JPH0560439A - 冷蔵庫の制御装置 - Google Patents

冷蔵庫の制御装置

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JPH0560439A
JPH0560439A JP21861691A JP21861691A JPH0560439A JP H0560439 A JPH0560439 A JP H0560439A JP 21861691 A JP21861691 A JP 21861691A JP 21861691 A JP21861691 A JP 21861691A JP H0560439 A JPH0560439 A JP H0560439A
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chilled case
temperature
heater
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Katsuo Yabuta
勝男 藪田
Kazuyuki Hamabe
和之 浜辺
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 冷凍室2と冷蔵室3を区画する中仕切壁4の
下方に設けられ、上面に頂面冷却板16を有するチルド
ケース7と、前記中仕切壁4の下面に前記頂面冷却板1
6に対向して設けられた頂面冷却板用ヒータ22と、前
記チルドケース7内に設けられた温度センサー23とを
備え、この温度センサー23により前記頂面冷却板用ヒ
ータ22を制御する。 【効果】 チルドケース7内温度を一定に保つことがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、冷蔵庫の制御装置、
特に冷凍室と冷蔵室を区画する中仕切り壁の直下に設け
た低温室内のチルドケースの温度制御に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図14、15は実開昭60−55969
号公報に示された従来の冷凍冷蔵庫を示す正面図および
要部の断面図であり、図において1は冷凍冷蔵庫本体、
2は冷凍室、3は冷蔵室で中仕切り壁4で断熱区画され
ている。5は冷蔵室内の頂部に形成された低温室、6は
野菜室、7は上記低温室5内に着脱自在に収納されたチ
ルドケース、8はこのチルドケース7の前方に設けた蓋
体、9は上記低温室5を形成する上部が開放された低温
ボックス、10はその底部仕切り壁、11はこの底部仕
切り壁10とチルドケース7の外底面との間に形成され
た冷気通路、12はこの冷気通路に連通され冷蔵室3内
に冷気を供給する連通口、13は冷却器からの冷気供給
路でその冷気吐出口13aを自動開閉するダンパーサー
モスタット14で冷蔵室3内への供給冷気量がコントロ
ールされている。15は上記ダンパーサーモスタット1
4で制御された冷気の一部を低温室5内に供給するため
の分流用冷気供給路であり、上記冷気通路11に連通し
ている。
【0003】冷却器(図示せず)により冷却された冷気
は庫内ファン(図示せず)により送風され、その冷気の
一部が冷蔵室3への冷気供給路13を通り、冷気吐出口
13aを庫内温度に応じて自動開閉するダンパーサーモ
スタット14で、冷気量をコントロールされ冷蔵室3を
所定温度(3℃)に冷却し、また一部の冷気が低温室5
を冷却するための冷気通路11を通り、低温室5を所定
温度(0℃)に冷却して連通口12を通り、冷蔵室に流
入するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の冷凍冷蔵庫では
以上のように低温室5を冷却するために、大量の冷気を
この低温室5の内部に通し、その後の冷気を冷蔵室3の
内頂部に放出させているので、上記低温室5内の冷蔵食
