JPH0557553A - ドリルビツト組み立て部材 - Google Patents

ドリルビツト組み立て部材

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JPH0557553A
JPH0557553A JP25044791A JP25044791A JPH0557553A JP H0557553 A JPH0557553 A JP H0557553A JP 25044791 A JP25044791 A JP 25044791A JP 25044791 A JP25044791 A JP 25044791A JP H0557553 A JPH0557553 A JP H0557553A
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drill bit
torque
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Tsuneyoshi Ajimi
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HOUSE B M KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハンマードリル用の、経済的なドリルビット
を提供する。 【構成】 両刃のドリルビット1と、シャンク部2bを
有するドリルビットホルダー2との組み合わせでもって
構成されている。ドリルビット1には、反対方向を向い
た一対の刃部1b・1b間に、一対の芯だし軸部3・3
とトルク・スラスト受け部4とを備えた取り付け軸部1
aが形成されている。ドリルビットホルダー2のホルダ
ー本体2aには、ドリルビット挿入孔7とトルク及びス
ラスト伝達用の凹所8とを備えたドリルビット取り付け
部2cが形成されている。したがって、ドリルビット1
の一方の刃部1bをドリルビット挿入孔7に挿通して、
芯だし軸部3を該ドリルビット挿入孔7に嵌合させると
共に、トルク・ラスト受け部4を上記凹所8に係合させ
ると、ドリルビット1の他方の刃部1bが、このドリル
ビットホルダー2の先端部に芯だしして装着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ハンマードリルの工
具取り付け部に取り付けて用いる、ハンマードリル用の
ドリルビット組み立て部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来公知のハンマードリル用のドリルビ
ットは、何れも、図17に示してあるように、ドリルビ
ット30の刃部30aとこのドリルビット30を携帯用
のハンマードリルの工具取り付け部(主軸部)(図示せ
ず)に着脱自在に装着するためのシャンク部分30bと
が、分割不能な一体の部材でもって構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来公知
のハンマードリル用のドリルビットは、ドリルビットの
刃部30aが摩耗又は損傷した場合には、シャンク部分
30bを含むドリルビット30の全体を取り替えなけれ
ばならないので、つまり、ドリルビット30をシャンク
部分30bが付いたまま捨てなければならないので、不
経済であった。
【0004】殊に、ドリルビット30の刃部30aは、
それが小径のものであった場合(例えば3.5mmといっ
たような小径のものであった場合)には、この刃部30
aの径に比してシャンク部分30bの径が非常に大きい
(普通10mmもある)にも拘らず、従来のハンマードリ
ル用のドリルビット30は、該ドリルビット30のシャ
ンク部分30bが、刃部30aと一体の高価な高速度鋼
でもって構成されているので、この大径のシャンク部分
30bを小径の刃部30aと共に捨ててしまうことにな
って、非常に不経済であった。そこでこの発明は、従来
のハンマードリル用のドリルビットよりも経済的な、ド
リルビット組み立て部材を提供しようとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明がとった技術的手段は次の通りである。
【0006】すなわち、この発明に係わるドリルビット
組み立て部材は、円筒状のホルダー本体の後端部にシャ
ンク部を備え該ホルダー本体の先端部にドリルビットの
取り付け部が形成されているドリルビットホルダーと、
該ドリルビットホルダーに着脱自在に取り付けることが
できるドリルビットとの組合わせからなる、ドリルビッ
ト組み立て部材であって、
【0007】a.上記ドリルビットが、上記ドリルビッ
トホルダーに対する取り付け軸部と、該取り付け軸部の
両端から互いに反対方向を向いて該取り付け軸部から同
一の軸線上に配して突設された一対の刃部とを有する、
両刃のドリルビットに形成されていること、
【0008】b.上記ドリルビットの取り付け軸部に
は、前記各刃部の基部に続く位置に配して一対の芯だし
軸部が形成され、この一対の芯だし軸部間に配してトル
ク・スラスト受け部が形成されていて、上記芯だし軸部
が、上記一対の刃部の何れの径よりも大きい同一径の適
宜長さの円柱状に形成され、トルク・スラスト受け部
が、上記芯だし軸部の外側にはみ出す端面と、横断面形
状が非円形になるような外側面とを備えた柱状に形成さ
れていること、
【0009】c.前記ドリルビットホルダーのホルダー
本体には、該ホルダー本体の先端部に開口するドリルビ
ット挿入孔が形成されており、該ドリルビット挿入孔の
入り口部分に、前記ドリルビットのトルク・スラスト受
け部の外側面に係合する内側面と該トルク・スラスト受
け部の端面に係合する底面とを備えたトルク及びスラス
ト伝達用の凹所が形成されていて、上記ドリルビット挿
