JPH0558207B2 - - Google Patents

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JPH0558207B2
JPH0558207B2 JP21814185A JP21814185A JPH0558207B2 JP H0558207 B2 JPH0558207 B2 JP H0558207B2 JP 21814185 A JP21814185 A JP 21814185A JP 21814185 A JP21814185 A JP 21814185A JP H0558207 B2 JPH0558207 B2 JP H0558207B2
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JP
Japan
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scandium
cathode
matrix
plug
tungsten
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JP21814185A
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Hasukeru Yan
Hotsukeringu Pieteru
Uan Esudonku Yohanesu
Yohanesu Uan Risu Yosefu
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Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Philips Gloeilampenfabrieken NV
Koninklijke Philips Electronics NV
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J9/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
    • H01J9/02Manufacture of electrodes or electrode systems
    • H01J9/04Manufacture of electrodes or electrode systems of thermionic cathodes
    • H01J9/042Manufacture, activation of the emissive part
    • H01J9/047Cathodes having impregnated bodies
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J1/00Details of electrodes, of magnetic control means, of screens, or of the mounting or spacing thereof, common to two or more basic types of discharge tubes or lamps
    • H01J1/02Main electrodes
    • H01J1/13Solid thermionic cathodes
    • H01J1/20Cathodes heated indirectly by an electric current; Cathodes heated by electron or ion bombardment
    • H01J1/28Dispenser-type cathodes, e.g. L-cathode

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Solid Thermionic Cathode (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は、マトリツクスの少なくとも表面に
ある上層がほぼタングステン(W)及び酸化スカンジ
ウム(Sc2O3)よりなるマトリツクスを有し、か
つ前記マトリツクスの中又は下に電子放射物質を
有するスカンジウム デイスペンサ陰極
(scahdate dispenser cathode)の製造方法に関
する。 このような陰極は、デイスプレイ管、撮像管、
オシロスコープ管、クライストロン、送信機管等
における電子給源として用いられる。 このようなデイスペンサ陰極においては、その
性質に対して、一方では電子放射表面、他方では
前記放射表面のじゆうぶん低い仕事関数をもたら
