JPH0558032A - プリンタ - Google Patents
プリンタInfo
- Publication number
- JPH0558032A JPH0558032A JP3246895A JP24689591A JPH0558032A JP H0558032 A JPH0558032 A JP H0558032A JP 3246895 A JP3246895 A JP 3246895A JP 24689591 A JP24689591 A JP 24689591A JP H0558032 A JPH0558032 A JP H0558032A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- color
- recording paper
- layer
- light
- printer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
- Laser Beam Printer (AREA)
- Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
- Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 光走査によって直接文字等の像を描くことが
できる記録紙を利用する、構成の単純なプリンタを得る
こと。 【構成】 常時は色を有し特定波長の光を照射すると無
色透明になる変色層と、この変色層とは異なる色からな
る下地層とを有する記録紙;この記録紙を送る記録紙送
り機構;上記特定波長のレーザ光を発する光源;および
印刷情報に応じてこの光源の光をオンオフ変調し、記録
紙送り機構によって送られている記録紙上に直接照射す
るビーム走査手段;を備えているプリンタ。記録紙の変
色層は、少なくともシアニン系色素のIR820Bと有
機ホウ素アンモニウム塩との混合物から構成され、この
ときの特定波長は820nmの近赤外線である。
できる記録紙を利用する、構成の単純なプリンタを得る
こと。 【構成】 常時は色を有し特定波長の光を照射すると無
色透明になる変色層と、この変色層とは異なる色からな
る下地層とを有する記録紙;この記録紙を送る記録紙送
り機構;上記特定波長のレーザ光を発する光源;および
印刷情報に応じてこの光源の光をオンオフ変調し、記録
紙送り機構によって送られている記録紙上に直接照射す
るビーム走査手段;を備えているプリンタ。記録紙の変
色層は、少なくともシアニン系色素のIR820Bと有
機ホウ素アンモニウム塩との混合物から構成され、この
ときの特定波長は820nmの近赤外線である。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は、プリンタに関し、特に印刷情報
を一旦感光体に転写する必要のないプリンタに関する。
を一旦感光体に転写する必要のないプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術およびその問題点】従来のレーザプリンタ
は、コンピュータから受ける印刷情報によりレーザビー
ムをオンオフ変調して感光体ドラム上に印刷潜像を作
り、この潜像をトナーを介して記録紙上に転写するとい
う基本構成を有する。このため、構成が複雑とならざる
を得なかった。
は、コンピュータから受ける印刷情報によりレーザビー
ムをオンオフ変調して感光体ドラム上に印刷潜像を作
り、この潜像をトナーを介して記録紙上に転写するとい
う基本構成を有する。このため、構成が複雑とならざる
を得なかった。
【0003】一方、最近、常時は色を有し特定波長の光
を照射すると、この色が消えて無色透明になる着色剤が
開発され、コピー用トナーとしての使用が着目されてい
る。つまり、この着色剤をコピー用トナーとして使用す
れば、記録済みコピー紙に特定波長の光を照射すること
で、その記録が消えるので、コピー紙の再利用が可能に
なる。
を照射すると、この色が消えて無色透明になる着色剤が
開発され、コピー用トナーとしての使用が着目されてい
る。つまり、この着色剤をコピー用トナーとして使用す
れば、記録済みコピー紙に特定波長の光を照射すること
で、その記録が消えるので、コピー紙の再利用が可能に
なる。
【0004】この着色剤は、具体的には、青色のシアニ
ン系色素の一つであるIR820Bと有機ホウ素アンモ
ニウムとの混合物であり、この着色剤に820nmの近赤
外線を照射すると、青色が消え無色透明になる。この現
象は、近くに有機ホウ素アンモニウムが存在すると、I
R820Bが820nmの近赤外線を吸収して非可逆反応
