JPH0557767A - スクリユヘツド構造体 - Google Patents

スクリユヘツド構造体

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JPH0557767A
JPH0557767A JP3223022A JP22302291A JPH0557767A JP H0557767 A JPH0557767 A JP H0557767A JP 3223022 A JP3223022 A JP 3223022A JP 22302291 A JP22302291 A JP 22302291A JP H0557767 A JPH0557767 A JP H0557767A
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screw head
resin
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peripheral edge
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信行 赤熊
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博義 数面
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敦史 江本
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    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
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    • B29C45/47Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using screws
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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】逆止リングとスクリュヘッド間で樹脂焼けや摩
耗が発生するのを防止する。 【構成】スクリュヘッド1は、円錐部1a、該円錐部1
aの後方に形成される傾斜部1b及び該傾斜部1bの後
方に形成される小径部1cから成り、該小径部1cの外
周に逆止リング2が配設され、両者間に環状の樹脂流路
21を形成する。上記スクリュヘッド1の傾斜部1bの
円周方向の複数箇所には、内周縁から外周縁にかけて断
面積が小さくなる溝22が形成される。したがって、ス
クリュ4が後退するのに伴い、樹脂の流れによって上記
逆止リング2が前方に移動した場合、溝22を流れる樹
脂によって逆止リング2に後退力が発生し、スクリュヘ
ッド1と逆止リング2間に間隙が保たれる。したがっ
て、逆止リング2とスクリュヘッド1間で樹脂焼けや摩
耗が発生するのを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スクリュヘッド構造体
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、加熱シリンダ内で加熱され流動化
された樹脂を高圧で金型内に射出し、その中で冷却し、
固化又は硬化させ、次いで金型を開いて成形品を取り出
すようにした射出成形機においては、加熱シリンダの中
にスクリュが回転自在かつ進退自在に配設され、該スク
リュを前進させることによって溶融した樹脂が射出され
るようになっている。
【0003】そのため、スクリュの先端には樹脂を押し
出すためのスクリュヘッドが設けられ、上記スクリュに
対して内ねじ止めによって取り付けられている。図2は
従来の射出成形機のスクリュヘッド構造体の断面図であ
る。図において、1はスクリュヘッド、2は樹脂の逆流
を防止するための逆止リング、3は該逆止リング2が後
退した時に当接するシールリング、4はスクリュ、5は
加熱シリンダである。
【0004】スクリュ4が前進して金型内に樹脂を充填
すると、続いて次のショットに先駆けて、樹脂を溶融し
可塑化してスクリュヘッド1の先端6に蓄える作業、す
なわち計量が行われる。計量工程においては、スクリュ
4が図示しない駆動系に駆動されて後退し、この時、ホ
ッパすなわち材料供給口から落下供給された樹脂が、上
記スクリュ4の回転によって溝4aの中を前方に移動し
ながら加熱シリンダ5内で溶融し、スクリュヘッド1の