すのに役立つ電子放射物質の貯蔵という機能分離
がある。デイスペンサ陰極の型の一つは、L−カ
ソードである。L−カソードの放射は、例えば、
仕事関数が吸着バリウム(Ba)及び酸素(O)によ
り低下されたタングステンの多孔質マトリツクス
の表面から起こる。前記マトリツクスの下に、L
−カソードは、タングステン粉末及び放射物質、
例えば、アルミン酸バリウム−カルシウム、の混
合物が中に存在する貯蔵空間を有する。表面の吸
着質は、前記混合物の反応により維持される。デ
イスペンサ陰極の第2の型は、圧縮し焼結した多
孔質タングステン体に放射物質を含浸させること
により得られる含浸型陰極である。この場合、必
要な吸着質は、放射物質とマトリツクスのタング
ステンとの反応により得られる。 冒頭に述べた型の方法は、参考のために記載す
る公開オランダ国特許出願番号第8201371号
(PHN10、308)明細書により知られる。この既
知方法に従つて製造されたデイスペンサ陰極の利
点は、良好な寿命及びイオン衝突後の適正
(reasonable)ないし中位(moderate)の回復で
ある。 したがつて、この発明の目的は、イオン衝突後
のいつそう良好な回復を有するスカンジウム デ
イスペンサ陰極の製造方法を提供することであ
る。この発明の他の目的は、スカンジウムが酸化
スカンジウム粒子を含む陰極におけるよりタング
ステンマトリツクス中に均一に分布する陰極を提
供することである。 冒頭に述べた種類の方法は、この発明に従つて
次の段階を備えることを特徴とする: (a) タングステン粉末を圧縮して多孔質プラグ
(plug)を形成すること; (b) 前記プラグを非反応性雰囲気中でスカンジウ
ムと接触させながらスカンジウムの溶融温度よ
り上に加熱すること; (c) プラグを水素(H2)雰囲気中で冷却するこ
と; (d) プラグを微粉砕して断片を形成すること; (e) 断片を約800℃に加熱して、この温度で数分
〜数十分間水素雰囲気中焼成し、前記水素雰囲
気中冷却すること; (f) 断片を水素化スカンジウム−タングステン粉
末(ScH2/W)に粉砕すること; (g) 前記ScH2/W粉末から又は前記粉末とタン
グステン粉末との混合物からマトリツクス又は
純タングステンのマトリツクス上の上層を圧縮
すること; (h) 前記マトリツクスを焼結し冷却すること; (i) 放射物質を陰極に移すこと; 実験により、バルクの酸化スカンジウム上のバ
リウムの単原子層の大きさの被覆は高い放出を起
こさないということが証明された。更に、酸化ス
カンジウムのタングステン及び酸化タングステン
との反応は、陰極の表面上の酸素系に対して重要
である。したがつて酸化スカンジウムをタングス
テンと接触させることは重要である。酸化スカン
ジウム粒子の使用は、この目的のための最良の解
決とは思えない。その理由は、事実、この粒子の
心部は所望の方法に寄与しないからである。この
発明に従う方法を用いることにより、陰極表面の
タングステン粒子は、酸化スカンジウム又は酸化
スカンジウムを上に有するスカンジウムで部分的
に覆われる。もち論、酸化スカンジウム粒子とタ
ングステン粒子の混合物を用いる場合より陰極表
面上のスカンジウムのいつそう均一な分布が得ら
れる。 タングステン粉末の多孔質プラグ(段階a)
は、例えば、タングステン金属の密度の約60%の
密度に圧縮される。 ブラグを非反応性雰囲気中、好ましくは真空
中、加熱するが、(段階b)、これはその際スカン
ジウムによるタングステンの良好な被覆が得られ
るからである。タングステンは、プラグをスカン
ジウムと接触させてスカンジウムの溶融温度より
上に加熱することにより被覆され、その結果、溶
融スカンジウムは多孔質プラグの細孔に引き込ま
れる。スカンジウムは、プラグ上に、例えば、ス
カンジウム塊の形で供給することができる。例え
ば、約3重量%のスカンジウムがプラグに取り入
れられる。次いで、プラグを水素中で冷却し、
(段階c)、その結果、スカンジウムが一部水素化
スカンジウムに転化されるという事実によつても
ろくなり、体積増加が起こる。この結果、次にプ
ラグを微粉砕することができる(段階d)。次い
で、断片をモリブデンるつぼ中、水素雰囲気中、
800℃まで加熱し、この温度に約15分間保ち前記
の同じ水素雰囲気中ゆつくり冷却して、ほとんど
すべてのスカンジウムを水素化スカンジウムに変
える(段階e)。次いで、断片をめのうミル
(agate mill)中で所望の大きさの粒子に粉砕す
る(段階f)。水素化スカンジウムは安定な化合
物である。したがつて、得られた粉末は、空気中
に蓄えることができる。 カソードマトリツクスを焼結する際、水素化ス
カンジウムは分解する(800℃超)。水素化スカン
ジウムはスカンジウムより比容が大きいので、水