が起こり、青色が消えて無色となる現象として説明され
ている。有機ホウ素アンモニウムは触媒として働いてい
る。
ン系色素の一つであるIR820Bと有機ホウ素アンモ
ニウムとの混合物であり、この着色剤に820nmの近赤
外線を照射すると、青色が消え無色透明になる。この現
象は、近くに有機ホウ素アンモニウムが存在すると、I
R820Bが820nmの近赤外線を吸収して非可逆反応
が起こり、青色が消えて無色となる現象として説明され
ている。有機ホウ素アンモニウムは触媒として働いてい
る。
【0005】しかし、このような着色剤が開発されて
も、従来の基本的な発想は、これをトナーとして用いる
ことによりコピー紙の再利用を可能にするというもの
で、プリンタ自体の構成を変更するという発想は存在し
なかった。
も、従来の基本的な発想は、これをトナーとして用いる
ことによりコピー紙の再利用を可能にするというもの
で、プリンタ自体の構成を変更するという発想は存在し
なかった。
【0006】
【発明の目的】本発明は、この新着色剤の発見に基づ
き、これを利用してプリンタ自体の構成を単純化するこ
とを目的とする。
き、これを利用してプリンタ自体の構成を単純化するこ
とを目的とする。
【0007】
【発明の概要】本発明は、この新着色剤層を有する記録
紙を用いれば、光走査によって直接文字等の像を描くこ
とができ、従って、印刷情報を転写するための感光体は
不要になるという着想に基づいて完成されたものであ
る。
紙を用いれば、光走査によって直接文字等の像を描くこ
とができ、従って、印刷情報を転写するための感光体は
不要になるという着想に基づいて完成されたものであ
る。
【0008】本発明によるプリンタは、常時は色を有し
特定波長の光を照射すると無色透明になる変色層と、こ
の変色層とは異なる色からなる下地層とを有する記録紙
を用いるものであって、この記録紙を送る記録紙送り機
構と、この特定波長のレーザ光を発する光源と、印刷情
報に応じてこの光源の光をオンオフ変調し、記録紙送り
機構によって送られている記録紙上に直接照射するビー
ム走査手段とを備えたことを特徴としている。
特定波長の光を照射すると無色透明になる変色層と、こ
の変色層とは異なる色からなる下地層とを有する記録紙
を用いるものであって、この記録紙を送る記録紙送り機
構と、この特定波長のレーザ光を発する光源と、印刷情
報に応じてこの光源の光をオンオフ変調し、記録紙送り
機構によって送られている記録紙上に直接照射するビー
ム走査手段とを備えたことを特徴としている。
【0009】このプリンタによれば、印刷情報を一旦転
写するための感光体ドラム、トナー供給機構、あるいは
定着機構が不要であり、構成が著しく単純化される。
写するための感光体ドラム、トナー供給機構、あるいは
定着機構が不要であり、構成が著しく単純化される。
【0010】記録紙の変色層は、少なくともシアニン系
色素のIR820Bと有機ホウ素アンモニウム塩との混
合物から構成することができ、このときの特定波長は8
20nmの近赤外線である。
色素のIR820Bと有機ホウ素アンモニウム塩との混
合物から構成することができ、このときの特定波長は8
20nmの近赤外線である。
【0011】
【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する。
まず、図3ないし図7について本発明に用いる記録紙1
0を説明する。図3では、下地層を構成するベース11
上に、変色層12が設けられている。
まず、図3ないし図7について本発明に用いる記録紙1
0を説明する。図3では、下地層を構成するベース11
上に、変色層12が設けられている。
【0012】変色層12は、シアニン系色素のIR82
0Bの粒子12aと、有機ホウ素アンモニウム粒子12
bとの均一混合物を、塗料12cによってベース11上
に塗布して構成されている。この変色層12は、IR8
20B粒子12aの色により、常時は青色を呈する。ベ
ース11は、この青色とは異なる色からなっている。一
般的には、ベース11は青とのコントラストが大きい色
から選択するのがよいが、特殊な意図あるいは用途で
は、黒等の青とのコントラストが小さい色を用いてもよ
い。
0Bの粒子12aと、有機ホウ素アンモニウム粒子12
bとの均一混合物を、塗料12cによってベース11上
に塗布して構成されている。この変色層12は、IR8
20B粒子12aの色により、常時は青色を呈する。ベ
ース11は、この青色とは異なる色からなっている。一
般的には、ベース11は青とのコントラストが大きい色
から選択するのがよいが、特殊な意図あるいは用途で
は、黒等の青とのコントラストが小さい色を用いてもよ
い。
