JPH10308036A - 内部面に可視情報を有するコンパクトディスク - Google Patents

内部面に可視情報を有するコンパクトディスク

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JPH10308036A
JPH10308036A JP10039227A JP3922798A JPH10308036A JP H10308036 A JPH10308036 A JP H10308036A JP 10039227 A JP10039227 A JP 10039227A JP 3922798 A JP3922798 A JP 3922798A JP H10308036 A JPH10308036 A JP H10308036A
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disk
layer
disc
image
dye
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JP10039227A
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Xin Wen
ウェン シン
Charles D Deboer
ディー デボア チャールズ
Alfred J Amell
ジェイ エイメル アルフレッド
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Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
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    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/38Visual features other than those contained in record tracks or represented by sprocket holes the visual signals being auxiliary signals
    • G11B23/40Identifying or analogous means applied to or incorporated in the record carrier and not intended for visual display simultaneously with the playing-back of the record carrier, e.g. label, leader, photograph
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/24Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、データがコンパクトディスクの外
部面(通常データ読み取り面の反対側)ではなく内部面
に印刷され、従って印刷されたデータが使用中の物理的
な摩擦によって損傷を受けないコンパクトディスクを提
供することを目的とする。 【解決手段】 コンパクトディスクは内部記憶層と、可
視情報を印刷された内部印刷層とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内部に記録され、印
刷された情報を有するコンパクトディスクに関する。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスク(CD)は大容量且
つ寿命の長いデータ記憶媒体である。1つの記録可能な
コンパクトディスク(CD−R)は、染料層、金属化反
射層、及び保護層によってコーティングされたポリカー
ボネートディスクを含む。CD−ROMでは情報は射出
成形によって複製されるが、CD−Rは典型的にはレー
ザビームによって書き込み可能なコンパクトディスクで
あると理解される。シアニン、フタロシアニン及び金属
化アゾ染料は、染料層中のポリマー結合剤の中に覆われ
た一般的に使用される染料である。金属化反射層は、典
型的にはCD−Rでは金からなり、CD−ROMではア
ルミニウムからなる。
【0003】CDライタの中で、レーザビームはディス
クが回転すると共にポリカーボネート基板を通して染料
ポリマーを照射する。入力ディジタル情報によって決定
される選択的な位置において、照射はターンオン/オフ
される。レーザによる加熱により、染料層はこれらの位
置において化学的に変化を起こし、染料ポリマー中に読
み取り可能なマークを形成する。マークされた領域内の
変質した染料ポリマーは、マークされていない領域より
も反射率が低い。読み取り処理の間、低出力レーザは記
録されたディスク中の染料ポリマー層を走査する。
【0004】レーザ光は、マークされていない領域から
