JPH0537219Y2 - - Google Patents

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JPH0537219Y2
JPH0537219Y2 JP2380286U JP2380286U JPH0537219Y2 JP H0537219 Y2 JPH0537219 Y2 JP H0537219Y2 JP 2380286 U JP2380286 U JP 2380286U JP 2380286 U JP2380286 U JP 2380286U JP H0537219 Y2 JPH0537219 Y2 JP H0537219Y2
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pipe
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、複数の管内を流過する気体の各流量
を、超音波を利用して測定する超音波流量測定装
置の改良に関するものである。
(従来の技術) 複数の管内を流過する空気、ガス、スチーム、
排ガス等の気体に超音波を伝搬させ、その伝搬速
度の変化を利用して管内気体の流量を測定する装
置が開発された、各方面で使用されている。
従来この種の超音波流量測定装置として、第2
図に示すものが知られている。この装置は気体を
導通する複数の流通管6のそれぞれに該流通管6
と同一内径の流量測定管1を介設し、さらに、各
流量測定管1の各周壁に超音波送受波面7を対向
させて一対の超音波送受波器2および同3を配設
し(第3図a)、超音波送受波器2および同3を
図示されていない制御器により交互に励振制御す
るものである。そして、各超音波送受波器2およ
び同3からの受信信号は対応する各流量交換器4
へ送られ、超音波が超音波送受波器2から同3に
伝搬する時間と超音波が超音波送受波器3から同
2に伝搬する時間との差から各流通管6(流量測
定管1)内を流れる流体の流量が求められるもの
である。なお、この種の流量測定に際し、第3図
bに示すように、超音波送受波器2および同3を
直接流通管6に取り付け、流通管6に流量測定管
1を兼用させる場合もあるが、この場合も上記と
同様に、各流通管6を流過する気体の流量が流量
変換器4により求められる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、この種の超音波流量測定装置に
おいては、流量測定管1あるいは流通管6に配置
される一対の超音波送受波器2および同3と、該
超音波送受波器2および同3に対応する流量変換
器4とが1組となつてユニツト的に使用されてい
るため、必ず1本の流通管6に対し1台の流量変
換器4を用意しなければならないという経済上の
無駄があつた。また、例えば、同一内径の複数の
流通管6を同一の目的で配管使用するような場
合、各流通管6を流過する流体(気体)の合計流
量を求めたい場合がある。しかし、従来の装置に
おける各流量変換器4は、対応する超音波送受波
器2および同3からの信号に基づいて各流通管6
の個々の流量を算出するためのものとして回路構
成が固定的に定められているため、前記合計流量
を求める場合には別個の加算器を用意しなければ
ならないという不便があつた。
本考案は上記従来の問題点を解決するためにな
されたものであり、その目的は、同一内径を有す
る複数の流通管の個々の流量およびそれらの合計
流量を1台の流量変換器を用いて測定することが
できる超音波流量測定装置を提供することにあ
る。
(問題点を解決するための手段) 一般に、流通管の内径が異なる場合(この場合
は必然的に流量測定管の内径も異なる)には一対
の超音波送受波器の配置間隔、つまり、超音波伝
搬距離が異なるから、流速検出時の検出感度が異
なる。そのため、複数の流通管の個々の流量を1
台の流量変換器によつて算出しようとすると、そ
の流量変換器の回路構成が複雑となり、各流通管
ごとの複数の流量変換器を1台の流量変換器にま
とめあげるという利益が少ない。
しかし、流通管、つまり流量測定管の内径が同
一の場合には前記検出感度も同一となるから、複
数の流通管の流量を回路構成が簡易な1台の流量
変換器によつてまとめあげることが可能となる。
本考案は、流通管の内径が同一である場合のか
かる利益に着目し、上記目的を達成するために次
のように構成されている。すなわち、本考案は、
