JPH055872U - 分岐ダクトの流量制御装置 - Google Patents

分岐ダクトの流量制御装置

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JPH055872U
JPH055872U JP5853191U JP5853191U JPH055872U JP H055872 U JPH055872 U JP H055872U JP 5853191 U JP5853191 U JP 5853191U JP 5853191 U JP5853191 U JP 5853191U JP H055872 U JPH055872 U JP H055872U
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JP
Japan
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flow rate
duct
branch duct
branch
flow
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Pending
Application number
JP5853191U
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English (en)
Inventor
万造 田中
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気流式紡績機械の集中ダスト吸引システム
の様に、送風源と連通されたメインダクトから分岐ダク
トを介して多数の機械装置や室房を集中排気又は給気す
るシステムを採用する場合において、各分岐流路に圧損
のバラツキがあっても、各装置類と連通される分岐ダク
トの流量を常に一定に保つことができる簡易な流量制御
装置を実現する。 【構成】 メインダクトから分岐された各分岐ダクト6
に、分岐ダクト6を開閉するバタフライバルブ12と、
分岐ダクト6の流量を検出する流量センサ13と、流量
センサ13で検出される流量に基いて上記バタフライバ
ルブ12の開度を調整する制御盤16とサーボモータ1
8とからなる制御手段14を設けて、各分岐ダクト6の
流量を圧損に影響されず一定に保つようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、紡績機械における集中ダスト吸引システム等に利用される分岐ダク トの流量制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
空気流式の紡績機械では、機台内にダクトを敷設配管して、各紡糸部で必要な 紡糸吸引と風綿等のダスト吸引とが行われている。図5は、この種の紡績機で採 用されている吸引システムの概要を示している。すなわち、現状の吸引システム では、紡績機40毎に、その機端にモータ41で駆動されるブロワー42を配設 し、このブロワー42と、各紡糸部に付設されたダストコレクター45と接続さ れる多数の枝パイプ46を有した機台内の上、下ダクト44a、44bとを、ダ ストボックス43を介して連通させて、ブロワー42からダクト44a、44b 及び枝パイプ46を通して各紡糸部のダストコレクター45を所定の流速、流量 で絶えず吸引するようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した現状の吸引システムでは、紡績機40に付帯設備とし てブロワー42等の排気装置を個別に設置しなければならず、この点、設備費と 稼動コスト(電力消費)が嵩む問題が指摘される。また、紡績機40毎にダスト ボックス43から風綿取りしなければならないので、ダスト回収作業が煩雑とな る上、回収時において風綿が付近に浮遊する不具合が見られる。
【0004】 そこで、各紡績機の機台内に配管されるダクトを共通のメインダクトから分岐 させて、メインダクトが接続される単一の集中ブロワーにより複数台の紡績機を 同時に吸引する集中ダスト吸引システムが指向されているが、この方式を採用す る場合には、ダクトの設計が非常に困難となる問題がある。
【0005】 すなわち、各紡糸部のダストコレクターには、吸引紡糸のため常に或る一定の 流速、流量を確保するようにしなければならないが、集中ブロワーによりメイン ダクトから分岐ダクトを介して複数台の紡績機を同時に吸引するようにすると、 当然、紡績機毎に分岐ダクトの接続端から集中ブロワーに至る配管抵抗が相違し 、その圧力損失の差異に基づいて、集中ブロワーに近い部位の紡績機で流量が多 くなり、反対に遠い部位の紡績機で流量が相対的に少なくなるといった具合に、 紡績機毎に流量のバラツキを生じることが不可避となる。それ故、集中ダスト吸 引方式を採用する場合には、各紡績機と集中ブロワーとの間に敷設されるダクト の圧損が相互に等しくなるように配管設計しなければならず、この点、ダクト設 計の複雑化とコスト増を招く難がある。
