JPH0612278B2 - 二相流超音波式流量測定方法及び測定装置 - Google Patents

二相流超音波式流量測定方法及び測定装置

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JPH0612278B2
JPH0612278B2 JP63260220A JP26022088A JPH0612278B2 JP H0612278 B2 JPH0612278 B2 JP H0612278B2 JP 63260220 A JP63260220 A JP 63260220A JP 26022088 A JP26022088 A JP 26022088A JP H0612278 B2 JPH0612278 B2 JP H0612278B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、例えば蒸気のような気相と、ドレンのような
液相とが、層をなして流れている管体において、上記気
相及び液相の二相それぞれの流量を測定する方法及び装
置に関する。
<従来技術> 一般に、蒸気とドレンとは同じ管体を流れるが、これら
上記の流量及びドレンの流量をそれぞれ測定する必要に
迫られることがある。このような場合、従来では、第4
図に示すように、蒸気とドレンとが流れる配管1の中途
に蒸気専用の配管2と、ドレン専用の配管3とを設け、
蒸気は配管2に、ドレンは配管3にそれぞれ流れるよう
にし、すなわち、蒸気とドレンとをそれぞれ単相流と
し、配管2に蒸気用の流量検出センサ4を設け、配管3
にドレン用の流量検出用センサ5を設け、蒸気とドレン
との流量を個別に測定していた。
<発明が解決しようとする課題> しかし、このような技術では、蒸気とドレンとに専用の
配管2、3が必要であり、第4図に示していないが、蒸
気とドレンとを分離するためのセパレータ等の装置が必
要で、装置全体が大型になるという問題点があった。
本発明は、蒸気のような気相と、ドレンのような液相と
をそれぞれ分離することなく流量を測定することができ
る方法及び装置を提供することを目的とする。
<課題を解決するための手段> 上記の目的を達成するため、本発明では、第1の相と第
2の相が階層をなして流れる管体において、第1の相側
にその流れる方法に沿って所定の間隔を隔てて第1及び
第2の超音波送受部が設けられている。第1の超音波送
受部は、流れの上流側に設けられ、第2の超音波送受部
は下流側に設けられている。そして、第1の超音波送受
部から送信された超音波は、第1及び第2の相の境界面
で反射され、第2の超音波送受部で受信される。逆に、
第2の超音波送受部から受信された超音波は第1及び第
2の相の境界面で反射され、第1の超音波送受部で受信
される。
第2の相側には、第1または第2の超音波送受部から送
信され、第1の相を通過し、第1の相と第2の相との境
界面で屈折して、第2の相側に入った超音波を受信する
第3の超音波送受部が設けられている。
第1の超音波送受部から送信され、第2の超音波送受部
で受信された超音波信号と、第2の超音波送受部から送
信され、第1の超音波送受部で受信された超音波信号と
に基づいて、第1の相の速度が演算される。また、第1
または第2の超音波送受部から送信され、第3の超音波
送受部で受信された超音波信号と、第1の超音波送受部
から送信され、第2の超音波送受部で受信されたか、あ
るいは第2の超音波送受部から送信され、第1の超音波
送受部で受信された超音波信号とに基づいて第2の相の
速度が演算される。これら第1及び第2の相の速度を用
いて、第1及び第2の相の流量が演算される。
<作用> 第1の超音波送受部は第1の相の上流側に設けられてい
るので、第1の超音波送受部から送信され、第2の超音
波送受部で受信された超音波信号は、第2の超音波送受
部に向う間に第1の相の速度の影響を受けて加速されて
いる。逆に、第2の超音波送受部は第1の相の下流側に
設けられているので、第2の超音波送受部から送信さ
れ、第1の超音波送受部で受信された超音波信号は、第
1の超音波送受部に向う間に第1の相の速度の影響を受
けて減速されている。これら加速の程度と減速の程度と
は同じである。よって、これら第1及び第2の超音波信
号検出部で受信された超音波信号を演算することによっ
