JPH0560294B2 - - Google Patents

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JPH0560294B2
JPH0560294B2 JP58132156A JP13215683A JPH0560294B2 JP H0560294 B2 JPH0560294 B2 JP H0560294B2 JP 58132156 A JP58132156 A JP 58132156A JP 13215683 A JP13215683 A JP 13215683A JP H0560294 B2 JPH0560294 B2 JP H0560294B2
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signal
motor
speed
image
scanning
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Takeshi Myagi
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Canon Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 () 技術分野 本発明は、画像の走査速度を変更することによ
り画像を変倍する画像走査装置に関する。
() 従来技術 従来、複写装置などの原稿読取装置にはAC(交
流)モータであるヒステリシスモータやインダク
シヨンモータが使用されることが多い。これは、
複写装置が原稿画像を読み取るだけでなく、感光
体などを用いて帯電転写プロセス工程を経て普通
紙に画像形成をするため、感光体ドラムや熱定着
を行なうローラの回転も同時に同じモータで行な
わせているので大トルクのモータが必要であつた
ためである。
ACモータはスピードを一定に保つため、交流
周波数に同期するタイプのものが多く使用されて
おり、同期スピードが一定の回転数しか得られ
ず、また、これを複雑な回路を用いて駆動コイル
相を2−4相と切り替えても2つの切り替えしか
得られないという欠点がある。このようなACモ
ータを使つて画像走査スピードを変えることによ
り、原稿の縮小・拡大コピーを取る場合、上述し
たように駆動相を切り替えても2段階の変倍しか
得られないので、他の変倍を得る場合には光学的
にレンズの倍率を変えるか、モータの回転数を一
定にしてギヤボツクス等を用い、変速する方法を
とらなければならない。レンズの倍率を変える場
合には、レンズの位置決めを行なう機械的な部品
が必要となるためコスト高となり、またレンズの
位置決めも機械的に制約されて、数段階しか設定
できないという欠点がある。また、レンズの移動
を繰り返しているうちに、設定位置のずれや、レ
ンズが振動することによる画像ブレなどの問題も
発生しやすいという欠点がある。さらに、ギヤボ
ツクス等による変速方法では、ギヤ段数の切替え
数に形状的な制限があるために、レンズの変倍方
式と同様に数段階の変倍しか得られず、また、ギ
ヤ振動による画像のずれも大きいという欠点もあ
る。
また、上述した複写装置において原稿画像を走
査する部分は、原稿台固定方式の複写装置の例で
は、原稿を照らす照明源やこれを感光体に導く光
学ユニツトであり、一方原稿台走査方式の複写装
置では、原稿を載置するプラテンのユニツトとな
るが、この部分は画像走査に正逆反転の動作を行
なわなければならない。従つて、上述のユニツト
駆動軸を、すなわちモータを、画像走査時及びそ
の走査後に応じて正逆転させなければならない
が、正逆動作を繰り返すのは原稿画像の走査部だ
けで、感光体ドラムや定着部、紙搬送系統は正転
のみなので、モータ軸の正逆動作だけで走査方向
を切り替えることは不可能になる。これを解決す
るために、モータの一定方向の回転に対して正・
逆転方向に回る回転軸を有す2種類のギヤボツク
スを設けるとともにそれぞれに電磁クラツチを設
け、正逆動作方向に合わせていずれかのクラツチ
をON(オン)にさせ、走査方向を切り替える方
法が考えられている。このようにすれば、画像走
査以外の駆動に対してはクラツチ以前の駆動軸か
ら、また画像走査はクラツチを介した駆動軸から
得るようにすれば、常に一定方向に回る駆動軸
と、正逆方向に切り替えられる駆動軸が得られる
