JPH0559458B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、装置内部に個別に機器表示設定、ア
ドレス設定が可能な端末装置の、機器表示、アド
レスの設定に関するものである。

従来の技術 従来、端末装置内部に機器が何であるか、アド
レスが何番であるかを設定し、記憶させるもの
は、第４図及び第５図の様な構成であつた。ここ
でＡはアドレス設定用DiPスイツチ、Ｂは機器分
類用絵表示、Ｃはスイツチ、ＤはON／OFF表示
ランプである。それぞれのアドレス設定用DiPス
イツチＡを、その端末装置が接続された回線内に
ある機器のアドレスと一致させ、さらにそのアド
レスにはどの様な機器が設定されているかを示す
機器分類用絵表示Ｂを取り付けることにより、使
用者は機器分類用絵表示Ｂを見ながらスイツチＣ
を押すことにより、ON／OFF表示ランプＤが機
器のON，OFF状態を表示する。さらに機器毎
に、グループ制御と呼ばれる、機器側端末のDiP
スイツチ設定によつて選択される機器のグループ
制御がある。例えば第４図で１〜４まで並んだ、
アドレス設定用DiPスイツチＡと機器分類用絵表
示Ｂの中で、４番目のものは、グループ制御用の
絵表示Ｅである。ここでアドレス設定用DiPスイ
ツチＡのポジシヨン５について説明する。クルー
プ制御用にスイツチＣを割当るには、DiPスイツ
チＡのポジシヨン５をONにし、スイツチＣが押
されるとグループ制御信号の送信が行われる様に
設定を行う。さらに第５図の機器側端末のアドレ
ス設定用DiPスイツチＦにより、グループ制御可
能にアドレス設定を行う。スイツチＦのポジシヨ
ン５がONであればグループ制御可能で、ポジシ
ヨン６がONであれば、グループ制御信号受信時
に機器をONに、ポジシヨン６がOFFであれば、
同様に機器をOFFに制御するものである。

前述の設定方法によれば、アドレス設定用DiP
スイツチＡによつて設定できる範囲はどのアドレ
スでも自由に設定が可能である。

ところで、一般に機器に接続される端末と、機
器に接続された端末に対して制御信号を送信する
端末が同一システム内に各々複数存在する場合に
は、機器に接続される端末群、機器を制御する端
末群を、別々にそれぞれが連続したアドレスに設
定した方が、システムの増設、管理等がいちじる
しく容易になるため、別々の連続したアドレスブ
ロツクにアドレス設定することが多い。たとえ
ば、アドレスが０〜31まであるとすれば、前半の
０〜15までを機器を制御する端末群、後半の16〜
31を機器に接続される端末群と設定することにな
る。

発明が解決しようとする問題点 アドレス設定用DiPスイツチＡは、ポジシヨン
が７つあり、アドレスを設定する場合には、それ
ぞれのポジシヨンの意味を十分理解していないと
誤設定をしてしまうことになる。これは、システ
ムの規模が大きくなり、機能が豊富になればなる
ほどに設定が複雑で、めんどうな作業になること
を意味している。

そこで本発明は、アドレス設定を簡単に、しか
も間違つて設定することができないようにするこ
とを目的としている。

問題点を解決するための手段 本発明は、機器の分類を表示する機器分類用絵
表示設定部と、個別に設定可能なアドレス設定部
と、機器分類用絵表示設定部によつて設定された
機器別絵表示とアドレス設定部によつて設定され
たアドレスとの比較を行う比較部と、その出力を
演算処理する中央演算制御部と、中央演算制御部
の制御によつて警告表示を行う表示制御部とを有
し、機器分類用絵表示が有効なアドレス範囲内で
のみアドレス設定が可能で、それ以外の設定を行
つた時には警告を発するものである。

作 用 本発明は上記した手段により、機器分類用絵表
示によつて表示された機器が設定されたアドレス
範囲内に設定されなければ、設定されたアドレス
を無効にすると同時に、正しいアドレスに設定を
変更するように警告でき、アドレスと機器分類用
絵表示との誤設定がなくなることになる。

