JPH05187523A - 立体駐車装置用スプロケットホイル及びその製造方法 - Google Patents

立体駐車装置用スプロケットホイル及びその製造方法

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JPH05187523A
JPH05187523A JP2195792A JP2195792A JPH05187523A JP H05187523 A JPH05187523 A JP H05187523A JP 2195792 A JP2195792 A JP 2195792A JP 2195792 A JP2195792 A JP 2195792A JP H05187523 A JPH05187523 A JP H05187523A
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JP
Japan
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spoke plate
sprocket wheel
tooth
manufacturing
boss
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Pending
Application number
JP2195792A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Nakaji
敏博 中治
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Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】製造容易にして軽量且つ廃材の少ない立体駐車
装置用スプロケットホイル1とその製造方法を提供す
る。 【構成】外周面等角度間隔に切込み3aを設けたスポー
ク板3と、該スポーク板3の前記切込み3aの各々に嵌
入・溶接され、チェンと係合する歯溝4aを設けた複数
個の歯形ピース4とを有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は立体駐車装置用スプロ
ケットホイルとその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より立体駐車装置用スプロケットホ
イルは鋳鋼によって一体に鋳造されていたが、その性質
上直径が例えば1800mmと非常に大型のスプロケッ
トホイルであるために、鋳造設備が大型となり原価の低
減を阻む要因となっていた。そこで図3及び図4に示す
ように、筒状に形成され軸受け(図示せず)を介してシ
ャフト(図示せず)に回転自在に軸支されるボス7と、
ボス7の外周面に嵌入されるスポーク板8と、スポーク
板8の外周面に嵌入され、外周面等角度間隔にチェン
(図示せず)と係合する歯溝9aを設けたスプロケット
ホイル本体9とを各別体に形成し、各部材を溶接してス
プロケットホイルに製造する方法が提案されている。そ
してスプロケットホイル本体9は鍛造で形成するか、あ
るいは鋼板から溶断で切り出す方法が行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記製造方法ではホイ
ル本体9の直径はなおも非常に大型であり、したがって
小型の鋳造装置で済ますことはできないが、ホイル本体
9だけの形状は比較的単純であるために機械加工によっ
て製造できるという利点がある。しかしその場合でも歯
溝9aの板厚として50〜65mm程度を必要とするか
ら、板厚50〜65mm程度の鋼板からホイル本体9を
切り出し、更に歯溝9aを溶断によって形成する作業を
必要とする。特には歯溝9aはチェンと係合する部分で
あるから、ホイル本体9の半径方向に対する垂直度が正
確に出ている必要があるが、板厚50〜65mmもの鋼
板の溶断では垂直度を正確に出すことが困難であり、し
たがって溶断の後に機械加工を行なうか、あるいは直接
機械加工を行なうが、いずれにしても非常に大型のホイ
ル本体9を加工機に載せて切削加工を施す必要が残ると
いう問題点がある。
【0004】またホイル本体9のうち隣接する歯溝9
a,9a同士の間の部分は50〜65mmもの板厚であ
る必要はないから、その部分は駄肉となっており、この
結果スプロケットホイル全体の重量が例えば824Kg
と著しく重いものとならざるをえないという問題点があ
る。更にホイル本体9のうち、スポーク板8を嵌入する
部分はくり抜かれて廃材となり、多量の廃材を産出する
という問題点もある。したがって本発明は製造容易であ
り、軽量であり、且つ廃材が少ない立体駐車装置用スプ
ロケットホイルとその製造方法を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたものであり、すなわち外周面等角度
間隔に切込みを設けたスポーク板と、該スポーク板の前
記切込みの各々に嵌入・溶接され、チェンと係合する歯
溝を設けた複数個の歯形ピースとを有する立体駐車装置
用スプロケットホイルであり、また、筒状に形成されシ
ャフトに回転自在に軸支されるボスを製造する工程と、
円板状に形成され、中央に前記ボスの外径に適合する孔
を有するスポーク板を製造する工程と、該スポーク板の
外周面等角度間隔に切込みを設ける工程と、上面にチェ
ンと係合する歯溝を有し、下面は前記スポーク板の切込