て、第1の相の速度を演算することができる。
第1または第2の超音波送受部から送信され、第3の超
音波送受部で受信された超音波信号は、第3の超音波信
号検出部に向う間に、第1の相の速度及び第2の相の速
度の影響を受けて、加速または減速されている。このう
ち、第1の相の速度による加速または減速の程度は、第
1または第2の超音波送受部でから送信され、第2また
は第1の超音波送受部で受信された超音波信号と同じで
ある。よって、第3の超音波送受部で受信された超音波
信号と、第1または第2の超音波送受部で受信された超
音波信号とを用いて、演算することにより、第2の相の
速度を演算することができる。
このようにして求められた第1の相の速度及び第2の相
の速度とを用いて、第1及び第2の相の流量が演算され
る。
<実施例> 第1図において、10は配管で、その内部の上方には蒸気
12が速度vで、同図の左側から右側に流れている。同
様に、配管10の下方にはドレン14が速度vで、左側か
ら右側に流れている。
配管10の蒸気12側には、第1の超音波送受信部16が設け
られ、これよりも下流側に所定距離Lだけ隔てて、第2
の超音波送受信部18が設けられている。第1及び第2の
超音波送受信部16、18は、送信または受信した超音波が
水平面となす角度を任意に変更できるように図示しない
ホルダに支持されており、第1の超音波送受信部16から
送信された超音波が、蒸気12とドレン14との境界面で反
射し、第2の超音波送受信部18で受信されるように、か
つ第2の超音波送受信部18から送信された超音波が上記
の境界面で反射し、第1の超音波送受信部16で受信され
る角度θをなすように調整されている。この角度θ
の設定方法については後述する。
また、ドレン14側には、第1の超音波送受信部16から送
信され、蒸気12とドレン14との境界面で屈折した超音波
を受信できる位置及び角度θに第3の超音波送受信部
20が設けられている。第3の超音波送受信部20も、上記
の角度θを変更可能に、かつ配管10の長さ方向に移動
可能に図示しないホルダに支持されている。この第3の
超音波送受信部20の設置位置及び角度θの設定方法に
ついては後述する。なお、第1乃至第3の超音波送受信
部16、18、20としては超音波振動子を用い、1台で送信及
び受信に兼用している。
ここで、第1及び第2の超音波送受信部16、18から送信
された超音波信号の境界面における反射点をAとし、第
1及び第2の超音波送受信部16、18から反射点Aまでの
距離をlとし、蒸気12の静止状態における音速をC
とすると、第1の超音波送受信部16から送信され、境界
面で反射され、第2の超音波送受信部18で受信された超
音波の周波数f12は、蒸気12の速度vの影響を受け
て、 となる。逆に、第2の超音波送受信部18から送信され、
境界面で反射され、第1の超音波送受信部16で受信され
た超音波信号の周波数f21は、蒸気12の速度vの影響
を受けて、 となる。f12とf21との差のビート周波数Δfを取る
と、 となる。ここで、lは、 である。従って、Δfとなり、vは、 によって求められる。
ここで、f12とf21との和のビート周波数は、 となる。一方、スネルの法則により、ドレン14の静止状
態における音速をCとすると、 であるので、 となる。なお、Cはドレンの静止状態において、温度
と圧力とを測定し、これに基づいて演算する。よって、
(9)式より、 となる。このθとなるように第3の超音波送受信部20
を調整し、かつ第1の超音波送受信部16からの超音波が
受信できる位置まで、水平に第3の超音波受信部20を移
動させる。そして、受信した超音波信号の周波数f
13は、蒸気14とドレン16とで加速されているので、反射
点Aから第3の超音波送受信部20までの距離をlとす
ると、 となる。これを変形することにより、vとなる。但し、lは、配管10の直径をHとすると、 である。
このようにして、蒸気の速度v、ドレンの速度v
求めると、(L/2)tanθの演算を行なって、蒸気1
2が流れている部分の高さ寸法Hを求め、H−(L/
2)tanθでドレンが流れている部分の高さ寸法H
を求め、これらv、Hを用いて蒸気12の流量を求
め、v、Hを用いてドレン14の流量を求める。