入孔にドリルビットの一方の刃部を挿入して、該ドリル
ビットのトルク・スラスト受け部の端面を上記凹所の底
面に係合させ、該トルク・スラスト受け部の外側面を上
記凹所の内側面に係合させると、ドリルビットの一方の
刃部がこのドリルビット挿入孔に収容され、該ドリルビ
ットの円柱状の芯だし軸部がこのドリルビット挿入孔の
円筒状の内周面に嵌合して芯だしされ、該ドリルビット
のトルク・スラスト受け部がこの凹所に係合して、該ド
リルビットが、このドリルビットホルダーからのトルク
及びスラストを伝達可能になして、該ドリルビットホル
ダーに装着されるようになっていること、及び、
【0010】d.上記ホルダー本体と上記ドリルビット
の取り付け軸部間に、ホルダー本体に装着されたドリル
ビットの抜け止め手段が配設されていること、を特徴と
するものである。
【0011】
【作用】この発明のドリルビット組み立て部材は、それ
を構成している一方の部材である、前記ドリルビット
が、ドリルビットホルダーに対する取り付け軸部と、該
取り付け軸部の両端から互いに反対方向を向いて該取り
付け軸部から同一の軸線上に配して突設された一対の刃
部とを有する、両刃のドリルビットに構成され、この両
刃のドリルビットの上記取り付け軸部には、前記各刃部
の基部に続く位置に配して、このドリルビットをドリル
ビットホルダーに対して芯だしして装着するための一対
の芯だし軸部が形成されると共に、この一対の芯だし軸
部間に配して、上記ドリルビットホルダーからこのドリ
ルビットにトルク及びスラストを伝達させるためのトル
ク・スラスト受け部が形成されており、上記芯だし軸部
が、上記一対の刃部の何れの径よりも大きい同一径の適
宜長さの円柱状に形成され、上記トルク・スラスト受け
部が、上記芯だし軸部の外側にはみ出す端面と、その横
断面形状が非円形になるような外側面とを備えた柱状の
ブロックに形成されていて、該トルク・スラスト受け部
の外側面でもってトルク受け面が構成され、該トルク・
スラスト受け部が上記芯だし軸部の外側にはみ出してい
る各端面でもってスラスト受け面が構成されているのに
対して、この発明のドリルビット組み立て部材を構成し
ている他方の部材である、前記ドリルビットホルダー
が、前記したような円筒状のホルダー本体の後端部にシ
ャンク部を備え、該ホルダー本体の先端部に開口するド
リルビット挿入孔を備えていて、該ドリルビット挿入孔
の入り口部分に、前記したようなドリルビットに対する
トルク伝達用の内側面とドリルビットに対するスラスト
伝達用の底面とを備えた凹所が形成されているので、こ
の発明にしたがったドリルビット組み立て部材は、前記
ドリルビットの抜け止め手段を解除した状態において、
ドリルビットホルダーのドリルビット挿入孔に、両刃の
ドリルビットの何れか一方の刃部を挿入して、該ドリル
ビットのトルク・スラスト受け部の端面を上記凹所の底
面に係合させると共に、該トルク・スラスト受け部の外
側面を上記凹所の内側面に係合させると、ドリルビット
の一方の刃部がこのドリルビット挿入孔に収容され、該
ドリルビットの円柱状の芯だし軸部がこのドリルビット
挿入孔の円筒状の内周面に嵌合して芯だしされ、該ドリ
ルビットのトルク・スラスト受け部がこの凹所に係合し
て、該ドリルビットの他方の刃部が、このドリルビット
ホルダーからのトルク及びスラストを伝達可能になし
て、該ドリルビットホルダーに装着される。
【0012】また、この発明にしたがったドリルビット
組み立て部材の上記ホルダー本体には、このホルダー本
体に装着されたドリルビットの抜け止め手段が配設され
ているので、上記にようにしてこのホルダー本体に装着
されたドリルビットは、該抜け止め手段でもってこれを
ドリルビットホルダーに対して抜け止めすると、これを
ドリルビットホルダーに固定して保持させることができ
る。
【0013】したがって、この発明にしたがったドリル
ビット組み立て部材は、ドリルビットホルダーの前記シ
ャンク部をハンマードリルの工具取り付け部に取り付け
ると、これを使用することができるものである。
【0014】なお、上記のようにしてドリルビットホル
ダーに取り付けられたドリルビットは、両刃であるか
ら、ドリルビットホルダーの外に出ている使用中の刃部
(一方の刃部)が摩耗又は損傷した場合には、上記抜け
止め手段を一旦解除すると、未使用の刃部(他方の刃
部)をこのドリルビットホルダーのドリルビット挿入孔
から抜き出して、該ドリルビットの刃部を差し替えてド
リルビットホルダーに取り付けることができる。
【0015】また、この発明にしたがったドリルビット
組み立て部材は、ドリルビットホルダーに形成されてい
るドリルビット挿入孔の径が、ドリルビットの刃部の径
よりも大きい径に設定されている、ドリルビットの前記
円柱状の芯だし軸部を嵌合せしめうるようになっている
ので、或る一定の規格のドリルビット挿入孔をもったド
リルビットホルダーに対して、刃部の径が何れも該ドリ
ルビット挿入孔の径よりも小さい、いくつかの規格のド
リルビット(刃部の径が異なるもの)を組合わせておく
と、この刃部の径が異なる任意数の規格の両刃のドリル
ビットを、この或る一定規格のドリルビットホルダーに
対して、着脱自在に付け替えて使用することができる。
【0016】
【実施例】好適な実施例を図1〜5について説明する
と、この実施例のドリルビット組み立て部材は、図1・
2に示してあるような両刃のドリルビット1と、図3〜
5に示してあるようなドリルビットホルダー2とでもっ
て構成されている。
【0017】まず、ドリルビット1から説明すると、こ
のドリルビット1は、図1・2に示してある如く、ドリ
ルビットホルダー2(図3)に対する取り付け軸部1a
と、該取り付け軸部1aの両端から互いに反対方向を向
けて該取り付け軸部1aからそれと同一の軸線上に配し