【0013】図4、図5は、別の実施例を示すもので、
IR820B粒子12aと有機ホウ素アンモニウム粒子
12bを透明カプセル12d内に封入し、この透明カプ
セル12dを塗料12cによってベース11上に、塗布
している。
IR820B粒子12aと有機ホウ素アンモニウム粒子
12bを透明カプセル12d内に封入し、この透明カプ
セル12dを塗料12cによってベース11上に、塗布
している。
【0014】図6は、さらにベース11と変色層12の
間に、別の下地層13を設けた例である。図7は、変色
層12の上に、さらに透明保護層14を設けた例であ
る。
間に、別の下地層13を設けた例である。図7は、変色
層12の上に、さらに透明保護層14を設けた例であ
る。
【0015】上記構成の記録紙10は、その変色層12
上に、820nmの近赤外光によって、文字等の像を描く
と、前述の原理により描かれた部分のみが無色透明にな
り、ベース11または下地層13の色によって像が描か
れる。
上に、820nmの近赤外光によって、文字等の像を描く
と、前述の原理により描かれた部分のみが無色透明にな
り、ベース11または下地層13の色によって像が描か
れる。
【0016】図1、図2は、以上の記録紙10を用いる
本発明によるプリンタの実施例を示すものである。82
0nmの波長の光を発するレーザ光源(レーザダイオー
ド)21から出たレーザビームは、ミラー22および集
光レンズ23を介してオンオフ変調器24に入る。オン
オフ変調器24は、コンピュータ25が持つ印刷情報に
応じて、レーザビームをオンオフ変調するものである。
この印刷情報によりオンオフ変調器24でオンオフ変調
されたレーザビームは、コリメータレンズ26により平
行光に戻され、ミラー27、28を介して、回転ポリゴ
ン鏡29に入射する。回転ポリゴン鏡29の各反射面2
9aで反射したレーザビームは、fθレンズ30および
ミラー31を介して、記録紙送り機構33によって送ら
れている記録紙10上に直接結像する。
本発明によるプリンタの実施例を示すものである。82
0nmの波長の光を発するレーザ光源(レーザダイオー
ド)21から出たレーザビームは、ミラー22および集
光レンズ23を介してオンオフ変調器24に入る。オン
オフ変調器24は、コンピュータ25が持つ印刷情報に
応じて、レーザビームをオンオフ変調するものである。
この印刷情報によりオンオフ変調器24でオンオフ変調
されたレーザビームは、コリメータレンズ26により平
行光に戻され、ミラー27、28を介して、回転ポリゴ
ン鏡29に入射する。回転ポリゴン鏡29の各反射面2
9aで反射したレーザビームは、fθレンズ30および
ミラー31を介して、記録紙送り機構33によって送ら
れている記録紙10上に直接結像する。
【0017】記録紙送り機構33は、周知であるが、図
では、送りロール33aと、レーザビームが透過する透
明ガラス33bが図示されている。給紙トレー34内に
収納されている記録紙10は、給紙ローラ35によって
一枚ずつ取り出された後、この記録紙送り機構33によ
って、透明ガラス33bの下部を移動する。この記録紙
10の送り速度は、回転ポリゴン鏡29の回転速度と同
期している。この同期速度で送られている記録紙10上
に、印刷情報に応じてオンオフ変調された820nmのレ
ーザビームが照射されると、記録紙10上の変色層12
は、その光が当たった部分だけが透明となってベース1
1または下地層13の色が表われるため、直接印刷がで
きる。記録紙10には、その後、現像定着等の何の処理
も必要としない。
では、送りロール33aと、レーザビームが透過する透
明ガラス33bが図示されている。給紙トレー34内に
収納されている記録紙10は、給紙ローラ35によって
一枚ずつ取り出された後、この記録紙送り機構33によ
って、透明ガラス33bの下部を移動する。この記録紙
10の送り速度は、回転ポリゴン鏡29の回転速度と同
期している。この同期速度で送られている記録紙10上
に、印刷情報に応じてオンオフ変調された820nmのレ
ーザビームが照射されると、記録紙10上の変色層12
は、その光が当たった部分だけが透明となってベース1
1または下地層13の色が表われるため、直接印刷がで
きる。記録紙10には、その後、現像定着等の何の処理
も必要としない。
【0018】なお、使用済の記録紙10は、最終的に変
色層12の全面に820nmの光を照射すれば、変色層1
2全部が無色透明になるから、ベース11または下地層
13の色の紙として利用できる。
色層12の全面に820nmの光を照射すれば、変色層1
2全部が無色透明になるから、ベース11または下地層
