JPH055920Y2 - - Google Patents

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JPH055920Y2
JPH055920Y2 JP6986587U JP6986587U JPH055920Y2 JP H055920 Y2 JPH055920 Y2 JP H055920Y2 JP 6986587 U JP6986587 U JP 6986587U JP 6986587 U JP6986587 U JP 6986587U JP H055920 Y2 JPH055920 Y2 JP H055920Y2
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cap
peripheral wall
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container
opening
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  • Mushroom Cultivation (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は生物組織、特に植物組織の培養に利用
される容器に関する。
〔従来技術及びその問題点〕
従来の生物組織培養容器の殆どのものは、酸、
アルカリ、薬品等による影響を受けないように容
器本体をガラスで形成している。そのため、輸送
時においては破損しないよう取り扱いに注意が必
要となり、不便であつた。
また、この種の培養容器は、密閉状態で使用す
る場合、容器の開口部に密閉用のキヤツプを被せ
るか又は栓を詰め、通気状態で使用する場合は、
通気フイルター等を介してキヤツプを被せるか又
は通気孔を有する栓を詰めるのが一般的である。
そのため、密閉から通気へ或いは通気から密閉へ
変更する都度、通気フイルター等を脱着したり栓
を交換しなければならい面倒さがあつた。
更に、容器内部の水蒸気が液化し、キヤツプや
栓と容器の開口部との間に水が溜まると、この水
を伝つて外部から雑菌が侵入し易くなり、コンタ
ミネーシヨンの防止を満足に行えないという問題
もあつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の生物組織培養容器は前記の諸問題を一
挙に解決すべくなされたものであつて、合成樹脂
製の透明な容器本体と、該容器本体の開口部に螺
合装着される合成樹脂製の透明なキヤツプとから
成り、上記容器本体は、その開口部周壁に多条ね
じの各ねじ山が周方向に間隔をあけて形成される
と共に、該周壁下端の拡径段部に通気兼水抜溝が
形成されており、また上記キヤツプは、容器本体
の開口部周壁との間に隙間ができる程度の内径を
備えたキヤツプ周壁に上記多条ねじの各ねじ山と
螺合する各ねじ溝が形成されると共に、該キヤツ
プ周壁下端に上記拡径段部の外周面を密接状態で
被覆する被覆縁が形成されていることを特徴とし
ている。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本考案の一実施例を詳述
する。
第1図は本考案の生物組織培養容器の一実施例
を示す分解斜視図、第2図はキヤツプを装着した
状態を示す断面図であつて、この生物組織培養容
器Aは耐熱性のあるポリカーボネートやポリエス
テルサルコン等の合成樹脂によつて成形された無
色透明な容器本体1と、同材質の無色透明なキヤ
ツプ2とから構成されている。
この容器本体1は図示のようなポツト型を呈し
ており、上方の開口部周壁10には4条ねじの各
ねじ山11が周方向に間隔をあけて短く形成され
ている。この開口部周壁10の下端は外側へ膨出
する拡径段部13とされており、この拡径段部1
3のテーパ付上面から外周面にかかる部分に2本
の通気兼水抜溝12が相対向して形成されてい
る。また、この容器本体1の底部14は図示のよ
うに上げ底とされている。
一方、キヤツプ2の周壁20は、第2図に示す
ように容器本体1の開口部周壁10との間に隙間
ができる程度の内径、即ち開口部周壁10の外径
よりやや大きい内径を有しており、この周壁20
には、上記多条ねじの各ねじ山11と螺合する各
ねじ溝21が形成されている。そして、このキヤ
ツプ周壁20の下端には、前記拡径段部13の外
周面を密接状態で被覆する被覆縁22、即ち拡径
段部13の外径とほぼ等しい内径を有する被覆縁
22が外側へ膨出して形成されている。また、こ
のキヤツプ周壁20の上部23も拡径されて外側
へ膨出している。
以上の如き構成の生物組織培養容器Aでは、容
器本体1の各ねじ山11にキヤツプ2の各ねじ溝
21を螺合させ、キヤツプ2を回して装着する
と、第2図に示すように容器本体1の拡径段部1
3の外周面がキヤツプ2の被覆縁22により密接
状態で被覆されると共に、通気兼水抜溝12も第
3図aに示すように被覆遮断されるため、培養容
器Aは密閉状態となる。この場合、4条ねじのね
じ山11とねじ溝21を形成しているので、通常
の一条ねじのねじ山とねじ溝を形成した場合に比
べると、キヤツプ2の進みが4倍となり、約90度
回すだけでキヤツプ2の装着が完了する。従つ
て、キヤツプ2の装着作業を頗る簡単に行うこと
ができる。
次に、この密閉状態から通気状態に変更する場
合は、キヤツプ2を反対側に少し回して緩め、第
3図bに示すように通気兼水抜溝12の下端がキ
ヤツプ2の被覆縁22から露出した位置で止めれ
ばよい。このように通気兼水抜溝12を露出させ
ると、この通気兼水抜溝12、及びキヤツプ周壁
20と開口部周壁10のねじ山11の形成されて
ない部分との隙間を通じて空気が自由に出入りで
きるようになる。
また、容器本体1内部の水蒸気がキヤツプ2内
面で液化しても、この水は開口部周壁10のねじ
山11の形成されていない部分とキヤツプ周壁2
0との隙間を通つて、拡径段部13のテーパ付上
面まで流下するので、第3図bのように通気兼水
抜溝12を露出させた状態で容器本体1をやや傾
