JPH0557724B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0557724B2
JPH0557724B2 JP62286708A JP28670887A JPH0557724B2 JP H0557724 B2 JPH0557724 B2 JP H0557724B2 JP 62286708 A JP62286708 A JP 62286708A JP 28670887 A JP28670887 A JP 28670887A JP H0557724 B2 JPH0557724 B2 JP H0557724B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
varistor
surge voltage
heat treatment
voltage
change rate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP62286708A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01128403A (ja
Inventor
Koichiro Okada
Kazuyoshi Nakamura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP62286708A priority Critical patent/JPH01128403A/ja
Publication of JPH01128403A publication Critical patent/JPH01128403A/ja
Publication of JPH0557724B2 publication Critical patent/JPH0557724B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermistors And Varistors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、リングバリスタ等のバリスタの電極
加工方法に関する。
(従来の技術) バリスタには、酸化チタンやチタン酸ストロン
チウムなどのセラミツク材料からなる素体の表面
に、銀電極を付与されたものがある。
このような銀電極を素体面に付与されたバリス
タでは、銀電極は非オーミツク性電極であるた
め、そのままでは所望のバリスタ特性が得られな
いから、その非オーミツク性電極にサージ電圧を
印加して素体と電極間に形成される絶縁層を絶縁
破壊(ブレーク)することにより、その非オーミ
ツク性電極をオーミツク化して所望のバリスタ特
性が得られるようにしていた。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、このようなバリスタにおいては、上
記ブレークのために例えば0.5μFの容量に500Vに
チヤージされたサージ電圧を28回印加した場合に
は例えば120℃の高温で300時間、無負荷状態で使
用するとそのバリスタ電圧変化率(一定の、この
例では10mAの電流値における最初の未使用状態
でのバリスタ電圧値に対する一定時間使用後のバ
リスタ電圧値の変化率)が、11%程度大きくな
り、そのように大きなバリスタ電圧変化率では実
用性に乏しいことから、従来ではサージ電圧を印
加したあとは、それを例えば220℃、1時間の熱
処理を施して上記バリスタ電圧変化率を4%程度
の実用値にまで小さく抑えられるようにして実用
に供することができるようにしていた。
ところが、上記熱処理にあたつては、バリスタ
の製造ラインの中でその熱処理工程が必要となる
が、この熱処理工程は高温であることから常温処
理での一連の製造ラインに組み込むことができな
いので、一旦、製品を製造ラインから取り出して
熱処理をして、それから元の製造ラインに戻すと
いつた、たいへん手間と時間とがかかるものであ
り、製造効率の面から決して好ましいものではな
かつた。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので
あつて、上記熱処理を行うことなく実用に供する
ことができる程度のバリスタ電圧変化率を得られ
るようにすることで、熱処理工程を不要にして製
造ラインにおける製造効率を上げられるようにす
ることを目的としている。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に
説明する。本発明のバリスタの電極加工方法にお
いては、素体面に付与された非オーミツク性電極
にサージ電圧を印加して絶縁層をブレークするこ
とにより、その非オーミツク性電極をオーミツク
化するものであつて、基本的には小さな、例えば
1000pFの容量にチヤージされた少なくとも5kV
のサージ電圧を例えば5回印加するようにしてい
る。
第1図は縦軸に10mAの一定のバリスタ電流値
で、かつ120℃、300時間使用後におけるバリスタ
電圧変化率(%)を、また横軸に電極に印加する
サージ電圧(kV)を示す図であり、実線は熱処
理無しの場合のバリスタ電圧変化率を示し、破線
は220℃で1時間熱処理した場合のバリスタ電圧
変化率を示している。同図から明らかなように、
熱処理無しの場合でサージ電圧が500V(ただし、
0.5μFの容量にチヤージされたサージ電圧を28回
印加)の場合のバリスタ電圧変化率はほぼ11%程
度であり、熱処理有りの場合でそれと同条件のサ
ージ電圧印加の場合のバリスタ電圧変化率はほぼ
4%程度である。これは従来例の製造方法におけ
る熱処理有りの場合と熱処理無しの場合との比較
例である。
これに対して、本発明では熱処理無しの場合で
は第1図の実線で示すように1000pFの容量に5
〜7kVにチヤージされたサージ電圧を5回印加の
場合でのバリスタ電圧変化率は4〜5%、それ以
上のサージ電圧、例えば10kVでのバリスタ電圧
変化率は3%になつている。これは、従来例のよ
うに熱処理をした場合の同図の破線に示すように
1000pFの容量にチヤージされた5〜7kVのサー
ジ電圧でのバリスタ電圧変化率2.5%、同様に
1000pFの容量にチヤージされた10kVのサージ電
圧でのバリスタ電圧変化率2%と比較してみて、
サージ電圧が少なくとも5kVであれば、バリスタ
電圧変化率は熱処理をしなくてもバリスタ電圧の
変化率が5%以下の十分に実用に供する程度にま
で小さくなつていることが明らかである。
なお、実施例ではサージ電圧を1000pFの容量
にチヤージした場合についての例であるが、サー
ジ電圧をチヤージする容量は必ずしも1000pFに
限られるものではなく、要はサージ電圧の放電時
間が短くなる所定の容量のものであればよい。ま
た、実施例ではサージ電圧を5回印加した例を示
したが、サージ電圧の印加回数は5回には必ずし
も限られない。
(効果) 以上説明したことから明らかなように本発明に
よれば、所定の容量にチヤージされた少なくとも
5kVのサージ電圧を印加するようにして実用に供
する程度にまでバリスタ電圧の変化率を小さくし
たから、熱処理工程の不要な、したがつて、一連
の製造ラインの中でバリスタを製造することがで
きる結果、その製造効率を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電極加工方法の説明に供する
もので熱処理有りの場合と熱処理の無しの場合に
おけるそれぞれのバリスタ電圧変化率を示す図で
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 素体面に付与された非オーミツク性電極にサ
    ージ電圧を印加して絶縁層をブレークすることに
    より、前記非オーミツク性電極をオーミツク化す
    るバリスタの電極加工方法であつて、 所定の小さな容量にチヤージされた少なくとも
    5kVのサージ電圧を前記非オーミツク性電極に印
    加することを特徴とするバリスタの電極加工方
    法。
JP62286708A 1987-11-12 1987-11-12 バリスタの電極加工方法 Granted JPH01128403A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62286708A JPH01128403A (ja) 1987-11-12 1987-11-12 バリスタの電極加工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62286708A JPH01128403A (ja) 1987-11-12 1987-11-12 バリスタの電極加工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01128403A JPH01128403A (ja) 1989-05-22
JPH0557724B2 true JPH0557724B2 (ja) 1993-08-24