は直接反射されるが、マークされた領域では散乱又は減
少される。センサは反射光の強度からマークされた領域
とマークされていない領域との間の遷移を監視し、ディ
ジタルデータストリームに変換する。上述の処理と同様
に、CD−ROMはコンパクトディスク中のピット部及
びランド部によって反射光の強度を区別する。これらの
ピット部及びランド部は典型的に大量生産されるコンパ
クトディスクをプレス加工することによって予め記録さ
れる。
【0005】コンパクトディスクはしばしば、情報が記
録され、検索される面と反対側の印刷可能な面がコーテ
ィングされている。印刷可能な面には、コンパクトディ
スクに記憶された情報に関するロゴ、商標、テキスト、
グラフィックス、バーコード等のラベルが印刷される。
ラベルはまたコンパクトディスクを物理的な損傷から保
護する。コンパクトディスクはライタ及びプレーヤの中
で高速で回転するため、滑らかな回転のためにCDラベ
ルはディスクの中央で正確に均衡される必要がある。
【0006】コンパクトディスクのラベル付けは、スク
リーン印刷方法によって行われてきた。この方法は様々
なラベル内容を与えうるが、独自の材料に対する固定費
用及び機器は1回に処理される全てのディスクによって
共有されるため、1回の処理が300乃至400枚のデ
ィスクである場合、不経済となる。スクリーン印刷技術
は、1980年ニューヨーク州ニューヨークのArno/Mus
arts出版社のJanet Field 並びにIrving Field による
「Graphic Arts Manual 」の416乃至418頁に詳述
されている。スクリーン印刷では、像のステンシルが準
備され、コンパクトディスクと当接して配置され、次に
ステンシル面全体にスキージを使用してインクが広げら
れる。ステンシルに開口がある部分ではインクはコンパ
クトディスクの面まで通過し、従って像を生成する。ス
テンシルの準備は、手の込んだ、時間のかかる、費用の
高い処理である。
【0007】近年、データ配布媒体としてのCD−Rデ
ィスクの使用が非常に増加したことにより、ディスクの
データ内容を表わすためにカスタマイズされたCDラベ
ル内容を与える必要が高まっている。これらの用途で
は、CD−Rディスクはカスタマイズされたユーザ情報
が規格化されたCDフォーマットで記録されることを可
能にするよう設計されているため、スクリーンラベル印
刷はジレンマとなる。
【0008】始めは、カスタマイズされたラベル情報は
フェルトペンを使用してディスク面に「手書き」されて
いた。この方法は、ユーザが個々にディスクを識別する
ことを可能にするが、労働集約的であり、複写における
人間による誤りをしやすく、審美的にも限界がある。C
D−Rラベル付けの解法を与える他の試みは、ディジタ
ル式に印刷された接着性のラベルに組み込まれている。
CD−Rのこの種類のラベルストックは、多数の源から
入手可能である。これはデスクトップ型、又は商用イン
クジェット、サーマルワックス転写、又は電子写真プリ
ンタを使用して予め切截されたラベルが印刷されること
を可能にする。このようなラベルの例として、全ての
8.5x11インチインクジェット又はレーザ電子写真
プリンタによって印刷されうる、STOMP社(カリフ
ォルニア州Irvine)のダイカットCDラベルのCDスト
ンパ・パッケージがある。印刷に続き、ラベルは位置合
わせ工具、又は特殊設計の機械を使用し、又は使用せず
に、手動で取り付けられ得る。この方法は労働集約的で
あり得る。この方法はまた、ラベルの複写において人間
による誤りが起こりやすい。ラベルが取り除かれれば、
CD−Rへの損傷が起こりうる。CDライタ又はリーダ
内のディスクの不均衡又はラベルの剥離により、システ
ム性能問題が発生しうる。
【0009】米国特許第5,317,337号は、コン
パクトディスク上にラベル情報を印刷する装置及び方法
を記載する。インクジェット及びレーザ電子写真印刷の
両方が記載されるが、レーザ電子写真印刷は、インクを
中間ドラム上に印刷し、次にCDラベルへ像を転写する
こと、即ちオフセット印刷に制限されている。過去数年
間の間に、直接CDラベル付けの方法は急速に発展して
きた。これらの方法は、カスタマイズされたレベル内容
をディスク面上に直接与えるために、ディジタル印刷に
関連する装置の融通が良い点と、容易さとを利用する。
最も一般的に使用される直接CDプリンタは、インクジ
ェット又はサーマルワックス転写技術を使用する。その
ようなプリンタの例として、AFFEX社(カリフォル
ニア州Tustin, Suite 110, 2522 Chambers Road )のMu
lti Media Color Ink Jet Printer 及びFARGO社
(ミネソタ州Eden Prairie)のSignature CD ColorPrin
terがある。これらのプリンタは、スタンドアローンで
あるか、又は、労働、人間による誤り、ディスク損傷、