て突設された一対の刃部1b・1bとでもって、両刃の
ドリルビットに構成されている。上記取り付け軸部1a
には、上記各刃部1b・1bの基部に続く位置に配し
て、このドリルビット1をドリルビットホルダー2対し
て芯だしして装着するための、一対の芯だし軸部3・3
が形成されると共に、この一対の芯だし軸部3・3間に
配して、上記ドリルビットホルダー2からこのドリルビ
ット1にトルク及びスラストを伝達させるための、トル
ク・スラスト受け部4が形成されている。上記芯だし軸
部3は、それが上記各刃部1b・1bの何れの径よりも
大きい同一径の適宜長さの円柱状に形成されており、こ
の実施例では、上記トルク・スラスト受け部4は、それ
が上記芯だし軸部3の径よりも大きい径の仮想円筒面5
(図2)に外接する外側面4aをもった正六角柱状に形
成されていて、該トルク・スラスト受け部4の外側面4
aでもってトルク受け面が構成され、この角柱状のトル
ク・スラスト受け部4が上記芯だし軸部3の外側にはみ
出している各端面4bでもって、スラスト受け面が構成
されている(図1・2参照)。
【0018】また、このドリルビット1の前記円柱状の
各芯だし軸部3・3の円周面には、該ドリルビット1の
抜け止め手段として、前記トルク・スラスト受け部4の
両端面4b・4bからそれぞれ等距離の位置に配して、
後述するストップボール11係合用の環状溝6・6が形
成されている。
【0019】次に、ドリルビットホルダー2について説
明すると、この実施例のドリルビットホルダー2は、図
3〜5に示す如く、円筒状のホルダー本体2aの後端部
に、このドリルビットホルダー2をハンマードリルの工
具取り付け部(図示せず)に取り付けるための、シャン
ク部2bを備え、該ホルダー本体2aの先端部に、前記
したドリルビット1を着脱自在に保持させるためのドリ
ルビット取り付け部2cが形成されている。すなわち、
このドリルビットホルダー2のホルダー本体2aには、
該ホルダー本体2aの先端部に開口するドリルビット挿
入孔7が形成されると共に、この実施例では、該ドリル
ビット挿入孔7の入り口部分に、ドリルビット1に対す
るトルク伝達用の正六角筒状の内側面8aと、ドリルビ
ット1に対するスラスト伝達用の底面8bとを備えた凹
所8が形成されていて、上記ドリルビット挿入孔7に前
記両刃のドリルビット1の一方の刃部1bを挿入して
(図4・5参照)、該ドリルビット1のトルク・スラス
ト受け部4の端面4bが上記底面8bに係合する位置ま
で、該トルク・スラスト受け部4を上記凹所8に嵌合さ
せると、ドリルビット1の一方の刃部1bがこのドリル
ビット挿入孔7に収容され、該ドリルビット1の円柱状
の芯だし軸部3がこのドリルビット挿入孔7の円筒状の
内周面7aに嵌合して芯だしされ、該ドリルビット1の
トルク・スラスト受け部4がこの凹所8に係合して、該
ドリルビット1が、該ドリルビットホルダー2に装着さ
れるようになっている。
【0020】そして、この実施例のドリルビットホルダ
ー2のホルダー本体2aには、前記ドリルビット本体1
の芯だし軸部3の円周面に形成れている前記環状溝6に
係合して、このホルダー本体2aに装着されたドリルビ
ット1を抜け止めするため、次のようなドリルビットの
抜け止め手段が配設されている。
【0021】すなわち、この実施例のドリルビット組み
立て部材では、該ドリルビットの抜け止め手段が、上記
ドリルビット1の一対の芯だし軸部3・3の各円周面に
それぞれ形成されている前記ストップボール係合用の環
状溝6・6と、このドリルビットホルダー2の先端部に
上記ドリルビット1を装着したとき該ドリルビット1の
上記環状溝6が対抗せしめられる部位に配して、このド
リルビットホルダー2のホルダー本体2aに形成され
た、このホルダー本体2aを半径方向に貫通して前記ド
リルビット挿入孔7に達するボール収容孔9と、該ボー
ル収容孔9に収容された、該ボール収容孔9の内径にほ
ぼ等しい外径dのストップボール11と、上記ホルダー
本体2aの上記ボール収容孔9が形成されている部位を
含む外周面に形成された、環状のスプリング収容溝12
と、該スプリング収容溝12に嵌められた、上記ストッ
プボール11に作用して該ストップボール11を上記ボ
ール収容孔9の出口部分9aからドリルビット挿入孔7
内に露出させる位置まで附勢するためのリング状のばね
13と、でもって構成されており、上記ボール収容孔9
が、ドリルビット挿入孔7に開口している出口部分9a
を上記ストップボール11の径dよりも若干小径の出口
すぼまりに形成されていて、上記ばね13によって常時
附勢されているストップボール11は、それが、この出
口部分9aに引っ掛かって、上記ボール収容孔9を貫通
することなく、その一部分だけを上記ボール収容孔9か
らドリルビット挿入孔7に露出されるようになっている
(図5参照)。なお、図示の実施例では、上記したよう
なストップボール11が収容されたボール収容孔9を、
2ケ所に配して設けてある。
【0022】したがって、この実施例のドリルビット組
み立て部材では、上記リング状のばね13の圧力に抗し
て、ドリルビット1の芯だし軸部3をドリルビット挿入
孔7に嵌挿すると、上記ストップボール11が前記スト
ップボール係合用の環状溝6に自動的に係合して、ホル
ダー本体2aに装着されたドリルビット1が、ドリルビ
ットホルダー2に対して抜け止め(クリックストップ)
される(図4・5参照)。
【0023】ドリルビット1とドリルビットホルダー2
を上記のように構成されたこの実施例のドリルビット組
み立て部材は、ドリルビットホルダー2のシャンク部2
bをハンマードリルの工具取り付け部(図示せず)に取
り付け、このドリルビットホルダー2の先端部からホル
ダー本体2aのドリルビット挿入孔7に、両刃のドリル
ビット1のいづれか一方の刃部1bを、前記取り付け軸