品を凍結させる。また冷蔵室3とチルドケース7への冷
気流入を1つのダンパーサーモスタット14で行ってい
るので冷蔵室3の設定温度を変更するとチルドケース7
内の温度まで変わってしまうなどの問題点があった。
【0005】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、冷蔵室内の設定温度の影響を
受けないように低温室内に収納したチルドケース内を高
湿度に保つことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる請求項
1の冷蔵庫の制御装置は、冷凍室と冷蔵室を区画する中
仕切壁の下方に設けられ、上面に頂面冷却板を有するチ
ルドケースと、前記中仕切壁の下面に前記頂面冷却板に
対向して設けられた頂面冷却板用ヒータと、前記チルド
ケース内に設けられた温度センサーとを備え、この温度
センサーにより前記頂面冷却板用ヒータを制御する。
【0007】この発明に係わる請求項2の冷蔵庫の制御
装置は、冷凍室と冷蔵室を区画する中仕切壁の下方に設
けられ、上面に頂面冷却板を有するチルドケースと、前
記冷蔵室への冷気の供給を制御するダンパーと、前記中
仕切壁の下面に前記頂面冷却板に対向して設けられた頂
面冷却板ヒータと、前記冷蔵室背面に設けられた冷蔵室
ヒータと、前記チルドケース内に設けられた温度センサ
ーとを備え、この温度センサーにより前記頂面冷却板ヒ
ータと冷蔵室ヒータを制御する。
【0008】この発明に係わる請求項3の冷蔵庫の制御
装置は、冷凍室と冷蔵室を区画する中仕切壁の下方に設
けられ、上面に頂面冷却板を有するチルドケースと、前
記冷蔵室への冷気の供給を制御するダンパーと、冷気を
供給するファンと、前記中仕切壁の下面に前記頂面冷却
板に対向して設けられた頂面冷却板ヒータと、前記チル
ドケース内に設けられた温度センサーと、前記チルドケ
ース内に設けられたリードスイッチとを備え、前記チル
ドケース内の温度上昇と前記ダンパーの開時間と前記フ
ァンの運転時間により前記くセンサーにより前記頂面冷
却板ヒータを制御する。
【0009】
【作用】この発明における請求項1の冷蔵庫の制御装置
は、頂面冷却板ヒータとチルドケース保温ヒータを兼用
し、このヒータをチルドケース内に設けたサーミスタに
より制御する為チルドケース内温度を一定に保つことが
できる。
【0010】この発明における請求項2の冷蔵庫の制御
装置は、頂面冷却板除霜とチルドケース保温を兼用した
ヒータと、冷蔵室用ヒータ及びダンパーを、チルドケー
スと冷蔵室内に設けたサーミスタにより制御する為チル
ドケース内温度を一定に保つことができる。
【0011】この発明における請求項3の冷蔵庫の制御
装置は、頂面冷却板ヒータとチルドケース保温ヒータを
兼用し、このヒータの制御をチルドケース内の温度上昇
により食品からの水分蒸発量を検出し、頂面冷却板が最
も低温になった時に行っているので最適な結氷溶解がで
きる。
【0012】
【実施例】
実施例1.以下この発明の実施例1について説明する。
すなわち図1において従来のものと同一個所には同一符
号を付してその重複説明は省略することにするが、図中
の7は中仕切り壁4の直下に形成された密閉低温室5内
に収納され、その中を前後に摺動する前部および上部が
開放されたチルドケース、9は上記密閉低温室5をその
内部に形成する上部が開放された低温ボックス、8はこ
の低温ボックスの前部と上記チルドケース7の前部を開
閉する共通の蓋体、16は上記チルドケース7の上部を
閉塞する頂面冷却板で、この頂面冷却板16は内蔵食品
から蒸発した水分を保留できるように多孔質材によって
構成されている。17はこの頂面冷却板16と中仕切り
壁4の下面との間に位置するように密閉低温室5内に形
成された当該チルドケースの冷却風路で、冷却器18か
ら冷蔵室3内への冷気供給路13の冷気吐出口13aに