ことになる。しかし、このようなクラツチを用い
て正逆の切り替えを行なう方法は、以下の欠点を
有する。すなわちクラツチが2つ以上になるため
コストが高くなること、またクラツチの摩擦応答
性によるタイミングのずれの問題、各クラツチを
切り替える間、最終駆動軸が自由になつてしまう
ためオーバーランする距離が長くなり、それによ
り走査時間の遅れが生ずることクラツチ摩擦力の
ばらつきによる調整タイミング幅がばらつくなど
の問題が発生しやすい。
また、拡大・縮小時、駆動軸のスピードを切り
替えるとそれだけクラツチの数も多くなつてしま
う欠点がある。また、往復路のスピードを同一と
すると、速度の小さい拡大コピー時には戻りが遅
くなつてしまうので、別系統の高速回転軸を追加
し、高速にしなければならず、高価なものとなつ
てしまうという欠点がある。さらに、長時間使用
している間、クラツチ摩擦力の劣化、クラツチが
作動した瞬間の急激なスピード変化による騒音、
振動とそれから発生する画像ずれなどの問題があ
る。
また近年、画像読取部と画像形成部が完全に光
学的に分離し、電気的に接続するだけで画像複写
できる画像読取装置(以下リーダという)とプリ
ンタ装置が開発されている。このようなリーダで
は固体撮像素子の一例であるCCD等のラインセ
ンサに原稿の画像の1ライン分だけ結像し、これ
を主走査方向に走査して白と黒のデジタル値に対
応した信号を得、次に、モータ等により副走査方
向にラインセンサを移動させて次のラインを同様
に読み取るようにしている。このような複写装置
では画像が電気信号に変換されているため、半導
体メモリ等に画像情報を格納できるので、もはや
プリンタと同期させて副走査方向の動作を行なう
必要がなくなつてきており、この場合、副走査方
向の駆動源は入力パルス数に比例して簡単に任意
の同期スピードが得られるパルスモータが使用さ
れることが多い。しかしこのようなパルスモータ
では回転数を上げようとするとモータの起動トル
クが形状や消費電力の割に小さいため脱調現象を
起こし、希望する回転速度が得られなかつたり、
回転数が不安定になつてしまう欠点がある。この
ため、変倍などで高速に回転させるには不向きで
あり、また、パルスモータの脱調を防ぐために、
低電流駆動させるための抵抗で電力消費がなさ
れ、効率が悪くなるという欠点がある。また、ギ
ヤを介してパルスモータを変速させる場合には、
パルス的に駆動されるモータ軸の振動によりギヤ
音が増大し、騒音、振動の点で問題となる。ま
た、パルスモータは入力パルス数に比例して回転
するだけで、同期して回転するような閉ループ制
御は行なわないので、負荷変動に対する追従性は
望めず、画像情報に劣る欠点がある。
() 目的 従つて本発明はこのような従来の欠点を解決す
るもので、任意の画像走査スピードが得られると
ともに、画像走査スピードが変更されても画像走
査情報を維持することのできる画像走査装置を提
供することを目的とする。
() 実施例 以下、図面を示す実施例に従い、本発明を詳細
に説明する。
第1図には本発明が適用できる画像読取装置が
図示されており、同図において原稿2は固定した
プラテン3上に置かれ、光学系1により左右(副
走査方向)に走査され、原稿の画像が読み取られ
る。光学系1により照明された原稿の画像は
CCD4上に結像され、そこで読取り信号により
順次読み出され、電気信号に変換された後、増幅
器5を介して増幅され、二値化回路6で「1」
(黒)、「0」(白)に変換され、出力端子6aから
画像出力信号が得られる。この場合、CCD4な
らびに二値化回路6等は画像信号制御回路7によ
つてCCD素子の特性、また、必要とする画像分
解能に合わせてそれぞれ制御される。
プラテン3にはホームポジシヨンを検知するた
めのホームポジシヨンセンサ8が設けられてお
り、また画像先端位置を検出するための画像先端
センサ9が設けられており、これらのセンサの出
力はCPU(中央処理装置)10に入力されてい
る。光学系1がホームポジシヨン8よりスタート
し、右に動いて画像先端9に達するまでに規定の
スピードに達するので、光学系1が画像先端部9
に達したらCPU10は画像信号制御回路7に画
像信号出力を出すように指令する。
CPU10はリーダの全機能を集中制御するも
ので、リーダのスタート指令が入力される信号回
線やプリンタとの同期信号回線、リーダの動作状
況を知らせるための外部端子10aと接続されて
