JPH0560031A - 噴射システムを備えた内燃機関 - Google Patents
噴射システムを備えた内燃機関Info
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- JPH0560031A JPH0560031A JP22025391A JP22025391A JPH0560031A JP H0560031 A JPH0560031 A JP H0560031A JP 22025391 A JP22025391 A JP 22025391A JP 22025391 A JP22025391 A JP 22025391A JP H0560031 A JPH0560031 A JP H0560031A
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- Japan
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- injection pump
- case
- pump
- injection
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Abstract
(57)【要約】
【目的】燃料管の取付けの際の種々の接続点のずれを解
消し、導管同士の非液密性、及び噴射ノズルと噴射ポン
プにたいする非液密性が生じないように、且つ噴射ポン
プとシリンダヘッドとの間の弾性運動が制限的に許容さ
れるように燃料管を構成する。 【構成】噴射ポンプ(3)と連結されている横方向圧力
部材(6)が、2本の導管(7,10)のぶつかりあう
隅角領域(11)にて、平らなパッキン面(19)を介
して、対応するパッキン面(20)により、シリンダヘ
ッド(1)内に配置される半径方向圧力部材(9)に接
続されている。横方向圧力部材(6)は、締め付けねじ
(8)を介して、シリンダヘッド(1)に一体に鋳造さ
れた受容ケース(4)内に保持され、且つポンプケース
(3a,3b)と受容ケース(4)の間で、スライドス
リーブ(17)を介して、隣接する噴射ポンプ(3)の
ほうへ突出するように案内されている。ポンプケース
(3a,3b)と受容ケース(4)とがブルドン管とし
て構成され、両圧力部材(6,9)を弾性的に保持して
いる。
消し、導管同士の非液密性、及び噴射ノズルと噴射ポン
プにたいする非液密性が生じないように、且つ噴射ポン
プとシリンダヘッドとの間の弾性運動が制限的に許容さ
れるように燃料管を構成する。 【構成】噴射ポンプ(3)と連結されている横方向圧力
部材(6)が、2本の導管(7,10)のぶつかりあう
隅角領域(11)にて、平らなパッキン面(19)を介
して、対応するパッキン面(20)により、シリンダヘ
ッド(1)内に配置される半径方向圧力部材(9)に接
続されている。横方向圧力部材(6)は、締め付けねじ
(8)を介して、シリンダヘッド(1)に一体に鋳造さ
れた受容ケース(4)内に保持され、且つポンプケース
(3a,3b)と受容ケース(4)の間で、スライドス
リーブ(17)を介して、隣接する噴射ポンプ(3)の
ほうへ突出するように案内されている。ポンプケース
(3a,3b)と受容ケース(4)とがブルドン管とし
て構成され、両圧力部材(6,9)を弾性的に保持して
いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、噴射システムと、別個
に支持される噴射ポンプとを備え、該噴射ポンプが、プ
ラスチック管を介して、シリンダヘッド内に設けた噴射
弁に連結され、プラスチック管が、噴射弁及び噴射ポン
プとともに接続部材を介して保持されている内燃機関に
関するものである。
に支持される噴射ポンプとを備え、該噴射ポンプが、プ
ラスチック管を介して、シリンダヘッド内に設けた噴射
弁に連結され、プラスチック管が、噴射弁及び噴射ポン
プとともに接続部材を介して保持されている内燃機関に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】米国特許第3845748号公報から知