流体を流過させる同一内径の複数の流量測定管
と; 各流量測定管路の両側に超音波送受波面を
対向させて配置された超音波送受波器と; 流量
測定管に配置された各超音波送受波器からの信号
を受け取り、そのうちの選択された信号を出力す
る信号切り換え回路と; 信号切り換え回路から
の信号を受けて各同一内径の流量測定管内を流過
する流体の個々の流量および(又は)それらの任
意の合計流量を算出する流量変換器と; を有す
る超音波流量測定装置である。
(作用) 上記構成からなる本考案において、例えば、従
来例のように流量測定管が流通管に接続されてい
るような場合、同一内径の複数の流通管、すなわ
ち、同一内径の複数の流量測定管の流量は次のよ
うに算出される。まず、同一内径の各流量測定管
に配置されている超音波送受波器からの信号はそ
れぞれ共通の信号切り換え回路へ加えられる。
該信号切り換え回路は、例えば、オペレータの
モード選択に従い選択されたモードの信号のみを
流量変換器へ切り換え供給する。例えば、目的と
する流通管(流量測定管)単独の流量を求めるた
めのモードが選択された場合、該信号切り換え回
路はその流通管(流量測定管)に関する超音波受
信信号のみを流量変換器へ供給し、また、複数の
流通管(流量測定管)の合計流量を求めるための
モードが選択された場合は、その合計流量の対象
となる各流通管(流量測定管)に関する超音波受
信信号のみを同流量変換器へ供給する。
流量変換器はこれらオペレータのモード選択に
応じて個々の流通管(流量測定管)の単独の流量
および(又は)それらの任意の合計流量を算出す
ることとなるのである。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。なお、本実施例の説明において従来例と同
一の構成部分には同一符号を付してその説明を省
略する。第1図には本考案に係る一実施例の構成
が示されている。図において、4本の流通管6a
乃至同6dのそれぞれには互いに同一内径の流量
測定管1a乃至同1bが介設されており、そのう
ち上から第1番目の流通管6aおよび流量測定管
1aの内径は2番目の流通管6bおよび流量測定
管1bよりも小径となつており、第2番目の流通
管6bおよび流量測定管1bと第3番目の流通管
6cおよび流量測定管1cとは内径が同一であ
り、また、第4番目の流通管6dおよび流量測定
管1dの内径は第3番目の流通管6cおよび流量
測定管1cよりも大径となつている。
流通管6の内径が異なる第1番目の流通管6a
と第4番目の流通管6dに対しては従来例と同様
に、各一対の超音波送受波器2aおよび同3a
と、同2dおよび同3dとに対応させて専用の流
量変換基4aおよび同4dが配置され、各流通管
6aおよび同6d、すなわち、流量測定管1aお
よび同1dの流量がそれぞれ個々に算出されるよ
うになつている。一方、内径が等しい流量測定管
1bおよび同1cに配置されている超音波送受波
器2bおよび3bと、同2cおよび同3cとの各
受信信号は信号切り換え回路5へ加えられてい
る。該信号切り換え回路5には図示されていない
信号選択スイツチが設けられており、該信号選択
スイツチを操作することにより、第1の流量モー
ド、第2の流量モードおよび合算流量モードのう
ちから任意のモードを選択できるようになつてい
る。
前記信号切り換え回路5は選択されたモードに
対応させて、演算対象となる受信信号を流量変換
器4′へ分配供給するものである。
すなわち、第1の流量モードが選択されたとき
には、第2番目の流通管6bの流量情報、すなわ
ち、超音波送受波器2bおよび同3bの受信信号
を流量変換器4′へ送り、第2の流量モードが選
択されたときには、超音波送受波器2cおよび同
3cの受信信号を流量変換器4′へ送る。
同様に、合算流量モードが選択されたときに
は、超音波送受波器2bおよび同3bの受信信号
と超音波送受波器2cおよび同3cの受信信号と
を流量変換器4′へ供給するものである。
前記流量変換器4′は前記信号切り換え回路5
から供給される受信信号Sを受け取る他に、前記
信号選択スイツチの選択モード信号Mを受け取
る。
そして、選択モード信号Mの選択モード情報に
基づいて受信信号Sの演算処理を行う。
つまり、第1の流量モードの場合は、超音波送
受波器2bおよび同3bの受信信号によつて流通
管6b(流量測定管1b)の流量を算出し、第2
の流量モードのときは超音波送受波器2cおよび
同3cの受信信号によつて流通管6c(流量測定