いる。CPU10は光学系のシーケンス動作をホ
ームポジシヨンセンサ8、画像先端センサ9より
の入力で制御し、また信号線10b,10cを介
して種々の信号を画像走査装置11に入力してい
る。信号線10bには駆動モータ12をスタート
あるいは停止させるSTART/STOP信号、ある
いはモータを正逆転させるFWD/BACK信号を
送ると共に、また信号線10cを介して8ビツト
の制御信号から成るスピードデータを画像走査装
置11に送つている。このスピードテータは画像
読取時の走査スピードを決定するもので、二進法
による表現を用い、データ値が大きくなるとスピ
ードが遅くなるものである。光学系1を移動させ
る駆動モータ12は画像走査装置11と接続され
ており、この駆動モータ12は直流モータで正・
負極の端子を有し、電圧印加方向により正転ある
いは逆転動作させることができるものである。後
述するようにモータ駆動軸の反対側には回転数に
比例したパルスが得られるエンコーダ部が付けら
れており、1回転で80パルスの矩形波が得られ
る。エンコーダの出力端子はA相、B相の2端子
があり、その位相差は90゜である。このようにし
て画像走査装置11は出力線10cを介して送ら
れてくるスピードデータならびに信号線10bを
介して送られてくるSTART/STOP信号、ある
いは正逆転信号に応じて駆動モータ12を駆動さ
せ、所定の条件で原稿2の走査を行なうものであ
る。
第2図には画像走査装置11が詳細に図示され
ており、同図において水晶振動子を用いた基準発
振器21はモータ回転数を設定する基準周波数を
発振する。この基準周波数をもつた信号は分周器
22を介して1/2の周波数に分周され、スイツチ
SW1を介してバイナリカウンタ24に入力され
る。
また、スイツチSW1を他方に切り替えると、分
周されない周波数の信号がバイナリカウンタ24
に入力される。バイナリカウンタ24は外部入力
により分周段数を設定する8ビツトカウンタで1/
1〜1/256の段数を設定することができる。この段
数はデータ入力部25よりスイツチSW2を介して
入力される。データ入力部25は第1図のデータ
線10cと接続されており、CPU10からセツ
トされたスピードデータの値に従つて基準発振器
21の周波数が分周され、バイナリカウンタ24
の出力周波数となる。すなわちバイナリカウンタ
24はデータ入力部25から入力されたスピード
データに従つて基準発振器21の周波数を分周す
る。そして分周された周波数は後述する位相比較
30においてエンコーダ23からの出力と位相比
較される。スイツチSW1,SW3はプリセツトデー
タダイヤル26によつて決まるA入力と、データ
入力部25により定まるB入力とを比較するデジ
タルコンパレータ28の出力に従つて切り替えら
れる。プリセツトデータダイヤル26にはあらか
じめ決められたスピードデータが格納されてお
り、デジタルコンパレータ28は、この格納され
ているデータとデータ入力部25から入力された
データとを比較し、比較結果に応じてスイツチ
SW1,SW3を切換えるものである。
エンコーダ23は直流モータ12の回転数を検
出するためのパルス発生器で、互いに位相が90゜
異なるA相、B相を出力し、それぞれ1回転で80
パルスの矩形波が得られる。A相、B相の出力は
イクスクルーシブオアゲート29に入力されて、
モータ1回転につき160パルスの矩形波が出力さ
れる。このイクスクルーシブオアゲート29の出
力とエンコーダ23のA相の出力はスイツチSW3
の入力端子に接続され、このスイツチSW3を不図
示の第3の入力に応じて切り替えることによりモ
ータ1回転につき80パルスの矩形波と160パルス
の矩形波を得ることができる。このようにして、
モータ1回転につき発生するパルス数を80パルス
にした場合は、モータの回転数を低い分解能で検
出し、パルス数を160パルスにした場合は、モー
タの回転数を高い分解能で検出することが可能に
なる。
バイナリカウンタ24の出力とスイツチSW3
出力は位相比較回路30の第1と第2の入力にそ
れぞれ接続される。位相比較回路30はそれぞれ
の入力の位相比較を行ない、第1の入力の位相が
進んでいる場合には「L」レベルを、また第2の
入力の位相が進んでいる場合には「H」のレベル
を出力する。この位相比較の出力は後段に接続さ
れたローパスフイルタ31によりDCレベルに変
化される。ローパスフイルタ31の後には位相補
正回路32が接続され、これによりモータの回転
が発振しないように補正される。
さらに、同図において、マルチプレクサ33a
と演算増幅器33bから成るプログラマブルアン
プ33が設けられており、このプログラマブルア
ンプ33はモータ12をドライブするトランジス
タの入力信号レベルを最適に制御する部分で、増
幅器の増幅率をアナログマルチプレクサ33aの
出力端子に接続されている抵抗の値で変化させる
ことができる。演算増幅器33bのプラス入力は
位相補正回路32の出力と接続され、またそのマ
イナス入力はマルチプレクサの出力と接続されて
いるので、増幅率はRo/Rnとなる。この増幅率
の制御はデータ入力部より入力されたデータの内
3ビツトをデコーダ33cを介して8段階に可変
することにより行なわれる。演算増幅器33bの
出力はスイツチSW4に入力される。このスイツチ
の一方の端子はモータを駆動するトランジスタ
TR3のベースに、また他方の端子はトランジスタ
TR4のベースに入力されている。
従つて、正転あるいは逆転信号が入力される端
子40からの信号によつてスイツチSW4を切り替
え、モータの回転方向を切り替えることができ
る。
モータ12はドライブトランジスタTR1〜TR4
から成るブリツジ回路の中間点に接続されてお
り、モータ12の「+」極から「−」極へ電流が
流れる時が正転となり、画像走査の往路の方向と
なつている。トランジスタTR1,TR2はスイツチ
ング動作をするPNPトランジスタで、ベース入
力が「L」(ローレベル)でON(オン)となり、
「H」(ハイレベル)でOFF(オフ)となる。
スイツチSW5はベース入力をハイレベルとロー
レベルに切り替えるためのものであり、入力端子
40に入力される正転・逆転信号により切り替え
られる。
従つて、モータはトランジスタTR2がONとな
り、トランジスタTR3にドライブ入力が印加され
た時正回転となり、またトランジスタTR1がON
となりトランジスタTR4にドライブ入力が印加さ
れた時に逆回転となる。また、駆動モータ12を
止めるための停止回路34が設けられており、こ
の停止回路34はトランジスタTR7,TR8から成
り、それぞれのベース入力には端子41から入力
されるSTART/STOP信号が入力される。
次に、このように構成された回路の動作を説明
する。
CPU10よりスピードデータ値と正転
(FWD)信号とスタート(START)信号を送る
と、正転信号によりスイツチSW2はデータ入力部
25より得られるスピードデータの値をバイナリ
カウンタ24にセツトし、必要とする回転数の周
波数をバイナリカウンタ24に出力させる。ま
た、正転信号によりスイツチSW4,SW5はトラン
ジスタTR2,TR3をそれぞれドライブする側に切
り替え、モータ12を正転させる。また、端子4
1に入力されるスタート信号によりストツプ回路
34が解除される。
第3図を参照して、例えばスピードデータの値
を十進法で126、基準発振周波数を235.2KHzとす
ると、位相比較器30の第2の入力周波数は分周
回路22を経て933Hzとなる。一方、位相比較器
30においてはモータ12が停止状態からスター
トした場合位相遅れとなるので、出力端子は
「H」レベルとなる。トランジスタTR3にはこの
「H」のドライブ電圧が印加され、それによりモ
ータ12の回転数が上昇する。エンコーダパルス
の周波数は、A相出力がそのまま得られ、80p/
回転となるので、第1入力の周波数933Hzが得ら
れるまで位相比較器30は「H」レベルを出力し
続け、モータの回転数が700rpm、すなわち933
(Hz)=700(rpm)/60×80(p/r)になつて、
位相比較器30の出力は「L」レベルとなる。位
相比較器30は、前述した位相比較動作を繰り返
し、モータの回転数をスピードデータの値に設定
された値に保持する。
このように、モータ12の正転の回転数はスピ
ードデータの値に比例するので、原稿を拡大した
り縮小するため画像走査をする場合、256までの
数値をCPU10によりスピードデータ出力線に
出せば、モータ12の回転数を任意に変化させ、
拡大あるいは縮小画像を読み取ることができる。
例えば、画像で原画の0.5の縮小を行なう時は、
走査スピードを上げてモータの回転数を2倍と
し、1400rpmにすればよい。この場合、エンコー