及び不均衡に関連する問題を減少させるコンピュータ化
されたディスク書き込みシステムに一体化されうる。こ
の種類のプリンタは満足のいく出力を生成しうる一方
で、特別に設計された層が必要とされる。両方の種類の
プリンタに対して、印刷された像の品質に対する性能の
問題がある。サーマル印刷では、摩擦に対する強さが足
りず、インクジェット印刷では湿度に対する耐性が低
い。追加的な問題として、サーマルワックス転写CDラ
ベルプリンタでは多色出力を生成することができないこ
と、またインクジェットラベルプリンタでは長い印刷時
間が必要とされることがある。更に、両方のプリンタは
密度スケール上でバイナリであり、連続的なトーンの写
真像を再生することができない。
【0010】1つの既知の連続的なトーンのディジタル
像印刷技術は、熱抵抗性染料拡散(サブリメーション)
プリンタである。印刷技術は米国特許第5,542,7
68号に記載される。しかしながら、熱抵抗ヘッド(サ
ーマルワックス転写及び染料拡散の両方)はコンパクト
ディスク面に対する圧力接触によって印刷する。熱抵抗
印刷によるよい印刷の均一性のためには、(米国特許第
5,244,861号参照)受容体となる紙の中に適合
する層が必要とされるが、これはコンパクトディスクの
中にはない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述のコンパクトディ
スク印刷技術の全ては、データがコンパクトディスクの
外部面(通常データ読み取り面の反対側)に印刷される
ため、印刷されたデータが使用中の物理的な摩擦によっ
て損傷を受けうるという欠点を有する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、印刷された記
録に対する物理的な摩擦を防止し、従って比較的恒久的
である記録可能ディスク上に可視情報を与える方法を提
供することを目的とする。この目的は、少なくとも2つ
の基板と、内部記録層と、可視情報を有する内部印刷層
とを有するコンパクトディスクによって達成される。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明はCD−ROM及びCD−
Rを含みうるコンパクトディスクに関して説明される
が、ディジタル・バーサタイル・ディスク(又はディジ
タル・ビデオ・ディスク)又はDVDと称される、より
新しい形式のディスクに対して直接適用されうる。従っ
て、以下コンパクトディスクという用語が使用されると
き、これは光学記憶媒体を含むと理解される。本発明に
よれば、ディスクの半分であり得る2つのディスク部分
は、共にラミネートされうる。これはもちろん、CD−
ROMプレーヤと逆に互換性がある。両方の部分は情報
を記憶することが可能であり、従って記憶される情報の
量を増加させる。或いは、1つの部分が情報を有し、他
の部分は空白のままであり得る。ディスクの異なる部分
上の多重記録基板の1つの例は、DVDである。DVD
対CDフォーマットのより新しいフォーマットの説明
は、1996年7月のScientific American 誌42乃至
46頁のAlan E.Bell による「Next Generation Compac
t Discs 」に記載されている。従ってコンパクトディス
クという用語は、これらの関連するディスクの種類の全
てを含むと理解される。本願を通じて使用されるデータ
という用語は、バーコードといったディジタルデータ、
テキスト、ラインアートといったグラフィックス、カラ
ー画像といった絵の情報及びこれらの組み合わせ等を含
むことが当業者によって理解されよう。可視情報という
用語は、テキスト、写真、グラフィックス等を含む。
【0014】本発明は多くの印刷技術に対して提供され
うるが、可視情報を提供するために赤外線レーザサーマ
ル印刷が説明される。図1を参照するに、ダイオードレ
ーザビーム10は、レンズ12によって、透明なドナー
素子支持体14を通じ、染料といった色素及びレーザビ
ームが熱を発生するための光吸収構造を含む層16上に
合焦されている。適当な温度に加熱すると、色素はディ
スク上にコーティングされたディスク記録層20に転写
される。ディスクの基板はポリマーの支持層22として
与えられる。色素が層16に転写されると、色素が層の
中に入った後、所望の像の色付けされた画素24が生成
される。
【0015】色素を層16の中に保持するために、ポリ
マー結合剤が与えられる。レーザビームの吸収によって
発生される熱は、色素を蒸発させ、昇華させ、又はドナ
ー素子層からの画素24をディスク28へ溶発させて転
写させる。ドナー素子26とディスク記録層20との間
に一定の隙間「g」を維持するよう、ドナー素子とディ
スクとの間にはスペーサビーズ18が配置される。
【0016】本願を通じ、色素という用語が使用される
とき、これは染料、顔料、又は2色性フィルタ等を形成
