JPH0559514A - 連続溶融めつきにおける吹拭ノズル - Google Patents

連続溶融めつきにおける吹拭ノズル

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JPH0559514A
JPH0559514A JP24708891A JP24708891A JPH0559514A JP H0559514 A JPH0559514 A JP H0559514A JP 24708891 A JP24708891 A JP 24708891A JP 24708891 A JP24708891 A JP 24708891A JP H0559514 A JPH0559514 A JP H0559514A
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nozzle
slit
upper lip
bracket
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JP24708891A
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Yasuhide Katsuki
康英 甲木
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
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Nisshin Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続溶融めつきにおける鋼帯表面のめつき金
属付着量を噴射ガス流により調節する吹拭ノズルを、そ
のノズルスリツトパターンの拡縮制御可能な構造にす
る。 【構成】 ノズル上唇体20の基部22にシヤフト支承
ブラケツト60,60,…を取付け、これにカム部5
1,51,…を有するシヤフト50を回転自在に支承さ
せると共に、シヤフトのカム部51,51,…に係合す
る作用ブラケツト70,70,…をノズル上唇体20の
突出唇部21の斜面に固定し、シヤフト50の回転によ
り、作用ブラケツト70,70,…を介して上唇体20
の突出唇部21を上向きまたは下向きに撓ませ、その弾
性変形によりノズルスリツトSの隙間幅tを拡縮変化さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続溶融めつきライン
において、溶融めつき金属浴を通過し浴上に引上げられ
た鋼帯のめつき金属付着量を調節するための吹拭ノズル
に関する。
【0002】
【従来の技術】連続溶融めつきラインにおいて溶融めつ
き金属浴から引上げられる鋼帯表面には溶融めつき金属
が過剰に付着しており、かつその付着量は鋼帯の板幅方
向にムラがあり、中央領域に比べ左右の端縁領域により
多く付着している。このため、浴の直上に吹拭ノズルを
設置し、ノズルから噴射されるガス流の吹拭作用によ
り、付着量の過剰分を除去すると共に、板幅方向の付着
ムラを均一化するようにしている。
【0003】吹拭ノズルは、図12、および図13(図
12のI−I断面)に示すように、上唇体20と下唇体
30とを上下に重ね合せ、それらの基部22,32を上
下に貫通するセツトボルト13により一体に組立てたも
のであり、前方に突出する唇部21,31の前端に、内
部空間11(ガス流路)と連通するノズルスリツトSが
開口している。吹拭ノズル10は、後端側のフランジ1
5をベース材40への取付け面としてベース材40に着
脱可能に取付けられ、その前方のめつき鋼帯Wの板面に
向つて噴射ガス流を吹付ける。なお、ノズルスリツトS
からの噴射ガス流がめつき鋼帯Wの表面に衝突して鋼帯
表面付近に生じる渦流(噴射ガス流の吹拭作用を弱める
原因となる)の影響を防止するために、吹拭ノズル10
は、図示のように、上唇体20と下唇体30の唇部2
1,31の外側面が略V字型をなす向きに傾斜して前方
に突出した形態が与えられている。
【0004】吹拭ノズル10のノズルスリツトSは、そ
の噴射ガス流を鋼帯の板幅方向の全長に亘つて吹付ける
ための十分な幅方向長さ(スリツト長さ)を有してい
る。まためつき金属付着量の板幅方向のムラが均一化さ
れるように、鋼帯表面の中央部領域に比べて付着量の多
い左右の端縁領域に対しより強い吹拭作用を加えること