部1aのトルク・スラスト受け部4がホルダー本体2に
形成されている前記トルク及びスラスト伝達用の凹所8
に係合する位置まで挿入すると、ドリルビット1が、こ
のドリルビットホルダー2の先端部にトルク及びスラス
トを伝達可能になして装着されると同時に、前記環状溝
6に係合したストップボール11でもって自動的に抜け
止めされる。
【0024】上記のようにしてドリルビットホルダー2
の先端にドリルビット1が抜け止めして装着されたこの
発明のドリルビット組み立て部材は、前記リング状のば
ね13の圧力に抗してドリルビット1を引き抜くと、ド
リルビット1を上記ドリルビットホルダー2から簡単に
取り外すことができ、簡単な操作でもって該ドリルビッ
ト1の刃部1bを差し替えたり、ドリルビット1を交換
したりすることができる。
【0025】なお、上記実施例においては、この発明に
係わるドリルビット組み立て部材を構成している前記ド
リルビット1のドリルビットホルダー2に対する抜け止
め手段が、上記したような環状溝6と、この環状溝6に
係合するストップボール11及びこのストップボール1
1を抜け止め作用位置に自動的に附勢するためのリング
状のばね13等でもって構成されている例を示したが、
このドリルビットの抜け止め手段は、上記実施例に限ら
れるものではないのであって、他の実施例においてはこ
れを次のように構成してもよい。
【0026】すなわち、他の実施例1においては、図6
・7に示してあるように、ドリルビットの抜け止め手段
を、ドリルビット1の前記トルク・スラスト受け部4の
両端面4bから等距離の位置に配して該ドリルビット1
の前記一対の芯出し軸部3・3の円周面にそれぞれ形成
された、押しねじ係合用の環状溝6′・6′と、前記ド
リルビットホルダー2の先端部に上記ドリルビット1を
装着したときこのドリルビット1の上記押しねじ係合用
の環状溝6′が対抗せしめられる部位に配して該ドリル
ビットホルダー2のホルダー本体2aに形成された、こ
のホルダー本体2aを半径方向に貫通して前記ドリルビ
ット挿入孔7に達する雌ねじ孔14と、該雌ねじ孔14
に螺装された押しねじ15とでもって構成してもよい。
【0027】ドリルビットの抜け止め手段を上記のよう
に構成した場合には、上記ドリルビット1を上記ドリル
ビットホルダー2のホルダー本体2aに装着した状態に
おいて、上記押しねじ15を螺じ込み、その先端部を上
記押しねじ係合用の環状溝6′に突入係合させると、こ
のドリルビットホルダー2のホルダー本体2aに装着さ
れたドリルビット1が、該ホルダー本体2aに対して抜
け止めされる。
【0028】また、他の実施例2においては、図8に示
してあるように、ドリルビットの抜け止め手段を、ドリ
ルビット1の前記トルク・スラスト受け部4の両端面4
bから等距離の位置に配して該ドリルビット1の前記一
対の芯出し軸部3・3の円周面にそれぞれ形成された、
押しねじ係合用の凹所16・16と、前記ドリルビット
ホルダー2の先端部に上記ドリルビット1を装着したと
きこのドリルビット1の上記押しねじ係合用の凹所16
が対抗せしめられる部位に配して該ドリルビットホルダ
ー2のホルダー本体2aに形成された、このホルダー本
体2aを半径方向に貫通して前記ドリルビット挿入孔7
に達する雌ねじ孔17と、該雌ねじ孔17に螺装された
押しねじ18とでもって構成してもよい。
【0029】ドリルビットの抜け止め手段を上記のよう
に構成した場合には、、上記ドリルビット1を上記ドリ
ルビットホルダー2のホルダー本体2aに装着した状態
において上記押しねじ18を螺じ込み、その先端部を上
記押しねじ係合用の凹所16に突入係合させると、この
ドリルビットホルダー2のホルダー本体2aに装着され
たドリルビット1が、該ホルダー本体2aに対して抜け
止めされる。
【0030】更にまた、他の実施例3においては、図9
〜11に示してあるように、ドリルビットの抜け止め手
段を、ドリルビットホルダー2の、前記ホルダー本体2
aの先端部の外周面に形成された雄ねじ溝19(図9)
と、この雄ねじ溝19に螺合する雌ねじ溝20を有し且
つキャップ部分21aに前記ドリルビット1の芯だし軸
部3に嵌合する孔22を備えた孔あきキャップナット2
1(図10)との組合わせでもって構成してもよい。
【0031】ドリルビットの抜け止め手段を上記のよう
に構成した場合には、、前記ドリルビット1を上記ドリ
ルビットホルダー2のホルダー本体2aに装着した状態
において、上記孔あきキャップナット21の孔22にド
リルビット1の刃部1b及び芯だし軸部3を挿通して、
該孔あきキャップナット21の雌ねじ溝20を上記ホル
ダー本体2aの先端部の雄ねじ溝19に螺合させると、
この孔あきキャップナット21のキャップ部分21aが
ドリルビット1の前記トルク・スラスト受け部4の端面
4bに係合して、ドリルビットホルダー2のホルダー本
体2aに装着されたドリルビット1が、該ホルダー本体
2aに対して抜け止めされる。
【0032】なお、上記各実施例においては、ドリルビ
ット1のホルダー本体2に対する取り付け軸部1aのト
ルク・スラスト受け部4の形状が、何れも芯だし軸部3
の径よりも大きい径の仮想円筒面5に外接する外側面4
aを備えた、正六角柱状に形成されていて、このトルク
・スラスト受け部4の外側面4aでもってトルク及びス
ラスト受け面が構成されている例を示したが、上記トル
ク・スラスト受け部の形状は、その横断面形状が非円形
になるような外側面を備えた柱状であれば、どのような
形状であってもよいので、他の実施例においては、これ
を六角形以外の(例えば、四、五又は八角形の)角柱状
に形成してもよく(図示せず)、更に他の実施例におい
ては、ドリルビット1とドリルビットホルダー2のホル
ダー本体2a間のトルク及びスラスト伝達手段は、これ