られているシリンダヘッドにおいては、噴射弁への燃料
の供給は、シリンダヘッドによって案内されている導管
を介して行われる。この導管は管型枠内に配置されてお
り、押圧ねじを介して噴射弁により固定される。この場
合、管端の円錐状の先端は、弁体に対応的に設けた開口
部によって受容される。導管の他端は、噴射弁にほぼ平
行に配置されている噴射ポンプに連結されている。さら
に、ドイツ特許公開第3128523号公報からは、噴
射弁と噴射ポンプの間に連結管を設けることが知られて
いる。この連結管は、1本の管と、これに接続されてい
る導管とから成っている。管と導管とは互いに固定され
る。噴射弁にたいする噴射ポンプの位置のために、噴射
ポンプから出ている露出した導管は直角に折り曲げられ
ている。このような導管は、弾性に乏しいために、振動
により噴射ポンプまたは噴射弁がしばしば破損するとい
う欠点があり、或いは、導管が比較的移動自在に配置さ
れているために、導管と管の接続領域において液密な連
結が完全に保証されていないという欠点がある。
られているシリンダヘッドにおいては、噴射弁への燃料
の供給は、シリンダヘッドによって案内されている導管
を介して行われる。この導管は管型枠内に配置されてお
り、押圧ねじを介して噴射弁により固定される。この場
合、管端の円錐状の先端は、弁体に対応的に設けた開口
部によって受容される。導管の他端は、噴射弁にほぼ平
行に配置されている噴射ポンプに連結されている。さら
に、ドイツ特許公開第3128523号公報からは、噴
射弁と噴射ポンプの間に連結管を設けることが知られて
いる。この連結管は、1本の管と、これに接続されてい
る導管とから成っている。管と導管とは互いに固定され
る。噴射弁にたいする噴射ポンプの位置のために、噴射
ポンプから出ている露出した導管は直角に折り曲げられ
ている。このような導管は、弾性に乏しいために、振動
により噴射ポンプまたは噴射弁がしばしば破損するとい
う欠点があり、或いは、導管が比較的移動自在に配置さ
れているために、導管と管の接続領域において液密な連
結が完全に保証されていないという欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、噴射
弁と噴射ポンプの間の燃料管を次のように構成するこ
と、即ち取付けの際の種々の接続点のずれが解消され、
導管同士の非液密性、及び噴射ノズル及び噴射ポンプに
たいする非液密性が生じないように、噴射ポンプとシリ
ンダヘッドとの間の弾性運動が制限的に許容されるよう
に燃料管を構成することである。
弁と噴射ポンプの間の燃料管を次のように構成するこ
と、即ち取付けの際の種々の接続点のずれが解消され、
導管同士の非液密性、及び噴射ノズル及び噴射ポンプに
たいする非液密性が生じないように、噴射ポンプとシリ
ンダヘッドとの間の弾性運動が制限的に許容されるよう
に燃料管を構成することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、プラスチック管が、互いに直角に配置され
直線状の圧力部材から成る2本の導管を有し、噴射ポン
プと連結されている横方向圧力部材が、2本の導管のぶ
つかりあう隅角領域にて、平らなパッキン面を介して、
対応するパッキン面により、シリンダヘッド内に配置さ
れる半径方向圧力部材に接続され、該横方向圧力部材
が、締め付けねじを介して、シリンダヘッドに一体に鋳
造された受容ケース内に保持され、且つポンプケースと
受容ケースの間で、スライドスリーブを介して、隣接す
る噴射ポンプのほうへ突出するように案内されているこ
と、ポンプケースと受容ケースとがブルドン管として構
成され、両圧力部材を弾性的に保持していることを特徴
とするものである。
決するため、プラスチック管が、互いに直角に配置され
直線状の圧力部材から成る2本の導管を有し、噴射ポン
プと連結されている横方向圧力部材が、2本の導管のぶ
つかりあう隅角領域にて、平らなパッキン面を介して、
対応するパッキン面により、シリンダヘッド内に配置さ
れる半径方向圧力部材に接続され、該横方向圧力部材
が、締め付けねじを介して、シリンダヘッドに一体に鋳
造された受容ケース内に保持され、且つポンプケースと