しうる転写可能な材料を含むと理解される。第1の色が
印刷された後、ドナー素子はディスクの位置を乱すこと
なく除去され、第2の色のドナー素子が所定の位置に配
置され、印刷処理は第2のディジタル色記録に対して繰
り返される。概して、フルカラー像のためには、ディジ
タル像の赤、緑、青の色分解に対応する、シアン、マゼ
ンタ及び黄の3色のドナー素子が必要とされる。
【0017】色の層の中の色素は、多数の染料又は顔料
から選択されうる。色素は、電磁スペクトルの光学領域
内において、良い色飽和及びわずかな望ましくない吸収
を伴い、きれいな、強い色合いを有することが重要であ
る。色素はまた低い熱質量を有すべきであり、これによ
り色素がドナー素子から受容体へ転写するために必要と
される加熱は最小量となる。本願を通じ、「熱質量」と
いう用語が使用されるとき、これは所与の量のエネルギ
ー(所与のジュール数)によって所与の温度だけ昇温さ
れる材料の重さ、又は質量を意味すると理解される。使
用されうる典型的な染料は、米国特許第5,576,2
67号に記載される。
【0018】色素用のポリマー結合剤は、酢酸セルロー
ス、酢酸プロピオン酸セルロース、ポリビニルブチラー
ル、ニトロセルロース等といった一般的なフィルム形成
熱可塑性ポリマーから選択されうる。典型的な結合剤ポ
リマーは、米国特許第5,491,045号に記載され
る。ディスク上のポリマー受容体層20は、例えばポリ
カーボネート、ポリエステル及びポリアクリル酸エステ
ルといった多数のフィルム形成ポリマーから選択されう
る。ポリマー受容体層の構成はディスクポリマー支持体
22の構造と同じであること、即ちディスクは別の層2
0をコーティングすることなく直接書き込まれることが
可能であることに注意すべきである。ディスクの性能を
最適化させるために、別のポリマーが選択されうる。ポ
リマー受容体層20はディスクの面全体にコーティング
されるか、又は面の一部分のみを覆いうる。ポリマー受
容体層20は、コーティングを助ける界面活性剤といっ
た追加物、又は白い反射面を提供するための2酸化チタ
ン等の乳白化剤を含みうる。
【0019】典型的なポリマーは米国特許第4,69
5,286号、第4,470,797号、第4,77
5,657号及び第4,962,081号に記載され
る。受容体ポリマー層の正しい選択を指定する因子は、
色素の互換性、摩擦抵抗、像の耐水性及び褪色に対する
耐性、費用、及び製造可能性である。ポリマー受容体層
及び色素の正しい選択は比較的恒久的な記録を提供す
る。本願を通じて使用される「比較的恒久的な」という
用語は、通常の使用及び収納で使用される場合、ラベル
付けされたディスクは年月を経ても大きな変化を起こさ
ないことを意味することが当業者によって理解されよ
う。
【0020】ドナー中の吸収体は、染料又は顔料であり
得る。理想的には、吸収体は所与の熱質量に対して高い
吸収率を有し、像の色を汚しうるような他の方法で受容
体に対して転写されないべきであるとされる。吸収体と
して使用されうる典型的な染料は、米国特許第4,97
3,572号に記載されている。図1のスペーサビーズ
18は、コーティングしている溶剤又は結合剤に溶解し
ない限り、砂、ガラス、又は金属といった高分子の、架
橋結合された、又は架橋結合されていない無機質の材料
でありうる。ビーズの形状は、球体といった対称である
か、又は平均直径の範囲が平均直径の50%以上ではな
い限り、非対称でありうる。スペーサビーズは、米国特
許第4,876,235号に例示されるように受容体層
中に配置されるか、又は米国特許第4,772,582
号に例示されるようにドナー素子中に配置されうる。ビ
ーズは、色素の転写の処理の間に隙間「g」が一定に維
持されるよう間隔を与えることを目的とする。ビーズの
大きさ、数、及び分布の詳細は、上述の特許明細書に記
載されている。
【0021】図2は、コリメータレンズ42、ビーム成
形レンズ44及び46を通過し、固定鏡48によって反
射されるレーザ光のビーム40Aを放射するレーザダイ
オード40を示す。ガルバノメータ構造50は、可動鏡
52と、固定鏡48から反射された光のビームを振動又
は章動させるモータ54とを含む。モータ54は、ディ
スク面とレーザビームとの間に相対的な運動を与え、デ
ータ記録に対応してレーザビームを変調させるよう、可
動鏡52の位置を制御し、それにより所望のデータ記録
に対応してドナー素子からディスクへのレーザサーマル
色素転送を生じさせる。レーザビームの位置は従ってガ
ルバノメータ構造50によって制御される。
【0022】Fθレンズ12はディスク面と可動鏡52
との間に与えられ、ビームをドナー素子上に合焦するよ
う適合されていることに注意すべきである。可動鏡52
の位置はレーザスポットの位置を1つの方向に制御し、
回転機構58はレーザスポットの相対位置を可動鏡52
によって与えられる方向と反対の直交方向に制御するよ
うコンパクトディスクを移動させる。ディスクを並進運
