JPH0559073U - 開閉弁 - Google Patents

開閉弁

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JPH0559073U
JPH0559073U JP1024392U JP1024392U JPH0559073U JP H0559073 U JPH0559073 U JP H0559073U JP 1024392 U JP1024392 U JP 1024392U JP 1024392 U JP1024392 U JP 1024392U JP H0559073 U JPH0559073 U JP H0559073U
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JP
Japan
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valve
valve body
refrigerant
capillary tube
temperature
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Pending
Application number
JP1024392U
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English (en)
Inventor
功 西嶋
浩司 山本
秀彦 片岡
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 絞り機能付開閉弁において、絞り機能を付与
するために弁体5に軸孔を形成する際に生じていた不具
合、つまり手数の増大、孔径精度の確保困難性、目詰ま
りの生じ易さを防止する。 【構成】 開閉弁の弁体5に、弁体5よりも長いキャピ
ラリチューブ13を軸方向に沿って組み込む。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は冷房、暖房、除湿運転可能な空気調和機などに使用される開閉弁に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
まず図3を参照して従来の除湿運転可能な空気調和機を説明する。20は圧縮 機で、この圧縮機20は冷媒配管21を通じて四路切換弁22、室外熱交換器2 3、第1室内熱交換器24、第2室内熱交換器25などが順次に接続されている 。26、27は送風ファンを示す。
【0003】 また室外熱交換器23と第1室内熱交換器24との間を接続する冷媒配管21 には減圧機構であるキャピラリチューブ30が介設されており、このキャピラリ チューブ30のバイパスラインに電磁弁31が介装されている。そして第1室内 熱交換器24と第2室内熱交換器25との間を接続する冷媒配管21に開閉弁V が介設されている。この開閉弁Vは、以下に説明するように、矢符A方向には冷 媒の温度に応じて設定温度より低い温度で開弁し、設定温度より高い温度で閉弁 する一方、矢符B方向には冷媒の温度にかかわらず常に開弁する特性を有するも のである。
【0004】 従来、この種の開閉弁Vとしては、図4及び図5に示したものが知られていた 。この開閉弁Vは、円筒状の弁本体51の内部通路52に弁座53を形成し、そ の内部通路52にばね受け部材54と、このばね受け部材54に摺動自在に支持 された弁体55とを収容し、ばね受け部材54を挟む両側であって、弁体55の 一側と他側とにそれぞれ形状記憶合金で作られた形状記憶ばね56とバイアスば ね57とを設けたものであり、形状記憶ばね56は冷媒の温度上昇によって伸長 側に変形する特性を備えている。また上記弁体55の軸心部には、絞り機能を付 与するための細孔60が穿設されている。
【0005】 上記のような冷媒回路において、冷房運転時には実線の矢印で示すように圧縮 機20から出た高圧のガス冷媒が室外熱交換器23で凝縮し、キャピラリチュー ブ30で減圧された後、第1室内熱交換器24へ向かって流れる。なお冷房時に 電磁弁31は閉じている。第1室内熱交換器24を通過した冷媒の温度は開閉弁 Vの閉弁温度よりも低いので開閉弁Vは開弁しており、冷媒は開閉弁Vの弁本体 1の内部通路2(図1参照)を通って第2室内熱交換器25に流入し、その後、 圧縮機20の吸入側に戻る。
【0006】 除湿運転時には、冷媒は冷房時と同様に冷媒配管21を右回りに循環し、その 一方で電磁弁31は開弁している(送風ファン26は停止)。この除湿時には高 温の冷媒が電磁弁31を通って第1室内熱交換器24に流れて凝縮する。第1室 内熱交換器24を通過した冷媒は、開閉弁Vが冷媒の温度に感応して閉弁してい るために上記細孔60を通って減圧され、第2室内熱交換器25に流入して蒸発 する。したがって、室内の空気は第2室内熱交換器25で冷却・除湿された後に 再び第1室内熱交換器24で加熱され、湿度の低い空気となって室内に返流され る。
【0007】 暖房運転時には、四路切換弁22が切換わり、冷媒は冷媒配管21を破線の矢 印に沿って左回りに循環する。このとき電磁弁31は閉弁している。この暖房時 には高温の冷媒が第2室内熱交換器25に流入し、さらに矢符B方向には常に開 弁している開閉弁Vを通過して第1室内熱交換器24を通過し、キャピラリチュ ーブ30により減圧されて室外熱交換器23を経由して圧縮機20の吸入側に戻 る。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところで上記開閉弁Vにおいては、絞り機能を付与するために、弁体55の軸 心部に細孔60を穿設しているが、その軸長を大にし得ないことから、所定機能 を得るためには、その内径をかなり小径にせざるを得ず、そのため細孔60の形 成に多大の手数を要し、また充分な孔径精度が得られない上、目詰まりを生じ易 いという欠点がある。
【0009】 この考案は上記従来の欠点を解決するためになされたものであって、その目的 は、その製造を高精度かつ容易に行え、また使用に際して上記のような目詰まり の発生を低減することが可能な開閉弁を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の開閉弁は、弁本体1の内部通路2に弁座3を形成すると共に、その 内部通路2に移動自在に弁体5を収容し、その弁体5の一側にバイアスばね7、 他側に流体の温度変化に応じて軸長が変化する形状記憶ばね6をそれぞれ設けた 開閉弁において、弁体5に貫通孔12を形成し、貫通孔12にキャピラリチュー ブ13を挿入したことを特徴としている。