【0006】 本考案は、上記の問題点に鑑みて、単一の送風源と連通されたメインダクトか ら分岐ダクトを介して多数の機械装置や室房を集中排気又は給気するシステムを 採用する場合において、各装置類と連通される分岐ダクトの流量が、各分岐流路 での圧損の大小に拘らず、常に一定に保持されるようにした簡易な流量制御装置 を提供せんとしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の目的を達成するための手段として、メインダクトから分岐さ れた各分岐ダクトに、分岐ダクトを開閉するバタフライバルブと、分岐ダクトの 流量を検出する流量センサと、流量センサで検出される流量に基いて上記バタフ ライバルブの開度を調整する制御手段とを設けてなっている。
【0008】
【作用】
この流量制御装置では、各分岐ダクトの流量が流量センサにより検出され、制 御手段がセンサの検出流量に基いて分岐ダクトを開閉するバタフライバルブの開 度を調整して、各分岐ダクトの流量を一定に保つことができる。
【0009】
【実施例】 図1〜図4は、前記従来例と対比させて、本考案に係る流量制御装置を紡績機 の集中ダスト吸引システムに適用した場合の実施例を図示している。
【0010】 このシステムでは、図1に示すように、紡績現場に列設される複数台の空気流 式紡績機1に対して、モータ2で駆動される単一の集中ブロワー3が配備されて おり、集中ブロワー3の吸込み側には、集中ダストボックス4を介してメインダ クト5が連通されている。このメインダクト5は、紡績機1の列設方向に沿って 敷設され、更に、該メインダクト5からは各紡績機1に対応して分岐された複数 本の分岐ダクト6が、図2に示すように、各々紡績機1のアウトエンドボックス 7に設けたフランジ接合部8と接続連通される構造となっている。そして、各紡 績機1のアウトエンドボックス7に接続された分岐ダクト6は、機台内に配管さ れているダクト9と連通され、該ダクト9から分岐される上、下ダクト9a、9 b及び上、下ダクト9a、9bから分岐される多数の枝パイプ10を介して、各 紡糸部に付設されたダストコレクター11を所定の流速、流量で吸引するように なっている。
【0011】 メインダクト5から分岐されて各紡績機1を吸引する分岐ダクト6には、集中 ブロワー3に至るまでの圧損のアンバランスによって生じる流量の過不足を是正 し、各ダストコレクター11を吸引する枝パイプ10に一定の流速(例えば20 m/s)を確保するために、個別に流量制御装置が設けられている。
【0012】 この流量制御装置は、分岐ダクト6と接続されたダクト9に介設されて分岐ダ クト6を開閉するバタフライバルブ12と、機台内の上、下ダクト9a、9bか ら分岐されるものの中で最も圧損が大きくなる最遠方位置の枝パイプ10内の流 速を測定して分岐ダクト6の流量を検出する流量センサ(風速センサ)13と、 流量センサ13で検出される流量に基いて上記バタフライバルブ12の開度を調 整して分岐ダクト6の流量を一定にコントロールする制御手段14とからなって おり、更に制御手段14は、流量センサ13からリード線15を通してセンサ信 号を入力している制御盤16と、この制御盤16からリード線17を通して出力 される制御信号に従ってバタフライバルブ12の弁体を開閉作動するサーボモー タ18とからなっている。
【0013】 分岐ダクト6を開閉するバタフライバルブ12の構造と、その作動機構の詳細 が図3に示されている。このバタフライバルブ12は、両側端面がダクト9に挾 み込まれて接合されるリング状のバルブ本体(弁箱)19と、バルブ本体19と 直交するスピンドル20と対向位置の支軸21とに両端部が軸支されて、バルブ 本体19内で軸回りに揺動自在に摺接される弁体22とからなっており、バルブ 本体19の軸通筒部23に挿通されるスピンドル20の上端部に連設されたウォ ームホィール24と、サーボモータ18の出力軸26に連設されたウォーム27 とがギヤボックス25内で直交方向から噛み合わされて、開閉動作されるように なっている。
【0014】 この種のバタフライバルブ12の特徴として、ダクト9に対する接続組立作業 が簡便なことや、バルブ自体の圧損係数が小さく流体効率が高いことなどが挙げ られる。なお、図4には、弁体22がバルブ本体19の軸線と直交されるバルブ 全閉状態(A)と、弁体22がバルブ本体19の軸線と平行に保持されるバルブ 全開状態(B)とが図示されている。
【0015】 以上の如く、各紡績機1を吸引するメインダクト5の分岐ダクト6に、それぞ れ分岐ダクト6の流量を一定に保つ流量制御装置を設置したものであれば、各紡 績機1の分岐ダクト接続端から集中ブロワー3に至る圧損を均等化する困難な配 管施工を行わずとも、分岐ダクト6を通して吸引される各紡績機1のダクト9を 流れる流量を一定に保つことができ、延いては紡績機1の各紡糸部に付設された ダストコレクター11を吸引する枝パイプ10の全てに必要な一定(20m/s )以上の流速を確保することができる。
【0016】 そして、この集中ダスト吸引システムを採用すれば、紡績機毎にブロワー等の 排気装置を設置する従来システムに比較すると、集中ブロワー1組で多数の紡績 機に対応することができるため、設備コストの面でもランニングコストの面でも 有利となり、また、集中ブロワー3の手前に設けられた1箇所の集中ダストボッ クス4からまとめて風綿取りが行えるため、ダスト回収作業の省力化と現場環境 の衛生改善とが図れるものとなる。