みに適合する形状の歯形ピースを製造する工程と、前記
スポーク板に前記ボスを嵌入して溶接する工程と、スポ
ーク板の前記切込みの各々に前記歯形ピースを嵌入して
溶接する工程と、前記歯形ピースの歯溝に焼入れを施す
工程とを有する立体駐車装置用スプロケットホイルの製
造方法である。
【0006】
【実施例】本発明を図面によって説明する。図1及び図
2は本発明の一実施例を示し、この立体駐車装置用スプ
ロケットホイル1は駆動用のスプロケットホイルであ
り、ボス2と、スポーク板3と、複数の歯形ピース4
と、複数のリングギア座5と、複数のリブ6a,6bと
からなり、各部材は機械構造用炭素鋼によって形成され
ている。先ず筒状に形成されたボス2は、軸受け(図示
せず)を介してシャフト(図示せず)に回転自在に軸支
される部分である。平板状のスポーク板3は、ボス2の
外周面に嵌入される孔を内周面に有し、外周面は円形に
形成され、外周面30°間隔に計12個の切込み3aが
設けられている。歯形ピース4はスポーク板3の切込み
3aに嵌合する下面を有し、上面にはチェンのローラ
(図示せず)と係合する歯溝4aと大径側に向って肉厚
を減じるテーパ面4b,4bとが設けられている。スポ
ーク板3の表側にはリングギア座5が60°間隔に計6
対固定されており、このリングギア座5に、スプロケッ
トホイル1を回転駆動する駆動リングギヤ(図示せず)
が取付けられる。各リングギア座5の小径側と大径側と
には、リブ6a,6bが固定されてスポーク板3のたわ
みを防止している。
【0007】このスプロケットホイル1は次のようにし
て製造される。すなわちボス2とスポーク板3と歯形ピ
ース4とリングギア座5とリブ6a,6bを先ず製造す
る。スポーク板3は厚さ25mm程度の鋼板から切り出
すことができ、また歯形ピース4は鋳造、鍛造、あるい
は機械加工のいずれによっても製造することができる。
次いでスポーク板3の外周面に切込み3aを設ける。こ
の切込み3a自体の断面は完全な垂直度を持つ必要がな
いし、またスポーク板3の厚さは薄いから、切込み3a
は例えば溶断によって形成することができる。しかる後
各部材を溶接接合し、また歯形ピース4の歯溝4aにシ
ョア硬度50〜70、深さ5mm程度の高周波焼入れを
施してスプロケットホイル1を得る。歯溝4aに焼入れ
を施す工程は、歯形ピース4をスポーク板3に溶接する
工程よりも前に個別に行えば、占有スペースが著しく小
さくなるから焼入れ工程の簡易化を図ることができる。
【0008】以上のように本実施例では、歯形ピース4
を先ず別体として形成しているから、その製造は容易且
つ安価となる。またスポーク板3の外周面に切込み3a
を設ける工程は自動溶断機によることができ、各部材の
溶接線は比較的単純であるから、自動溶接機を用いるこ
とができる。また全体として駄肉はないからスプロケッ
トホイル1全体の重量は690Kg程度となり、従来品
に比べ約20%もの軽量化を図ることができ、同時に廃
材の少ない立体駐車装置用スプロケットホイルとなる。
【0009】
【発明の効果】本発明によって、製造容易にして軽量且
つ廃材の少ない立体駐車装置用スプロケットホイルとそ
の製造方法が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の部分正面図
【図2】図1中(A)A−A線、(B)B−B線断面図
【図3】従来例の部分正面図
【図4】図3中C−C線断面図
【符号の説明】
1…スプロケットホイル 2…ボス 3…スポー
ク板 3a…切込み 4…歯形ピース 4a…歯溝 4b…テー
パ面 5…リングギア座 6a,6b…リブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周面等角度間隔に切込みを設けたスポー
    ク板と、 該スポーク板の前記切込みの各々に嵌入・溶接され、チ
    ェンと係合する歯溝を設けた複数個の歯形ピースとを有
    する立体駐車装置用スプロケットホイル。
  2. 【請求項2】筒状に形成されシャフトに回転自在に軸支
    されるボスを製造する工程と、 円板状に形成され、中央に前記ボスの外径に適合する孔
    を有するスポーク板を製造する工程と、 該スポーク板の外周面等角度間隔に切込みを設ける工程
    と、 上面にチェンと係合する歯溝を有し、下面は前記スポー
    ク板の切込みに適合する形状の歯形ピースを製造する工
    程と、 前記スポーク板に前記ボスを嵌入して溶接する工程と、 スポーク板の前記切込みの各々に前記歯形ピースを嵌入
    して溶接する工程と、 前記歯形ピースの歯溝に焼入れを施す工程とを有する立
    体駐車装置用スプロケットホイルの製造方法。
  3. 【請求項3】前記歯溝に焼入れを施す工程は、前記歯形
    ピースとスポーク板とを溶接する工程よりも前に行う請
    求項2記載の立体駐車装置用スプロケットホイルの製造
    方法。
JP2195792A 1992-01-09 1992-01-09 立体駐車装置用スプロケットホイル及びその製造方法 Pending JPH05187523A (ja)

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JPH05187523A true JPH05187523A (ja) 1993-07-27

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