装置2及び前
記導電率計1は、一次冷却水を測定するものであること
から、設置位置を原子炉に直接とする必要はなく、一次
冷却水が循環する再循環ポンプを含む再循環系のサンプ
リング配管に接続すれば良い。
【0016】演算器3においては、海水中に含まれるN
aClの濃度(ppm)と導電率との間には、図3のNa
Cl濃度と導電率との関連特性図に示すような関係があ
ることから、演算器3においてNaClの濃度より導電
率への寄与率を演算すると共に、導電率計1により測定
された導電率からNaClによる導電率を差引いて、金
属イオン用導電率計4に出力する。
【0017】原子炉の一次冷却水系である再循環ポンプ
系または炉内等において若しもルースパーツが発生する
と、一次冷却水と共に再循環ポンプにより一次冷却水系
を循環する間に炉内構造物や配管と衝突する。その際に
衝撃等により金属表面に付着していた金属酸化物などが
剥離する。この剥離した一次冷却水中の金属酸化物は、
一次冷却水が強制循環される間に一部が一次冷却水に溶
け込んで一次冷却水の導電率を上昇させる。
【0018】従って、常時一次冷却水の導電率を監視
し、金属イオン用導電率計4においてはこの結果を警報
設定器5に出力する。若しもルースパーツが発生する
と、この時には導電率が上昇する。警報設定器5には予
め通常状態の一次冷却水の導電率を基に、ルースパーツ
による導電率の上昇を考慮した所定のレベルを設定して
あるので、前記金属イオン用導電率計4からの導電率値
がこのレベル以上の出力に達した場合には、ルースパー
ツが発生したと判断して直ちに警報信号を警報表示器6
に発する。警報表示器6は警報設定器5からの警報信号
を受けると、警報及び表示作動をしてルースパーツの発
生を運転員に報知する。
【0019】
【発明の効果】以上本発明によれば、ルースパーツの検
出精度が周囲環境の影響を受けず、しかも測定場所が原
子炉に限定されることなく一次冷却水中に混入したルー
スパーツの検出が確実に行えるので、原子力発電所にお
ける運転監視の信頼性が向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原子力発電所のルースパーツモニタの
ブロック構成図。
【図2】塩素イオン測定装置の系統構成図。
【図3】NaCl濃度と導電率との関連特性図。
【符号の説明】
1…導電率計、2…塩素イオン測定装置、3…演算器、
4…金属イオン用導電率計、5…警報設定器、6…警報
表示器、10…ヘッドタンク、11…pH調整器、12…電極
セル、13…塩素イオン電極、14…操作・監視盤。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉一次冷却水の導電率を測定する導
    電率計と、同じく一次冷却水の塩素イオン測定装置と、
    この塩素イオン濃度の一次冷却水導電率への寄与率を換
    算処理する演算器と、この演算器の演算結果より金属イ
    オンの導電率を測定する金属イオン用導電率計と、金属
    イオン導電率が所定レベル以上の時に警報信号を発する
    警報設定器と、この警報設定器からの警報信号により警
    報,表示をする警報表示器からなることを特徴とする原
    子力発電所のルースパーツモニタ。
JP3222680A 1991-09-03 1991-09-03 原子力発電所のルースパーツモニタ Pending JPH0560894A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3222680A JPH0560894A (ja) 1991-09-03 1991-09-03 原子力発電所のルースパーツモニタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3222680A JPH0560894A (ja) 1991-09-03 1991-09-03 原子力発電所のルースパーツモニタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0560894A true JPH0560894A (ja) 1993-03-12

Family

ID=16786241

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3222680A Pending JPH0560894A (ja) 1991-09-03 1991-09-03 原子力発電所のルースパーツモニタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0560894A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5315844B2 (ja) 蒸気質のモニタリング装置
JP3583568B2 (ja) 循環冷却水の水質管理方法
US20190017698A1 (en) Saturated steam quality measurement system and method
JPH0560894A (ja) 原子力発電所のルースパーツモニタ
JP2011196962A (ja) 水素濃度監視方法及び水素濃度監視装置
US6170319B1 (en) Methods and apparatus for monitoring water process equipment
JPH0777597A (ja) 原子炉水質制御方法
JP2816160B2 (ja) イオン分析方法及びイオン分析装置
JPS6315317A (ja) 電子計算機の冷却システム
JP6578612B2 (ja) 監視装置、これを備える蒸気タービン設備、及び蒸気タービン設備の監視方法
JPH06180269A (ja) ポンプループ診断装置
JPH02253159A (ja) 水処理装置の性能診断装置
JPH06249741A (ja) ガス漏れ検出方法
JPH0754175A (ja) 鋼帯の酸洗設備における酸濃度の制御方法
JP4204712B2 (ja) カチオン検出装置、カチオン検出方法、水処理装置、及び超純水製造装置
JP3974732B2 (ja) 海水漏洩検出装置
SU996447A1 (ru) Способ определени рабочего состо ни устройств обнаружени прогаров охлаждаемого элемента металлургической печи
JPH09292303A (ja) 漏液センサ、漏液検出方法、及び給排液システム
JP4396269B2 (ja) 洗浄状況監視装置及び洗浄状況監視方法
JPH0365694A (ja) 沸騰水型原子力プラントの水質診断方法
JPH11118680A (ja) サンプル希釈分析装置
CN102156182B (zh) 在cod在线监测仪中判定h2so4失效的方法及装置
JP2002181801A (ja) 検塩装置
KR19980044846A (ko) 산세용액의 농도 자동 조절장치
JPH03100425A (ja) プロセス異常監視方法およびその装置