【0017】 図6は、他の実施例として、本考案に係る流量制御装置を、コンプレッサ30 等から圧送される給気を天井等に敷設したメインダクト31から分岐される分岐 ダクト32を通して各チャンバー33に分配供給する空調システムに適用した場 合を示している。この実施例の場合においても、各チャンバー33に空調エアを 導入する分岐ダクト32には、前記と同様に、分岐ダクト32を開閉するバタフ ライバルブ12と、分岐ダクト32の出口側流量を検出する流量センサ13と、 流量センサ13で検出される流量に基いて上記バタフライバルブ12の開度を調 整し、チャンバー給気量を一定にコントロールする制御盤16とサーボモータ1 8とからなる制御手段14が設けられている。
【0018】 この空調システムの例でも、コンプレッサ30から各チャンバー33に至る圧 損を均等化するための複雑なダクト設計を行わずに、各チャンバー33へ均一に 空調効果を及ぼすことができるのが特徴である。
【0019】
【考案の効果】
以上のように、本考案の流量制御装置を利用すれば、送風源と連通されたメイ ンダクトから分岐ダクトを介して多数の機械装置や室房を集中排気又は給気する システムを採用する場合において、各分岐流路の圧損の大小にバラツキを生じて も、各装置類と連通される分岐ダクトの流量を常に一定に保つことが可能となる 簡易なシステムを構築することができる。そして、特に、この装置を空気流式紡 績機械の集中ダスト吸引システムに適用すれば、設備費とランニングコストの削 減に貢献し、併せて現場の省力化と衛生改善とに寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の集中ダスト吸引システムの概要を示す
紡績機群の斜視図である。
【図2】図1の要部を詳細に示す紡績機の拡大斜視図で
ある。
【図3】図1、図2に示すバタフライバルブの詳細を示
す斜視図である。
【図4】図3のバタフライバルブの作動を示し、(A)
は全閉状態、(B)は全開状態を示す各正面図である。
【図5】従来のダスト吸引システムを示す紡績機の斜視
図である。
【図6】他の実施例の示す空調システムの配管図であ
る。
【符号の説明】
1 空気流式紡績機 2 モータ 3 集中ブロワー 4 集中ダストボックス 5 メインダクト 6 分岐ダクト 7 アウトエンドボックス 8 フランジ接合部 9 ダクト 9a、9b 上、下ダクト 10 枝パイプ 11 ダストコレクター 12 バタフライバルブ 13 流量センサ(風速センサ) 14 制御手段 15 リード線 16 制御盤 17 リード線 18 サーボモータ 19 バルブ本体(弁箱) 20 スピンドル 21 支軸 22 弁体 23 軸通筒部 24 ウォームホィール 25 ギヤボックス 26 出力軸 27 ウォーム 30 コンプレッサ 31 メインダクト 32 分岐ダクト 33 チャンバー

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 メインダクトから分岐された各分岐ダク
    トに、分岐ダクトを開閉するバタフライバルブと、分岐
    ダクトの流量を検出する流量センサと、流量センサで検
    出される流量に基いて上記バタフライバルブの開度を調
    整する制御手段とを設けてなることを特徴とする分岐ダ
    クトの流量制御装置。
JP5853191U 1991-06-28 1991-06-28 分岐ダクトの流量制御装置 Pending JPH055872U (ja)

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JP5853191U JPH055872U (ja) 1991-06-28 1991-06-28 分岐ダクトの流量制御装置

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JP5853191U JPH055872U (ja) 1991-06-28 1991-06-28 分岐ダクトの流量制御装置

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JPH055872U true JPH055872U (ja) 1993-01-26

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ID=13087018

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JP5853191U Pending JPH055872U (ja) 1991-06-28 1991-06-28 分岐ダクトの流量制御装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008517180A (ja) * 2004-10-21 2008-05-22 マシーネンファブリク リーター アクチェンゲゼルシャフト エアジェット紡績機

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