JPH0559679A - フローテータ - Google Patents

フローテータ

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JPH0559679A
JPH0559679A JP24404791A JP24404791A JPH0559679A JP H0559679 A JPH0559679 A JP H0559679A JP 24404791 A JP24404791 A JP 24404791A JP 24404791 A JP24404791 A JP 24404791A JP H0559679 A JPH0559679 A JP H0559679A
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grinding blade
fiber
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Yoshihiko Aikawa
叔彦 相川
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Aikawa Iron Works Co Ltd
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Aikawa Iron Works Co Ltd
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】古紙のフローテーションによる脱墨処理におい
て、供給された空気泡の微細化と繊維からのインキの剥
離、分散を図り、同時に繊維表面の汚れを取り除き高イ
ンキ除去率、原料の高明度、高白色度効果を向上する。 【構成】槽体1内の底部中央に設けた原料と空気の供給
口に昇降自在の磨砕刃5と対向する磨砕刃10を固定し
たロータ9を設け、これらの磨砕刃5,10間で気泡の
微細化とインキの繊維からの剥離・分散を行い、同時に
繊維表面に強力な剪断力を与え附着している汚れを取り
除き、フローテーション効率を向上させるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新聞、雑誌、その他の
各種印刷物などの古紙の脱墨処理において、原料と分散
されたインキ粒子等の微粒子を浮上選別するためのフロ
ーテータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、古紙の脱墨処理において、分散さ
れたインキ粒子を除去するには、一般にフローテータが
用いられている。このフローテータは、吹き込まれた空
気の気泡に分散されたインキ粒子を付着させて浮上選別
し、フロスとして排出するものであるが、浮上選別効果
を高めるためには、吹込み空気量を多くし、しかも気泡
を微細化することが好ましい。しかるに、吹込み空気量
を多くすれば大きな気泡が発生しやすいから、多量の空
気をできるだけ微細な気泡とするために、空気吹込機構
に種々の改良が行われている。また、フローテータによ
るインキ粒子の浮上選別の前処理として、原料の離解と
印刷インキの剥離、分散が必要であり、この前処理の良
否もフローテータのインキ除去効果に及ぼす影響が大き
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、フローテー
タに吹き込まれた空気の気泡を微細化すると同時に原料
からのインキを剥離、分散させる機能を付与し、高イン
キ除去率、原料の高明度、高白色度効果を達成できるフ
ローテータを提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、槽体の底部中
央に原料と空気の供給口を設け、該供給口の周囲に昇降
自在に磨砕刃を配備するとともに、供給口の上部に前記
磨砕刃に対向する磨砕刃を固定したロータを設け、さら
に槽体の上部にフロス排出部を、その下部液面下に原料
回収部をそれぞれ設けたことを特徴とするフローテータ
であり、また前記原料回収部に回収される原料の一部を
前記供給口に循環する循環路を開口したこと、あるいは
前記槽体内中心部にドラフトチューブと該ドラフトチュ
ーブの外周間に流路を形成する外筒とを相対的に昇降自
在に配備したことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】前処理によって離解と印刷インキの剥離、分散
が行われた原料は、空気とともに供給口から槽体内底部
中央に供給されるが、供給口周囲の磨砕刃を昇降させて
ロータに固定された磨砕刃との間隙を調整することによ
り、気泡を微細化すると同時に繊維表面に強力な剪断力
を与え、繊維表面に附着している汚れや、インキ粒子を
剥離、分散させ、微細化された気泡、原料及びインキ粒
子を十分に混合する。次いで微細気泡は、インキ粒子に
付着して浮上し、液面にフロスを形成し、このフロスを
フロス排出部からバキューム等により排出し、インキが
分離された原料はその下部液面下の原料回収部から回収
される。
【0006】また、原料回収部から回収される原料の一
部を、循環路を経て供給口へ循環させることによってフ
ローテータにおける滞留時間を長くすることも好まし
く、高インキ除去率、原料の高明度、高白色度効果が一
層向上する。
【0007】さらに、槽体内中心部にドラフトチューブ
と、このドラフトチューブの外周間に流路を形成する外
筒とを相対的に昇降自在に配備することにより、ドラフ
トチューブを介して循環流を生起させて気泡によるイン
キ粒子の捕捉作用を促進し、また供給される原料中に含
まれる界面活性剤等の薬品の種類や量、あるいは空気量
等によって、ドラフトチューブ及び外筒の上下位置を調
整し、フロスの分離を確実にする。
【0008】なお、前記の各フローテータを直列多段に
連結して使用することも極めて効果があり、その場合に
は各フローテータに空気を供給する。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1において、槽体1の底部中央には、原料
入口2と空気入口3とを備えた供給管4が開口し、供給
管4の開口部の周囲には磨砕刃5が配備され、磨砕刃5
はハンドル6によって昇降自在となっている。供給管4
内には、ベルトによって駆動されるプーリー7によって
回転する回転軸8が貫通され、槽体1内の端部にロータ
9が固定され、ロータ9の下面に磨砕刃5に対向する磨
砕刃10が固定されている。前記磨砕刃5,10として
は、各種形状のものが使用できるが、例えば図2に示す
ように、多数のランダム方向の凹凸をもったディスク状
のものが好ましい。また、前記槽体1の上部には、液面
に浮上したフロスをバキュームで捕集、排出するための
フロス排出部11が設けられ、槽体1の液面下には原料
回収口12が開口されている。このようなフローテータ
では、原料及び空気が供給管4から槽体1内の底部中央
に供給され、ハンドル6による磨砕刃5の昇降によって
調整された磨砕刃5とロータ9側の磨砕刃10との間隙
を通過する時に、ロータ9の回転によって気泡が微細化
されると同時に、供給された原料中に含まれる繊維に附
着したインキが剥離され、更に繊維表面の汚れも取り除
かれ、磨砕盤間の強力な乱流によって微細気泡と原料及
びインキ粒子とが十分に混合される。次いで、微細気泡
は分散されたインキ粒子に付着して浮上し、液面にフロ
スを形成する。このフロスは、バキュームによりフロス
排出部11に捕集、排出され、インキが除去された原料
は原料回収口12から回収される。
【0010】また、図1に示すように、原料回収口12
と供給管4の間を弁13を有する循環配管14で連通
し、原料回収口12から回収される原料の一部、例えば
1/3程度を再び供給管4中に循環させるようにすれ
ば、原料中に残るインキ粒子は再びフローテーション作
用を受けることができ、インキ除去率が向上し、前記の
ような直列多段使用の際の段数を減らすことができる。
【0011】これらのフローテータにより、インキ除去
率を高めるには、複数のフローテータを用い、前段フロ
ーテータの原料回収口12を後段フローテータの原料入
口2に連結し、直列多段にインキの浮上選別を行うのが
好ましく、空気の供給は各段のフローテータに行う必要
がある。
【0012】さらに本発明の他の実施例は、図3に示す
ように、槽体1の形状を逆円錐状にし、槽体1内中央部
にドラフトチューブ15と、このドラフトチューブ15
の外周間に流路16を形成するような外筒17とを配備
し、ハンドル18でドラフトチューブ15を昇降自在と
し、場合によっては、外筒17もハンドル19により昇
降自在とする。このフローテータでは、槽体1内に供給
され、回転するロータ9と磨砕刃10及び磨砕刃5によ
って微細気泡、原料、インキ粒子が混合されて旋回流と
なって上昇し、気泡が比較的多く集まった中心部付近が
ドラフトチューブ15内を上昇し、インキ粒子に付着し
た気泡は、フロスとして外筒17の上部から溢流し、フ
ロス排出部11から排出される。一方、ドラフトチュー
ブ15に捕集され得なかった気泡は、そのまま旋回しな
がら上昇を続けて再び中心部に集まり、ドラフトチュー
ブ15の外側に配置された外筒15に捕集され、そのま
ま上昇し、フロスとして外筒17の上部から溢流し、フ
ロス排出部11から排出される。排出されるフロスの量
はハンドル18,19によりドラフトチューブ15,外
筒17の位置を調節することにより変更される。一方、
ドラフトチューブ15,外筒17に捕集されなかった原
料は、原料回収口12から回収される。このフローテー
タも、図4に示すように、直列多段に使用して浮上選別
効果を向上させることが好ましい。また、原料回収口1
2から回収される原料の一部(約1/3)を循環させ、
原料循環口20から再びフローテーター内に吹き込むこ
とにより、原料は再び強力にミキシングされ、残留する
インキの除去が行われ、インキ除去率が向上し、前記の
ような直列多段使用の際の段数を減らすことが出来る。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、フローテータ内に供給
された気泡が微細化されると同時に、繊維に付着してい
る汚れやインキも剥離、分散され、インキ除去率及び原
料の高明度、高白色度効果が向上し、またフローテータ
内に回収される原料の一部を循環させることによって、
さらにインキ除去率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す縦断側面図である。
【図2】本発明で使用する磨砕刃の一例を示す平面図で
ある。
【図3】本発明の実施例を示す縦断側面図である。
【図4】本発明のフローテータの使用の一例を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 槽体 2 原料入口 3 空気入口 4 供給管 5 磨砕刃 6 ハンドル 7 プーリー 8 回転軸 9 ロータ 10 磨砕刃 11 フロス排出部 12 原料回収口 13 弁 14 循環配管 15 ドラフトチューブ 16 流路 17 外筒 18 ハンドル 19 ハンドル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 槽体の底部中央に原料と空気の供給口を
    設け、該供給口の周囲に昇降自在に磨砕刃を配備すると
    ともに、供給口の上部に前記磨砕刃に対向する磨砕刃を
    固定したロータを設け、さらに槽体の上部にフロス排出
    部を、その下部液面下に原料回収部をそれぞれ設けたこ
    とを特徴とするフローテータ。
  2. 【請求項2】 前記原料回収部に、回収される原料の一
    部を前記供給口に循環する循環路を開口した請求項1記
    載のフローテータ。
  3. 【請求項3】 前記槽体内中心部にドラフトチューブと
    該ドラフトチューブの外周間に流路を形成する外筒とを
    相対的に昇降自在に配備した請求項1記載のフローテー
    タ。
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