上記のようにして、蒸気12及びドレンの流量を測定する
には、まず第1乃至第3の超音波送受信部16、18、20から
超音波の送受信を行ない、受信された超音波の周波数を
測定する必要がある。そのため、トランシーバ22が設け
られている。このトランシーバ22は、例えば第2図に示
すように、ブロッキング発振回路24、受信増幅回路26、
検波回路28、シュミット回路30、トリガ回路32からな
り、ブロッキング発振回路24からの発振出力によって送
信器として用いている超音波送受信部から超音波パルス
を送信し、これを受信器として用いている別の超音波送
受信部で受信して電気信号に変換し、これを受信増幅回
路26で受信増幅した後、検波回路28で検波し、シュミッ
ト回路30で波形成型し、トリガ回路32に供給し、トリガ
回路32がブロッキング発振回路24をトリガして、ブロッ
キング発振回路24が、再び送信用の超音波送受信部に超
音波パルスを発生させるものである。そして、ブロッキ
ング発振回路24が発振してから再度発振するまでの時間
間隔、即ちトリガ回路32がトリガ信号を発生する時間間
隔を測定し、それの逆数を求めることによってf12、f
21、f13を測定することができる。このような周波数測
定装置の構成は公知であるので、図示を省略してある。
12を測定する場合、第1の超音波送受信部16をブロッ
キング発振回路24に接続し、第2の超音波送受信部18を
受信増幅回路26に接続する必要がある。また、f21を測
定する場合、第1の超音波送受信部16を受信増幅回路26
に接続し、第2の超音波送受信部18をブロッキング発振
回路24に接続する必要がある。また、f13を測定する場
合、第1の超音波送受信部16をブロッキング発振回路24
に接続し、第3の超音波送受信部20を受信増幅回路26に
接続する必要がある。そのため、スイッチ部34、36が設
けられている。これらスイッチ部34は、トランシーバ22
のブロッキング発振回路24に接続された端子34aと、受
信増幅回路26に接続された端子34bと、第1の超音波送
受信部16に接続された端子34dと、スイッチ部36の端子3
6aに接続された端子34dを有する。スイッチ部36は端子3
6aの他に、第2の超音波送受信部18に接続された端子36
bと、第3の超音波送受信部20に接続された端子36cとを
有する。f12を測定する場合、スイッチ部34は制御信号
によって端子34aと端子34cが接続され、端子34bが端子3
4dに接続された状態に切り換わり、スイッチ部36は、制
御信号により、端子36aが端子36bに接続された状態に切
り換わる。f21を測定する場合、スイッチ部34は、制御
信号によって端子34aが端子34dに接続され、端子34bが
端子34cに接続された状態に切り換わり、スイッチ部36
は、制御信号によって端子34aが端子36bに接続された状
態に切り換わる。また、f13を測定する場合、スイッチ
部34は制御信号によって端子34aと端子34cが接続され、
端子34bが端子34dに接続された状態に切り換わり、スイ
ッチ部36は、制御信号により、端子36aが端子36cに接続
された状態に切り換わる。
これら制御信号は、マイクロコンピュータ38より供給さ
れる。また、マイクロコンピュータ38にはトランシーバ
22からのf12、f21、f13を表わすデータも供給されて
いる。さらに、配管10に設けられた圧力センサ40、温度
センサ42の出力もマイクロコンピュータ38に供給されて
いる。これら圧力センサ40、温度センサ42は、静止状態
におけるドレン14の音速Cを算出するために設けられ
ている。マイクロコンピュータ38は、内蔵するプログラ
ムに従ってスイッチ部34、36を制御し、トランシーバ22
や圧力センサ40や温度センサ42の出力に基づいて蒸気1
2、ドレン14の流量を測定する。なお、44はマイクロコ
ンピュータ38に付属する表示部である。
第3図はマイクロコンピュータ38の動作の概略を示すフ
ローチャートで、まず第1及び第2の超音波送受信部1
6、18間の距離Lをキーボード等を用いて入力する(ステ
ップS2)。次いで、ドレン14が静止している状態で圧
力センサ40から圧力信号を、温度センサ42か温度信号を
それぞれ入力し(ステップS4)、これら温度信号及び
圧力信号に基づいて静止状態におけるドレンの音速C