動させるために、2つのガルバノメータといった他の並
進運動手段、又は線形モータが使用されうる。図中、ダ
イオードレーザが図示されているが、ガスレーザ又は半
導体レーザといった他のレーザが使用されうる。他の光
学路もまた可能である。
【0023】レーザビームは、レーザによって放射され
た光の波長と略同じ大きさに合焦されうる。近赤外線レ
ーザでは、これは約1ミクロンの大きさのスポットであ
る。この小さい大きさは、高い品質の写真像が印刷され
うることを確実にする。ビームの強度の変調は、非常に
明るいレベルから非常に暗いレベルまで、多くのレベル
の色が像の任意の所与の画素において印刷されることを
可能にする。
【0024】図3を参照するに、図1と同様の経験的な
レイアウトが図示されている。ただしここでは、第1
に、この場合はディスクの半分68である1つの部分の
みが、ドナー素子26からの色素を受容するために使用
される。第2に、色素は、ディスクポリマー支持体の外
部面64ではなく、内部面62へ転写される。更に、以
下の例に説明されるように、ディスクポリマー支持体の
内部面上にはコーティングが必要とされない。
【0025】
【実施例】米国特許第4,973,572号に記載され
るようにシアン、マゼンタ及び黄の染料ドナー素子は、
ディスクの半分68の内部面に接触して配置されてい
た。ディスクポリマー支持体22aはポリカーボネート
材によって形成され、コーティングされていない。スペ
ーサビーズのオーバーコートを含む染料ドナー素子の構
成は、米国特許第4,772,582号に完全に記載さ
れている。レーザ出力は焦点面において37mWであっ
た。3つの色全てに対する露光の後、ディスクの半分6
8の内部面62上に高品質の写真像が現れる。印刷され
た像は所定の像の鏡像(左右の対称について逆向き)で
ある。最終的なコンパクトディスクが形成された後(以
下詳述)、所望の像は透明なポリカーボネートディスク
ポリマー支持体を通して視覚化される。印刷が完了した
後、像は塩化メチレンの蒸気の中で融着される。
【0026】図4を参照するに、最終的なコンパクトデ
ィスクを形成するため、データが印刷されたディスクの
部分68bは、記憶された情報を有する他の半分のディ
スク68aと結合される。ディスクの上部分68aで
は、染料層86及び金属化反射層88はデータを記憶す
るためディスクポリマー支持体22bの内部面62a上
にコーティングされる。ディスクの下部分68bでは、
ディスク記録層20中の印刷された色素データ及びバッ
クコート84はディスクポリマー支持体22cの内部面
62bに接着される。
【0027】ポリマー受容体層20の上にコーティング
されたバックコート84は、2酸化チタン(TiO2
分子を含むアクリル酸ベースドポリマー材である。2酸
化チタン分子の白色化効果はポリマー受容体層20中の
像に背景を与える。異なる色のコーティングがバックコ
ート84の中にコーティングされうることが理解され
る。また、染料受容体層20用のポリマー結合剤は、染
料像を保持すると同時に、ディスクの2つの部分を共に
ラミネートしうるため、バックコートが必要とされない
ことも可能である。ディスクの2つの部分をラミネート
するために使用される接着剤は、米国特許第5,46
6,723号、第5,422,234号、第5,41
8,120号、第5,393,649号及び第5,34
0,420号に開示されている。
【0028】図5は他のディスクレイアウトを示す。デ
ィスクの2つの部分89a及び89bは両方とも、ディ
スクポリマー支持体22d及び22eの内部面62c上
に、記憶されたデータ及び印刷されたデータを有する。
図4と同様、染料層86及び金属化反射層88は、デー
タを記憶するためにディスクポリマー支持体22d及び
22eの内部面62c上にコーティングされる。データ
記憶に使用されない領域では、ディスク記録層20中の
印刷された色素データ及びバックコート84はディスク
ポリマー支持体22d及び22eの内部面62cに接着
される。ディスクの2つの部分89a及び89bは最終
的なコンパクトディスクを形成するよう結合される。
【0029】図4及び図5を参照するに、まず互いに対
向するディスクの2つの部分の内部面に接着剤が与えら
れる。ここで、内部面は図4及び図5の面の露出された
部分62a,62b,62c,84及び88を示す。次
にディスクの2つの部分は、内部面が良く接触するよう
位置合わせされ、互いに押しつけられる。接着剤の硬化
を助けるため、加熱及び他の処理が与えられ得る。ディ
スクの2つの部分の接着の後、最終的なディスクはポリ
マー支持体64の外部面及びエッジ部分が空気に露出さ
れる。接着剤及びラミネート手順は、米国特許第5,4
66,723号、第5,422,234号、第5,41
8,120号、第5,393,649号及び第5,34
0,420号に開示されている。
【0030】本発明は、幾つかの望ましい実施例を特に