設けた、電動式ダンパー14で制御された冷気の一部が
分流用冷気供給路15を通り上記冷却風路17に入り、
チルドケース7の頂面冷却板16に沿って流れ、その後
図2のようにこのチルドケース7の外周面からその外底
面の冷気通路19を通って冷蔵室3内に放出されるよう
になっている。また20は冷却器室Aの頂部に配設した
冷気の強制循環用庫内ファン21は上記冷却器18の直
下に設けた冷却器用除霜ヒータである。22は中仕切り
壁4の下に重合された頂面冷却用除霜用と低温ボックス
9の庫内温度を制御するヒータで、23はチルドケース
内の温度を検出するサーミスタである。24は冷凍冷蔵
庫を制御する制御部である。図2は低温ボックス9の拡
大図、図3は制御部のブロック図であり、図において2
6はマイクロコンピュータ(以下マイコン)、27は冷
凍室2の庫内温度を検出するサーミスタ、28は冷蔵室
3の庫内温度を検出するサーミスタである。29はマイ
コンからの出力信号により、リレー等を動作させる駆動
回路、30は電動ダンパー、31は圧縮機である。
【0013】次に動作について説明する。冷却器18に
より冷却された冷気は庫内ファン20で送られ冷凍室2
に吹出されこの冷凍室2を冷却する。そして上記冷気の
一部は冷蔵室3への冷気供給路13を経て冷気吐出口1
3aへ導かれ、ここに設けた電動ダンパーにより冷気量
が制御されて冷蔵室3内を所定温度(3℃)に冷却す
る。一方冷気の一部は分流用冷気供給路15を経て多孔
質材によって構成された頂面冷却板16の上面に流れ、
その後チルドケースの外周面とその外底面の冷気通路1
9を経て冷蔵室3内に放出される。このような構成の為
チルドケース7の内周面の温度はあまり低い温度とはな
らず、したがって内蔵食品が凍結することはなく、また
密閉構造の為チルドケース7内は高湿度に保たれる。ま
た最も温度の低くなる頂面冷却板16を水分を保留でき
る多孔質材で構成しているため、内部で蒸発した水分を
それ自体に留保するが温度が低いため結氷しやすい。こ
の結氷を除霜する為とチルドケース7の温度を更に安定
させる為にチルドケース内のサーミスタ23により頂面
冷却用除霜用ヒータ22を制御する。その動作を図4の
フローチャートにより説明する。まずサーミスタ23に
よりチルドケース7内温度を検出し、検出温度TがA温
度以下の時はタイマtをカウントしヒータ22をONさ
せる(ステップ100、101、102)。A温度以上
の場合は更にB温度以上かどうかを判定しB以下の場合
はヒータ22をOFFしタイマtのカウントを行う(ス
テップ103、104、105)。T>Bの場合はヒー
タ22をOFFさせカウントは行わない。そこでタイマ
tがx時間までは以上の動作を繰り返す(ステップ10
7)。タイマtがx時間経過するとヒータ22を一定時
間ONさせ除霜を行うがその前に冷蔵室用電動ダンパー
30を一定時間強制開させる(ステップ108、10
9)。その後タイマtをリセットし(ステップ11
0)。以上の動作を繰り返す。以上の様にヒータ22が
チルドケース7内のサーミスタ23の検出温度により制
御され、また、頂面冷却板16の結氷を結氷すると思わ
れる時間の積算により除霜するとともに除霜前には電動
ダンパー30を一定時間開することによりチルドケース
7内の食品を最適な温度に保つことができる。
【0014】実施例2.なお、上記実施例1では除霜前
ダンパー開を時間により規定したがチルドケース内温
度、冷蔵室内温度等により規定してもよい。
【0015】実施例3.以下この発明の実施例3につい
て説明する。すなわち図5において従来のものと同一個
所には同一符号を付してその重複説明は省略することに
するが、図中の7は中仕切り壁4の直下に形成された密
閉低温室5内に収納され、その中を前後に摺動する前部
および上部が開放されたチルドケース、9は上記密閉低
温室5をその内部に形成する上部が開放された低温ボッ
