JPH0558123B2 - - Google Patents

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JPH0558123B2
JPH0558123B2 JP10773385A JP10773385A JPH0558123B2 JP H0558123 B2 JPH0558123 B2 JP H0558123B2 JP 10773385 A JP10773385 A JP 10773385A JP 10773385 A JP10773385 A JP 10773385A JP H0558123 B2 JPH0558123 B2 JP H0558123B2
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Masamichi Ito
Takeetsu Fujimoto
Shohei Noda
Masahiro Kuroda
Junichiro Hori
Masayasu Sakai
Juichi Ide
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Tokyo Electric Power Co Holdings Inc
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Tokyo Electric Power Co Inc
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、石炭焚ボイラ火炉や重油焚ボイラ
火炉などの炉内燃焼ガス温度分布を測定する燃焼
ガス体温度測定方法に関する。
〔従来の技術〕 第5図は従来のガス体温度測定方法を説明する
ための図である。この第5図において、超音波
CT(コンピユータトモグラフ)の対象とする3次
元物体のある断面01を円の内部とする。その断
面内を超音波が伝播するように、まず1対の超音
波トランスミツタ02(以下トランスミツタと言
う)と超音波受信器03(以下受信器と言う)を
対向させて設置する。このときトランスミツタ0
2と受信機03の間の超音波伝播時間は次のよう
にして測定される。
まず、計算機04から計測開始のスタート信号
05がトリガ発生器06に送られると、トリガ発
生器06でトリガ信号07が発生され、発振器0
8とカウンタ09に送られる。
発振器08はトリガ信号07により発振を開始
して、発振信号10はトランスミツタ02に入力
され、ここで超音波に変換される。トランスミツ
タ02から発振された超音波11は断面01内を
伝播し、受信器03に到達する。
このとき、受信器03から超音波受信信号12
が発生し、カウンタ19に入力される。カウンタ
09では、前記トリガ信号07が入力されたとき
から超音波受信信号12が入力されるまでの時
間、すなわちトランスミツタ02と受信器03の
間の超音波伝播時間が測定される。測定された伝
播時間は計算機04に送られ、メモリにストアさ
れる。
一つの経路について伝播時間が計測されると、
計算機04からスキヤンコントローラ13に信号
が送られ、スキヤンコントローラ13からのコン
トロール信号14で1対のトランスミツタ02と
受信器03をr方向にΔrだけ平行移動し、前記
と同様にして伝播時間を測定し、これらの操作を
繰り返すことにより断面01のθo方向の伝播時
間分布が測定される。
θo方向の伝播時間分布が測定されると、計算
溝04から再びスキヤンコントローラ13に信号
が送られ、今度は前記1対のトランスミツタ02
と受信器03がθ方向にΔθだけ回転され、前記
と同様にしてθo+Δθ方向の伝播時間分布が測定
され、これらの操作を(θo+180°−Δθ)方向ま
で繰り返し、あらゆる方向の伝播時間分布を測定
する。
このようにして得られたすべての伝播時間デー
タは計算機04でCT処理されることにより、上
記断面01内の音速分布が得られる。
CT処理に当つては、まず対象となる断面を微
小領域(メツシユ)に分割、各メツシユでの音速
C(i)(iはi番目のメツシユを意味する)を変数
として扱う。このとき、各伝播時間t(j)(jはj