受容ケースの間で、スライドスリーブを介して、隣接す
る噴射ポンプのほうへ突出するように案内されているこ
と、ポンプケースと受容ケースとがブルドン管として構
成され、両圧力部材を弾性的に保持していることを特徴
とするものである。
【0005】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付の図面を用いて
説明する。
説明する。
【0006】内燃機関は、噴射システムを組み込んだシ
リンダヘッド1を有している。噴射システムは、噴射弁
2と、噴射ポンプ3とを有している。噴射ポンプ3は、
シリンダヘッド1に一体に鋳造された受容ケース4に隣
接するように配置されている。受容ケース4は、噴射ポ
ンプ3に通じ横方向圧力部材6から成る導管7を受容す
るための受容ダクト5を有し、ポンプケース3a,3b
内に締め付けねじ8を用いて締め付け保持されている。
横方向圧力部材6には、噴射弁2に通じ半径方向圧力部
材9から成る別の導管10が、両導管9と10のぶつか
りあう隅角部領域11において連結されており、導管1
0は締め付けねじ8を介して液密に固定されている。
リンダヘッド1を有している。噴射システムは、噴射弁
2と、噴射ポンプ3とを有している。噴射ポンプ3は、
シリンダヘッド1に一体に鋳造された受容ケース4に隣
接するように配置されている。受容ケース4は、噴射ポ
ンプ3に通じ横方向圧力部材6から成る導管7を受容す
るための受容ダクト5を有し、ポンプケース3a,3b
内に締め付けねじ8を用いて締め付け保持されている。
横方向圧力部材6には、噴射弁2に通じ半径方向圧力部
材9から成る別の導管10が、両導管9と10のぶつか
りあう隅角部領域11において連結されており、導管1
0は締め付けねじ8を介して液密に固定されている。
【0007】圧力部材6と9は互いに直角になるように
配置されている。この場合半径方向圧力部材9は、シリ
ンダヘッド1の穴12のなかで噴射弁2まで案内されて
いる。半径方向圧力部材9は、噴射弁2とは逆の側の端
部13によって、一体鋳造された受容ケース4に通じて
いる。この受容ケース4からは横方向圧力部材6がポン
プケース3a,3bまで延びている。この場合横方向圧
力部材の自由端13aは、押圧ねじ15を介してポンプ
要素16にたいして締め付け固定されている。受容ケー
ス4は、スライドスリーブ17を介してポンプケース3
a,3bに連結されている。横方向圧力部材6もスライ
ドスリーブ17を貫通してカプセリング状態で延びてい
る。
配置されている。この場合半径方向圧力部材9は、シリ
ンダヘッド1の穴12のなかで噴射弁2まで案内されて
いる。半径方向圧力部材9は、噴射弁2とは逆の側の端
部13によって、一体鋳造された受容ケース4に通じて
いる。この受容ケース4からは横方向圧力部材6がポン
プケース3a,3bまで延びている。この場合横方向圧
力部材の自由端13aは、押圧ねじ15を介してポンプ
要素16にたいして締め付け固定されている。受容ケー
ス4は、スライドスリーブ17を介してポンプケース3
a,3bに連結されている。横方向圧力部材6もスライ
ドスリーブ17を貫通してカプセリング状態で延びてい
る。
【0008】半径方向圧力部材9は、その外周に、互い
に間隔を持って配置される外周リング18を有してい
る。外周リング18は、穴12内で半径方向圧力部材9
を正確に位置決めしている。ポンプケース3a,3b内
の押圧ねじ15と協働するように半径方向圧力部材9に
同軸に配置される締め付けねじ8を介して、両圧力部材
6,9は互いに直角に位置するように位置固定されてい
る。
に間隔を持って配置される外周リング18を有してい
る。外周リング18は、穴12内で半径方向圧力部材9
を正確に位置決めしている。ポンプケース3a,3b内
の押圧ねじ15と協働するように半径方向圧力部材9に
同軸に配置される締め付けねじ8を介して、両圧力部材
6,9は互いに直角に位置するように位置固定されてい
る。
【0009】導管の連結は、平坦なパッキン面19,2
0を介して行われる。パッキン面19と20は、例えば
図4に詳細に示すように、互いに平行になるように整向