実施例 本発明の設定登録方法について第１図〜第３図
を用いて説明する。第１図は本発明による設定登
録方法をテレビ表示型端末の設定登録部のブロツ
ク図である。

アドレス設定部１は、一義的に決定された物理
メモリーアドレスに、外部より入力されたアドレ
スの値を一次的に記憶する記憶手段を備えてお
り、中央演算制御部４からの入力により、表示制
御部５にアドレス値を示すデータを送るものであ
る。比較部２は、アドレス設定部１のアドレス出
力と機器分類用絵表示設定部３の機器絵表示出力
を比較し、規定範囲外の設定が行われると、表示
制御部５に規定範囲外設定を警告する警告表示を
行うように指示する出力信号を送るものである。
機器分類用絵表示設定部３は、それぞれのアドレ
スに分類用絵表示データを予め記憶しており、中
央演算制御部４からのアドレス指定により、絵表
示のパターンデータを表示制御部に送るものであ
る。

ここで、アドレス設定部１、比較部２、機器分
類用絵表示設定部３の動作に説明する。機器分類
用絵表示設定部３は、前述のように、分類用絵表
示データを持ち、分類用絵表示データ以外に絵表
示データをグループごとに区別するフラツクビツ
トを持つている。中央演算制御部４から機器分類
用絵表示が選択されると、グループを区別するフ
ラツグが比較部２に送られる。一方、アドレス設
定部１では設定されたアドレスが中央演算制御部
４から選択されると、例えば、アドレスに応じて
予め設定された範囲であれば“１”が比較部２に
送られ、範囲外であれば“０”が比較部２に送ら
れる。比較部２では前述の２つの信号からアドレ
ス設定が決められた範囲外か否か、機器分類用絵
表示のグループが何かを判別し、システムが予め
決めた範囲外の組み合わせを行つたときには、中
央演算制御部４の制御により表示制御部５の画面
上に正しい設定でないことを示す警告表示を行
う。第２図はアドレス設定の様子を示したもの
で、６はアドレス表示、７は階別情報、８は場所
別情報で、これらは表示制御部５の画面上に表示
されるものである。

ここでアドレスNo.“12”，“13”，“14”，“15”
，
“17”，“18”，“19”，“20”，“21”，“22”，“
Ｐ”は
正しく設定が行われているため警告表示はされて
いないが、アドレスNo.が“02”のものは、1Fの
玄関にあることを示しているが、アドレスNo.が
“02”は照明関係の設定範囲外であるため、機器
分類別絵表示９の部分に警告を表すハツチング表
示を行つている。そこで正しいアドレス組合せの
範囲に入力しなおしたのが第３図であり、ここで
は、アドレスNo.が“16”で1Fの玄関にあること
を示しており、アドレスNo.“16”は照明関係の設
定範囲内であるため、警告表示はされず、全てが
正しい設定範囲内にあることがわかる。アドレス
No.で、Ｐと表示されているものは、前述のグルー
プ制御を表すもので、グループ制御はグループ制
御用の絵表示により他のものと区別され、グルー
プ制御用絵表示に数字のアドレスNo.が設定される
と警告が表示される。また本発明では正しい設定
がされていない組合せについては登録できない構
成としている。

発明の効果 本発明は機器分類用絵表示が有効なアドレス範
囲内でのみアドレス設定が可能で、それ以外の設
定を行つた時には警告を発するから、機器分類用
絵表示によつて表示された機器が設定されたアド
レス範囲内に設定されなければ、設定されたアド
レスを無効にすると同時に、正しいアドレスに設
定を変更するように警告でき、アドレス設定と機
器分類用絵表示との組合せの誤りを一目でわかり
易く表示できるため、システムが大規模になつて
もアドレス設定を容易にでき、施工時、システム
変更時等にはきわめてわかり易くかつ安全であり
その効果は大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法を実現するハードウエアの
ブロツク図、第２図、第３図はそれぞれアドレス
設定の画面を示す図、第４図は従来のアドレス設
定を示す図、第５図は機器側端末のアドレス設定
を示す図である。 １……アドレス設定器、２……比較部、３……
機器分類用絵表示設定部、４……表示制御部、５
……中央演算制御部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 機器の分類を表示する機器分類用絵表示設定部
   と、個別に設定可能なアドレス設定部と、機器分
   類用絵表示設定部によつて設定された機器別絵表
   示とアドレス設定部によつて設定されたアドレス
   との比較を行う比較部と、その出力を演算処理す
   る中央演算制御部と、中央演算制御部の制御によ
   つて警告表示を行う表示制御部とを有し、機器分
   類用絵表示が有効なアドレス範囲内でのみアドレ
   ス設定が可能で、それ以外の設定を行つた時には
   警告を発する機器表示、アドレスの設定登録方
   法。