を次のように構成してもよい。
【0033】すなわち、ドリルビットに形成されるトル
ク・スラスト受け部は、例えば、これを図12・13に
示してあるような、その横断面形状が平行な一対の長辺
を有する矩形近似形状(又は矩形)の柱状のトルク・ス
ラスト受け部4′に形成してもよい。この実施例では、
上記横断面形状(図13参照)における長辺部分含んだ
一対の扁平な外側面4a′でもってトルク受け面が構成
され、該トルク・スラスト受け部4′が前記芯だし軸部
3の外側にはみ出している端面4b′でもってスラスト
受け部が形成されている。
【0034】ドリルビット1′のトルク・スラスト受け
部4′を上記のように形成したこの実施例のドリルビッ
ト組立部材では、このドリルビット1′に対してトルク
及びスラストを伝達するためドリルビットホルダー2′
の先端部に形成されているドリルビット取り付け部2
c′が、次のように構成されている(図14・15参
照)。すなわち、この実施例のドリルビットホルダー
2′では、ホルダー本体2aの先端部に、このホルダー
本体2aの軸線に直交する方向のコ字形の溝8′でもっ
て、前記柱状のトルク・スラスト受け部4′を係合させ
るための凹所8′が形成されており、該凹所8 の内側
面8a′でもってトルク伝達面が構成され、該凹所8′
の底面8b′でっもってスラストの伝達面が構成されて
いる。
【0035】ドリルビットホルダー2′におけるトルク
及びスラストの伝達面を上記のような溝形の凹所8′で
もって構成した場合には、前記図10に示してあるよう
な孔あきキャップナット21からなる抜け止め手段をこ
れに組み合わせておくと(図16参照)、このキャップ
ナット21でもって上記溝形の凹所8′をカバーせしめ
て、上記ドリルビット1′を抜け止めすることができ
る。
【0036】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、この発明にしたがったドリルビット組み立て部材を
構成しているドリルビットとドリルビットホルダーは、
前記したような構成でもって、前記したような作用を奏
することができるものであるから、すなわち、この発明
のドリルビット組み立て部材は、上記ドリルビットの抜
け止め手段を解除した状態において、両刃のドリルビッ
トの何れか一方の刃部をドリルビットホルダーのドリル
ビット挿入孔に挿入して、該ドリルビットのトルク・ス
ラスト受け部をドリルビットホルダーのトルク及びスラ
スト伝達用の凹所に係合させると、ドリルビットの一方
の刃部をこのドリルビット挿入孔に収容し、このドリル
ビットの他方の刃部をホルダー本体の外に出し、ホルダ
ー本体に対して芯だした状態になして装着することがで
きる。そしてこの状態のおいては、該ドリルビットのト
ルク・スラスト受け部が上記凹所に係合されているの
で、該ドリルビットに、このドリルビットホルダーから
トルク及びスラストを伝達することが可能である。また
この発明にしたがったドリルビット組み立て部材の上記
ホルダー本体には、このホルダー本体に装着されたドリ
ルビットの抜け止め手段が配設されているので、上記に
ようにしてこのホルダー本体に装着されたドリルビット
は、この抜け止め手段でもってこれをドリルビットホル
ダーに対して抜け止めすると、これをドリルビットホル
ダーに抜け止めして保持させることができる。
【0037】上記のようにしてドリルビットホルダーに
取り付けられたドリルビットは、ドリルビットホルダー
の前記シャンク部をハンマードリルの工具取り付け部に
取り付けると、これを使用することができるのである
が、上記のようにしてドリルビットホルダーに取り付け
られたドリルビットは両刃であるから、ドリルビットホ
ルダーの外に出ている使用中の刃部(一方の刃部)が摩
耗してしまうか又は損傷して使えなくなった場合には、
上記抜け止め手段を一旦解除して、未使用側の刃部(他
方の刃部)をドリルビットホルダーのドリルビット挿入
孔から抜き出し、該ドリルビットの刃部を差し替えてこ
の未使用側の刃部をドリルビットホルダーの先端部に取
り付けると、今度は、この未使用側の刃部が摩耗してし
まうか又は損傷して使えなくななる迄、この側の刃部を
使用することができる。
【0038】この発明にしたがったドリルビット組み立
て部材は、それを構成しているドリルビットが、上記し
たような両刃のドリルビットであるが故に、一対の刃部
が共に摩耗してしまうか又は損傷して使えなくななる
迄、これを使用することができるのであるが、このドリ
ルビットをドリルビットホルダーに保持させるための前
記取付け軸部は、それが、一対の刃部に対して該刃部間
に一個形成されておれば良く、しかも、この取付け軸部
の長さは、従来のドリルビットのシャンク部分の長さに
比較するとかなり短くて良いので、この発明にしたがっ
たドリルビットは、同一径同一長さのドリルビットの刃
部一個当たりに要する、この取付け軸部の素材コスト
が、従来の一本刃のドリルビットのシャンク部分に必要
な素材コストに比較して、非常に少なくてよい。
【0039】したがって、この発明のドリルビット組み
立て部材及びドリルビットによれば、大量に使い捨てさ
れる消耗品としてのドリルビットに必要な資材を節約し
て、経済的なハンマードリル用のドリルビットを提供す
ることができる。
【0040】なお、この発明にしたがったドリルビット
組み立て部材は、ドリルビットホルダーに形成されてい
るドリルビット挿入孔の径が、ドリルビットの前記円柱
状の芯だし軸部が嵌合しうるような大きさのものに設定
されていて、この径がドリルビットの前記刃部の径より
も大に設定されているので、或る一定の規格のドリルビ
ットホルダーに対して、上記ドリルビットの刃部の径が
何れも上記芯だし軸部の径よりも小さい数規格のドリル
ビットを組合わせておくことができる。したがって、こ