されている。同様にパッキン面21,22が噴射弁2と
半径方向圧力部材9との間に形成され、パッキン面2
3,24が横方向圧力部材6と噴射ポンプ3との間に形
成されている。
0を介して行われる。パッキン面19と20は、例えば
図4に詳細に示すように、互いに平行になるように整向
されている。同様にパッキン面21,22が噴射弁2と
半径方向圧力部材9との間に形成され、パッキン面2
3,24が横方向圧力部材6と噴射ポンプ3との間に形
成されている。
【0010】受容ケース4とポンプケース3bとは、い
わゆるブルドン管を形成している。ブルドン管は、その
所定の構成により、横断面にて管状の要素であり、ある
限界では弾性的にたわむことができる。特に半径方向圧
力部材9または横方向圧力部材6を長くした場合には弾
性的にたわむ。
わゆるブルドン管を形成している。ブルドン管は、その
所定の構成により、横断面にて管状の要素であり、ある
限界では弾性的にたわむことができる。特に半径方向圧
力部材9または横方向圧力部材6を長くした場合には弾
性的にたわむ。
【0011】圧力部材6と9から形成される導管7と1
0は、噴射ポンプ3から噴射弁2に至るまで、ケース3
a,3b,4及びスライドスリーブ17を介して、或い
はシリンダヘッド1の穴12を介してカプセリングされ
ている。従って、媒体の外部への流出が阻止されてい
る。
0は、噴射ポンプ3から噴射弁2に至るまで、ケース3
a,3b,4及びスライドスリーブ17を介して、或い
はシリンダヘッド1の穴12を介してカプセリングされ
ている。従って、媒体の外部への流出が阻止されてい
る。
【0012】締め付けねじ8と押圧ねじ15は、平らな
端面25,26を介して圧力部材6と9を締め付ける。
他の構成によれば、詳細に図示していないが、ねじ8と
15の端面に球要素を設けることもできる。これらの球
要素は圧力部材6と9のために設けられる。
端面25,26を介して圧力部材6と9を締め付ける。
他の構成によれば、詳細に図示していないが、ねじ8と
15の端面に球要素を設けることもできる。これらの球
要素は圧力部材6と9のために設けられる。
【0013】図2と図3に詳細に図示したように、噴射
ポンプ3への横方向圧力部材6の接続は、種々の構成で
行うことができる。有利なのは、平坦な高圧パッキンを
使用することである。しかし、硬化させた円錐連結部
(円錐部16a)も有利である。この場合もポンプケー
ス3aをブルドン管として構成するのが有利である。し
かし、押圧ねじ15に弾性を持たせることも可能であ
る。
ポンプ3への横方向圧力部材6の接続は、種々の構成で
行うことができる。有利なのは、平坦な高圧パッキンを
使用することである。しかし、硬化させた円錐連結部
(円錐部16a)も有利である。この場合もポンプケー
ス3aをブルドン管として構成するのが有利である。し
かし、押圧ねじ15に弾性を持たせることも可能であ
る。
【0014】次に、本発明の有利な構成を列記してお
く。
く。
【0015】(1)シリンダヘッド(1)に一体鋳造さ
れた受容ケース(4)と他の受容ケース(3a,3b)
とが横断面にて管状に構成され、ケース(4,3a,3
b)の壁が、制限的に形成された弾性壁を有しているこ
とを特徴とする内燃機関。
れた受容ケース(4)と他の受容ケース(3a,3b)
とが横断面にて管状に構成され、ケース(4,3a,3
b)の壁が、制限的に形成された弾性壁を有しているこ
とを特徴とする内燃機関。
【0016】(2)スライドスリーブ(17)が受容ケ
ース(4,3a,3b)と密に連結されて配置され、横
方向圧力部材(6)または半径方向圧力部材(9)のた
めの型枠を形成していることを特徴とする、上記第1項
に記載の内燃機関。
ース(4,3a,3b)と密に連結されて配置され、横
方向圧力部材(6)または半径方向圧力部材(9)のた
めの型枠を形成していることを特徴とする、上記第1項
に記載の内燃機関。
【0017】(3)半径方向圧力部材(9)と横方向圧
力部材(6)から構成され、噴射ポンプ(3)から噴射
弁(2)まで延びる導管(7,10)が、シリンダヘッ
ド(1)内でカプセリングされた状態で、受容ケース
