JPH0560751U - 工作機械の案内面のシール構造 - Google Patents

工作機械の案内面のシール構造

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Publication number
JPH0560751U
JPH0560751U JP007315U JP731592U JPH0560751U JP H0560751 U JPH0560751 U JP H0560751U JP 007315 U JP007315 U JP 007315U JP 731592 U JP731592 U JP 731592U JP H0560751 U JPH0560751 U JP H0560751U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
guide surface
pressure fluid
discharge port
chips
Prior art date
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Pending
Application number
JP007315U
Other languages
English (en)
Inventor
孝治 伊藤
惠三 山川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Okuma Corp filed Critical Okuma Corp
Priority to JP007315U priority Critical patent/JPH0560751U/ja
Publication of JPH0560751U publication Critical patent/JPH0560751U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は工作機械の摺動案内面への切粉の浸
入を防止するシール構造を提供する。 【構成】 Z軸方向のテレスコカバー14の下縁を受け
るベッド11上の案内板17,18の隙間にZ軸方向移
動可能に設けた往復台のサドルカバー24の上部前端2
4aを挿入する。往復台22にはサドルカバー24aに
向けて圧力流体吐出口を案内板17には圧力空気供給路
26から隙間27に通じる流路を設け、さらにその下側
の樋32と押さえ板31でラビリンスを形成し、さらに
その下側に溝33及び排出穴34を穿設されている。サ
ドルカバー24a上に堆積した切粉は吐出口29よりの
圧力流体で左右へ流され圧力空気供給路26よりの圧力
空気で内部への浸入が防止される。それでも浸入に切粉
は樋32,ラビリンスで阻止、さらに溝33で受け排出
口34で外部に排出される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は切粉,切削液等を浴びる工作機械の移動体の案内面保護カバーのシー ル構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の工作機械の摺動面のシール装置としては例えば特開昭60−45544 号が知られている。 このものは図3に示すようにベッド1に設けた仕切板3の上表面と摺動案内体 2で案内される往復台4に固定した弾性阻止板5,切粉浸入阻止板6が接触され ており切粉浸入阻止板6の下面と仕切板3の上表面との接触部にベッドの長手方 向に2個の空気吐出室7,8が設けられていて圧力空気が供給されて隙間から常 時噴出して切粉の浸入を防止している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このように圧力空気が隙間より噴出されても切粉浸入阻止板6の前面に堆積す ることはさけられず、弾性阻止板5,切粉浸入阻止板6の接触摩耗により隙間の 増大及び拡大にともなう噴出圧力の低下によって阻止板を乗り越えた細かい切粉 が浸入しかみ込み、往復台の移動に支障をきたすという問題があった。 本考案は従来の技術のこのような問題点に鑑みなされたもので、その目的とす るところは阻止板前面への切粉の堆積をなくしてより完全なシール構造を提供し ようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために本考案は、工作機械における移動体を案内する案 内面を保護するカバーのシール構造であって、前記カバーの外側よりカバー上面 に向かう第1圧力流体吐出口を前記移動体に設け、前記カバーの内側よりカバー 上面に向かう第2圧力流体吐出口を前記案内面側に設け、さらに前記案内面側に 浸入した異物を案内面に達する手前で受け止め排出する排出手段を設け、前記第 1,第2圧力流体吐出口への圧力流体供給手段を設けたものである。
【0005】
【作用】
第1圧力流体吐出口よりの流体圧力でカバー上の切粉を押し流し、第2圧力流 体吐出口よりの圧力流体の内部からの噴出で内部への浸入が防止される。それで も浸入したものは排出手段で外部へ排出される。
【0006】
【実施例】
以下本考案の実施例を図1,図2にもとづき説明する。 スラントベッド11の傾斜上面に2組のZ軸方向の水平案内面11a,11a ;11b,11bが削設されている。水平案内面11a,11aにはチャック1 3を先端に嵌着した主軸を回転可能に軸承する主軸台12がZ軸方向に摺動可能 に載置されている。この主軸台12には水平案内面11a,11aを切粉から保 護する断面L形のテレスコカバー14が取付けられており、テレスコカバー14 の上縁は案内板16に、またL部の下縁は案内板17にそれぞれ案内されている 。案内板17の上面には上方に折れ曲がりを有する板18がビス止めされており 、各テレスコカバー14のL部下縁に取付けたシール材19の下面が接触してい る。
【0007】 ベッド11の傾斜面下位置の水平案内面11b上を転がるスライダ21上に往 復台22が取付けられておりZ軸方向に摺動自在に設けられている。さらに往復 台22上にはX軸方向の案内面上を摺動可能にタレット刃物台23が設けられて いる。そして往復台22上にはサドルカバー24が周囲全域に取付けられており 、その案内板17側の前端24aは案内板17と板18との隙間に挿入されてい る。案内板17には圧力源に接続される圧力空気供給路26が穿設されていて、 板18とサドルカバー17との隙間27に噴出する連通路が形成されている。往 復台22には圧力流体源に接続される流体供給路28が穿設されていおり、サド ルカバー24aに向けて複数の吐出口29が開口されている。さらに往復台22 の案内板17との間には押さえ板31が取付けられており、案内板17の下側に 樋32が取付けられており、この間にラビリンスが形成されている。さらにまた 水平案内面11bと樋32との間には溝33が形成されていて底に開口する排出 口34が穿設されている。
【0008】 このように構成された本考案の動作を説明する。 チャック13に把握された工作物をタレット刃物台23のバイトで切削が開始 されるとテレスコカバー14上並びにサドルカバー24上に落下し、一部がその 上に堆積される。しかし圧力流体例えば切削液が流体供給路28より供給され吐 出口29より吐出されるので、流体の圧力により切粉は左右に押し流される。ま た圧力空気供給路26より供給され圧力空気は板18とサドルカバー24aとの 隙間27より噴出して微細切粉の浸入が防止される。長時間の運転ではそれでも 浸入する微粉はラビリンスの働きで樋32に集積される。さらに噴霧状態で浸入 し水滴となったもので溝33に溜まり排出口34より外部に排出される。
【0009】
【考案の効果】
上述のようであるので本考案は下記の効果を奏する。 サドルカバー前部に乗った切粉は圧力流体で左右に流されて除去される。また 摺動部内部からも圧力流体が噴出するので内部への浸入が最大限防止される。ま た万一浸入した場合も樋,ラビリンスで受け止められ溝,排出穴で外部に排出さ れて水平案内面への切粉,切削液の浸入が完全に防止され安定稼働が可能である 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のシール構造を有する旋盤の側面図であ
る。
【図2】図1の丸部拡大図である。
【図3】従来のシール構造を示す図である。
【符号の説明】
11 ベッド 11a,11b
水平案内面 14 テレスコカバー 17 案内板 18 板 22 往復台 24 サドルカバー 26 圧力空気
供給路 27 隙間 28 圧力流体
供給路 29 吐出口 31 押さえ板 32 樋 33 溝 34 排出口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械における移動体を案内する案内
    面を保護するカバーのシール構造であって、前記カバー
    の外側よりカバー上面に向かう第1圧力流体吐出口を前
    記移動体に設け、前記カバーの内側よりカバー上面に向
    かう第2圧力流体吐出口を前記案内面側に設け、さらに
    前記案内面側に浸入した異物を案内面に達する手前で受
    け止め排出する排出手段を設け、前記第1,第2圧力流
    体吐出口への圧力流体供給手段を設けたことを特徴とす
    る工作機械の案内面のシール構造。
JP007315U 1992-01-25 1992-01-25 工作機械の案内面のシール構造 Pending JPH0560751U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002273629A (ja) * 2001-03-15 2002-09-25 Kitamura Mach Co Ltd Xyz駆動式の加工装置
EP1982795A1 (en) 2007-04-19 2008-10-22 Mori Seiki Co., Ltd. Machine tool

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5310380U (ja) * 1976-07-08 1978-01-28

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