Family

ID=17707966

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62286708A Granted JPH01128403A (ja) 1987-11-12 1987-11-12 バリスタの電極加工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01128403A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01128403A (ja) 1989-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2633543A (en) Bimorph element
EP0920054A4 (en) SEMICONDUCTOR MEMORY AND MANUFACTURING METHOD
JPH0557724B2 (ja)
JPH0616459B2 (ja) 磁器コンデンサの製造方法
US2390025A (en) Process for the manufacture of electrical capacitors
JPH04185103A (ja) 誘電体共振器及びその製造方法
JP2570659B2 (ja) リングバリスタの電極加工方法
KR20040029248A (ko) 표면 탄성파 소자용 탄탈산 리튬 단결정 기판의 제조방법
JPS6231108A (ja) セラミツクコンデンサ
SU452929A1 (ru) Способ изготовлени электролюминесцирующих элементов
JP2964090B2 (ja) 固体電解コンデンサの製造方法
JP2665950B2 (ja) 円環状圧電振動子の製造方法
JP3481546B2 (ja) 対サージ防御装置の主構成部材を作製する方法
JPS6110288A (ja) 圧電磁器の製造方法
JPS5948560B2 (ja) 圧電磁器素子の製造方法
JPS6314853B2 (ja)
US2940158A (en) Pre-aging of electrostrictive ceramics
JPH01248576A (ja) セラミック圧電素子及び積層型圧電素子
JPS62269302A (ja) バリスタおよびその製造方法
JPH0355816A (ja) 粒界絶縁層形半導体セラミックコンデンサ
JPH02133908A (ja) 表層形半導体磁器コンデンサおよびその製造方法
JP2004018368A (ja) 電界印加による酸化物材料の製造方法
JPH0714706A (ja) リング状磁器バリスタ
DE1202368B (de) Verfahren zur Erhoehung des Isolations-widerstandes keramischer dielektrischer Koerper
JPS60165711A (ja) 半導体磁器コンデンサの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees