JP2570906Y2 - ナックルブッシュ - Google Patents

ナックルブッシュ

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JP2570906Y2
JP2570906Y2 JP1992002300U JP230092U JP2570906Y2 JP 2570906 Y2 JP2570906 Y2 JP 2570906Y2 JP 1992002300 U JP1992002300 U JP 1992002300U JP 230092 U JP230092 U JP 230092U JP 2570906 Y2 JP2570906 Y2 JP 2570906Y2
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JP
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bush
knuckle
grease
vehicle
spiral groove
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好信 高岡
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車等車両の駆動か
つ操舵輪車軸に用いられるナックルブッシュに関する。
【0002】
【従来の技術】4WD車のフロントアクスルには、図4
に示すように、シャフト1にバーフィルドジョイント
(等速ジョイント)2を介して連結されたドライブシャ
フト3と、該シャフト3に被嵌される、ナックルアセン
ブリ4の車軸管部4aとの間に、円滑な潤滑をはかるた
めにナックルブッシュ5が介装される。
【0003】このナックルブッシュ5の内面には、従
来、図3に示すように、車両後進時にのみバーフィルド
ジョイント2側からグリースを取り込むための2条の螺
旋溝6と、これら螺旋溝6の基端部が連通された環状の
グリース止まり溝7とが形成されている。
【0004】即ち、前記螺旋溝6は、車両後進時の軸回
転方向(図中矢印参照)と反対方向(ねじ込まれる方
向)に形成されるのである。
【0005】このような螺旋溝6の方向付けは、使用頻
度の高い車両前進時にグリースを取り込むようにする
と、オイルクリアランスの隙間よりグリースが車両外側
へ流出してしまう不具合があることに起因する。なお、
図3中8はブッシュ内面に多数形成されたディンプルで
ある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところが、前述したよ
うなナックルブッシュにあっては、車両後進時にのみグ
リースを取り込むようになっているため、後進の頻度が
少ない車両では、給油不良となり、ナックルブッシュの
寿命が短かくなるという不具合があった。
【0007】本考案は、このような実情の基に提案され
たもので、耐久性の高いナックルブッシュを提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の、本考案の構成は、駆動かつ操舵輪車軸に用いられる
ナックルブッシュにおいて、ブッシュ内面に、一端がナ
ックルブッシュの端部に開放されて車両後進時に積極的
にグリースを取り込むよう方向付けされた第1螺旋溝
と、該第1螺旋溝にクロスすると共に一端がナックルブ
ッシュの端部に開放されて車両前進時に若干量のグリー
スを取り込め得る第2螺旋溝と、を形成したことを特徴
とする。
【0009】
【作用】前記構成によれば、車両後進時の他に車両前進
時にも、若干量ではあるが、グリースが取り込まれ、潤
滑が改善される。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1は本考案に係るナックルブッシュの展
開図で、図2はそのII−II線断面図である。なお、図1
及び図2において、図3と同一部材、部位には同一符号
を付して詳しい説明は省略する。
【0011】図示のように、ナックルブッシュ5は裏金
5aとライニング5bとから成るとともに、そのブッシ
ュ内面側には、車両後進時にグリースを積極的に取り込
よう方向付けられて一端(先端)がナックルブッシュ
の端部に開放された2条の螺旋溝(第1螺旋溝)6と環
状のグリース止まり溝7とが、従前通り形成される。
【0012】そして、本実施例では、前記いずれか1条
の螺旋溝6と直交(クロス)させてその基端部が前記グ
リース止まり溝7に連通すると共に先端がナックルブッ
シュの端部に開放されたもう一つの螺旋溝(第2螺旋
溝)9がブッシュ内面に形成される。
【0013】従って、前記螺旋溝9はその向きが先の螺
旋溝6と反対なので、車両前進時にグリースを取り込む
ことができる。
【0014】その際、後進に比べて前進の頻度が高いこ
とから、グリースの取込み量が若干量となるように、溝
断面積等が予め設定される。
【0015】このように構成されるため、使用頻度の低
い車両後進時には、2条の螺旋溝6により積極的に、ま
た使用頻度の高い車両前進時には1条の螺旋溝9により
若干宛、グリースをブッシュ内面に取り込むことがで
きる。
【0016】従って、極端に後進の頻度が少ない車両に
おいても、車両外側に無駄に流出させることなく適当量
のグリースがブッシュ内面(ディンプル8内)に取り込
まれ、潤滑が良好となる。
【0017】なお、本考案は、前記実施例に限定され
ず、本考案の要旨を逸脱しない範囲内に、車両前進時に
グリースを取り込む螺旋溝9の本数変更等種々の変更が
可能であることは言う迄もない。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、ブ
ッシュ内面に、車両後進時に積極的にグリースを取り込
め得る螺旋溝に加えて車両前進時に若干量のグリースを
取り込め得る螺旋溝を形成したので、後進の頻度が少な
い車両におけるナックルブッシュの耐久性を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すナックルブッシュの展
開図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】従来のナックルブッシュの展開図である。
【図4】ナックルブッシュの組付け状態図である。
【符号の説明】
3 ドライブシャフト 5 ナックルブッシュ 6 螺旋溝 7 グリース止まり溝 9 螺旋溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動かつ操舵輪車軸に用いられるナック
    ルブッシュにおいて、ブッシュ内面に、一端がナックル
    ブッシュの端部に開放されて車両後進時に積極的にグリ
    ースを取り込むよう方向付けされた第1螺旋溝と、該第
    1螺旋溝にクロスすると共に一端がナックルブッシュの
    端部に開放されて車両前進時に若干量のグリースを取り
    込め得る第2螺旋溝と、を形成したことを特徴とするナ
    ックルブッシュ。
JP1992002300U 1992-01-27 1992-01-27 ナックルブッシュ Expired - Fee Related JP2570906Y2 (ja)

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