(4)とスライドスリーブ(17)とを経て他のポンプ
側の受容ケース(3a,3b)を通過するように配置さ
れていることを特徴とする、上記第1項または第2項に
記載の内燃機関。
力部材(6)から構成され、噴射ポンプ(3)から噴射
弁(2)まで延びる導管(7,10)が、シリンダヘッ
ド(1)内でカプセリングされた状態で、受容ケース
(4)とスライドスリーブ(17)とを経て他のポンプ
側の受容ケース(3a,3b)を通過するように配置さ
れていることを特徴とする、上記第1項または第2項に
記載の内燃機関。
【0018】(4)締め付けねじ(8)が両圧力部材
(6,9)の隅角領域(11)に半径方向圧力部材
(9)に同軸に配置され、締め付けねじ(8)と半径方
向圧力部材(9)の間に横方向圧力部材(6)の自由端
(13b)が締め付け保持されていることを特徴とす
る、上記第1項から3項までのいずれか1つに記載の内
燃機関。
(6,9)の隅角領域(11)に半径方向圧力部材
(9)に同軸に配置され、締め付けねじ(8)と半径方
向圧力部材(9)の間に横方向圧力部材(6)の自由端
(13b)が締め付け保持されていることを特徴とす
る、上記第1項から3項までのいずれか1つに記載の内
燃機関。
【0019】(5)噴射ポンプ(3)のケース(3a,
3b)に設けた押圧ねじ(15)が、前記自由端(13
a)に設けた横方向圧力部材(6)の端部側の接続部材
にたいして半径方向に対向するように配置され、前記自
由端(13a)が押圧ねじ(15)と噴射ポンプ(3)
の円錐部(16a)の間に締め付け保持されていること
を特徴とする、上記第1項から4項までのいずれか1つ
に記載の内燃機関。
3b)に設けた押圧ねじ(15)が、前記自由端(13
a)に設けた横方向圧力部材(6)の端部側の接続部材
にたいして半径方向に対向するように配置され、前記自
由端(13a)が押圧ねじ(15)と噴射ポンプ(3)
の円錐部(16a)の間に締め付け保持されていること
を特徴とする、上記第1項から4項までのいずれか1つ
に記載の内燃機関。
【0020】(6)押圧ねじ(15)または締め付けね
じ(8)と、横方向圧力部材(6)の自由端(13a,
13b)にそれぞれ設けた接続部材との間に、耐摩耗性
の材料から成る円錐要素が配置されていることを特徴と
する、上記第1項から5項までのいずれか1つに記載の
内燃機関。
じ(8)と、横方向圧力部材(6)の自由端(13a,
13b)にそれぞれ設けた接続部材との間に、耐摩耗性
の材料から成る円錐要素が配置されていることを特徴と
する、上記第1項から5項までのいずれか1つに記載の
内燃機関。
【0021】(7)平らなパッキン面(19,20,2
1,22,23,24)が、圧力部材(6,9)の連結
領域に上下に重なるように、且つ噴射ポンプ(3)と噴
射弁(2)に、エラストプラスト性のリング面を有して
いることを特徴とする、上記第1項から6項までのいず
れか1つに記載の内燃機関。
1,22,23,24)が、圧力部材(6,9)の連結
領域に上下に重なるように、且つ噴射ポンプ(3)と噴
射弁(2)に、エラストプラスト性のリング面を有して
いることを特徴とする、上記第1項から6項までのいず
れか1つに記載の内燃機関。
【0022】(8)半径方向圧力部材(9)が、互いに
間隔を持って配置される隆起した外周リング(18)を
介して、シリンダヘッド(1)の穴(12)のなかに調
心状態で保持されていることを特徴とする、上記第1項
から7項までのいずれか1つに記載の内燃機関。
間隔を持って配置される隆起した外周リング(18)を
介して、シリンダヘッド(1)の穴(12)のなかに調
心状態で保持されていることを特徴とする、上記第1項
から7項までのいずれか1つに記載の内燃機関。
【0023】(9)少なくとも、噴射弁(2)側の外周
リング(18)が、弾性的に構成されていることを特徴
とする、上記第8項に記載の内燃機関。
リング(18)が、弾性的に構成されていることを特徴
とする、上記第8項に記載の内燃機関。
【0024】(10)締め付けねじ(8)と押圧ねじ
(15)が軸方向に弾性的に構成されていることを特徴
とする、上記第1項から9項までのいずれか1つに記載