ダパルス周波数は1866Hzになるので、基準周波数
の1/63の分周器をバイナリカウンタ24にセツト
すれば、位相比較器30の第1と第2の入力が等
しくなつて、モータ回転数を1400rpmに保持させ
ることができる。
CPU10が画像走査路の往の完了を検出した
場合、CPU10は停止(STOP)信号ならびに
逆転(BACK)信号を出力する。尚、CPU10
は、光学系1が画像先端センサ9により検知され
た時点でカウント(タイマ)を開始し、所定カウ
ント終了(タイムアツプ)した時点で画像走査完
了として停止信号を出力するものである。このカ
ウント値は倍率原稿サイズ等に応じて適宜切換え
られる。また他の方法としてエンコーダから出力
されるパルス数をカウントして画像走査完了の判
断をしても良い。この停止信号により停止回路3
4が動作し、トランジスタTR3のベース入力を短
絡するので、ドライブ信号を止め、モータ12を
停止させることができる。モータ12を停止させ
ることにより反転による振動は軽減される。ま
た、逆転信号によりバイナリカウンタ24の入力
値はスイツチSW2でプリセツトデータダイヤル2
7側に切り替わる。プリセツトデータダイヤル2
7には復路走査のためのスピードデータが設定さ
れており、このデータの値により定まるスピード
で復路走査が行なわれる。また、逆転信号により
スイツチSW4,SW5も切り替えられ、トランジス
タTR1がON、トランジスタTR4のベース入力に
ドライブ信号が入るようになるので、モータ12
は逆回転する。モータが停止後CPU10は再び
スタート信号を出し、ストツプ回路34を解除し
てモータを逆転させる。逆転スピード(復路スピ
ード)はプリセツトデータダイヤル27によつて
一定値が出力されるので、CPUからのデータ入
力は必要とせず、またこのデータ入力により逆転
スピードが左右されることはない。例えば、第3
図の例で等倍コピー(等倍時のモータ回転数を
700rpmとする。)の3倍で戻すとすれば、モータ
回転数は2100rpmとなつて、必要周波数は2800Hz
となり、プリセツトデータダイヤル27にセツト
すべき値は1/42とすればよい。
以上述べたようにCPU10からのデータ値で
往路スピードが決定され、前進信号で正回転、ス
タート信号で往路画像走査の開始が行なわれ、ま
た停止信号により一次停止して、逆転信号により
逆回転及び一定の復路スピードが決定され、スタ
ート信号により戻り始める。複数枚を同じ条件で
走査する場合には、この動作が繰り返されること
になる。
尚、CPPU10は光学系の復路走査が行なわれ
ているとき、ホームポジシヨンセンサ9からの出
力があつたとき、復路走査を停止して再び次の往
路画像走査に移るものである。
第2図に図示したように、モータ12の各極に
はトランジスタTR5,TR6が接続されており、そ
れぞれのエミツタは共通にプラスの電源に接続さ
れ、またコレクタは抵抗R1,R2を介してモータ
12の各極に接続されており、またコレクタ・エ
ミツタ間にはダイオードD1,D2が逆接続されて
いて、トランジスタの逆バイアス電流をバイパス
している。各トランジスタのベース入力には、端
子41よりストツプ信号が入力され、それにより
「L」レベルとなる。ストツプ信号が入力される
と、トランジスタTR3,TR4がOFFとなつて電
極はフリーとなるが、モータ12の界磁巻線はト
ランジスタTR5、抵抗R1,R2、トランジスタ
TR6、ダイオードD1,D2の回路により閉ループ
となるので、モータ12のロータは動きによる界
磁発生が起こりにくくなり、機械的制動を与えた
ことと同じことになる。従つて第1図の光学系の
可動部は静的な場合でもしつかりと固定され、正
転から逆転時の間の切替え時間を短かくすること
ができる。抵抗R1はこの制動回路に流れる電流
を制御するもので、モータの停止時間は抵抗値を
小さくすれば速くなり、また逆に大きくすれば長
くかかるようになる。また、場合によつては抵抗
R1を取り除くことも可能である。
原稿画像の読取り時、ホームポジシヨンから画
像先端までの距離は第4図Aに示すように回転数
が一定になるまでの距離をとつておけばよく、こ
の距離は短かければ短いほど良いが、変倍モード
を考えるとモータの回転数は4倍ほど変化するの
で、モータのドライブ条件を高速条件で一定にし
ていると、回転数が低速にもかかわらずオーバー