が必要であり、そのためスリツトSは、隙間幅(t)
が、中央部から左右の端部に向つて適宜の勾配をもつて
増大する開口パターンが与えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】吹拭ノズルのスリツト
Sの開口パターンは、めつき鋼帯の板幅寸法、めつき金
属の目標付着量、めつき鋼帯の移動速度等、めつき製品
の種類やその製造条件に対応して設定される。従つて、
めつき製品の種類や製造条件が変化すれば、吹拭ノズル
10を、それに対応するスリツトパターンに調整された
吹拭ノズルと取替えなければならない。しかるに、吹拭
ノズル10の取替作業ははなはだ面倒で、多大の労力を
要する作業であり、またその取替作業の間はめつき操業
の中断を余儀なくされる。
【0006】その対策として、例えばノズル上唇体20
の突出唇部21の斜面に油圧シリンダを適宜の間隔をお
いて取付け、それぞれのピストンの進退駆動により突出
唇部21を上方または下方に撓ませてスリツトSの隙間
幅を拡縮制御することも提案されている。しかしなが
ら、その構造は複雑であり、またその直下に溶融金属浴
槽が配置されているような環境において油圧機器を使用
することは安全上好ましいことではない。本発明は、上
記に鑑みてなされたものであり、簡素な構造でノズルス
リツトの開口パターンを変更制御することができる吹拭
ノズルを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、溶
融めつき鋼帯のめつき金属付着量を噴射ガス流により調
節するための、上唇体20と下唇体30とで形成された
突出唇部の前端にノズルスリツトS有する吹拭ノズルに
おいて、軸方向の所定位置にカム部51,51,…が形
設されたシヤフト50を、上唇体20の後側基部に固定
されたブラケツト60,60,…に回転自在に支承し、
前記シヤフトのカム部51,51,…に係合する係合部
71を一端側に有し、他端側76は上唇体20の突出唇
部21に対する取付け部であるブラケツト70,70,
…を突出唇部21に固定し、前記シヤフト50の回転に
より、カム部51,51,…と係合するブラケツト7
0,70,…を介して上唇体20の突出唇部21を上向
きまたは下向きに撓ませることにより、ノズルスリツト
の隙間幅を拡縮変化させるようにしたことを特徴として
いる。
【0008】以下、本発明について実施例を示す図面を
参照して説明する。従来例を示した前記図12,図13
における部材と同一部材には同じ符号を付していてる。
図1は本発明の吹拭ノズル(以下、「ノズル」)の正面
部分図、図2は、図1のII−II断面、図3は、同I
II−III断面を示している。50はシヤフト、60
はシヤフト支承ブラケツト、70はノズルスリツトSの
隙間幅を拡縮調節する作用部材としてのブラケツト(以
下、「作用ブラケツト」)である。また、24は、ノズ
ル上唇体20の突出唇部21の上向きまたは下向きの撓
み変形を容易にするための一法として、所望により突出
唇部21と基部22の境界部23に形設される切欠部で
ある。切欠部24は、ノズル長手方向に全長に亘つて溝
状に形成される。なお、ノズルの上唇体20と下唇体3
0のセツトボルト13による組立て、およびベース材4
0への取付け態様等については図示を省略しているが、
これらは前記図12,図13の従来例におけるそれと異
ならない。
【0009】シヤフト支承ブラケツト60,60,…
は、ノズルの長手方向に所定の間隔をおいてノズル上唇
体20の基部22にあてがわれ、それぞれボルト65に
より上唇体20に固定され、その軸孔部61,61,…
にシヤフト50が軸受(図示せず)を介して回転自在に
支承されている。そのシヤフト50の一端には、図10
に示すように、回転駆動装置として、自在継手90、ウ
オーム91、ウオームホイール92等を介して回転駆動
モータ95が連結されている。
【0010】シヤフト50は、図4にその例を示すよう
に、軸方向(ノズル長手方向)の所定位置(作用ブラケ
ツト70,70…の正面位置)に、カム部51,51,
…を有する軸体である。カム部51,51,…は、シヤ
フト50の軸心(回転中心)O1 から所定の方向に所定
の距離だけ離れた軸心O2を有する偏心周面を以て形成
されている。
【0011】作用ブラケツト70,70,…は、一端側
に前記シヤフトのカム部51に対する係合部71を有