の内燃機関。
(15)が軸方向に弾性的に構成されていることを特徴
とする、上記第1項から9項までのいずれか1つに記載
の内燃機関。
【0025】(11)ねじ(8,15)と圧力部材
(6,9)の間に、軸方向へ弾性的にたわませるための
皿ばねが配置されていることを特徴とする、上記第1項
から10項までのいずれか1つに記載の内燃機関。
(6,9)の間に、軸方向へ弾性的にたわませるための
皿ばねが配置されていることを特徴とする、上記第1項
から10項までのいずれか1つに記載の内燃機関。
【0026】
【発明の効果】本発明によって得られる主な利点は、プ
ラスチック管が、締め付け可能な圧力部材を形成し噴射
ポンプを噴射弁と連結させるような管部分を含んでいる
点にある。管と部品との連結及び管同士の連結は、シリ
ンダヘッドの受容ケースの中心部に設けた締め付けボル
トを介して構造的に簡潔な構成で行われる。とくに、導
管と部品とが平面平行なパッキン面と、平らな、或いは
円錐状の押圧要素を介して連結されているので、2本の
管のある種の弾性、または相互の可動性が得られる。従
って、エンジンの変形及び噴射ポンプと噴射弁の間の相
対運動とを補償することができ、その際パッキン上の問
題は生じない。
ラスチック管が、締め付け可能な圧力部材を形成し噴射
ポンプを噴射弁と連結させるような管部分を含んでいる
点にある。管と部品との連結及び管同士の連結は、シリ
ンダヘッドの受容ケースの中心部に設けた締め付けボル
トを介して構造的に簡潔な構成で行われる。とくに、導
管と部品とが平面平行なパッキン面と、平らな、或いは
円錐状の押圧要素を介して連結されているので、2本の
管のある種の弾性、または相互の可動性が得られる。従
って、エンジンの変形及び噴射ポンプと噴射弁の間の相
対運動とを補償することができ、その際パッキン上の問
題は生じない。
【0027】本発明にしたがって2本の導管を構成し配
置することにより、シリンダヘッドはこれらの導管を相
互に且つ噴射ポンプ及び噴射弁と連結するための動力導
入部の働きをする。
置することにより、シリンダヘッドはこれらの導管を相
互に且つ噴射ポンプ及び噴射弁と連結するための動力導
入部の働きをする。
【0028】高圧連結の場合、平らなパッキン面を設け
れば有利であることが判明した。平らなパッキン面は、
圧力を考慮して構成されたリング面を有している。リン
グ面はわずかながらエラストプラスト的な変形をする
が、必要なプレストレス力のもとではほとんど変位をし
ない。これらの平らなパッキン面を得るためには、これ
らのパッキン面が取付け状態において互いにできるだけ
面平行に係合することができるようにしなければならな
い。このため、半径方向圧力部材はシリンダヘッド内で
正確に案内され、噴射弁の軸線にたいして直角に位置し
ている。同様に、噴射ポンプにたいする半径方向圧力部
材の長さは、横方向圧力部材が半径方向圧力部材にたい
して正確に直角に延びるように決定される。公差の違い
は、高さ方向及び横方向において平らなパッキン面上を
滑動させることにより簡単に補償することができる。噴
射弁においては、噴射弁をわずかに回動させることによ
り、横方向においてもこれらのパッキン面を適合させる
ことができる。半径方向圧力部材と横方向圧力部材とが
ぶつかりあうことに伴う横方向での公差の補償は、次の
ようにして得られ、即ち寸法を正確に同調させるほか
に、横方向圧力部材での適合面を非常に弾性的に構成す
るとともに、シリンダヘッド内に設けたガイドの外側で
の半径方向圧力部材の直径部を、その筒状の部分におい
て横方向圧力部材のほうへ非常に弾性的に構成すること
によって得られる。
れば有利であることが判明した。平らなパッキン面は、
圧力を考慮して構成されたリング面を有している。リン
グ面はわずかながらエラストプラスト的な変形をする
が、必要なプレストレス力のもとではほとんど変位をし
ない。これらの平らなパッキン面を得るためには、これ
らのパッキン面が取付け状態において互いにできるだけ
面平行に係合することができるようにしなければならな
い。このため、半径方向圧力部材はシリンダヘッド内で
正確に案内され、噴射弁の軸線にたいして直角に位置し