の発明にしたがったドリルビット組み立て部材は、数規
格(2〜3規格)のドリルビットホルダーを用意しただ
けで、多数規格のドリルビットを、そのいずれかのドリ
ルビットホルダーに対して着脱自在に付け替えて使用す
ることができる。このことは、上記ドリルビットホルダ
ーに要するコストが殆ど問題にならないことを意味す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドリルビットの一実施例を示した正面図であ
る。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】ドリルビットホルダーの一実施例を示した一部
切欠き正面図である。
【図4】一実施例のドリルビット組み立て部材を組み立
てた状態を示した一部切欠き正面図である。
【図5】図4のV部分の拡大断面図である。
【図6】ドリルビットの他の実施例を示した側面図であ
る。
【図7】他の実施例のドリルビット組み立て部材を組み
立てた状態を示した一部切欠き正面図である。
【図8】更に他の実施例のドリルビット組み立て部材を
組み立てた状態を示した一部切欠き正面図である。
【図9】ドリルビットホルダーの他の実施例を示した一
部切欠き正面図である。
【図10】キャップナットの一部切欠き正面図である。
【図11】更に他の実施例のドリルビット組み立て部材
を組み立てた状態を示した一部切欠き正面図である。
【図12】ドリルビットの更に他の実施例を示した正面
図である。
【図13】図12のXIII−XIII線断面図であ
る。
【図14】ドリルビットホルダーの更に他の実施例を示
した側面図である。
【図15】図14のXV−XV線断面図である。
【図16】更に他の実施例のドリルビット組み立て部材
を組み立てた状態を示した一部切欠き正面図である。
【図17】従来公知のドリルビットの一例を示した正面
図である。
【符号の説明】
1・1′ ドリルビット 1a 取り付け軸部 1b 刃部 2・2′ ドリルビットホルダー 2a ホルダー本体 2b シャンク部 2c ドリルビット取り付け部 3 芯だし軸部 4・4′ トルク・スラスト受け部 4a・4a′ 外側面 4b・4b′ 端面 5 仮想円筒面 6 環状溝 7 ドリルビット挿入孔 7a 内周面 8・8′ 凹所 8a・8a′ 内側面 8b 底面 8b′ 溝の底面 9 ボール収容孔 11 ストップボール 12 スプリング収容溝 13 リング状のばね 14 雌ねじ孔 15 押しねじ 16 押しねじ係合用の凹所 17 雌ねじ 18 押しねじ 19 雄ねじ溝 20 雌ねじ溝 21 キャップ付ナット 21a キャップ部分 22 孔 30 ドリルビット 30a 刃部 30b シャンク部分

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状のホルダー本体の後端部にシャンク
    部を備え該ホルダー本体の先端部にドリルビットの取り
    付け部が形成されているドリルビットホルダーと、該ド
    リルビットホルダーに着脱自在に取り付けることができ
    るドリルビットとの組合わせからなる、ドリルビット組
    み立て部材であって、 a.上記ドリルビットが、上記ドリルビットホルダーに
    対する取り付け軸部と、該取り付け軸部の両端から互い
    に反対方向を向いて該取り付け軸部から同一の軸線上に
    配して突設された一対の刃部とを有する、両刃のドリル
    ビットに形成されていること、 b.上記ドリルビットの取り付け軸部には、前記各刃部
    の基部に続く位置に配して一対の芯だし軸部が形成さ
    れ、この一対の芯だし軸部間に配してトルク・スラスト
    受け部が形成されていて、上記芯だし軸部が、上記一対
    の刃部の何れの径よりも大きい同一径の適宜長さの円柱
    状に形成され、トルク・スラスト受け部が、上記芯だし
    軸部の外側にはみ出す端面と、横断面形状が非円形にな
    るような外側面とを備えた柱状に形成されていること、 c.前記ドリルビットホルダーのホルダー本体には、該
    ホルダー本体の先端部に開口するドリルビット挿入孔が
    形成されており、該ドリルビット挿入孔の入り口部分
    に、前記ドリルビットのトルク・スラスト受け部の外側
    面に係合する内側面と該トルク・スラスト受け部の端面
    に係合する底面とを備えたトルク及びスラスト伝達用の
    凹所が形成されていて、上記ドリルビット挿入孔にドリ
    ルビットの一方の刃部を挿入して、該ドリルビットのト
    ルク・スラスト受け部の端面を上記凹所の底面に係合さ
    せ、該トルク・スラスト受け部の外側面を上記凹所の内
    側面に係合させると、ドリルビットの一方の刃部がこの
    ドリルビット挿入孔に収容され、該ドリルビットの円柱
    状の芯だし軸部がこのドリルビット挿入孔の円筒状の内
    周面に嵌合して芯だしされ、該ドリルビットのトルク・
    スラスト受け部がこの凹所に係合して、該ドリルビット
    が、このドリルビットホルダーからのトルク及びスラス
    トを伝達可能になして、該ドリルビットホルダーに装着
    されるようになっていること、及び、 d.上記ホルダー本体と上記ドリルビットの取り付け軸
    部間に、ホルダー本体に装着されたドリルビットの抜け
    止め手段が配設されていること、を特徴とするドリルビ
    ット組み立て部材。
  2. 【請求項2】前記ドリルビットのトルク・スラスト受け
    部が、前記芯だし軸部の径よりも大きい径の仮想円筒面
    5に外接する外側面をもった、横断面形状が正多角形の
    角柱状に形成されていて、上記外側面でもってトルク受
    け面が構成され、該トルク・スラスト受け部が上記芯だ