し、他端側(基部)76を上唇体20に対する取付部と
する部材であり、それぞれノズルの長手方向の所定位置
に、ノズル上唇体20の突出唇部21の傾斜面に対して
ボルト77により固定されている。図3に示す作用ブラ
ケツト70,70,…は、その係合部71に軸孔72が
設けられた形態を有している。軸孔72は、シヤフト5
0を軸方向に挿通可能な孔径を有しており、作用ブラケ
ツト70,70,…のそれぞれはシヤフト50の一端側
から挿通されて所定のカム部51に係合されている。
【0012】図5(a)(b)は、シヤフト50と作用
ブラケツト70との係合関係、およびシヤフト50の回
転に伴う両部材の当接関係の変化とそれに伴う係合部7
1の変位を模式的に示している(a:シヤフト回転前、
b:シヤフト回転後)。図5(a)において、シヤフト
50のカム部51の軸心O2 は、シヤフト50の軸心O
1 (回転中心)を通る水平面上、その軸心O1 の前側
(図の左側)に位置し、カム部51は上記水平面上、シ
ヤフト軸心O1 の後側(図の右側)において作用ブラケ
ツトの軸孔72と接触する位置関係が与えられている。
【0013】そのシヤフト50を、矢符α方向に180
°だけ回転させると、カム部51の軸心O2 は、シヤフ
ト軸心O1 の前側に位置していた上記(a)の状態か
ら、図5(b)に示すように、軸心O1 の後側に移動し
た状態に変化する。上記シヤフト50の回転過程におい
て、シヤフト50(ブラケツト60,60,…に支承さ
れている)の軸心O1 の位置は、回転の前後において実
質的に不変であることは自明であり、従つて、シヤフト
50の回転過程におけるカム部51は、接触点pを押圧
力作用点として作用ブラケツト70の軸孔72の周面に
対し、後側(図の右方向)に向う押圧力を作用させつつ
回転し、その結果シヤフト50が180°回転したと
き、作用ブラケツト70の係合部71は、カム部51の
軸心O2 の移動した距離(シヤフト軸心O1 とカム部軸
心O2 との偏心量δの2倍量)Aだけ後方に変位する。
【0014】図6は、上記図5に示したシヤフトの回転
による作用ブラケツト70の変位と、それに伴つて生じ
るノズルスリツトSの隙間幅の変化を示している。作用
ブラケツト70の軸孔72とカム部51の当接関係がシ
ヤフト50の回転により前記図5の(a)から(b)の
状態に変化すると、作用ブラケツト70の矢符A1 方向
の変位に伴い、図6の鎖線で示すように、ノズル上唇体
20の突出唇部21は、その基部22との境界部付近2
3を支点として矢符A2 方向に弾性変形し、ノズルスリ
ツトSの隙間幅tが増大する。シヤフト50を180°
反転させて図5の(b)から同図(a)の状態に戻せ
ば、作用ブラケツト70に対するカム部51の押圧力が
解除されると共に、ノズル上唇体20の突出唇部21は
もとの位置に弾性復帰し、ノズルスリツトSの隙間幅t
は最初の状態に戻る。
【0015】前記図5(a)では、カム部51の軸心O
2 が、シヤフト50の軸心O1 (回転中心)の前側(図
の左側)に位置し、作用ブラケツトの軸孔72に対する
カム部51の接触点p(押圧力作用点)が軸心O1 の後
側(図の右側)に位置する係合関係を有しているが、そ
の軸心O1 に対する軸心O2 および接触点pの左右の位
置関係を上記と逆にした係合構造とすることもむろん可
能である。その場合は、シヤフト50の回転により、作
用ブラケツト70の係合部71は図5の場合とは逆に、
前方(図の左側)に向う押圧力をうけて前方に変位し、
その変位に伴つてノズル上唇体20の突出唇部21に下
向きの撓み変形が生じてノズルスリツトSの隙間幅は狭
くなり、シヤフト50を反転させて押圧力を解除すれ
ば、突出唇部21は上向きの弾性変形により最初の位置
に戻り、ノズルスリツトSはもとの隙間幅となる。
【0016】上記シヤフト50の回転によるノズルスリ
ツト隙間幅tの変化量は、作用ブラケツト70の軸孔7
2の軸心の前方または後方への変位量Aと、ノズル突出
唇部21の撓み変形の支点(突出唇部21と基部22の
境界部位)から作用ブラケツトの軸孔72の軸心までの
距離、および上記撓み変形の支点からノズルスリツト先
端エツジまでの距離等の函数として求められる。もつと
も、そのノズル突出唇部21の撓み変形の過程には、作
用ブラケツト70やノズル上唇体20等の部材の各部分
に微小量ながら不可避的に弾性変形を付随するが、作用
