JPH05604Y2 - - Google Patents

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JPH05604Y2
JPH05604Y2 JP1985020768U JP2076885U JPH05604Y2 JP H05604 Y2 JPH05604 Y2 JP H05604Y2 JP 1985020768 U JP1985020768 U JP 1985020768U JP 2076885 U JP2076885 U JP 2076885U JP H05604 Y2 JPH05604 Y2 JP H05604Y2
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JP
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circumferential surface
large diameter
diameter portion
rotating shaft
air
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JP1985020768U
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  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ダスト吹出装置に関し、さらにく
わしく言えば、粉塵の多い作業環境で使用される
回転機械装置類の軸貫通部分において、回転軸の
周面と、これに対向して位置する静止部の内周面
との間に形成される間隙を経由してダストが内部
に侵入しようとするのを防止し、積極的にこれを
外部に吹き飛ばすダスト吹出装置に関するもので
ある。
(従来技術) 第3図はかゝるシール装置の従来例を示し、1
は回転軸、1aは回転軸1の延長部分に形成され
た大径部、2はシールリングで、シールリング2
によつて外部のダストが内部に侵入することを防
止する。3は静止部、4はシールリング2の保護
カバーで、静止部3に取付けられ、回転軸1の周
面との間にすきま5をへだてゝ対向設置される。
このように構成されたシール装置であつても、
たとえば内部(図においてシール装置の右方)が
外部(シール装置の左方)よりも気圧が低い場合
などには、外部のダストがすきま5を通り、シー
ルリング2と回転軸1の周面との間を経由して内
部に侵入する。とくに該回転機械が粉塵の多い作
業環境で使用されるなどの場合においては、軸貫
通部分に対するダストの付着、堆積あるいは内部
への侵入によつて、軸系やシール装置の損耗など
によるトラブルの頻発が予想され、そのための保
守に関する手間と経費の増大が不可避である。こ
れを防止するには、内部の気圧を外部よりも高圧
にすればよいが、そのため余分の装置の付設が必
要となり、価格の上昇と余分の設置スペースを必
要とし、また場合によつては、内部の高圧化が許
されないケースもあり、従来から問題とされてい
た。
(考案の目的) この考案は、シール装置に関する上記従来の問
題点を解決せんとするもので、きわめて簡単な構
成によつてダストの侵入を防止し、さらにこれを
積極的に飛散排除せしめ得る装置を提供すること
を目的とする。
(考案の構成) この考案装置は、上記の目的を達成するための
構成として、回転軸の周面とこれに対向して位置
する静止部の内周面との間に形成されるすきまを
経由してダストが内部に侵入するのを防止するシ
ール装置において、回転軸のシール部の外方への
延長部分を大径部として形成し該大径部の周面に
歯車状の切込を列設構成せしめ、該切込の底面は
回転軸の外方への延長方向に向かつて次第に底が
浅くなる滑らかな斜面として形成され、上記静止
部に廂を設けて該廂によつて上記回転軸の大径部
の周面を包囲せしめ、軸方向に延びる廂の端部長
さを大径部周面に位置する切込の開口が隠蔽され
ずに残される長さとして、その間の廂の内周面と
大径部の外周面とを互いに近接せしめ、該廂に適
当数の風孔を穿設し、上記列設された切込の回転
によつて上記風孔を通じて吸引された空気が風孔
の吹出口から吹き出される位置を、上記歯車状の
切込の底面附近として、吹き出された空気が該底
面の滑らかな斜面に沿つて導かれ、大径部周面の
切込の開口から外部に向けて送り出されることを
特徴とする。
(実施例) つぎにこの考案装置の一実施例を図面に基いて
具体的に説明する。第1図および第2図におい
て、6は切込で、回転軸1のシール部の外方への
延長部分に形成された大径部1aの周面に歯車状
に列設される。切込6の底面7は、回転軸1の延
長方向(第1図の左方向)に向つて次第に底が浅
くなる斜面として形成される。
廂8がシールリング2の保護カバー4上に設け
られ、廂8によつて回転軸1の大径部1aはその
周面を包囲されている。廂8は、軸方向に延びる
端部の長さを、大径部1aの周面に位置する切込
6の開口9が隠蔽されずに残される長さとして、
その間の廂8の内周面と大径部1aの外周面とを
互いに近接せしめ、僅かのすきまを形成するよう
にされる。また、廂8の最も小径の内周面は、回
転軸1の周面との間にごく狭いすきま5が設けら
れている。廂8には、適当数の風孔10が穿設さ
れる。