素中で焼結及び冷却をする場合、800℃を超える
温度で、吸入排出により水素を除去することが好
ましい。真空中で焼結する場合、この問題は起こ
らない。しかし、その場合には、過剰のスカンジ
ウムの蒸発を避けるために、特別の手段を講じな
ければならない。水素中で焼結及び冷却をする場
合には、段階(f)で製造した粉末をタングステンマ
トリツクス上の上層として供給する場合、特に前
記粉末を脱水素する場合、又は前記粉末を25〜75
重量%のタングステン粉末、好ましくは約50重量
%のタングステン粉末と混合する場合に良好な結
果を得ることが実際可能である。このような上層
は、0.15mmより小さい厚さを有することが好まし
い。以下に述べる陰極における含浸剤としては、
従来のアルミン酸バリウム−カルシウムが使用さ
れた。タングステン粒子上に存在するスカンジウ
ムの全体又は部分的酸化が陰極の製造中、例え
ば、含浸及び/又は活性化に際して起こる。これ
に関連して、酸化スカンジウムは、酸化バリウム
より熱力学的に安定であることに注目すべきであ
る。 次に、この発明をいつそう詳細に、多数の特定
例及び図面を参照して、例によつて説明する。 第1図は、この発明の方法により製造されたス
カンジウム デイスペンサー陰極の側面断面図で
ある。1.8mmの直径を有する陰極体1が段階(f)に
従う粉末から上層2を有するマトリツクスを圧縮
することにより得られた。この粉末は、少なくと
も部分的に水素化スカンジウムで覆われたタング
ステン粒子から成る。焼結及び冷却後、陰極体1
は、約0.4mm厚さを有する多孔質タングステン層
の上の約0.1mm厚さの酸化スカンジウム及びスカ
ンジウム含有多孔質タングステン層からなる。次
いで、陰極体をアルミン酸バリウム−カルシウム
で含浸する。前記含浸陰極体を、容器3に圧入し
又は圧入せずに、カソードシヤンク4に溶接す
る。酸化アルミニウム絶縁層7を備えるら旋形に
巻いた金属心線6からなるら旋形カソードフイラ
メント5がカソードシヤンク4の中に存在する。 陰極におけるイオンの衝突後の回復は、種々の
型の電子管での利用に対して重要である。処理中
及び/又は動作中、管内の陰極は、残留ガスに由
来するイオンの衝突にさらされる。この回復は、
高真空装置中で陰極とは独立に焼成しうる陽極を
有するダイオードで測定された。放出を、300μ
mの電極間隔陰極−陽極距離を備えるダイオード
間に1500Vパルスをかけて測定した。陰極を真空
中で活性化した後、10-5トール(1.36×10-5g/
cm2)のアルゴンを系に導入した。最初に陽極損が
5ワツトであるようなパルス幅を有する、陽極で
の1.5KVパルス(10Hz周波数)で、電流を40分間
流すと、前記電流は徐々に多少減少した。陰極温
度(モリブデン輝度)は、1200Kであつた。次い
で、アルゴンを吸入排出により除いた。次いで、
陰極の回復は、1200Kで1A/cm2の電流密度で2
時間、続いて1時間1320Kで1A/cm2で起こつた。
この回復の間、陽極上の1500Vパルスの間の電流
を10分毎に測定し、最初の値と比較した。次い
で、スパツタリングと回復の前記サイクルをもう
一度繰り返した。活性化後直ちに1500Vパルスを
かけて測定した電流をI(O)1500で、前記2サイク
ル後に測定した値をI(e)1500で示す。比I(e)
1500/I(O)1500は、イオン衝突後の回復の尺度H
(%)である。従来技術の陰極及び種々の温度TS
(℃)で焼結した、この発明の方法により製造さ
れた陰極を下記の表で互いに比較した。良好な相
互比較を得るために、空隙率、すなわち含浸剤の
吸収量(表中重量%で表した「Imp」は、適当な
方法で焼結温度と共に圧力を変えることにより、
できる限り、常に同一であるようにした。
【表】 50%ScH2/W(すなわち、ScH2で部分的に被
覆したW)を50%Wと混合した上層を有するマト
リツクスは、Sc2O3+W(すなわち、Sc2O3粒子と
W粒子との混合物)を有する既知上層よりはるか
に均一なスカンジウムの分布を示した。更に、
ScH2/Wで製造し、1500℃で焼結した陰極のイ
オン衝突後の回復は、既知のScH2O3+W上層陰
極より顕著に良好である(H=65%に対してH=
80%)。また、この表から分かることは、ScH2
W陰極の焼結温度が1000Vパルスをかけて測定し
た放出及びイオン衝突後の回復にいかに影響する
かということである。焼結は、スカンジウムの融
点、すなわち1541℃より低い温度で行うのが好ま
しい。もちろん、前記影響は、ScH2O3+W上層
を有する陰極に対しては、はるかにいつそう小さ
い。25%のScH2/W粉末と75%のW粉末を合わ
せて1500℃で焼結した上層をWマトリツクス上に