を演算する(ステップS6)。なお、演算する代りに、
ROM等に様々な圧力信号及び温度信号とに対応する各
音速を記憶させておき、入力された温度信号及び圧力信
号に対応する音速Cを読み出すようにしてもよい。
次にスイッチ部34、36を切り換えて、第1の超音波送受
信部16を送信状態に、第2の超音波送受信部18を受信状
態とする(ステップS8)。これに次いで、トランシー
バ22を作動状態とし、第2の超音波送受信部18で超音波
が受信できるか判断し(ステップS10)、この答がYE
SになるまでこのステップS10を繰返す。この間に、人
手によって第1及び第2の超音波送受信部16、18の角度
θの調整が行なわれる。
ステップS10の答がYESになると、そのときの角度θ
をキーボードによって入力し(ステップS12)、トラ
ンシーバ22からf12を入力する(ステップS14)。
次に、スイッチ部34、36を切り換えて、第1の送受信部1
6を受信状態に、第2の超音波送受信部18を送信状態と
し(ステップS16)、f21をトランシーバ22から入力す
る(ステップS18)。そして、上述した(6)式に基づい
て上記の速度vを演算する(ステップS20)。
そして、上述した式(10)に基づいて、θを求め、これ
を例えば表示部44に表示する(ステップS22)。次に、
スイッチ部34、36を切り換えて、第1の超音波送受信部1
6を送信状態に、第3の超音波送受信部20を受信状態と
する(ステップS24)。この間に、人手により第3の超
音波送受信部20に角度θをとらせるように調整する。
そして、第3の超音波送受信部20で超音波が受信できて
いるか判断し(ステップS26)、この答がYESになる
までこのステップS26を繰返す。この間に第3の超音波
送受信部20を人手により水平方向に移動させ、ステップ
S26の答がYESになるようにする。
ステップS26の答がYESになると、トランシーバ22か
らf13を入力し(ステップS28)、これに続いて上述し
た式(11)に基づいてドレンの速度vを演算する(ステ
ップS30)。
最後に、H1、H2を演算し、v、Vを用いて蒸気1
2、ドレン14の流量を演算する。
上記の実施例では、第3の超音波送受信部20は、第1の
超音波送受信部16から送信された超音波を受信するよう
に構成したが、第2の超音波送受信部18から超音波を送
信し、これを受信するように構成してもよい。その場
合、vの演算は、第2の超音波送受信部から送信さ
れ、第3の超音波送受信部で受信された超音波の周波数
をf23とすると、vで演算される。
また、上記の実施例では第1及び第2の超音波送受信部
を蒸気側に設けて、まず蒸気の速度を求め、第1の超音
波送受信部から送信した超音波をドレン側に設けた第3
の超音波送受信部20で受信し、そのとき測定した周波数
13、と先に測定したf12とを用いて、ドレンの速度v
を求めたが、第1及び第2の超音波送受信部をドレン
側に設け、第1または第2の超音波送受信部から送信さ
れ、蒸気とドレンの境界面でドレン側に反射された超音
波を第2または第1の超音波送受信部で受信して、(6)
式と同様な式でドレンの速度を求め、第3の超音波送受
信部を蒸気側に設け、第1または第2の超音波送受信部
から送信され、境界面で屈折して、第3の超音波送受信
部で受信された超音波の周波数と、第1の超音波送受信
部から送信したと送信し、第2の超音波送受信部で受信
された超音波の周波数または第2の超音波送受信部から
送信し、第1の超音波送受信部で受信された超音波の周
波数とを用いて、蒸気の速度を演算するようにしてもよ
い。
さらに、上記の実施例では、第1の超音波送受信部から
送信し、第2の超音波送受信部で受信したときの周波数
と、第2の超音波送受信部で送信し、第1の超音波送受
信部で受信したときの周波数との差を用いて蒸気の速度
を演算したが、第1の超音波送受信部16から送信し、第
2の超音波送受信部18で受信するまでの時間と、第2の
超音波送受信部18で送信し、第1の超音波送受信部16で
受信するまでの時間との差を測定し、これを用いて蒸気
の速度の演算をしてもよい。無論、この場合、ドレンの
速度の演算に用いるため、第1を超音波送受信部から送
信され第3の超音波送受信部で超音波が受信されるまで
の時間を測定する。