ブラケツト70の変位量とそれに伴つて生じるスリツト
隙間幅tの変化量との間の具体的な関係を測定により求
めておき、その相互の関係に基づいてシヤフト50を回
転駆動することによりノズルスリツトを所望の隙間幅に
拡縮調整することができる。
【0017】シヤフト50のカム部51に対する作用ブ
ラケツト70の係合関係には種々の態様を適用すること
ができる。前記図5では、シヤフト50の軸心O1 を通
る水平面上に、カム部51の軸心O2 および軸孔72と
の接触点pを位置させているが、必ずしもそうである必
要はなく、図7に示すように、シヤフト50の軸心O1
を通る水平面に対し、適当な角度θだけ傾斜する方向に
カム部51の軸心O2 、および軸孔72との接触点pが
位置するようにしてもよい。
【0018】また、前記図5の例における作用ブラケツ
ト70の軸孔72は、カム部51の外径より大きい孔径
(シヤフト50の挿通が可能な孔径)を有しているが、
軸孔72を半割り型に変え、軸孔72の孔径をカム部5
1の外径と一致させた構造とすることもできる。図8は
その例を示している。作用ブラケツト70の係合部71
は、水平方向に分割されて下部71・1とこれに被せら
れる上部材71・2とからなり、両者のフランジ73を
合せてボルト等で締付けることにより、カム部51の外
径と等しい孔径を有する軸孔72が形成されている。そ
のシヤフト50のカム部51は、シヤフト軸心O1 の鉛
直下方に軸心O2 が位置する向きを以て作用ブラケツト
70と係合している。
【0019】上記図8におけるシヤフト50を矢符α方
向に90°回転させると、作用ブラケツト70の係合部
71はカム部51に押圧されて後方(矢符A1 方向)に
変位し、その後方への変位に伴つてノズルスリツトSの
隙間幅は増加し、他方シヤフト50をβ方向に90°回
転させると、作用ブラケツト70の係合部71はカム部
51に押圧されて前方(矢符B1 方向)に変位し、それ
に伴つてノズルスリツトSの隙間幅は減少する。シヤフ
ト50をもとの位置(カム部51の軸心O2 がシヤフト
軸心O1 の鉛直下方となる位置)に戻せば、ノズルスリ
ツトSの隙間幅は、拡縮変化のない最初の状態に戻る。
すなわち、図8の係合構造を前記図5のそれと比べる
と、図5の係合構造は、ノズルスリツトSの隙間幅を、
シヤフト50の回転前の状態に比べて、拡大するかまた
は縮小するいずれか一方向の変化を生じさせる構造であ
るのに対し、図8の係合構造では、シヤフト50の回転
方向の正逆によりノズルスリツトの隙間幅が、回転前の
それに比べて拡大する変化と、縮小する変化の両方向の
制御が可能である。
【0020】なお、作用ブラケツト70の係合部71
は、必ずしも軸孔72を有する形態である必要はなく、
図9に示すように半割り型の開放形状とし、その係合溝
74を以てカム部51と係合させた構造とすることもで
きる。
【0021】図10は、吹拭ノズルの軸方向の全体にお
けるシヤフト支承ブラケツト60,60,…および作用
ブラケツト70,70,…の分散配置パターンの例を示
している。シヤフト支承ブラケツト60,60,…は、
シヤフト50をその軸方向の全長に亘つて安定に保持し
得るように、作用ブラケツト70,70,…の配置位置
との兼ね合いを考慮し、中央位Cに対し左右対称の分布
パターンを以てノズル上唇体20の基部のフランジ部1
5に固定されている。また、作用ブラケツト70,7
0,…は、中央位Cに対し左右対称で、ノズルスリツト
Sの開口パターンの拡縮制御に都合のよい分布パターン
を以てノズル上唇体20の突出唇部に固定されていて
る。
【0022】図11は、ノズルスリツトSの開口パター
ンと、ノズル上唇体20に取付けられる作用ブラケツト
70,70,…の配置位置を模式的に示している。中央
位Cをはさむ左右のaとa,bとb,cとc,…は、中
央位Cに対して対称な位置関係をなしていることを示し
ている。この作用ブラケツト70,70,…が係合され
るシヤフトカム部51,51,…のそれぞれに適宜の軸
径をもたせ、また各作用ブラケツトの係合部71,7
1,…に、その配置位置a,b,c,…に応じた適宜の
偏心方向(シヤフトの軸心O1 に対するカム部の軸心O
2 の偏心方向)および偏心量(シヤフト軸心O1 からの
カム部軸心O2 のずれ量δ)を有する係合関係を形成し
ておけば、シヤフト50に適当な角度の回転を行なわせ