先端6に蓄えられる。溶融に伴い発生する加熱シリンダ
5内の樹脂の圧力は、スクリュ4に対する反力となり、
該反力でスクリュ4が後退するようになっている。
【0005】こうして、スクリュヘッド1の先端6に蓄
えられた樹脂は、続いて上記スクリュ4を駆動系によっ
て前方に押し出すことにより図示しない射出ノズルから
金型の中に射出される。ここで、上記樹脂は、射出され
る際に金型内に加わる圧力の反力によって、その一部が
上記スクリュ4の溝4aを伝わって後方に逆流する。こ
れを防止するため、逆止リング2がスクリュ4の前端に
配設されている。そして、該逆止リング2がスクリュ4
から抜けないように、スクリュ4と別体のスクリュヘッ
ド1を形成し、上記スクリュ4に雌ねじ4bが形成さ
れ、スクリュヘッド1の後端には雄ねじ1aが形成され
両者がねじ止めされる。そして、スクリュヘッド1の外
径を上記逆止リング2の内径より大きくして、逆止リン
グ2が抜けないようにしている。
【0006】この場合、逆止リング2はスクリュヘッド
1に対して自由に回転することができるようになってい
る(非共回り逆止リング)。ところが、上記構成のスク
リュヘッド構造体においては、計量工程時においてスク
リュ4が回転しながら後退するのに伴い樹脂が前進し、
この時の圧力で逆止リング2が前方に移動し、スクリュ
ヘッド1と当接する。そして、逆止リング2の内周とス
クリュヘッド1の外周間の樹脂は、両者の当接部を抜け
て前方に移動するが、この時スクリュヘッド1が回転し
ているのに対して逆止リング2が固定されているため、
両者間の相対回転によって樹脂が摩擦熱を受け、過熱さ
れて樹脂焼けを発生してしまう。また、スクリュヘッド
1と逆止リング2間の当接部における摩擦によって両者
が摩耗してしまう。
【0007】そこで、逆止リング2をスクリュヘッド1
と一体的に回転させるようにしたものが提供されている
(共回り逆止リング)。図3は従来の射出成形機の他の
スクリュヘッド構造体の断面図である。図において、1
はスクリュヘッド、3はシールリング、4はスクリュ、
5は加熱シリンダ、6はスクリュヘッド1の先端、10
は逆止リングである。上記スクリュヘッド1には、その
円周方向の2箇所に逆止リング10の回転を拘束するた
めの係止溝11が形成されている。したがって、スクリ
ュ4が回転するのに伴ってスクリュヘッド1が回転する
と、上記係止溝11に逆止リング10が拘束され、一体
的に回転する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のスクリュヘッド構造体においては、逆止リング10
がスクリュヘッド1と一体的に回転するため樹脂焼けを
発生することはないが、スクリュ4が回転する際に、ス
クリュヘッド1は逆止リング10による拘束力を受けて
静止しようとして両者間にねじりトルクが発生してしま
う。したがって、スクリュヘッド1をスクリュ4に固定
する部分において折損が発生することがある。
【0009】本発明は、上記従来のスクリュヘッド構造
体の問題点を解決して、逆止リングとスクリュヘッド間
で樹脂焼けや摩耗が発生することなく、スクリュヘッド
をスクリュに固定する部分で折損が発生することのない
スクリュヘッド構造体を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のス
クリュヘッド構造体においては、加熱シリンダ内にスク
リュが回転自在かつ進退自在に配設され、該スクリュの
先端にスクリュヘッドが取り付けられる。該スクリュヘ
ッドは、円錐部、該円錐部の後方に形成される傾斜部、
及び該傾斜部の後方に形成される小径部から成り、該小
径部の外周に逆止リングが配設され、両者間に環状の樹
脂流路を形成する。
【0011】そして、上記スクリュヘッドの傾斜部の円
周方向の複数箇所には、内周縁から外周縁にかけて断面
積が小さくなる溝が形成される。
【0012】
【作用】本発明によれば、上記のように加熱シリンダ内
にスクリュが回転自在かつ進退自在に配設され、該スク
リュの先端にスクリュヘッドが取り付けられる。上記ス
クリュを回転させながら後退させることによって、溶融
した樹脂を前方に移動させ、計量が行われる。また、上
記スクリュを前方に移動させることによって、スクリュ
ヘッドの先端に蓄えられた樹脂を射出ノズルから押し出
して、金型内に充填することができる。
【0013】上記スクリュヘッドは、円錐部、該円錐部
の後方に形成される傾斜部、及び該傾斜部の後方に形成
される小径部から成り、該小径部の外周に逆止リングが
配設され、両者間に環状の樹脂流路を形成する。上記逆