クス、8はこの低温ボックスの前部と上記チルドケース
7の前部を開閉する共通の蓋体、16は上記チルドケー
ス7の上部を閉塞する頂面冷却板で、この頂面冷却板1
6は内蔵食品から蒸発した水分を保留できるように多孔
質材によって構成されている。17はこの頂面冷却板1
6と中仕切り壁4の下面との間に位置するように密閉低
温室5内に形成された当該チルドケースの冷却風路で、
冷却器18から冷蔵室3内への冷気供給路13の冷気吐
出口13aに設けた電動式ダンパー14で制御された冷
気の一部が分流用冷気供給路15を通り上記冷却風路1
7に入り、チルドケース7の頂面冷却板16に沿って流
れ、その後図6のようにこのチルドケースの外周面から
その外底面の冷気通路19を通って冷蔵室3内に放出さ
れるようになっている。また、20は冷却器室Aの頂部
に配設した冷気の強制循環用庫内ファン、21は上記冷
却器18の直下に設けた冷却器用除霜ヒータ22であ
る。22は中仕切り壁4の下に重合された頂面冷却板の
除霜用と低温ボックスの内保温用とを兼用したヒータ
で、23はチルドケース内の温度を検出するサーミスタ
である。また、24は冷凍冷蔵庫を制御する制御部、3
2は冷蔵室用保温ヒータである。図6は低温ボックスの
拡大図、図7は制御部のブロック図であり、図において
26はマイクロコンピュータ(以下マイコン)、27は
冷凍室2の庫内温度を検出するサーミスタ、28は冷蔵
室3の庫内温度を検出するサーミスタである。29はマ
イコンからの出力信号によりリレー等を動作させる駆動
回路、30は電動ダンパー、31は圧縮機である。
【0016】次に動作について説明する。冷却器18に
より冷却された冷気は庫内ファン20で送られ冷凍室2
に吹出されこの冷凍室を冷却する。そして上記冷気の一
部は冷蔵室3への冷気供給路13を経て冷気吐出口13
aへ導かれ、ここに設けた電動ダンパーにより冷気量が
制御されて冷蔵室3内を所定温度(3℃)に冷却する。
一方冷気の一部は分流用冷気供給路15を経て多孔質材
によって構成された頂面冷却板16の上面に流れ、その
後チルドケース7の外周面とその外底面の冷気通路19
を経て冷蔵室3内に放出される。この様な構成の為チル
ドケース7の内周面の温度はあまり低い温度とはなら
ず、したがって内蔵食品が凍結することなく、また密閉
構造の為、チルドケース内は高湿度に保たれる、また最
も温度の低くなる頂面冷却板16を水分を保留できる多
孔質材で構成しているため内部で蒸発した水分をそれ自
体に留保する。しかし、温度が低いため結氷しやすく、
この結氷を除霜する為とチルドケース7の温度をすばや
く安定させ且つ冷蔵室内も同時に安定させる為に、チル
ドケース内のサーミスタ23と冷蔵室内サーミスタ28
により頂面冷却板除霜用ヒータ22(以下チルドヒー
タ)と冷蔵室用保温ヒータ32(以下冷蔵室ヒータ)と
電動ダンパー14を制御する。その制御動作を図8のフ
ローチャートにより説明する。まず冷蔵室サーミスタ2
8で冷蔵室3内の温度を検出し、設定温度と比較する
(ステップ200)。設定温度より高い場合はダンパー
を開にする(ステップ201)。設定温度内の場合はダ
ンパーの状態は変化させずステップ202にてチルドケ
ース7内の温度をサーミスタ23にて検知し、その温度
がA以下の場合はチルドヒータをONさせ(ステップ2
03)、A温度以上の場合はチルドヒータはOFFとす
る(ステップ204)。また、ステップ205にて冷蔵
室サーミスタ28が設定温度以下の場合ステップ206
にてチルドケース7内温度をサーミスタ23にて検知
し、B温度以上かどうか比較する。B温度以上の場合は
ダンパーを開させるとともに冷蔵室ヒータをONさせる
(ステップ211)。ステップ206にてB温度以下の
場合はステップ207においてA温度以下の場合はチル
ドヒータをONさせ(ステップ207、208)、ダン
パーを閉とする(ステップ209)。A温度以上の場合