回転軸1の回転によつて切込6内の空気が遠心
作用で底面7に沿つて開口9から外部に放出され
たあとの、空気の補給が風孔10を通じて行われ
る。風孔10から吸引された空気が風孔10の吹
出口から吹き出される位置は、切込6の底面附近
とされ、吹き出された空気が該底面の滑らかな斜
面に沿つて導かれるに適した位置とされる。
以上の構成よりなるダスト吹出装置において、
回転軸1が回転すると、切込6内の空気は図中の
破線矢印の方向に流れ、そのため上記のように、
外部の空気が風孔10を通つて実線矢印の方向に
流れ、このような空気の循環経路が形成されるの
で、空気中のダストは破線矢印の方向に吹き出さ
れ、ダストがすきま5から内部に侵入し、あるい
はさらにシールリング2を経て内部に侵入するな
どのことがない。
また、廂8の内周面と大径部1aの外周面とが
互いに近接せしめられ、僅かのすきまとされてい
るので、切込6を経て開口9に向かつて破線矢印
の方向に流れる空気は、きわめて整然と、効率の
よい流れとなり、大径部周面の切込の開口から外
部に向けて送り出されて、その間の途中で空気の
流れが乱れたり、または逆流したりする恐れがな
い。
(考案の効果) この考案装置は上記のように構成され、そのた
め、きわめて簡単な構成の付設によつてダストの
侵入を防止することができ、またとくに該回転機
械が粉塵の多い作業環境で使用されるなどの場合
において、軸貫通部分に対するダストの付着、堆
積あるいは内部への侵入に起因する軸系やシール
装置の損耗などによるトラブルの発生を未然に防
止し、該トラブルのための保守に関する手間と経
費の増大を抑制するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案装置の一実施例の断面図、第2図
は第1図中の要部の外形図、第3図は従来装置の
断面図である。 1……回転軸、1a……大径部、2……シール
リング、3……静止部、4……保護カバー、5…
…すきま、6……切込、7……底面、8……廂、
9……開口、10……風孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転軸の周面とこれに対向して位置する静止部
    の内周面との間に形成されるすきまを経由してダ
    ストが内部に侵入するのを防止するシール装置に
    おいて、回転軸のシール部の外方への延長部分を
    大径部として形成し該大径部の周面に歯車状の切
    込を列設構成せしめ、該切込の底面は回転軸の外
    方への延長方向に向かつて次第に底が浅くなる滑
    らかな斜面として形成され、上記静止部に廂を設
    けて該廂によつて上記回転軸の大径部の周面を包
    囲せしめ、軸方向に延びる廂の端部長さを大径部
    周面に位置する切込の開口が隠蔽されずに残され
    る長さとして、その間の廂の内周面と大径部の外
    周面とを互いに近接せしめ、該廂に適当数の風孔
    を穿設し、上記列設された切込の回転によつて上
    記風孔を通じて吸引された空気が風孔の吹出口か
    ら吹き出される位置を、上記歯車状の切込の底面
    附近として、吹き出された空気が該底面の滑らか
    な斜面に沿つて導かれ、大径部周面の切込の開口
    から外部に向けて送り出されることを特徴とする
    ダスト吹出装置。
JP1985020768U 1985-02-15 1985-02-15 Expired - Lifetime JPH05604Y2 (ja)

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JP1985020768U JPH05604Y2 (ja) 1985-02-15 1985-02-15

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JP1985020768U JPH05604Y2 (ja) 1985-02-15 1985-02-15

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JPS61137169U JPS61137169U (ja) 1986-08-26
JPH05604Y2 true JPH05604Y2 (ja) 1993-01-08

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4715308B2 (ja) * 2005-05-27 2011-07-06 株式会社日立プラントテクノロジー シール構造及び浸入水の排出方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5977011A (ja) * 1982-08-27 1984-05-02 ジ−エイ・テクノロジ−ズ・インコ−ポレ−テツド 軸密閉装置

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JPS5992259U (ja) * 1982-12-14 1984-06-22 株式会社小松製作所 オイルシ−ルのダスト侵入防止装置

Patent Citations (1)

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