    し軸部の外側にはみ出している端面でもってスラスト受
    け部が構成されていること、及び、前記ドリルビットホ
    ルダーのトルク及びスラスト伝達用の凹所が、ホルダー
    本体の先端部に形成された、上記ドリルビットのトルク
    ・スラスト受け部が嵌合する角筒状の孔でもって構成さ
    れていて、該凹所を構成している角筒状の孔の内側面で
    もってトルクの伝達面が構成され、該凹所を構成してい
    る角筒状の孔の底面でもってスラストの伝達面が構成さ
    れていること、を特徴とする請求項1記載のドリルビッ
    ト組み立て部材。
  3. 【請求項3】前記ドリルビットのトルク・スラスト受け
    部が、その横断面形状を一対の平行な長辺を有する矩形
    又は矩形近似形状に形成されていて、上記横断面形状に
    おける長辺部分含んだ一対の外側面でもってトルク受け
    面が構成され、該トルク・スラスト受け部が上記芯だし
    軸部の外側にはみ出している端面でもってスラスト受け
    部が構成されていること、及び、前記ドリルビットホル
    ダーのトルク及びスラスト伝達用の凹所が、ホルダー本
    体の先端部に形成された、このホルダー本体の軸線に直
    交する方向のコ字形の溝でもって構成されていて、該凹
    所を構成している溝の内側面でもってトルクの伝達面が
    構成され、該凹所を構成している溝の底面でっもってス
    ラストの伝達面が構成されていること、を特徴とする請
    求項1記載のドリルビット組み立て部材。
  4. 【請求項4】前記ドリルビットの抜け止め手段が、前記
    トルク・スラスト受け部の両端面から等距離の位置に配
    して、該ドリルビットの前記一対の芯だし軸部の円周面
    にそれぞれ形成された、ストップボール係合用の環状溝
    と、前記ドリルビットホルダーの先端部に上記ドリルビ
    ットを装着したときこのドリルビットの上記環状溝が対
    抗せしめられる部位に配して、該ドリルビットホルダー
    のホルダー本体に形成された、このホルダー本体を半径
    方向に貫通して前記ドリルビット挿入孔に達するボール
    収容孔と、該ボール収容孔に収容された、該ボール収容
    孔の内径にほぼ等しい外径のストップボールと、上記ホ
    ルダー本体の上記ボール収容孔が形成されている部位を
    含む外周面に形成された、環状のスプリング収容溝と、
    該スプリング収容溝に嵌められた、上記ストップボール
    に作用して該ストップボールを上記ボール収容孔の出口
    部分からドリルビット挿入孔内に露出させる位置まで附
    勢するためのリング状のばねと、でもって構成されると
    共に、上記ボール収容孔が、ドリルビット挿入孔に開口
    している出口部分を上記ストップボールの径よりも若干
    小径の出口すぼまりに形成されていて、上記ばねによっ
    て附勢されたストップボールが、この出口部分に引っ掛
    かって上記ボール収容孔を貫通することなく、その一部
    分だけを上記ボール収容孔からドリルビット挿入孔に露
    出されるようになっており、上記ばねの圧に抗してドリ
    ルビットの芯だし軸部をドリルビット挿入孔に嵌挿する
    と、上記ストップボールが前記ストップボール係合用の
    環状溝に係合して、ホルダー本体に装着されたドリルビ
    ットが抜け止めされるようになっていること、を特徴と
    する請求項1、2又は3記載のドリルビット組み立て部
    材。
  5. 【請求項5】前記ドリルビットの抜け止め手段が、前記
    トルク・スラスト受け部の両端面から等距離の位置に配
    して、該ドリルビットの前記一対の芯出し軸部の円周面
    にそれぞれ形成された、押しねじ係合用の凹所と、前記
    ドリルビットホルダーの先端部に上記ドリルビットを装
    着したときこのドリルビットの上記押しねじ係合用の凹
    所が対抗せしめられる部位に配して、該ドリルビットホ
    ルダーのホルダー本体に形成された、このホルダー本体
    を半径方向に貫通して前記ドリルビット挿入孔に達する
    雌ねじ孔と、該雌ねじ孔に螺装された押しねじと、でも
    って構成されていて、上記押しねじを螺じ込んでその先
    端部を上記押しねじ係合用の凹所に突入係合させると、
    ホルダー本体に装着されたドリルビットが抜け止めされ
    るようになっていること、を特徴とする請求項1、2又
    は3記載のドリルビット組み立て部材。
  6. 【請求項6】前記ドリルビットの抜け止め手段が、前記
    トルク・スラスト受け部の両端面から等距離の位置に配
    して、該ドリルビットの前記一対の芯出し軸部の円周面
    にそれぞれ形成された、押しねじ係合用の環状溝と、前
    記ドリルビットホルダーの先端部に上記ドリルビットを
    装着したときこのドリルビットの上記押しねじ係合用の
    環状溝が対抗せしめられる部位に配して、該ドリルビッ
    トホルダーのホルダー本体に形成された、このホルダー
    本体を半径方向に貫通して前記ドリルビット挿入孔に達
    する雌ねじ孔と、該雌ねじ孔に螺装された押しねじと、
    でもって構成されていて、上記押しねじを螺じ込んでそ
    の先端部を上記押しねじ係合用の環状溝に突入係合させ
    ると、ホルダー本体に装着されたドリルビットが抜け止
    めされるようになっていること、を特徴とする請求項
    1、2又は3記載のドリルビット組み立て部材。
  7. 【請求項7】前記ドリルビットの抜け止め手段が、前記
    ドリルビットホルダーの、前記ホルダー本体の先端部の