はチルドヒータはONさせずダンパーを閉とする。ステ
ップ211以外の動作をフローしたものは全て冷蔵室ヒ
ータはOFFとする(ステップ210)。以上のよう
に、冷蔵室3内温度及びチルドケース7内温度を各々の
サーミスタで検知しチルドケースヒータ22及び電動ダ
ンパー14を制御するとともに、冷蔵室3内が冷えてい
る時にチルドケース7内の温度が高い場合には冷蔵室用
ヒータ32をONさせながらダンパーを開させる為、チ
ルドケース7内及び冷蔵室3内を最適な温度に早く保つ
ことができる。
【0017】実施例4.なお、実施例3ではダンパー1
4を開させ冷蔵室ヒータ32をONさせた場合チルドケ
ース7内温度か冷蔵室3内温度が変化することにより解
除されるがこの解除を時間により規定することができ
る。
【0018】実施例5.以下この発明の実施例5につい
て説明する。すなわち図9において従来のものと同一個
所には同一符号を付してその重複説明は省略することに
するが、図中の7は中仕切り壁4の直下に形成された密
閉低温室5内に収納され、その中を前後に摺動する前部
および上部が開放されたチルドケース、9は上記密閉低
温室5をその内部に形成する上部が開放された低温ボッ
クス、8はこの低温ボックスの前部と上記チルドケース
7の前部を開閉する共通の蓋体、16は上記チルドケー
ス7の上部を閉塞する頂面冷却板で、この頂面冷却板1
6は内蔵食品から蒸発した水分を保留できるように多孔
質材によって構成されている。17はこの頂面冷却板1
6と中仕切り壁4の下面との間に位置するように密閉低
温室5内に形成された当該チルドケースの冷却風路で、
冷却器18から冷蔵室3内への冷気供給路13の冷気吐
出口13aに設けた電動ダンパー30で制御された冷気
の一部が分流用冷気供給路15を通り上記冷却風路17
に入り、チルドケース7の頂面冷却板16に沿って流
れ、その後第2図のようにこのチルドケース7の外周面
からその外底面の冷気通路19を通って冷蔵室3内に放
出されるようになっている。また20は冷却器室Aの頂
部に配設した冷気の強制循環用庫内ファン、21は上記
冷却器18の直下に設けた冷却器用除霜ヒータである。
22は中仕切り壁4の下面に重合設置させた上記頂面冷
却板用除霜ヒータで、23はチルドケース7内の温度を
検出するサーミスタである。40は上記低温ボックス9
の前方に設けた蓋体8の内側に設置した蓋開閉検出用の
リードスイッチである。24は本冷凍冷蔵庫を制御する
制御部である。図10は低温ボックス9の拡大図、図1
1は制御部のブロック図であり、図において26はマイ
クロコンピュータ(以下マイコン)、27は冷凍室2の
庫内温度を検出するサーミスタ、28は冷蔵室3の庫内
温度を検出するサーミスタである。29はマイコン26
からの出力信号によりリレー等を動作させる駆動回路、
30は電動ダンパー、31は圧縮機である。
【0019】次に動作について説明する。冷却器18に
より冷却された冷気は、ファンモータ20で送られ、冷
凍室2に吹き出されこの冷凍室2を冷却する。そして、
上記冷気の一部は冷蔵室3への冷気供給路13を経て冷
気吐出口13aへ導かれ、ここに設けた電動ダンパー3
0により冷気量が制御されて冷蔵室3内を所定温度(3
℃)に冷却する。一方、冷気の一部は分流用供給路15
を経て多孔質材によって構成された頂面冷却板16の上
面に流れ、その後チルドケース7の外周面とその外底面
の冷気通路19を経て冷蔵室3内に放出される。このよ
うな構成の為、チルドケース7の内周面の温度はあまり
低い温度とはならず、したがって内蔵食品が凍結するこ
とはない。また、上記低温ボックス9とチルドケース7
の前部開口は蓋体8により閉塞され密閉構造の為、食品
から若干の水分蒸発でチルドケース7内は高湿度に保た
れる。また最も温度の低くなる頂面冷却板16を水分を
保留できる多孔質材で構成しているため内部で蒸発した