ている。同様に、噴射ポンプにたいする半径方向圧力部
材の長さは、横方向圧力部材が半径方向圧力部材にたい
して正確に直角に延びるように決定される。公差の違い
は、高さ方向及び横方向において平らなパッキン面上を
滑動させることにより簡単に補償することができる。噴
射弁においては、噴射弁をわずかに回動させることによ
り、横方向においてもこれらのパッキン面を適合させる
ことができる。半径方向圧力部材と横方向圧力部材とが
ぶつかりあうことに伴う横方向での公差の補償は、次の
ようにして得られ、即ち寸法を正確に同調させるほか
に、横方向圧力部材での適合面を非常に弾性的に構成す
るとともに、シリンダヘッド内に設けたガイドの外側で
の半径方向圧力部材の直径部を、その筒状の部分におい
て横方向圧力部材のほうへ非常に弾性的に構成すること
によって得られる。
【0029】エンジン作動時に生じるローサイクル及び
ハイサイクルにたいしては、半径方向圧力部材において
も横方向圧力部材においても、両者を相互に適合させる
ための十分な弾性が与えられている。シリンダヘッドに
一体鋳造された筒状の受容ケースは、その形状に関し次
のように構成されており、即ち重油の熱で半径方向圧力
部材がより低温のシリンダヘッドにたいして膨張したと
きに、受容ケースがブルドン管として弾性的にたわむこ
とができるように構成されている。同様に、横方向圧力
部材を締め付け保持している噴射ポンプ側の受容ケース
もブルドン管として構成されている。本発明による構成
では、例えば皿ばねによって弾性を付与される押圧ねじ
及び締め付けねじにも特徴がある。
ハイサイクルにたいしては、半径方向圧力部材において
も横方向圧力部材においても、両者を相互に適合させる
ための十分な弾性が与えられている。シリンダヘッドに
一体鋳造された筒状の受容ケースは、その形状に関し次
のように構成されており、即ち重油の熱で半径方向圧力
部材がより低温のシリンダヘッドにたいして膨張したと
きに、受容ケースがブルドン管として弾性的にたわむこ
とができるように構成されている。同様に、横方向圧力
部材を締め付け保持している噴射ポンプ側の受容ケース
もブルドン管として構成されている。本発明による構成
では、例えば皿ばねによって弾性を付与される押圧ねじ
及び締め付けねじにも特徴がある。
【図1】噴射ポンプと噴射弁を連結させ、半径方向圧力
部材及び横方向圧力部材として構成された連結管を示す
図である。
部材及び横方向圧力部材として構成された連結管を示す
図である。
【図2】平らなパッキン面とプレス面とを備えた噴射ポ
ンプに横方向圧力部材を押圧ねじにより締め付け連結さ
せるための構成を示す拡大図である。
ンプに横方向圧力部材を押圧ねじにより締め付け連結さ
せるための構成を示す拡大図である。
【図3】噴射ポンプと横方向圧力部材に設けた円錐部と
の連結部の拡大図である。
の連結部の拡大図である。
【図4】横方向圧力部材のための連結部を備えた半径方
向圧力部材を示す図である。
向圧力部材を示す図である。
【図5】ブルドン管として構成された噴射ポンプ側の受
容ケースを示す図である。
容ケースを示す図である。
【図6】図5の平面図である。
1 シリンダヘッド 2 噴射弁 3 噴射ポンプ 4 受容ケース 6 横方向圧力部材 7,10 導管 9 半径方向圧力部材 11 隅角領域 17 スライドケース 19,20 パッキン面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クラウス キユール ドイツ連邦共和国 デー・2307 デーニツ シエンハーゲン シユトランダー シユト ラーセ 20 ベー (72)発明者 ラインハルト ヘーフナー ドイツ連邦共和国 デー・2307 デーニツ シユ ニーンホーフ レルヒエンヴエーク 3 (72)発明者 ハンス ハインゾーン ドイツ連邦共和国 デー・2307 デーニツ シエンハーゲン パウル シユレーダー シユトラーセ 32
Claims (1)
- 【請求項1】 噴射システムと、別個に支持される噴射
ポンプとを備え、該噴射ポンプが、プラスチック管を介
して、シリンダヘッド内に設けた噴射弁に連結され、プ