    外周面に形成された雄ねじ溝と、この雄ねじ溝に螺合す
    る雌ねじ溝を有し且つキャップ部分に前記ドリルビット
    の芯だし軸部に嵌合する孔を備えた孔あきキャップナッ
    トとの組合わせでもって構成されていて、上記孔あきキ
    ャップナットの孔にドリルビットの刃部と芯だし軸部を
    挿通して、該孔あきキャップナットを上記ホルダー本体
    の先端部に螺合させると、この孔あきキャップナットの
    キャップ部分がドリルビットの前記トルク・スラスト受
    け部の端面に係合して、ホルダー本体に装着されたドリ
    ルビットが抜け止めされるようになっていること、を特
    徴とする請求項1、2又は3記載のドリルビット組み立
    て部材。
  8. 【請求項8】ドリルビットホルダーに対する取り付け軸
    部と、該取り付け軸部の両端から互いに反対方向を向い
    て該取り付け軸部から同一の軸線上に配して突設された
    一対の刃部とを有する、両刃のドリルビットであって、
    上記取り付け軸部には、前記各刃部の基部に続く位置に
    配して、このドリルビットをドリルビットホルダーに対
    して芯だしして装着するための、一対の芯だし軸部が形
    成されると共に、この一対の芯だし軸部間に配して、上
    記ドリルビットホルダーからこのドリルビットにトルク
    及びラストを伝達させるための、トルク・スラスト受け
    部が形成されていて、上記芯だし軸部が、上記一対の刃
    部の何れの径よりも大きい同一径の適宜長さの円柱状に
    形成され、上記トルク・スラスト受け部が、上記芯だし
    軸部の外側にはみ出す端面と、横断面形状が非円形にな
    るような外側面とを備えた柱状に形成されていて、該ト
    ルク・スラスト受け部の外側面でもってトルク受け面が
    構成され、該トルク・スラスト受け部の各端面でもって
    スラスト受け面が構成されていること、を特徴とするド
    リルビット。
  9. 【請求項9】前記ドリルビットのトルク・スラスト受け
    部が、前記芯だし軸部の径よりも大きい径の仮想円筒面
    5に外接する外側面をもった、横断面形状が正多角形の
    角柱状に形成されていて、上記外側面でもってトルク受
    け面が構成され、該トルク・スラスト受け部が上記芯だ
    し軸部の外側にはみ出している端面でもってスラスト受
    け部が構成されていること、を特徴とする請求項8記載
    のドリルビット。
  10. 【請求項10】前記ドリルビットのトルク・スラスト受
    け部が、その横断面形状を一対の平行な長辺を有する矩
    形又は矩形近似形状に形成されていて、上記横断面形状
    における長辺部分含んだ一対の外側面でもってトルク受
    け面が構成され、該トルク・スラスト受け部が上記芯だ
    し軸部の外側にはみ出している端面でもってスラスト受
    け部が構成されていること、を特徴とする請求項8記載
    のドリルビット。
  11. 【請求項11】円筒状のホルダー本体の後端部にシャン
    ク部を備え、該ホルダー本体の先端部に、請求項8に記
    載のドリルビットを着脱自在に取り付けるためのドリル
    ビット取り付け部が形成されている、ドリルビットホル
    ダーであって、該ドリルビットホルダーのホルダー本体
    には、該ホルダー本体の先端部に開口するドリルビット
    挿入孔が形成されており、該ドリルビット挿入孔の入り
    口部分には、ドリルビットに対するトルク伝達用の内側
    面とドリルビットに対するスラスト伝達用の底面とを備
    えた凹所が形成されていて、上記ドリルビット挿入孔に
    両刃のドリルビットの一方の刃部を挿入して、該ドリル
    ビットのトルク・スラスト受け部の端面を上記底面に係
    合させ、該トルク・スラスト受け部の外側面を上記凹所
    に係合させると、ドリルビットの一方の刃部がこのドリ
    ルビット挿入孔に収容され、該ドリルビットの円柱状の
    芯だし軸部がこのドリルビット挿入孔の円筒状の内周面
    に嵌合して芯だしされ、該ドリルビットのトルク・スラ
    スト受け部がこの凹所に係合して、該ドリルビットが、
    このドリルビットホルダーからのトルク及びスラストを
    伝達可能になして、該ドリルビットホルダーに装着され
    るようになっていること、及び、上記ホルダー本体に、
    このホルダー本体に装着されたドリルビットの抜け止め
    手段が配設されていること、を特徴とするドリルビット
    ホルダー。
  12. 【請求項12】前記トルク及びスラスト伝達用の凹所が
    ホルダー本体の先端部に形成された、前記ドリルビット
    のトルク及びトラスト受け部が嵌合する角筒状の孔でも
    って構成されていて、該凹所を構成している角筒状の孔
    の内側面でもってトルクの伝達面が構成され、該凹所を
    構成している角筒状の孔の底面でもってスラストの伝達
    面が構成されていること、を特徴とする請求項11記載
    のドリルビットホルダー。
  13. 【請求項13】前記トルク及びスラスト伝達用の凹所
    が、ホルダー本体の先端部に形成された、このホルダー
    本体の軸線に直交する方向のコ字形の溝でもって構成さ
    れていて、該凹所を構成している溝の内側面でもってト
    ルクの伝達面が構成され、該凹所を構成している溝の底
    面でっもってスラストの伝達面が構成されていること、
    を特徴とする請求項11記載のドリルビットホルダー。
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