番目に計測された伝播時間を意味する)は次の(1)
式で表わされる。
t(j)= 〓i 1(i)/C(i) ……(1) ここで、l(i)はi番目のメツシユの長さで、た
とえばj番目の伝播経路中にn番目のメツシユが
含まれなければl(n)=0として扱う。
各伝播時間が(1)式で表わされるとき、CT処理
で求められるのは、各メツシユでの伝播時間l
(i)/C(i)である。このときl(i)はメツシユを分割
したとき決まるので、結局各メツシユでの音速C
(i)、すなわち音速分布が得られる。
音速は超音波が伝播する媒質によつて異なるの
で、音速分布から断面01内の構造(たとえば体
の組織など)が判る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の超音波CTで、固体あるいは液体を対象
にした場合、使用する超音波の周波数は数MHz以
上であり、特に問題はない。
しかし、気体を対象とした場合、このような高
い周波数の超音波は伝播しないので、数10KHzに
している。ところが、燃焼炉内ガスのように炭酸
ガスを含む気体を対象とすると、炭酸ガスが超音
波を吸収し、好ましくなかつた。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、上記従来の欠点を除去するために
なされたもので、燃焼ガス体中に超音波を伝播さ
せ、この超音波の伝播速度を測定し、測定された
伝播速度から燃焼ガス体の温度を求める方法にお
いて、周波数11KHzないし15KHzの超音波を用い
るようにしたものである。
〔作用〕
この発明は、超音波の周波数を11KHz〜15KHz
の特定の周波数領域を選ぶことにより燃焼ガスの
減衰および炉内ノイズに影響を受けることなく燃
焼ガスの温度分布を計測する。
〔実施例〕
以下、この発明の燃焼ガス体温度計測方法の実
施例について図面について基づき説明する。第1
図はその一実施例に適用される温度計測装置のブ
ロツク図である。この第1図において、超音波
CTの対象とするボイラ火炉断面30(以下、火
炉断面と言う)を四角形の内部とする。この火炉
断面30内を色々な方向に超音波が伝播するよう
に複数個の超音波トランスミツタ31,32,3
3,34,35,36(以下、トランスミツタと
言う)と複数個と超音波受信器37,38,3
9,40,41,42(以下、受信器と言う)を
火炉周囲に設置されている。
このとき、トランスミツタ31〜36と受信器
37〜42の間の超音波伝播時間は次のようにし
て測定されるように構成されている。
計算機45からスタート信号44がトリガ発生
器45に送出するようになつており、トリガ発生
器45から、トリガ信号46が発振器47とカウ
ンタ48に送出するようにしている。
また、計算機43からスキヤン信号51がトラ
ンスミツタスキヤナ49に送るようになつている
とともに、スキヤナ信号52を受信器スキヤナ5
0に送出するようになつている。
トランスミツタスキヤナ49は複数個のトラン
スミツタ31〜36のうちの所定のトランスミツ
タを指定し、受信器スキヤナ50は複数個の受信
器37〜42のうちの所定の受信器を指定するよ
うになつている。
また、発振器47はトリガ信号44を入力する
と、発振信号53をトランスミツタスキヤナ49
を介して指定されたトランスミツタに送るように
なつており、トランスミツタスキヤナ49で指定
されたトランスミツタは発振信号53を超音波に
変換するようになつている。
この超音波は、炉内を伝播して受信器で受信さ
れて、受信信号54を受信器スキヤナ50を通し
てカウンタ48に送るようになつている。
カウンタ48はトリガ信号46の発生時から受
信信号54の入力までの時間をカウントして、カ
ウント値を計算機43に送るようになつている。
次に、この温度計測装置により、この発明の燃
焼ガス体温度測定方法を説明する。まず、計算機
43から計測開始のスタート信号44がトリガ発
生器45に送られと、トリガ発生器45からトリ
ガ信号46が発生され、発振器47とカウンタ4
8に送られる。
また、トリガ信号46と同時に複数個のトラン