ラスチック管が、噴射弁及び噴射ポンプとともに接続部
材を介して保持されている内燃機関において、 プラスチック管が、互いに直角に配置され直線状の圧力
部材(6,9)から成る2本の導管(7,10)を有
し、噴射ポンプ(3)と連結されている横方向圧力部材
(6)が、2本の導管(7,10)のぶつかりあう隅角
領域(11)にて、平らなパッキン面(19)を介し
て、対応するパッキン面(20)により、シリンダヘッ
ド(1)内に配置される半径方向圧力部材(9)に接続
され、該横方向圧力部材(6)が、締め付けねじ(8)
を介して、シリンダヘッド(1)に一体に鋳造された受
容ケース(4)内に保持され、且つポンプケース(3
a,3b)と受容ケース(4)の間で、スライドスリー
ブ(17)を介して、隣接する噴射ポンプ(3)のほう
へ突出するように案内されていること、 ポンプケース(3a,3b)と受容ケース(4)とがブ
ルドン管として構成され、両圧力部材(6,9)を弾性
的に保持していることを特徴とする内燃機関。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22025391A JPH0826829B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 噴射システムを備えた内燃機関 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22025391A JPH0826829B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 噴射システムを備えた内燃機関 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0560031A true JPH0560031A (ja) | 1993-03-09 |
JPH0826829B2 JPH0826829B2 (ja) | 1996-03-21 |
Family
ID=16748293
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22025391A Expired - Fee Related JPH0826829B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 噴射システムを備えた内燃機関 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0826829B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150120655A (ko) * | 2014-04-18 | 2015-10-28 | 현대중공업 주식회사 | 간단한 고압연료오일 공급라인의 연결구조를 가지는 클린 엔진 |
KR20160111653A (ko) * | 2015-03-17 | 2016-09-27 | 현대중공업 주식회사 | 연료 라인 접속지점용 점검창 |
-
1991
- 1991-08-30 JP JP22025391A patent/JPH0826829B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150120655A (ko) * | 2014-04-18 | 2015-10-28 | 현대중공업 주식회사 | 간단한 고압연료오일 공급라인의 연결구조를 가지는 클린 엔진 |
KR20160111653A (ko) * | 2015-03-17 | 2016-09-27 | 현대중공업 주식회사 | 연료 라인 접속지점용 점검창 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0826829B2 (ja) | 1996-03-21 |
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Legal Events
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