【0011】 請求項1の開閉弁は、弁体5からキャピラリチューブ13を突出させると共に 、その先端に放射状に突片14を設け、この突片14を弁体5の内面に倣わせて あることを特徴としている。
【0012】
【作用】
請求項1の開閉弁によれば、弁体5に機械加工で長い細孔を穿設するのではな く、弁体5にキャピラリチューブ13を組み込んだものであるから、長い細孔を 機械加工で形成するような技術上の困難がないにもかかわらず、高精度で詰まり にくい長い細孔を弁体5に具備させることができる。
【0013】 請求項2の開閉弁によれば、変形しやすいキャピラリチューブ13の変形が放 射状の突片14によって防止されると同時に、弁体5の径方向での位置ずれが防 止される。
【0014】
【実施例】 次にこの考案の開閉弁の具体的な実施例について、図面を参照しながら詳細に 説明する。
【0015】 図1において、円筒状の弁本体1の内部通路2の両端部に第1ポート8と第2 ポート9が形成されており、内部通路2における第1ポート8側の壁面に弁座3 が形成されている。
【0016】 弁体5は弁本体1の内部通路2に軸方向での移動が自在になるように収容され ている。図2にも示したように、弁体5は弁座3に対する非対向側の端部に放射 状に羽根形突片11が設けられて、その羽根形突片11が弁本体1の内周面に倣 わされている。また弁体5には比較的径大な貫通孔12が形成され、この貫通孔 12にまっすぐなキャピラリチューブ13が嵌入されて固定され、このキャピラ リチューブ13の細孔15が弁体5に付設されている。加えて、上記キャピラリ チューブ13は弁体5よりも長く、その先端には放射状に突片14が設けられ、 これらの突片14が弁本体1の内周面に倣わされている。このように構成するこ とにより、弁体5に機械加工で細孔を形成するといった技術上の困難を伴うよう な加工が必要なくなると同時に、長くしかも高精度で詰まりにくい細孔15を容 易に具備させることができる。
【0017】 弁本体1の第2ポート9側にピン16が直径方向に配備されている。そして弁 体5の羽根形突片11とピン16との間の内部通路2に形状記憶ばね6が、羽根 形突片11と上記弁座13の外周部との間の内部通路2にバイアスばね7がそれ ぞれ介設されている。形状記憶ばね6は形状記憶合金や形状記憶樹脂を螺旋状に 成形して作られたものであり、その形状変態点が例えば70℃に設定されている 。そしてこの形状記憶ばね7は形状変態点より高い温度で軸長が伸長し、形状変 態点より低い温度で軸長が短縮する特性を持っている。また図1のように形状記 憶ばね6が短縮した状態では、形状記憶ばね6のばね力がバイアスばね7のばね 力よりも弱く、高温時の伸長状態では形状記憶ばね6のばね力がバイアスばね7 のばね力を上回るようになっている。
【0018】 この構成の開閉弁において、矢符A方向に低温の冷媒が流れるときは、形状記 憶ばね6が短縮しているので弁体5はバイアスばね7のばね力で第2ポート9側 に動いて開弁する。冷媒の温度が上記変態点を越えて上昇した場合には、高温の 冷媒で形状記憶ばね6は伸長してバイアスばね7よりも大きなばね力を発揮し弁 体5を第1ポート8側に押す。したがって弁体5が冷媒の流れ荷重を受けること と相まって弁体5が弁座3に着座し閉弁する。
【0019】 矢符B方向に冷媒が流れる場合、冷媒の温度が変化しても冷媒の流れ荷重で弁 体5が弁座3から離れて開弁する。
【0020】 このように、開閉弁は矢符A方向に流れる冷媒に対しては冷媒温度が設定温度 より低いときに開弁し設定温度より高いときに閉弁するという機能を発揮し、矢 符B方向に流れる冷媒に対しては冷媒の温度にかかわらず常に開弁している。
【0021】
【考案の効果】
請求項1の開閉弁によれば、高精度の詰まりにくい細孔を備えた弁体を技術上 の困難なく、容易かつ安価に製作できるという効果がある。
【0022】 また請求項2の開閉弁によれば、キャピラリチューブという変形しやすい材料 を用いているにもかかわらず、そのキャピラリチューブが変形しにくくなり、し かも弁体の径方向での位置ずれが防止されて動作信頼性に優れるという利点が生 じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例による開閉弁の断面図であ
る。
【図2】弁体とキャピラリチューブと突片を示す拡大し
た正面図である。
【図3】図1の開閉弁を使用した冷媒回路図である。
【図4】従来例の使用状態説明図である。
【図5】従来例の使用状態説明図である。
【符号の説明】
V 開閉弁 1 弁本体 2 内部通路 3 弁座 5 弁体 6 形状記憶ばね 7 バイアスばね 13 キャピラリチューブ 14 突片

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁本体(1)の内部通路(2)に弁座
    (3)を形成すると共に、その内部通路(2)に移動自
    在に弁体(5)を収容し、その弁体(5)の一側にバイ
    アスばね(7)、他側に流体の温度変化に応じて軸長が
    変化する形状記憶ばね(6)をそれぞれ設けた開閉弁に
    おいて、弁体(5)に貫通孔(12)を形成し、貫通孔
    (12)にキャピラリチューブ(13)を挿入したこと
    を特徴とする開閉弁。
  2. 【請求項2】 弁体(5)からキャピラリチューブ(1
    3)を突出させると共に、その先端に放射状に突片(1
    4)を設け、この突片(14)を弁体(5)の内面に倣
    わせてあることを特徴とする請求項1の開閉弁。
JP1024392U 1992-01-17 1992-01-17 開閉弁 Pending JPH0559073U (ja)

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JP1024392U JPH0559073U (ja) 1992-01-17 1992-01-17 開閉弁

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JP1024392U JPH0559073U (ja) 1992-01-17 1992-01-17 開閉弁

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JPH0559073U true JPH0559073U (ja) 1993-08-03

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JP1024392U Pending JPH0559073U (ja) 1992-01-17 1992-01-17 開閉弁

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