ドライブするため、第4図Bに示したように、画
像先端部まで走査しても一定速にならない振動状
態を起こし、画像先端のブレが発生することにな
る。これを解決するのがプログラマブルアンプ3
3であり、上述したようにデコーダ33cは3本
の入力ラインを持ち、3ビツトの組合せにより抵
抗Rnの8個の抵抗を切り替え、アンプのゲイン
を設定する。このデコーダの入力ラインはバイナ
リカウンタ24の上位3ビツトの3本に接続され
ているので、バイナリカウンタの値が大きくなる
につれてRnの抵抗が大きくなるように各抵抗を
設定すれば、低速の時はゲインが少なくなつて小
さなドライブ信号が、また高速時にはゲインが大
きくなつて大きなパワーのドライブ信号が得ら
れ、あらゆる走査スピードの条件にも、第4図A
に示す安定な特性を得ることができる。
変倍の拡大時にはモータの回転数を低速にする
ことになるが、低速にするとエンコーダの周波数
が低くなり、回転の滑らかさが失なわれる。これ
は、モータの慣性が減ると同時にエンコーダの分
解能が一定のため、細かい制御ができなくなるた
めである。このためにモータ1回転につき160パ
ルスが発生するように設定し、低速時にはエンコ
ーダの分解能を高くするようにする。すなわち、
スイツチSW3を切換えて更に細かいエンコーダ出
力を得る。このために、デジタルコンパレータ2
8のB入力にはバイナリカウンタ24の値を入力
し、一方、A入力にはエンコーダパルス数を切り
替える条件を設定する。つまりA入力にはデータ
ダイヤル26の所定値を入力する。第3図の例で
A入力を125にセツトし、回転数の低いスピード
データ値252がB入力に入れば、A<B出力とな
つて、「H」レベルの信号がスイツチSW3に入り、
それによりスイツチが切り替わり、イクスクルー
シブオアゲート29の出力にはエンコーダ回転パ
ルスとして160パルス/回転を得ることができる。
同時にスイツチSW1も切り替わり、基準発振器2
1の出力のままの発振周波数が得られる。従つて
位相比較器30の第2の入力には933Hzの周波数
の信号が加わり、第1の入力には安定状態におい
てはモータの回転数が350rpmと低いにもかかわ
らず933Hzのパルス信号がエンコーダから入力さ
れる。
以上述べたように、本実施例によれば、正逆転
可能な直流モータを用い、原稿を往復路走査し、
原稿往路走査時、外部より設定される値に従つて
往路走査スピードを変化させ、変倍画像を読み取
るようにしているので、電気的なデータ値により
無段階に近いほど細かく分かれた走査スピードを
得ることができるので、変倍率を広範囲に得るこ
とができ、CPUからのリモートコントロールも
可能になる。
また、直流モータを使用することにより、低速
から高速まで完全に同期した正確な回転数が得ら
れ、画像の精度も良く、小型化でき、正逆運転が
電気信号の切り替えだけで簡単にできるようにな
り、また正逆運転の切換え時も安定にできるの
で、画像走査期間を短かくし、高速画像読み取り
を可能にする。また、画像走査時の変倍スピード
に合わせて最適条件の立ち上がり条件を設定する
ことができ、画像ブレを排除することが可能にな
る。
尚、CCD4による読取りは往路走査中にのみ
実行するが、復路走査中も読取りを実行するよう
にすると、変倍、等倍の複数連続コピーの所要時
間を短縮できる。この場合復路走査速度は往路中
と同じにしておく。又前述の如く往路走査を変倍
に応じた速度で行ない、復路走査を定速度(往路
のとり得る最高速又はそれ以上)で行なう場合、
復路中に読取つたオリジナル像のデータをコピー
せず、オリジナルの濃淡の判定に用いることもで
きる。この判定によるオリジナルのバツクグラウ
ンド信号又は平均信号は2値化回路6による2値
化の為の域値データに用いることができる。従つ
てそれによりコントラストに良いコピー又は適正
濃度のコピーを自動的に得ることができる。
尚、復路走査終了をホームポジシヨンセンサに
より検出して光学系1のブレーキングを行なつて
も良いが光学系1が画像先端センサ9により検出
されたとき、例えば第2図に示されるプリセツト
データダイヤル27の値をCPU10により順次
切換えてやることにより位相比較器30に入力さ
れる基準周波数をしだいに低くし、光学系1がス
ムーズにホームポジシヨンに到達する様制御して
も良い。これにより光学系の停止の際に生ずる振
動を少なくすることができ、特に光学系を高速度