スミツタ31〜36と受信器37〜42の中から
計測に使用する1対のトランスミツタと受信器を
選定するため、計算機43からトランスミツタス
キヤナ49および受信器スキヤナ50にそれぞれ
スキヤン信号51,52を送る。たとえば、いま
トランスミツタ31と受信器40を指定したとす
る。
このとき、トリガ信号46を受けた発振器47
からの発振信号53はトランスミツタスキヤナ4
9を経てトランスミツタ31に送られる。
トランスミツタ31では、発振信号53が超音
波に変換され、炉内を伝播し、受信器40にて受
信され、受信信号54が受信器スキヤナ50を経
てカウンタ48に送られる。
カウンタ48では、トリガ信号46が入力され
た時点から受信信号54が入力されるまでの時
間、すなわち、トランスミツタ31と受信器40
の間の超音波伝播時間が測定される。測定された
伝播時間は計算機43に送られメモリにストアさ
れる。
一つの経路について、伝播時間が計測される
と、計算機43からトランスミツタスキヤナ49
および受信器スキヤナ50に信号が送られ、計測
に使用するトランスミツタと受信器の対を切り換
えていく。
この場合、通常11〜15KHz程度の超音波であれ
ば伝播方向が中心から±10°〜20°程度拡がつてい
るので、一つのトランスミツタからの超音波は3
〜5個の受信器で受信される。
第1図ではそれぞれのトランスミツタからの超
音波が3〜5個の受信器で受信される状況を点線
で示してある。すべてのスキヤンが完了すれば第
1図では24通りの伝播時間が計測され、計算機の
メモリにストアされる。上記周波数を11〜15KHz
にした理由は後述する。
得られたすべて伝播時間データは計算機でCT
処理されることにより、従来と同様に、上記火炉
断面30内の音速分布C(i)が得られる。ここでi
は従来と同様、火炉断面30内をメツシユに分割
した場合のi番目のメツシユを意味する。
メツシユの分割方法は従来と異なり、得られる
伝播時間の個数に応じて分割する。
また、従来のようにセンサの移動が平行移動お
よび回転移動とも等間隔に、しかも非常に細かく
データ取得が可能な場合はCT処理の中でもコン
ボリユーシヨン法という手法が用いられる。
しかし、ボイラに適用する場合、センサを平行
あるいは回転移動することができず、しかも取り
付けられるセンサも数に限度があるため、得られ
る伝播時間の個数が非常に少なくなる。
この場合は、伝播時間の個数だけできる次の(2)
式に示す連立方程式(変数はメツシユ数で決ま
り、必ず伝播時間の個数に等しいか少なくなけれ
ばならない)を最小2乗法で解く。
t(j)= 〓i l(i)/C(i) ……(2) ここで、(2)式が成立するのはメツシユ内のガス
流速v(i)がC(i)に比べて非常に小さい場合であ
る。
また、得られた音速C(i)はi番目のメツシユで
のガス温度Ti(〓)の関数で次式で与えられる。
C(i)=20.05√ ……(3) したがつて、(3)式からTiが求まり、火炉断面
30内の燃焼ガス温度分布が求まる。
次に周波数選定理由を述べる。
(1) 第2図の曲線Aに音波および超音波の周波数
に対するボイラ火炉内ノズルレベルを示す。炉
内ノイズは3KHz近傍から急激に少なくなり
11KHz以上ではあまり変わらなくなる。
(2) 第2図の曲線Bに超音波周波数に対する超音
波の炭酸ガスによる吸収割合を示す。この場合
吸収割合は超音波を1m伝播させたときの吸収
された超音波強度を伝播前の超音波強度で除算
した値である。曲線Bから判るように15KHz以
上では炭酸ガスによる超音波の吸収が顕著にな
る。
上記二つの理由から燃焼ガス温度測定のため超
音波CTでは実用上11KHz〜15KHzの超音波が最
適であることが判る。
従来は液体あるいは固体にしか適用できなかつ
たものを、この実施例では11KHz〜15KHzという
特定の周波数領域を選ぶことにより、燃焼ガス中
での減衰もまた炉内ノズルもほとんどなく燃焼ガ
スの温度分布が計測できるようになり、燃焼解析
やボイラなど最適設計に大きな効果がある。
次に、この発明の第2の実施例について説明す
る。第3図はこの第2の実施例に適用される温度
