JPH0557498U - 立体駐車装置用従動スプロケットホイル - Google Patents

立体駐車装置用従動スプロケットホイル

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JPH0557498U
JPH0557498U JP445392U JP445392U JPH0557498U JP H0557498 U JPH0557498 U JP H0557498U JP 445392 U JP445392 U JP 445392U JP 445392 U JP445392 U JP 445392U JP H0557498 U JPH0557498 U JP H0557498U
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正義 赤羽
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Hitachi Metals Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】軽量にして製造容易な立体駐車装置用従動スプ
ロケットホイル1を提供する。 【構成】外周面等角度間隔にチェンと係合する歯溝3a
を形成したスポーク板3と、該スポーク板3の隣接する
歯溝3a,3a間の各々の表裏面に溶接Wされ、大径側
部分4bを該大径側に向って肉厚を減じた複数対の当板
ピース4,4とを有することを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、立体駐車装置用の従動スプロケットホイルに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に立体駐車装置は、建物の上部に駆動スプロケットホイルを軸支し、建物 の下部に従動スプロケットホイルを軸支し、両スプロケットホイル間に自動車積 載用の篭を取付けたチェンを巻き掛けて構成されており、また自動車の乗降は建 物の下部、すなわち従動スプロケットホイルの近傍にて行っている。したがって 従動スプロケットホイルの軸方向に関して、従動スプロケットホイルとチェンリ ンクとの間のガタが大きいと、自動車の乗降に際して従動スプロケットホイルの 軸方向にチェンが横移動し、この結果自動車積載用の篭が大きく揺れ、自動車の 乗降に支障を来すと同時に騒音の原因となる。そこで従動スプロケットホイルと チェンリンクとの間のガタをなくすために、従来より立体駐車装置用の従動スプ ロケットホイルは、チェンリンクの内幅の80〜90%の歯厚のものを用いてい る。すなわち通常、立体駐車装置用のチェンリンクの内幅は60mm程度である から、歯厚50mm程度の従動スプロケットホイルを用いていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
立体駐車装置用の従動スプロケットホイルは、その性質上直径が例えば180 0mmと非常に大型であるため、歯厚を50mm程度とすると非常に重くなり、 また多量の材料を消費するという問題点があった。また鋳鋼によって一体に製造 する場合には鋳造設備が大型となり、仕上がり品に対する粗材重量が1.3〜1 .4と大きいために材料単価が高くなり、また鋳造品のゆえに製品供給時期が特 定されるという問題点があった。またチェンリンクの内部に嵌入する部分、すな わちスプロケットホイルの歯溝と歯溝との間の部分は、チェンリンクの内部への 嵌入を円滑にするために大径側に向って肉厚を減じる必要があり、この機械加工 のために大型の工作機械を必要とするという問題点があった。
【0004】 またスプロケットホイルを機械加工によって製造するときには、歯厚が50m m程度と厚いために、溶断によって歯溝を形成すると溶断ダレを生じ、スプロケ ットホイルの半径方向に対する垂直度を正確に出すことができず、したがって溶 断の後に、大型の工作機械によって切削加工を施す必要が残るという問題点があ る。またスプロケットホイルの軽量化を図るために、外周リング部と中間スポー ク部とを各別に製造して溶接するのでは製造工数が多くなり、製造工数を減らせ ば軽量化を図ることができないという問題点があった。 したがって本考案は、軽量にして製造容易な立体駐車装置用の従動スプロケッ トホイルを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
立体駐車装置の駆動スプロケットホイルには、チェン、篭、自動車等のすべて の負荷が作用するから、駆動スプロケットホイルにはこれらすべての負荷に耐え 得る強度が求められる。しかるに従動スプロケットホイルには、せいぜいチェン に必要なテークアップを与えるための張力が作用するだけであり、従動スプロケ ットホイルに作用する負荷は駆動スプロケットホイルに作用する負荷の1/10 程度、あるいはそれ以下である。したがって従動スプロケットホイルの歯厚を薄 くしても強度的に何らの問題もなく、歯厚を薄くすることによって生じるチェン リンクとの間のガタは、別の手段によって解決すれば済むものである。