で動作させるときに有用である。また復路走査が
開始されてからの時間を計測し、所定時間たつた
時点で位相比較器に入力する周波数をしだいに低
く切換える様にしても良い。
尚、本実施例ではCPU10により光学系1の
走査タイミングの制御を行なつたが、他のシーケ
ンス用ハード回路により走査タイミングの制御を
行なつても良い。
またデータ入力部25に入力されるスピードデ
ータはCPU10から送出されたが、CPU10を
介さず、オペレータが不図示の操作部より入力し
た値を直接バイナリカウンタ24にセツトしても
良い。
以上詳述したように本発明によれば、走査され
る画像の変倍に応じた分解能で走査手段の速度検
出と基準信号の分周を行うとともに、往動時は入
力された倍率、復動時はあらかじめ設定されてい
る値に従つて基準信号を分周し、基準信号と検出
信号の位相比較結果に従つてモータを駆動するの
で、変倍の倍率に対応した走査速度で安定した画
像の走査を行うことができるとともに、復動動作
を短時間で簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用できる画像読取装置の概
略構成を示したブロツク図、第2図は第1図の画
像走査装置のさらに詳細な回路を示した回路図、
第3図は読取り走査を説明する説明図、第4図
A,Bは画像走査時における走査スピードの立ち
上がりを示した特性図である。 1……光学系、2……原稿、3……プラテン、
6……2値化回路、7……画像信号制御回路、1
2……駆動モータ、21……基準発振器、22…
…分周器、24……バイナリカウンタ、23……
エンコーダ、27……プリセツトデータダイヤ
ル、28……デジタルコンパレータ、25……デ
ータ入力部、30……位相比較器、31……ロー
パスフイルタ、32……位相補正回路、33……
プログラマブルアンプ、34……ストツプ回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 原稿画像を走査すべく原稿に沿つて往復動す
    る走査手段と、 前記走査手段を駆動するモータと、 第1の分解能及び前記第1の分解能より分解能
    の高い第2の分解能で前記モータの速度を検出
    し、前記第1の分解能に対応した第1の検出信号
    及び前記第2の分解能に対応した第2の検出信号
    を出力する速度検出手段と、 基準周波数を有する基準信号を発生する基準信
    号発生手段と、 前記基準信号発生手段からの基準信号を前記第
    1の分解能に対応した第1の比較信号及び前記第
    2の分解能に対応した第2の比較信号に分周する
    第1の分周手段と、 前記走査手段により走査される原稿画像を変倍
    すべく、変倍の倍率に対応した往動時の速度デー
    タを入力する入力手段と、 前記入力手段からの速度データが所定の値より
    小さい場合は前記第1の比較信号を選択するとと
    もに前記第1の検出信号を選択し、前記入力手段
    からの速度データが所定の値より大きい場合は前
    記第2の比較信号を選択するとともに前記第2の
    検出信号を選択する第1の選択手段と、 前記走査手段の復動時の速度データを保持する
    保持手段と、 前記走査手段の往動時は前記入力手段からの速
    度データを選択し、前記走査手段の復動時は前記
    保持手段からの速度データを選択する第2の選択
    手段と、 前記第1の選択手段に選択された比較信号を前
    記第2の選択手段に選択された速度データに応じ
    て分周する第2の分周手段と、 前記第2の分周手段からの比較信号と前記第1
    の選択手段に選択された検出信号との位相比較を
    行う位相比較手段と、 前記位相比較手段の比較結果に従つて前記モー
    タを駆動するモータ駆動手段と、 を有することを特徴とする画像走査装置。
JP58132156A 1983-07-20 1983-07-20 画像走査装置 Granted JPS6024766A (ja)

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JPS6024766A JPS6024766A (ja) 1985-02-07
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