計測装置のブロツク図である。
第1の実施例が11KHz〜15KHz帯の超音波を使
用することにより、燃焼ガスに対して超音波CT
法が適用された場合を示したが、この第2の実施
例はそれに加えて、超音波の送信器と受信器の機
能を1台の超音波変換器に持たせ、同一経路の双
方向の超音波伝播時間を計測することで、炉内ガ
ス流速による伝播時間への影響を排除できるよう
にしたものである。
次に具体的に第3図に基づきこの発明の第2の
実施例について説明する。この第3図における構
成は第2図のトランスミツタ31〜36、受信器
37〜42の部分に炉内断面30内に色々な方向
に超音波が伝播するような複数個の送受信両用の
超音波変換器31a〜42a(たとえば、ダイナ
ミツクスピーカ)を火炉周囲に配置した点が異な
り、その他の構成は第1図と同様であり、第1図
と同一部分には同一符号を付して構成の説明を省
略する。
次に、この第2の実施例のガス体温度計測方法
について述べる。
送信器として使用した超音波変換器31a〜4
2aと受信器として使用した超音波変換器31a
〜42a間の超音波伝播時間は以下のように測定
される。
まず、計算機43から計測開始の信号44がト
リガ発生器45に送られると、トリガ信号46が
発生し、発振器45とカウンタ48に送られる。
また、トリガ信号と同時に送受信両用の超音波
変換器の中から計測に使用する一対の送信器と受
信器を選択するため、計算機43から送信器スキ
ヤナ49および受信側スキヤナ50にそれそれス
キヤン信号51,52が送られる。
たとえば、送信側変換器31と受信側変換器4
0を指定した場合、トリガ信号46を受けた発振
器47からの発信信号53は、送信側スキヤナ4
9を経て送信側超音波変換器31aに送られる。
送信側超音波変換器31aでは発振信号53が
超音波に変換され、炉内を伝播し受信側超音波変
換器40aに受信され、受信信号54は受信側ス
キヤナ50を経てカウンタ48に送られる。
カウンタ48は、トリガ信号46が入力された
時点より、受信信号54が入力されるまでの時
間、すなわち送信側超音波変換器31aと受信側
超音波変換器40a間の超音波伝播時間が測定さ
れ、測定された伝播時間55は計算機43に送ら
れメモリにストアされる。
一つの経路について伝播時間が計測されると、
計算機43から送信側スキヤナ49および受信側
スキヤナ50に信号が送られ、送信側超音波変換
器31aを受信側超音波変換器に、受信側超音波
変換器40aを送信側超音波変換器に切り換え、
同一経路の逆方向の伝播時間が計測される。
一つの経路の双方向の伝播時間が計測される
と、計算機43から送信側スキヤナ49および受
信側スキヤナ50に信号が送られ、別の経路につ
いて計測に使用する送受信両用の超音波変換器の
送信側変換器と受信側変換器の対が切り換えられ
ていく。この場合、11〜15KHz程度の超音波であ
れば、伝播方向が中心から±10〜20°程度拡がつ
ているので、一つの送信側超音波変換器からの超
音波は8〜9個の受信側超音波変換器で受信され
る。
第3図では、それぞれの受信側変換器からの超
音波が8〜9個の受信器で受信される状況を点線
で示してある。
すべてのスキヤンが完了すれば、第3図では
100通りの伝播時間が計測され、計算機のメモリ
にストアされ、超音波CT法によりガス温度が計
算される。
いま、第4図のi番目のメツシユAB間内の微
少区間l(i)において、A点よりB点方向への超音
波伝播時間をΔtF(i)、B点よりA点方向への伝播
時間をΔtB(i)とすると、各伝播時間はガス温度Ti
(〓)における音速C(i)とA点よりB点方向のガ
ス流速v(i)より次の(4)、(5)式で与えられる。
ΔtF=l(i)/C(i)+v(i)=l(i)/C(i)l−v(i)/
C(i)……(4) ΔtB=l(i)/C(i)−v(i)=l(i)/C(i)1+v(i)/
C(i)……(5) ここで、(4)、(5)式を加えると、次の(6)式とな
り、式中のv(i)/C(i)の項は除去される。
ただし、(4)、(5)式が成立するのはv(i)≪(i)の場
合である。