管1c)の流量を算出する。そして、合算流量モ
ードのときは、超音波送受波器2bおよび同3b
と、同2cおよび同3cとの受信信号によつて流
通管6bと同6c(流量測定管1bと同1c)と
の合計流量が算出されるのである。
上記のように、本実施例によれば、同一内径を
有する複数の流通管6bおよび同6cの流量およ
びそれらの合計流量を1台の流量検出器4′によ
つて算出できるから、従来例に比べ流量検出器の
台数を減少させることが可能となり、これにより
経済的節減を大幅に図ることができる。
また、流量検出器4′で処理する受信信号は前
記の如く、同一内径の流通管6bおよび6c、す
なわち、同一内径の流量測定管1bおよび同1c
についての受信信号であり、このような同一内径
の流通管6bおよび6cにおいては、流量検出時
における検出感度が等しくなるから、流量変換器
4′の回路構成を簡易にすることができるという
利益がある。なお、上記実施例では流量変換器
4′によつて流通管6bおよび同6cの個々の流
量とそれらの合計流量とを共に算出するように構
成したが、両方の流量を算出する必要がないとき
にはいずれか一方の流量のみを算出するようにし
て、回路構成の簡易化をさらに図ることもでき
る。
なお、上記実施例では、超音波送受波器2およ
び同3を流量測定管1に取り付けた場合を示した
が、第3図bのように該超音波送受波器2および
同3を流通管6に取り付けてもよい。
この場合は各流通管6a乃至同6dが流量測定
管1a乃至同1dを構成(兼用)することとな
る。
また、上記実施例では同一内径の直通管が2本
の場合を示したが、それ以上の本数の場合におい
ても同様に構成できることはもちろんのことであ
る。
(考案の効果) 本考案は以上説明したような構成と作用とを有
しているから、同一内径を有する複数の流通管
(流量測定管)の個々の流量および(又は)それ
らの合計流量を1台の簡易な流量変換器を用いて
算出することができ、これにより、経済的な節減
を大幅に図ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る一実施例の構成を示すブ
ロツク図、第2図は従来例の構成を示すブロツク
図、第3図aおよび同図bは超音波送受波器の使
用状態図である。 1,1a,1b,1c,1d……流量測定管、
2,2a,2b,2c,2d,3,3a,3b,
3c,3d……超音波送受波器、4,4′,4a,
4b,4c,4d……流量変換器、5……信号切
り換え回路、6,6a,6b,6c,6d……流
通管、7……超音波送受波面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流体を流過させる同一内径の複数の流量測定管
    と; 各流量測定管路の両側に超音波送受波面を
    対向させて配置された超音波送受波器と; 流量
    測定管に配置された各超音波送受波器からの信号
    を受け取り、そのうちの選択された信号を出力す
    る信号切り換え回路と; 信号切り換え回路から
    の信号を受けて各同一内径の流量測定管内を流過
    する流体の個々の流量および(又は)それらの任
    意の合計流量を算出する流量変換器と; を有す
    ることを特徴とする超音波流量測定装置。
JP2380286U 1986-02-20 1986-02-20 Expired - Lifetime JPH0537219Y2 (ja)

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JP2380286U JPH0537219Y2 (ja) 1986-02-20 1986-02-20

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JP2380286U JPH0537219Y2 (ja) 1986-02-20 1986-02-20

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JPS62135925U JPS62135925U (ja) 1987-08-27
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JPS62135925U (ja) 1987-08-27

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