【0006】 本考案はこの点に着目してなされたものであり、すなわち、外周面等角度間隔 にチェンと係合する歯溝を形成したスポーク板と、該スポーク板の隣接する歯溝 間の各々の表裏面に溶接され、大径側部分を該大径側に向って肉厚を減じた複数 対の当板ピースとを有する立体駐車装置用従動スプロケットホイルである。
【0007】
【作用】
各対の当板ピースの幅をチェンリンクの内幅の80〜90%となるように形成 すれば、チェンリンクと従動スプロケットホイルとの間のガタをなくすことがで き、そのときスポーク板についてはもはや上記ガタについて考慮する必要がなく なるから、強度上必要な最低限度まで肉厚を薄くすることができ、したがって従 動スプロケットホイルの著しい軽量化を図ることができる。またスポーク板の著 しい薄肉化が図られることにより、溶断のみによって歯溝を形成しても溶断ダレ を生じることがなく、したがって後工程を省略若しくは軽減することができ、ま た当板ピースのスポーク板への溶接は簡単なものであるから、結局本考案の従動 スプロケットホイルは軽量であり、且つ製造容易となる。
【0008】
【実施例】
本考案を図面によって説明する。図1及び図2は本考案の一実施例を示し、こ の立体駐車装置用従動スプロケットホイル1は、ボス2と、スポーク板3と、複 数対の当板ピース4とからなり、スポーク板3は機械構造用炭素鋼によって形成 され、当板ピース4は一般構造用圧延鋼材によって形成されている。先ず筒状に 形成されたボス2は、軸受け(図示せず)を介してシャフト(図示せず)に回転 自在に軸支される部分である。平板状のスポーク板3は、ボス2の外周面に嵌入 ・溶接Wされる孔を内周面に有し、外周面は円形に形成され、外周面30°間隔 に計12個の歯溝3aが設けられており、該歯溝3aにおいてチェンのローラ( 図示せず)と係合する。各対の当板ピース4,4は、スポーク板3の隣接する歯 溝3a,3a間の中央の表裏面に溶接Wされており、小径側部分4aは平行に形 成され、大径側部分4bは該大径側に向って肉厚を減じた傾斜面に形成されてい る。この従動スプロケットホイルは、リンク内幅が60mmのチェンに用いるも のであり、表裏一対の当板ピース4,4同士の小径側平行部分4a,4aの幅は 49mmに形成され、スポーク板3の板厚は25mmに形成されている。
【0009】 本実施例は以上のように構成されており、スポーク板3は単なる平板であるか ら鋼板から切り出すことができ、しかも厚さ25mmと薄いから歯溝3aの形成 を溶断で行っても溶断ダレを生じることがなく、したがって溶断の後の機械加工 を削減若しくは軽減することができる。また全体のスプロケットホイル1は薄い スポーク板3にボス2と当板ピース4とを溶接Wしただけであり、しかもその溶 接線は単純なものであるから、結局従来品に比べて著しく軽量且つ製造容易な従 動スプロケットホイル1である。
【0010】
【考案の効果】
本考案によって、軽量にして製造容易な立体駐車装置用従動スプロケットホイ ルが得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の部分正面図
【図2】図1中(A)当板の側面を省略したA−A線断
面図、(B)B−B線断面図
【符号の説明】
1…従動スプロケットホイル 2…ボス 3
…スポーク板 3a…歯溝 4…当板ピース 4
a…小径側平行部 4b…大径側傾斜面 W…溶接

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周面等角度間隔にチェンと係合する歯溝
    を形成したスポーク板と、 該スポーク板の隣接する歯溝間の各々の表裏面に溶接さ
    れ、大径側部分を該大径側に向って肉厚を減じた複数対
    の当板ピースとを有する立体駐車装置用従動スプロケッ
    トホイル。
JP445392U 1992-01-09 1992-01-09 立体駐車装置用従動スプロケットホイル Expired - Lifetime JP2555742Y2 (ja)

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JPH0557498U true JPH0557498U (ja) 1993-07-30
JP2555742Y2 JP2555742Y2 (ja) 1997-11-26

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004060707A (ja) * 2002-07-25 2004-02-26 Aichi Mach Ind Co Ltd 変速装置用ギヤの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004060707A (ja) * 2002-07-25 2004-02-26 Aichi Mach Ind Co Ltd 変速装置用ギヤの製造方法

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JP2555742Y2 (ja) 1997-11-26

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