水分をそれ自体に留保するが、チルドケース内の温度上
昇があった場合すなわち、多大な食品を入れた場合に多
量の蒸発水分が発生するとともに、頂面冷却板16内に
冷気を供給されると温度が低いため結氷しやすい。そこ
で、この頂面冷却板16を最適な結氷溶解を行うため頂
面冷却板用ヒータ22を制御する。その動作を図12の
フローチャートにより説明する。まず、チルドケース7
内の食品から蒸発する水分を検出するため、前記チルド
ケース7の前部を閉塞している蓋8の開閉検知をリード
スイッチ40(ステップ300)で行い、蓋が開いてい
る時はステップ301に移行し、温度上昇を判定する。
ここで、温度上昇がAdeg以上(すなわち多量の食品
が入れられた時)、であればステップ302へ進み、頂
面冷却板16に冷気が流れているかを判断するため電動
ダンパー30の開閉状態とファンモータ20の運転状態
を判定する。上記それぞれが開及び運転中であれば、ス
テップ303に移行し、マイコン26に内蔵されたRA
Mにより形成されるタイマーT(図示せず)がカウント
を行う。次にステップ304に移行し、上記タイマーT
がB時間経過したかの判定を行う。B時間経過したなら
ステップ305に移行し、低温ボックス9内の温度を検
出する。サーミスタ23の検出温度がC温度以下であれ
ば頂面冷却板16に対向した頂面冷却板用除霜ヒータを
通電し、前記頂面冷却板16の結氷を溶解する。またス
テップ305においてC温度以上であれば前記除霜ヒー
タ22の通電を遮断し、タイマーTをリセットする。次
に図13は図12のフローチャートの制御をグラフ化し
た動作を説明する。図において、アの区間はチルドケー
ス7内の温度は所定温度(0℃)に制御されており、イ
の地点で蓋体8の開を検出し、ウの区間で温度上昇、電
動ダンパー30の開状態及びファンモータ20の運転状
態をタイマーTによりカウントし、B時間経過(エの地
点)した所でサーミスタ23の検出温度を判定し、ヒー
タの通電と遮断を制御している。
【0020】
【発明の効果】この発明は次に記載する効果を奏する。
請求項1の冷蔵庫の制御装置は、冷凍室と冷蔵室を区画
する中仕切壁の下方に設けられ、上面に頂面冷却板を有
するチルドケースと、前記中仕切壁の下面に前記頂面冷
却板に対向して設けられた頂面冷却板用ヒータと、前記
チルドケース内に設けられた温度センサーとを備え、こ
の温度センサーにより前記頂面冷却板用ヒータを制御す
る構成にしたので、頂面冷却板ヒータとチルドケース保
温ヒータを兼用し、このヒータをチルドケース内に設け
たサーミスタにより制御する為チルドケース内温度を一
定に保つことができる。
【0021】請求項2の冷蔵庫の制御装置は、冷凍室と
冷蔵室を区画する中仕切壁の下方に設けられ、上面に頂
面冷却板を有するチルドケースと、前記冷蔵室への冷気
の供給を制御するダンパーと、前記中仕切壁の下面に前
記頂面冷却板に対向して設けられた頂面冷却板ヒータ
と、前記冷蔵室背面に設けられた冷蔵室ヒータと、前記
チルドケース内に設けられた温度センサーとを備え、こ
の温度センサーにより前記頂面冷却板ヒータと冷蔵室ヒ
ータを制御する構成にしたので、頂面冷却板除霜とチル
ドケース保温を兼用したヒータと、冷蔵室用ヒータ及び
ダンパーを、チルドケースと冷蔵室内に設けたサーミス
タにより制御する為チルドケース内温度を一定に保つこ
とができる。
【0022】請求項3の冷蔵庫の制御装置は、冷凍室と
冷蔵室を区画する中仕切壁の下方に設けられ、上面に頂
面冷却板を有するチルドケースと、前記冷蔵室への冷気
の供給を制御するダンパーと、冷気を供給するファン
と、前記中仕切壁の下面に前記頂面冷却板に対向して設
けられた頂面冷却板ヒータと、前記チルドケース内に設
けられた温度センサーと、前記チルドケース内に設けら
れたリードスイッチとを備え、前記チルドケース内の温
度上昇と前記ダンパーの開時間と前記ファンの運転時間