止リングは、スクリュが後退する場合には、樹脂の流れ
によって前方に移動し、スクリュが前進する場合には、
後方に移動して樹脂の逆流を防止する。
【0014】そして、上記スクリュヘッドの傾斜部の円
周方向の複数箇所には、内周縁から外周縁にかけて断面
積が小さくなる溝が形成される。したがって、スクリュ
が後退するのに伴い、樹脂の流れによって上記逆止リン
グが前方に移動した場合、溝を流れる樹脂によって逆止
リングに後退力が発生し、スクリュヘッドと逆止リング
間に間隙が保たれる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の射出成形機のス
クリュヘッド構造体の断面図、図4は本発明のスクリュ
ヘッド構造体の詳細図、図5は樹脂の流れを示す図であ
る。図4の(a)は図1のA−A矢示図、(b)は翼状
の溝の拡大図である。
【0016】図において、1はスクリュヘッドであり、
円錐部1a、該円錐部1aの後方に形成される傾斜部1
b、及び該傾斜部1bの後方に形成される小径部1cか
ら成る。2は上記小径部1cの周囲に配設される逆止リ
ングである。該逆止リング2の内周と上記小径部1cの
外周間には環状の樹脂流路21が形成され、該樹脂流路
21を通って溶融した樹脂が前方に移動する。3は上記
逆止リング2の後方に配設されるシールリングであり、
上記逆止リング2が後退して当接するとシール作用で樹
脂の逆流を防止する。4はスクリュ、5は該スクリュ4
を包囲する加熱シリンダである。
【0017】上記スクリュ4が前進して金型内に樹脂を
充填すると、続いて次のショットに先駆けて、樹脂を溶
融し可塑化してスクリュヘッド1の先端に蓄える作業、
すなわち計量が行われる。計量工程においては、スクリ
ュ4が図示しない駆動系に駆動されて後退し、この時、
ホッパすなわち材料供給口から落下供給された樹脂が、
上記スクリュ4の回転によって溝4aの中を前方に移動
しながら加熱シリンダ5内で溶融し、スクリュヘッド1
の先端6に蓄えられる。溶融に伴い発生する加熱シリン
ダ5内の樹脂の圧力は、スクリュ4に対する反力とな
り、該反力でスクリュ4が後退するようになっている。
【0018】こうして、スクリュヘッド1の先端6に蓄
えられた樹脂は、続いて上記スクリュ4を駆動系によっ
て前方に押し出すことにより図示しない射出ノズルから
金型の中に射出される。ここで、上記樹脂は、射出され
る際に金型内に加わる圧力の反力によって、その一部が
上記スクリュ4の溝4aを伝わって後方に逆流する。こ
れを防止するため、逆止リング2がスクリュ4の前端に
配設されている。そして、該逆止リング2がスクリュ4
から抜けないように、スクリュ4と別体のスクリュヘッ
ド1を形成し、上記スクリュ4に雌ねじが形成され、ス
クリュヘッド1の後端には雄ねじが形成され両者がねじ
止めされる。そして、スクリュヘッド1の円錐部1aの
外径を上記逆止リング2の内径より大きくして、逆止リ
ング2が抜けないようにしている。
【0019】ところで、上記スクリュヘッド1の傾斜部
1bは円周方向全体に形成され、内周縁1eと外周縁1
fを有する。そして、上記傾斜部1bの円周方向の複数
箇所、例えば4箇所に翼状の溝22が形成される。該翼
状の溝22は、ほぼ3角錐形状を有しており、底辺を上
記傾斜部1bに置いたほぼ3角形の3個の斜面a〜cか
ら成っている。
【0020】上記斜面aの底辺は、一端が上記内周縁1
e上に、他端が上記外周縁1f上に位置し、スクリュ4
の回転方向を反時計方向としたとき、時計方向に斜めに
延びる。また、上記斜面bの底辺は、一端が上記内周縁
1e上に、他端が上記外周縁1f上に位置し、回転方向
に垂直に延びる。そして、上記斜面cの底辺は上記内周
縁1eに沿って延びる。したがって、上記翼状の溝22
は、内周縁1eから外周縁1fに向かうに従い断面積が
小さくなる。
【0021】そして、上記斜面aの外周縁1f側の端部
には、樹脂の流れを円滑にするために幅wの接頭部dが
形成される。該接頭部dは、スクリュ4が回転を開始す
る時に最初の樹脂の流れを引き起こすために形成され
る。上記構成のスクリュヘッド構造体において、スクリ
ュ4が回転して後退すると、溝4aに沿って前進する樹
脂の圧力によって上記逆止リング2は前方に移動する。
そして、該逆止リング2が所定の位置まで前方に移動す
ると、上記傾斜部1bに形成された翼状の溝22を流れ
る樹脂によって後退力が発生し、逆止リング2の端面と
上記傾斜部1b間に間隙が保たれる。
【0022】すなわち、スクリュ4が反時計方向に回転
するのに伴い、樹脂は上記傾斜部1bに形成された翼状
の溝22に沿って流れる。この時、図5に示すように樹