けて振動を与えれば、この通気兼水抜溝12から
簡単に排水することができる。従つて、開口部周
壁10とキヤツプ周壁20との間に水が滞留する
ことがなくなるので、従来容器のように滞留水を
通じて雑菌が外部から侵入することがなくなり、
コンタミネーシヨンを充分に防止できるようにな
る。
第4図は第2の実施例における生物組織培養容
器の側面図である。この生物組織培養容器Bはシ
ヤーレ型を呈しており、容器本体3の開口部周壁
には、多条ねじの各ねじ山31が周方向に間隔を
あけて設けられている。一方、キヤツプ4の周壁
40には上記の各ねじ山31と螺合するねじ溝4
1が設けられており、キヤツプ4を少し回動させ
ると、キヤツプ周壁40の被覆縁42が容器本体
3の拡径段部32を被覆して生物組織培養容器B
が密閉状態となるように構成されている。そし
て、キヤツプ4を僅かに緩めると、容器本体3の
拡径段部32に形成された通気兼水抜溝33がキ
ヤツプ4の被覆縁42より露出し、通気と水抜き
を行うことができるようになつている。
第5図は第3の実施例における生物組織培養容
器の側面図で、この生物組織培養容器Cは、キヤ
ツプ4の高さ寸法を大きくした以外は、上記の培
養容器Bと同様の構成とされているので、図面に
おいて同一部分に同一符号を付すに止め、詳細な
説明は省略する。
上記した第2、第3の実施例では、蓋体4を取
り外すと、容器本体3がシヤーレ型で底が浅くな
つているので、ピンセツト等を使用する作業が容
易にできる利点がある。また、第3の実施例では
キヤツプ4の高さ寸法が大きいので、大きく成長
する植物の組織培養を行うような場合に便利であ
る。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案の生物
組織培養容器は、容器本体もキヤツプも共に合成
樹脂製であるから、ガラス容器のように割れる心
配が殆どなく、持ち運びに便利である。また、容
器本体の開口部周壁に多条ねじの各ねじ山を、キ
ヤツプ周壁に該ねじ山と螺合するねじ溝をそれぞ
れ形成してあるので、キヤツプを少し回すだけで
キヤツプの着脱を行うことができ、しかもこのキ
ヤツプの回動操作によつて、通気状態から密閉状
態へ、又は密閉状態から通気状態へと自在に切り
換えることができる。その上、通気兼水抜溝を通
じて水抜きを簡単に行うことができるため、容器
本体の開口部周壁とキヤツプ周壁との間に水がた
まらなくなつて雑菌の侵入が極端に少なくなるの
でコンタミネーシヨンを充分に防止することがで
きる。このように、本考案の生物組織培養容器は
多くの顕著な効果を奏し、実用性の極めて大きい
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の生物組織培養容器の一実施例
を示す分解斜視図、第2図はキヤツプを装着した
状態の同容器の断面図、第3図aはキヤツプを締
めた状態の同容器の側面図、第3図bはキヤツプ
を緩めた状態の同容器の側面図、第4図は本考案
の第2の実施例に係る生物組織培養容器の側面
図、第5図は第3の実施例に係る生物組織培養容
器の側面図である。 符号の説明、A,B,C……生物組織培養容
器、1,3……容器本体、2,4……キヤツプ、
10……開口部周壁、11,31……多条ねじの
各ねじ山、12,32……通気兼水抜溝、13,
33……拡径段部、21,41……多条ねじの各
ねじ溝、22,42……被覆縁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂製の透明な容器本体と、該容器本体の
    開口部に螺合装着される合成樹脂製の透明なキヤ
    ツプとから成る生物組織培養容器であつて、上記
    容器本体は、その開口部周壁に多条ねじの各ねじ
    山が周方向に間隔をあけて形成されると共に、該
    周壁下端の拡径段部に通気兼水抜溝が形成されて
    おり、上記キヤツプは、容器本体の開口部周壁と
    の間に隙間ができる程度の内径を備えたキヤツプ
    周壁に上記多条ねじの各ねじ山と螺合する各ねじ
    溝が形成されると共に、該キヤツプ周壁下端に上
    記拡径段部の外周面を密接状態で被覆する被覆縁
    が形成されていることを特徴とする生物組織培養
    容器。
JP6986587U 1987-05-11 1987-05-11 Expired - Lifetime JPH055920Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6986587U JPH055920Y2 (ja) 1987-05-11 1987-05-11

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JP6986587U JPH055920Y2 (ja) 1987-05-11 1987-05-11

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JPS63178500U JPS63178500U (ja) 1988-11-18
JPH055920Y2 true JPH055920Y2 (ja) 1993-02-16

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JPH07108157B2 (ja) * 1992-10-28 1995-11-22 ホクト産業株式会社 キノコ栽培容器
EP2682753A1 (en) * 2012-05-08 2014-01-08 Roche Diagniostics GmbH Cartridge for Dispensing a Fluid Comprising a Reagent
EP2875867B1 (de) * 2013-11-26 2016-06-01 Eppendorf Ag Kulturgefäß / Schraubdeckelgefäß

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