により前記くセンサーにより前記頂面冷却板ヒータを制
御する構成にしたので、頂面冷却板ヒータとチルドケー
ス保温ヒータを兼用し、このヒータの制御をチルドケー
ス内の温度上昇により食品からの水分蒸発量を検出し、
頂面冷却板が最も低温になった時に行っているので最適
な結氷溶解ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による冷蔵庫の制御装置の
全体構成図である。
【図2】この発明の実施例1による冷蔵庫の制御装置の
要部拡大断面図である。
【図3】この発明の実施例1による冷蔵庫の制御装置の
制御ブロック図である。
【図4】この発明の実施例1による冷蔵庫の制御装置の
動作を示すフローチャートである。
【図5】この発明の実施例3による冷蔵庫の制御装置の
全体構成図である。
【図6】この発明の実施例3による冷蔵庫の制御装置の
要部拡大断面図である。
【図7】この発明の実施例3による冷蔵庫の制御装置の
制御ブロック図である。
【図8】この発明の実施例3による冷蔵庫の制御装置の
動作を示すフローチャートである。
【図9】この発明の実施例5による冷蔵庫の制御装置の
全体構成図である。
【図10】この発明の実施例5による冷蔵庫の制御装置
の要部拡大断面図である。
【図11】この発明の実施例5による冷蔵庫の制御装置
の制御ブロック図である。
【図12】この発明の実施例5による冷蔵庫の制御装置
の動作を示すフローチャートである。
【図13】この発明の実施例5による冷蔵庫の制御装置
の動作を示す図である。
【図14】従来の冷蔵庫の正面斜視図である。
【図15】従来の冷蔵庫の要部断面図である。
【符号の説明】
2 冷凍室 3 冷蔵室 4 中仕切壁 7 チルドケース 14 ダンパーサーモスタット 16 頂面冷却板 20 ファン 22 頂面冷却板ヒータ 23 チルドケース内サーミスタ 28 冷蔵室サーミスタ 32 冷蔵室保温ヒータ 40 リードスイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍室と冷蔵室を区画する中仕切壁の下
    方に設けられ、上面に頂面冷却板を有するチルドケース
    と、前記中仕切壁の下面に前記頂面冷却板に対向して設
    けられた頂面冷却板用ヒータと、前記チルドケース内に
    設けられた温度センサーとを備え、この温度センサーに
    より前記頂面冷却板用ヒータを制御することを特徴とす
    る冷蔵庫の制御装置。
  2. 【請求項2】 冷凍室と冷蔵室を区画する中仕切壁の下
    方に設けられ、上面に頂面冷却板を有するチルドケース
    と、前記冷蔵室への冷気の供給を制御するダンパーと、
    前記中仕切壁の下面に前記頂面冷却板に対向して設けら
    れた頂面冷却板ヒータと、前記冷蔵室背面に設けられた
    冷蔵室ヒータと、前記チルドケース内に設けられた温度
    センサーとを備え、この温度センサーにより前記頂面冷
    却板ヒータと冷蔵室ヒータを制御することを特徴とする
    冷蔵庫の制御装置。
  3. 【請求項3】 冷凍室と冷蔵室を区画する中仕切壁の下
    方に設けられ、上面に頂面冷却板を有するチルドケース
    と、前記冷蔵室への冷気の供給を制御するダンパーと、
    冷気を供給するファンと、前記中仕切壁の下面に前記頂
    面冷却板に対向して設けられた頂面冷却板ヒータと、前
    記チルドケース内に設けられた温度センサーと、前記チ
    ルドケース内に設けられたリードスイッチとを備え、前
    記チルドケース内の温度上昇と前記ダンパーの開時間と
    前記ファンの運転時間により前記くセンサーにより前記
    頂面冷却板ヒータを制御することを特徴とする冷蔵庫の
    制御装置。
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