<発明の効果> 以上のように、本発明のよる方法及び装置によれば、蒸
気とドレンのような二相流が流れている状態で、これら
の流量をそれぞれ測定することができる。従って、蒸気
とドレンとを分離するためのセパレータや、分離された
蒸気とドレンとをそれぞれ流すための配管が不要とな
り、流量の測定に用いる装置を小型化することができ
る。
また、本発明の装置を、蒸気使用装置とスチームトラッ
プとの間の特にスチームトラップに近い側に設けると、
蒸気使用装置での蒸気使用量(ドレン発生量)及びスチ
ームトラップでの蒸気漏減量を知ることができる。ま
た、蒸気使用装置の入口側に設けると、蒸気の消費量及
びドレンの混入量を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による二相流超音波式流量測定装置の一
実施例の概略構成図、第2図は同実施例で使用するトラ
ンシーバのブロック図、第3図は同実施例に使用したマ
イクロコンピュータの動作フローチャート、第4図は従
来の蒸気とドレンとの流量測定装置の概略構成図であ
る。 10……配管(管体)、16……第1の超音波送受信部、18
……第2の超音波送受信部、20……第3の超音波送受信
部、38……マイクロコンピュータ(演算手段)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ異なる第1及び第2の相が層をな
    して流れる管体において第1の相側に第1の相が流れる
    方向に沿って間隔を隔てて配置された第1及び第2の超
    音波送受部のうち、上流側にある第1の超音波送受部か
    ら基準値で送信され、下流側にある第2の超音波送受部
    で受信され、第1の相の速度によって上記基準値よりも
    値が変動している超音波信号と、第2の超音波送受部か
    ら上記基準値で送信され、第1の超音波送受部で受信さ
    れ、第1の相の速度によって上記基準値よりも値が変動
    している超音波信号に基づいて第1の相の速度を演算す
    る段階と、 第1または第2の超音波送受部から送信され第1及び第
    2の相を通過し上記管体の第2の相側に設けられた第3
    の超音波送受部で受信され第1の相及び第2の相の速度
    によって基準値よりも値が変動している超音波信号と、
    第1及び第2の超音波送受部の一方から送信され他方で
    受信された超音波信号とに基づいて、第2の相の速度を
    演算する段階と、 第1の相速度に基づいて第1の相の流量を、第2の相速
    度に基づいて第2の相の流量をそれぞれ演算する段階と を具備する二相流超音波式流量測定方法。
  2. 【請求項2】それぞれ異なる第1及び第2の相が層をな
    して流れる管体において第1の相側に第1の相が流れる
    方向に沿って間隔を隔てて配置され、相互間において第
    1の相を通過して第2の相の表面で反射された超音波信
    号を送受信する第1及び第2の超音波送受部と、 上記管体の第2の相側に設けられ第1または第2の超音
    波送受部から送信され、第1の相及び第2の相を通過し
    た超音波信号を受信する第3の超音波送受部と、 第1の超音波送受部から基準値で送信され、第1の相の
    速度によって基準値よりも値が変動して第2の超音波送
    受部で受信された超音波信号と、第2の超音波送受部か
    ら基準値で送信され、第1の相の速度によって基準値よ
    りも値が変動して第1の超音波送受部で受信された超音
    波信号とに基づいて、第1の相の速度を演算する手段
    と、 第1の超音波送受部または第2の超音波送受部から基準
    値で送信され、第3の超音波送受部で受信され第1及び
    第2の相の速度の影響を受けている超音波信号と、第1
    及び第2の超音波送受部の一方から送信され他方で受信
    された超音波信号に基づいて、第2の相の速度を演算す
    る手段と、 第1の相の速度に基づいて第1の相の流量を、第2の相
    の速度に基づいて第2の相の流量を、それぞれ演算する
    手段と、 を具備する二相流超音波式流量測定装置。
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