13の色の紙として利用できる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明のプリンタは、特定
波長の光が照射された部分に文字等の像を描くことがで
きる記録紙を用い、印刷情報に応じてオンオフ変調され
た、この特定波長の光を直接記録紙に与えるものである
から、従来のプリンタにおいて不可欠であった転写用感
光体、トナー、現像装置、定着装置等が不要となる。従
って、構成の極めて単純なプリンタが得られる。
波長の光が照射された部分に文字等の像を描くことがで
きる記録紙を用い、印刷情報に応じてオンオフ変調され
た、この特定波長の光を直接記録紙に与えるものである
から、従来のプリンタにおいて不可欠であった転写用感
光体、トナー、現像装置、定着装置等が不要となる。従
って、構成の極めて単純なプリンタが得られる。
【図1】本発明によるプリンタの実施例を示す模式断面
図である。
図である。
【図2】図1のプリンタの平面展開図である。
【図3】本発明によるプリンタに用いる記録紙の実施例
を示す模式図である。
を示す模式図である。
【図4】記録紙の別の実施例を示す模式図である。
【図5】図4の記録紙の変色層を構成する透明カプセル
の拡大模式図である。
の拡大模式図である。
【図6】記録紙のさらに別の実施例を示す模式図であ
る。
る。
【図7】記録紙の別の実施例を示す模式図である。
10 記録紙 11 ベース(下地層) 12 変色層 12a IR820B粒子 12b 有機ホウ素アンモニウム粒子 12c 塗料 12d 透明カプセル 13 下地層 14 透明保護層 21 レーザ光源 22 27 28 ミラー 24 オンオフ変調器 25 コンピュータ 29 回転ポリゴン鏡 30 fθレンズ 33 記録紙送り機構 34 給紙トレー
Claims (3)
- 【請求項1】 常時は色を有し特定波長の光を照射する
と無色透明になる変色層と、この変色層とは異なる色か
らなる下地層とを有する記録紙;この記録紙を送る記録
紙送り機構;上記特定波長のレーザ光を発する光源;お
よび、 印刷情報に応じてこの光源の光をオンオフ変調し、上記
記録紙送り機構によって送られている記録紙上に直接照
射するビーム走査手段;を備えたことを特徴とするプリ
ンタ。 - 【請求項2】 請求項1において、記録紙の変色層は、
シアニン系色素のIR820Bと有機ホウ素アンモニウ
ム塩との混合物から構成され、特定波長は近赤外線であ
るプリンタ。 - 【請求項3】 請求項2において、近赤外線の波長は、
820nmであるプリンタ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3246895A JPH0558032A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | プリンタ |
US07/934,403 US5329300A (en) | 1991-08-30 | 1992-08-24 | Recording paper and recording apparatus using same |
US08/725,845 US5645920A (en) | 1991-08-30 | 1996-09-30 | Recording paper and recording apparatus using same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3246895A JPH0558032A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | プリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0558032A true JPH0558032A (ja) | 1993-03-09 |
Family
ID=17155340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3246895A Pending JPH0558032A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | プリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0558032A (ja) |
-
1991
- 1991-08-30 JP JP3246895A patent/JPH0558032A/ja active Pending
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