脂は斜面aと斜面c間を流れた後に斜面aと斜面b間を
流れ、翼状の溝22から流出し、上記逆止リング2に対
する後退力を発生させる。このように、スクリュ4の回
転中においては、スクリュヘッド1と逆止リング2は非
接触状態となり、樹脂焼けや摩耗が発生することがな
い。また、例えばスクリュヘッド1と逆止リング2間で
局部的な剪断応力が発生しても翼状の溝22のかき取り
効果によって樹脂が効率的に入れ替わるため、樹脂焼け
の発生を防止することができる。
【0023】さらに、上記逆止リング2はスクリュヘッ
ド1が回転するのに伴って回転しないので、スクリュヘ
ッド1をスクリュ4に固定する部分で折損が発生するこ
とがなくなる。なお、本発明は上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形するこ
とが可能であり、これらを本発明の範囲から排除するも
のではない。
【0024】例えば、上記実施例においては、翼状の溝
22を3角錐形状のもので形成しているが、内周縁1e
から外周縁1fに向かうに従い断面積が小さくなるもの
であれば他の形状のものであってもよい。
【0025】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、スクリュヘッドは、円錐部、該円錐部の後方に形
成される傾斜部、及び該傾斜部の後方に形成される小径
部から成り、該小径部の外周に逆止リングが配設され、
両者間に環状の樹脂流路を形成する。そして、上記スク
リュヘッドの傾斜部の円周方向の複数箇所には、内周縁
から外周縁にかけて断面積が小さくなる溝が形成され
る。
【0026】スクリュが後退するのに伴い、樹脂の流れ
によって上記逆止リングが前方に移動すると、溝を流れ
る樹脂によって逆止リングに後退力が発生し、スクリュ
ヘッドと逆止リング間に間隙が保たれるので、両者が接
触することがない。また、両者間の樹脂に局部的な剪断
応力が発生しても、翼状の溝のかき取り効果によって樹
脂が効果的に入れ替わる。
【0027】したがって、逆止リングとスクリュヘッド
間で樹脂焼けや摩耗が発生するのを防止することができ
る。また、非共回り構造であって逆止リングは自由に回
転することができるので、スクリュヘッドをスクリュに
固定する部分で折損が発生するのを防止することができ
る。
【0028】さらに、逆止リングの外周と加熱シリンダ
の内周間での摩耗を減少させることができるだけでな
く、スクリュヘッドと逆止リング間に樹脂が滞留するこ
とがないので、色替え性及び混練性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の射出成形機のスクリュヘッド構造体の
断面図である。
【図2】従来の射出成形機のスクリュヘッド構造体の断
面図である。
【図3】従来の射出成形機の他のスクリュヘッド構造体
の断面図である。
【図4】本発明のスクリュヘッド構造体の詳細図であ
る。
【図5】樹脂の流れを示す図である。
【符号の説明】
1 スクリュヘッド 1a 円錐部 1b 傾斜部 1c 小径部 1e 内周縁 1f 外周縁 2 逆止リング 4 スクリュ 5 加熱シリンダ 21 樹脂流路 22 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 数面 博義 千葉県千葉市長沼原町731番地の1 住友 重機械工業株式会社千葉製造所内 (72)発明者 江本 敦史 千葉県千葉市長沼原町731番地の1 住友 重機械工業株式会社千葉製造所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)加熱シリンダと、 (b)該加熱シリンダ内に回転自在かつ進退自在に配設
    されるスクリュと、 (c)該スクリュの先端に取り付けられ、円錐部、該円
    錐部の後方に形成される傾斜部、及び該傾斜部の後方に
    形成される小径部から成るスクリュヘッドと、 (d)該スクリュヘッドの小径部の外周に配設され、両
    者間に環状の樹脂流路を形成する逆止リングを有し、 (e)上記スクリュヘッドの傾斜部の円周方向の複数箇
    所には、内周縁から外周縁にかけて断面積が小さくなる
    溝が形成されていることを特徴とするスクリュヘッド構
    造体。
JP03223022A 1991-09-03 1991-09-03 スクリュヘッド構造体 Expired - Fee Related JP3076099B2 (ja)

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