参照して詳述されたが、本発明の精神及び範囲の中で変
更及び修正がなされることが理解されよう。
【0031】
【発明の効果】本発明は、コンパクトディスクの使用中
に物理的な摩擦のないコンパクトディスクの中に可視情
報を提供する効果的な方法を提供する。本発明は、コン
パクトディスクへ容易に転写されうるカスタマイズされ
た像がコンピュータによって生成されうることを特徴と
する。
【0032】本発明は、透明なディスクポリマー支持体
の内部面上に所定のデータの鏡像を印刷することを他の
特徴とする。本発明は、ディスクポリマー支持体の内部
面上に鏡像が直接印刷されうることを他の特徴とする。
本発明は、ディスクポリマー支持体の内部面の本質的に
透明なコーティング上に鏡像が印刷されうることを他の
特徴とする。
【0033】本発明は、データの記憶されていないポリ
マー支持体の内部面上に像が印刷されたことを特徴とす
る。本発明は、印刷された像の背景として、ディスクポ
リマー支持体の内部面上に追加的なコーティングが形成
されうることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンパクトディスクが色素ドナー素子と転写可
能な関係にある、赤外線レーザサーマル転写を使用して
コンパクトディスク上に記録を印刷する装置を示す部分
的な概略図を示す図である。
【図2】記録をコンパクトディスクへ転写するために染
料ドナー素子上に合焦される記録全体に亘ってレーザビ
ームを走査させる装置を示す図である。
【図3】本発明による一部分が色素ドナー素子と転写可
能な関係にある、赤外線レーザサーマル転写を使用して
コンパクトディスクの一部分の内部面上に可視情報を印
刷する装置を示す部分的な概略図を示す図である。
【図4】ディスクの上半分はコンパクトディスク用のデ
ータ記憶を有し、ディスクの下半分には図3に示される
内部面上に可視情報が印刷されている、結合されてコン
パクトディスクとなるコンパクトディスクの2つの部分
の設計を示す図である。
【図5】両方の半分のディスクはデータ記憶領域を有
し、可視情報は両方の半分のディスクの内部面上のデー
タ記憶領域の外側の領域に印刷される、結合されてコン
パクトディスクになるコンパクトディスクの2つの部分
の他の設計を示す図である。
【符号の説明】
10 レーザビーム 12 Fθレンズ 14 ドナー素子支持体 16 色素層 18 スペーサビーズ 20 ディスク記録層 22,22a,22b,22c ディスクポリマー支持
体 24 色付けされた画素 26 ドナー素子 28 ディスク 40 レーザダイオード 40A レーザビーム 42,44,46 レンズ 48 固定鏡 50 ガルバノメータ構造 52 可動鏡 54 モータ 58 回転機構 62,62a,62b,62c ディスクポリマー支持
体の内部面 64 ディスクポリマー支持体の外部面 68,68a,68b ディスクの半分 84 バックコート 86 染料層 88 金属化反射層 89a,89b ディスクの部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アルフレッド ジェイ エイメル アメリカ合衆国,ニューヨーク 14559, スペンサーポート,ホリー・サークル 27

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)少なくとも第1及び第2の基板
    と、 (b)該第1の基板上に形成された記録層と、 (c)該第2の基板上の可視情報を有する印刷層と、 (d)コンパクトディスクを形成するよう記録層及び印
    刷層を近接した関係にさせる手段とからなるコンパクト
    ディスク。
  2. 【請求項2】 (a)少なくとも第1及び第2の基板
    と、 (b)該第1の基板上に形成された第1の記録層及び該
    第1の基板上に形成された第1の印刷層と、 (c)該第2の基板上に形成された第2の記録層及び該
    第2の基板上に形成された第2の印刷層と、 (d)コンパクトディスクを形成するよう該第2の基板
    に対して2つの基板をかかる関係にする手段とからなる
    コンパクトディスク。
  3. 【請求項3】 (a)2つの別々のコンパクトディスク
    部分を与える段階と、 (b)該部分の面のうちの1つに印刷層をコーティング
    し、該印刷層中に印刷情報を形成する段階と、 (c)コンパクトディスクが内部面に可視情報を有する
    よう2つの部分を合わせてラミネートする段階とからな
    る、コンパクトディスク(CD)の内部面に可視情報を
    形成する方法。
JP10039227A 1997-02-28 1998-02-20 内部面に可視情報を有するコンパクトディスク Pending JPH10308036A (ja)

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