る簡単な操作で、ノズルスリツトSを所望の開口パター
ンに拡縮制御することができる。
【0023】ノズルスリツトSの常態における開口形状
(ノズル上唇体20の突出唇部21に撓み変形を生じさ
せる前の開口形状)は、中央位Cから左右両端に向つて
隙間幅が増加する一般的なパターンに設計しておき、実
使用に際して、作用ブラケツト70,70,…による微
調整を施して最適の開口パターンに変化させるようにす
ればよく、あるいは全長に亘つて隙間幅が一定のフラツ
トな開口形状に設計しておき、使用に際して作用ブラケ
ツト70,70,…により最適の開口パターンに調整す
ることも可能である。
【0024】
【発明の効果】本発明の吹拭ノズルは、スリツトパター
ンの拡縮制御が可能であるので、めつき鋼帯の製品の種
類やその製造条件が変化する場合にも、従来のようにそ
の都度その製造条件に合致するスリツトパターンを有す
るノズルと取替る煩瑣な手間を必要としない。そのスリ
ツトパターンの拡縮制御機構は簡素であり、シヤフト回
転という簡単な操作で適確な制御を行うことができる。
従つて、溶融めつきラインにおけるノズル取替頻度が大
幅に減少し、ライン停止時間の短縮、操業効率の向上等
の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す正面部分図である。
【図2】図1のII−II断面を示す図である。
【図3】図1のIII−III断面を示す図である。
【図4】シヤフトの例を示す斜視図である。
【図5】シヤフトの回転による作用ブラケツトの変位を
示す説明図であり、(a)はシヤフト回転前、(b)は
シヤフトを回転した状態を示す。
【図6】シヤフト回転によるノズルスリツトの隙間幅の
変化を模式的に示す説明図である。
【図7】本発明の他の実施例を示す要部説明図である。
【図8】本発明の他の実施例を示す要部説明図である。
【図9】本発明の他の実施例を示す要部説明図である。
【図10】本発明の実施例を示す正面全体図である。
【図11】本発明におけるノズルスリツトと作用ブラケ
ツトの配置態様の説明図である。
【図12】従来例を示す正面部分図である。
【図13】図12のI−I断面を示す図である。
【符号の説明】
20 上唇体,21 突出唇部,22 上唇体基部,2
4 切欠溝部,30 下唇体,50 シヤフト,51
カム部,60 シヤフト支承ブラケツト,70作用ブラ
ケツト,71 係合部,72 係合軸孔,74 係合
溝,76 基部,S ノズルスリツト,O1 シヤフト
軸心(回転中心),O2 カム部軸心。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融めつき鋼帯のめつき金属付着量を噴
    射ガス流により調節するための、上唇体20と下唇体3
    0とで形成された突出唇部の前端にノズルスリツトS有
    する吹拭ノズルにおいて、 軸方向の所定位置にカム部51,51,…が形設された
    シヤフト50を、上唇体20の後側基部に固定されたブ
    ラケツト60,60,…に回転自在に支承し、 前記シヤフトのカム部51,51,…に係合する係合部
    71を一端側に有し、他端側76は上唇体20の突出唇
    部21に対する取付け部であるブラケツト70,70,
    …を突出唇部21に固定し、 前記シヤフト50の回転により、そのカム部51,5
    1,…と係合するブラケツト70,70,…を介して上
    唇体20の突出唇部21を上向きまたは下向きに撓ませ
    ることにより、ノズルスリツトの隙間幅を拡縮変化させ
    るようにしたことを特徴とする溶融めつき金属吹拭ノズ
    ル。
JP24708891A 1991-08-30 1991-08-30 連続溶融めつきにおける吹拭ノズル Withdrawn JPH0559514A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0692549A1 (en) * 1994-07-14 1996-01-17 Unitas S.A. Apparatus and method for control of metallic coating-weight by the use of gas knives
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