有するScH2/W陰極に対しても、1000Vパルス
の間の放出は、ほぼ同じ含浸剤消費で再び
3000mAである。また、これは、Wマトリツクス
上のWを添加しなかつたScH2/W上層及び
ScH2/W粉末及びW粉末の1:1混合物からな
る上層であつて、物質をいつそう強く圧縮した
(含浸剤消費量3%)ものに対しても同様である。 第2図は、この発明の方法により製造されたL
−カソードの側面断面図である。陰極体10は、
25%ScH2/Wと75%Wの混合物から圧縮され、
次いで焼結された。この陰極体10を直立エツジ
12を有するモリブデンカソードシヤンク11上
に設けた。陰極フイラメント13は、カソードシ
ヤンク11の中にある。放射物質(例えば、タン
グステンと混合したアルミン酸バリウム−カルシ
ウム)の貯蔵部15は陰極体10とカソードシヤ
ンク11との間の中空空間14中にある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の方法により製造された含
浸型陰極の側面断面図であり、第2図は、この発
明の方法により製造されたL−カソードの側面断
面図である。 1……陰極体、2……上層、3……容器、4…
…カソードシヤンク、5……カソードフイラメン
ト、6……金属心線、7……絶縁層、10……陰
極体、11……カソードシヤンク、12……直立
エツジ、13……陰極フイラメント、14……中
空空間、15……貯蔵部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 マトリツクスの少なくとも表面にある上層が
    ほぼタングステン(W)及び酸化スカンジウム
    (Sc2O3)よりなるマトリツクスを有し、かつ前
    記マトリツクスの中又は下に電子放射物質を有す
    るスカンジウム デイスペンサ陰極の製造にあた
    り、次の段階: (a) タングステン粉末を圧縮して多孔質プラグを
    形成すること; (b) 前記プラグを非反応性雰囲気中でスカンジウ
    ムと接触させながらスカンジウムの溶融温度よ
    り上に加熱すること; (c) プラグを水素(H2)雰囲気中で冷却するこ
    と; (d) プラグを微粉砕して断片を形成すること; (e) 断片を約800℃に加熱して、この温度で数分
    〜数十分間水素雰囲気中焼成すること; (f) 断片を水素化スカンジウム−タングステン粉
    末(ScH2/W)に粉砕すること; (g) このScH2/W粉末から又はこの粉末とタン
    グステン粉末との混合物からマトリツクス又は
    純タングステンのマトリツクス上の上層を圧縮
    すること; (h) 前記マトリツクスを焼結し冷却すること; (i) 放射物質を陰極に移すこと; を備えることを特徴とするスカンジウムデイスペ
    ンサ陰極の製造方法。 2 段階(b)においてプラグを真空中で加熱する特
    許請求の範囲第1項記載の方法。 3 段階(b)においてスカンジウムをプラグに供給
    する特許請求の範囲第1項又は第2項記載の方
    法。 4 段階(h)を水素雰囲気中で行い、水素を800℃
    より高い温度で吸入排出することにより除く特許
    請求の範囲第1〜3項のいずれか一つの項に記載
    の方法。 5 段階(g)においてScH2/Wをタングステンマ
    トリツクス上の上層の形で供給し、かつ段階(h)を
    水素中で行う特許請求の範囲第1項又は第2項記
    載の方法。 6 上層のScH2/WをWと混合し、かつ混合比
    が約1:1である特許請求の範囲第5項記載の方
    法。 7 上層の厚さが約0.15mmより小さい特許請求の
    範囲第5項又は第6項記載の方法。 8 段階(h)を真空中で行う特許請求の範囲第1〜
    3項いずれか一つの項に記載の方法。 9 焼結を1541℃であるスカンジウムの融点より
    低い温度で行う特許請求の範囲第1〜8項のいず
    れか一つの項に記載の方法。
JP60218141A 1984-10-05 1985-10-02 スカンジウムディスペンサ陰極の製造方法 Granted JPS6191821A (ja)

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JPS6191821A JPS6191821A (ja) 1986-05-09
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DE (1) DE3567316D1 (ja)
ES (1) ES8700797A1 (ja)
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