JPH0558949U - ナックルブッシュ - Google Patents

ナックルブッシュ

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JPH0558949U
JPH0558949U JP230092U JP230092U JPH0558949U JP H0558949 U JPH0558949 U JP H0558949U JP 230092 U JP230092 U JP 230092U JP 230092 U JP230092 U JP 230092U JP H0558949 U JPH0558949 U JP H0558949U
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JP
Japan
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grease
vehicle
bush
knuckle
spiral groove
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好信 高岡
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐久性の高いナックルブッシュを提供する。 【構成】 ナックルブッシュ5の内面に、車両後進時に
積極的にグリースを取り込むよう方向付けされた2条の
螺旋溝6の内の一条にクロスさせて、車両前進時に若干
量のグリースを取り込め得る螺旋溝9を形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車等車両の駆動かつ操舵輪車軸に用いられるナックルブッシュ に関する。
【0002】
【従来の技術】
4WD車のフロントアクスルには、図4に示すように、シャフト1にバーフィ ルドジョイント(等速ジョイント)2を介して連結されたドライブシャフト3と 、該シャフト3に被嵌される、ナックルアセンブリ4の車軸管部4aとの間に、 円滑な潤滑をはかるためにナックルブッシュ5が介装される。
【0003】 このナックルブッシュ5の内面には、従来、図3に示すように、車両後進時に のみバーフィルドジョイント2側からグリースを取り込むための2条の螺旋溝6 と、これら螺旋溝6の基端部が連通された環状のグリース止まり溝7とが形成さ れている。
【0004】 即ち、前記螺旋溝6は、車両後進時の軸回転方向(図中矢印参照)と反対方向 (ねじ込まれる方向)に形成されるのである。
【0005】 このような螺旋溝6の方向付けは、使用頻度の高い車両前進時にグリースを取 り込むようにすると、オイルクリアランスの隙間よりグリースが車両外側へ流出 してしまう不具合があることに起因する。なお、図3中8はブッシュ内面に多数 形成されたディンプルである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、前述したようなナックルブッシュにあっては、車両後進時にのみグ リースを取り込むようになっているため、後進の頻度が少ない車両では、給油不 良となり、ナックルブッシュの寿命が短かくなるという不具合があった。
【0007】 本考案は、このような実情の基に提案されたもので、耐久性の高いナックルブ ッシュを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための、本考案の構成は、駆動かつ操舵輪車軸に用いられ るナックルブッシュにおいて、ブッシュ内面に、車両後進時に積極的にグリース を取り込むよう方向付けされた第1螺旋溝にクロスさせて、車両前進時に若干量 のグリースを取り込め得る第2螺旋溝を形成したことを特徴とする。
【0009】
【作用】
前記構成によれば、車両後進時の他に車両前進時にも、若干量ではあるが、グ リースが取り込まれ、潤滑が改善される。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて説明する。 図1は本考案に係るナックルブッシュの展開図で、図2はそのII−II線断面図 である。なお、図1及び図2において、図3と同一部材、部位には同一符号を付 して詳しい説明は省略する。
【0011】 図示のように、ナックルブッシュ5は裏金5aとライニング5bとから成ると ともに、そのブッシュ内面側には、車両後進時にグリースを積極的に取り込むた めの2条の螺旋溝6と環状のグリース止まり溝7とが、従前通り形成される。
【0012】 そして、本実施例では、前記いずれか1条の螺旋溝6と直交(クロス)させて その基端部が前記グリース止まり溝7に連通するもう一つの螺旋溝9がブッシュ 内面に形成される。
【0013】 従って、前記螺旋溝9はその向きが先の螺旋溝6と反対なので、車両前進時に グリースを取り込むことができる。
【0014】 その際、後進に比べて前進の頻度が高いことから、グリースの取込み量が若干 量となるように、溝断面積等が予め設定される。
【0015】 このように構成されるため、使用頻度の低い車両後進時には、2条の螺旋溝6 により積極的に、また使用頻度の高い車両前進時には1条の螺旋溝9により若干 管宛、グリースをブッシュ内面に取り込むことができる。
【0016】 従って、極端に後進の頻度が少ない車両においても、車両外側に無駄に流出さ せることなく適当量のグリースがブッシュ内面(ディンプル8内)に取り込まれ 、潤滑が良好となる。
【0017】 なお、本考案は、前記実施例に限定されず、本考案の要旨を逸脱しない範囲内 に、車両前進時にグリースを取り込む螺旋溝9の本数変更等種々の変更が可能で あることは言う迄もない。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、ブッシュ内面に、車両後進時に積極的に グリースを取り込め得る螺旋溝に加えて車両前進時に若干量のグリースを取り込 め得る螺旋溝を形成したので、後進の頻度が少ない車両におけるナックルブッシ ュの耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すナックルブッシュの展
開図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】従来のナックルブッシュの展開図である。
【図4】ナックルブッシュの組付け状態図である。
【符号の説明】
3 ドライブシャフト 5 ナックルブッシュ 6 螺旋溝 7 グリース止まり溝 9 螺旋溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動かつ操舵輪車軸に用いられるナック
    ルブッシュにおいて、ブッシュ内面に、車両後進時に積
    極的にグリースを取り込むよう方向付けされた第1螺旋
    溝にクロスさせて、車両前進時に若干量のグリースを取
    り込め得る第2螺旋溝を形成したことを特徴とするナッ
    クルブッシュ。
JP1992002300U 1992-01-27 1992-01-27 ナックルブッシュ Expired - Fee Related JP2570906Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006123757A1 (ja) * 2005-05-20 2006-11-23 Aisin Aw Co., Ltd. ブッシュ及びそれを用いた回転支持装置
KR101240690B1 (ko) * 2005-02-21 2013-03-08 아쉬.에.에프. 자기윤활 가이드 부재

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