ΔtF(i)+ΔtB(i)=2l(i)/C(i) ……(6) これにより、微少区間l(i)中における平均超音
波伝播時間は次の(7)式となる。
Δt(i)=1/2(ΔtF(i)+ΔtB(i)) ……(7) したがつて、AB区間における平均超音波伝播
時間の次の(8)式となる。
t(j)= 〓i l(i)=l(i)/C(i) ……(8) これより、超音波伝播時間に対するガス流速の
影響はなくなる。
得られたすべての伝播時間データは計算機43
でCT処理されることにより、従来と同様に上記
火炉断面30内の音速分布C(i)が得られる。ここ
でiは従来と同様、火炉断面30内をメツシユに
分割した場合のi番目のメツシユを意味する。メ
ツシユの分割方法は従来と異なり、得られる伝播
時間の個数に応じて分割する。
また、従来のようにセンサの移動が平行移動お
よび回転移動とも等間隔に、しかも非常に細かく
データ取得が可能な場合はCT処理の中でもコン
ボリユーシヨン法という手法が用いられる。
しかし、ボイラに適用する場合、センサを平行
あるいは回転移動することができず、しかも取付
られるセンサも数に限度があるため、得られる伝
播時間の個数が非常に少なくなる。
この場合は伝播時間の個数だけできる連立方程
式(変数はメツシユ数で決まり、必ず伝播時間の
個数に等しいか少なくなければならない)を最小
2乗法で解く。
得られた音速C(i)はi番目のメツシユでのガス
温度Ti(〓)の関数で次の(9)式で与えられる。
C(i)=20.05√ ……(9) したがつて、(9)式からTiが求まり、火炉断面
30内の燃焼ガス温度分布が求まる。
なお、この第2の実施例においても、11KHz〜
15KHz程度の周波数に選定した理由は上記第1の
実施例と同様である。
また、この第2の実施例における効果は第1の
実施例に加えて、同一経路の双方向の伝播時間を
計即することで、炉内ガス流速による超音波伝播
時間への影響を排除したため、精度よく燃焼ガス
の温度分布が計測できるようになる。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明の燃焼ガス体温度計測
方法によれば、周波数11KHz〜15KHzの超音波を
燃焼ガス体中に伝播させてその伝播速度を測定し
て燃焼ガス体の温度を求めるようにしたので、燃
焼ガス中での減衰および炉内のノイズがほとんど
なく、燃焼ガスの温度分布を計測でき、燃焼解析
やボイラ最適設計などに大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の燃焼ガス体温度計測方法の
一実施例に適用される温度計測装置のブロツク
図、第2図は同上ガス体温度計測方法に適用され
る超音波の11KHz〜15KHzの周波数帯を選定した
理由を説明するために周波数対炉内ノイズおよび
炭酸ガスによる超音波吸収率を示す図、第3図は
この発明のガス体温度計測方法の第2の実施例に
適用される温度計測装置のブロツク図、第4図は
同上第2の実施例の燃焼ガス体温度計測方法に適
用される炉断面内をメツシユで分割した場合の超
音波の伝播時間のデータ処理を説明するための
図、第5図は従来の燃焼ガス体温度計測方法に適
用される温度計測装置のブロツク図である。 30……火炉断面、31〜36……超音波トラ
ンスミツタ、31a〜42a……超音波変換器、
43……計算器、45……トリガ発生器、47…
…発振器、48……カウンタ、49……トランス
ミツタスキヤナ、50……受信器スキヤナ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 燃焼ガス体中に超音波を伝搬させ、この超音
    波の伝搬速度を測定し、測定された伝搬速度から
    燃焼ガス体の温度を求める方法において、周波数
    11KHz〜15KHzの超音波を用いることを特徴とす
    る燃焼ガス体温度測定方法。
JP10773385A 1985-05-20 1985-05-20 燃焼ガス体温度測定方法 Granted JPS61265540A (ja)

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