JPH0557372A - 積層鉄心用薄板の多列打抜き方法 - Google Patents
積層鉄心用薄板の多列打抜き方法Info
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- JPH0557372A JPH0557372A JP24845291A JP24845291A JPH0557372A JP H0557372 A JPH0557372 A JP H0557372A JP 24845291 A JP24845291 A JP 24845291A JP 24845291 A JP24845291 A JP 24845291A JP H0557372 A JPH0557372 A JP H0557372A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ３列以上の多列状態で打抜き加工された積層
用鉄心がどの列のものでも均一な製品精度になるように
する積層用薄板の多列打抜き方法である。 【構成】 鉄心用薄板材Ｗに対して順送り金型装置で少
なくとも３列以上の製品打抜き加工を各列ごとに順次行
う方法において、先行して製品Ｗ１の打抜き加工された
列の送り方向Ｆに隣接する各外形打抜き孔Ｈの間に残余
されたブリッジＢを、次に製品Ｗ２，Ｗ３の打抜き加工
する列の打抜き開始以前に予め切断して分離させると共
に、この分離された鉄心用薄板材Ｗは次に製品Ｗ２，Ｗ
３の打抜き加工する列に隣接して送り方向Ｆ前方のダイ
２側に設けられた中央ガイド部材１５によって支持状態
で案内されながら送り出され、次の製品打抜き加工が行
われるようにした積層鉄心用薄板の多列打抜き方法であ
る。
用鉄心がどの列のものでも均一な製品精度になるように
する積層用薄板の多列打抜き方法である。 【構成】 鉄心用薄板材Ｗに対して順送り金型装置で少
なくとも３列以上の製品打抜き加工を各列ごとに順次行
う方法において、先行して製品Ｗ１の打抜き加工された
列の送り方向Ｆに隣接する各外形打抜き孔Ｈの間に残余
されたブリッジＢを、次に製品Ｗ２，Ｗ３の打抜き加工
する列の打抜き開始以前に予め切断して分離させると共
に、この分離された鉄心用薄板材Ｗは次に製品Ｗ２，Ｗ
３の打抜き加工する列に隣接して送り方向Ｆ前方のダイ
２側に設けられた中央ガイド部材１５によって支持状態
で案内されながら送り出され、次の製品打抜き加工が行
われるようにした積層鉄心用薄板の多列打抜き方法であ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電動機等の積層
鉄心を製造するために、順送り金型装置を用いて鉄心用
薄板材を３列以上の多列状態で打抜き加工する積層鉄心
用薄板の多列打抜き方法に関するものである。
鉄心を製造するために、順送り金型装置を用いて鉄心用
薄板材を３列以上の多列状態で打抜き加工する積層鉄心
用薄板の多列打抜き方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】この種の積層鉄心は、鉄心用薄板材（ス
トリップ材）に対して順送り金型装置により、スロット
打抜き−軸穴打抜き−外形打抜きの順序で打ち抜き加工
をして同一形状の積層用鉄心を造り、この積層用鉄心を
当該外形打抜きと同時に金型内で積層かしめを行った
り、この積層用鉄心を金型外部へ取出して別工程で積層
かしめを行って製品が製造される。また、この積層用鉄
心を打ち抜き加工する場合に、鉄心用薄板材の歩留まり
を良くすると共に、作業能率を向上させる等の利点から
一枚の鉄心用薄板材に対して順送り金型装置で少なくと
も３列以上の製品打抜き加工を各列ごとに順次行う方法
が用いられている。例えば図５で示すレイアウト図のよ
うに、順送り金型装置（図示せず）の間を送り方向Ｆへ
所定のピッチＰで間欠送りされる鉄心用薄板材Ｗに対
し、先ず中央に沿った１列目の製品打抜き加工がスロッ
ト打抜き工程Ａ１−軸穴打抜き工程Ｂ１−外形打抜き工
程Ｃ１の順序で行なわれて積層用鉄心Ｗ１が抜き落とさ
れた後に、一端側に沿った２列目の製品打抜き加工（Ａ
２−Ｂ２−Ｃ２）が次に行われて積層用鉄心Ｗ２が抜き
落とされ、他端側に沿った第３列の製品打抜き加工（Ａ
３−Ｂ３−Ｃ３）が最後に行われて積層用鉄心Ｗ３が抜
き落とされる。
トリップ材）に対して順送り金型装置により、スロット
打抜き−軸穴打抜き−外形打抜きの順序で打ち抜き加工
をして同一形状の積層用鉄心を造り、この積層用鉄心を
当該外形打抜きと同時に金型内で積層かしめを行った
り、この積層用鉄心を金型外部へ取出して別工程で積層
かしめを行って製品が製造される。また、この積層用鉄
心を打ち抜き加工する場合に、鉄心用薄板材の歩留まり
を良くすると共に、作業能率を向上させる等の利点から
一枚の鉄心用薄板材に対して順送り金型装置で少なくと
も３列以上の製品打抜き加工を各列ごとに順次行う方法
が用いられている。例えば図５で示すレイアウト図のよ
うに、順送り金型装置（図示せず）の間を送り方向Ｆへ
所定のピッチＰで間欠送りされる鉄心用薄板材Ｗに対
し、先ず中央に沿った１列目の製品打抜き加工がスロッ
ト打抜き工程Ａ１−軸穴打抜き工程Ｂ１−外形打抜き工
程Ｃ１の順序で行なわれて積層用鉄心Ｗ１が抜き落とさ
れた後に、一端側に沿った２列目の製品打抜き加工（Ａ
２−Ｂ２−Ｃ２）が次に行われて積層用鉄心Ｗ２が抜き
落とされ、他端側に沿った第３列の製品打抜き加工（Ａ
３−Ｂ３−Ｃ３）が最後に行われて積層用鉄心Ｗ３が抜
き落とされる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、この場合
に１列目で打抜かれた積層用鉄心Ｗ１と、その後に打抜
かれた積層用鉄心Ｗ２，Ｗ３とでは寸法等の製品精度に
バラツキが生じ、特に後で打抜かれた積層用鉄心ほどこ
のバラツキが大きくなって、積層された製品の性能を悪
化させるものであった。すなわち、先行して打抜き加工
された各外形打抜き孔Ｈ，Ｈの間に残余された細幅のブ
リッジＢによって鉄心用薄板材Ｗに延びや曲がり又はう
ねり等の変形を生じると共に、この鉄心用薄板材Ｗに対
して外形打抜き孔Ｈに隣接して次の打抜き加工を行う際
には均等に支持することができないので、打抜かれた積
層用鉄心は各列ごとに製品精度に大きな差が出てしま
う。そこで本発明では、このように３列以上の多列状態
で打抜き加工された積層用鉄心がどの列のものでも均一
な製品精度になるようにする積層用薄板の多列打抜き方
法の提供を目的とするものである。
に１列目で打抜かれた積層用鉄心Ｗ１と、その後に打抜
かれた積層用鉄心Ｗ２，Ｗ３とでは寸法等の製品精度に
バラツキが生じ、特に後で打抜かれた積層用鉄心ほどこ
のバラツキが大きくなって、積層された製品の性能を悪
化させるものであった。すなわち、先行して打抜き加工
された各外形打抜き孔Ｈ，Ｈの間に残余された細幅のブ
リッジＢによって鉄心用薄板材Ｗに延びや曲がり又はう
ねり等の変形を生じると共に、この鉄心用薄板材Ｗに対
して外形打抜き孔Ｈに隣接して次の打抜き加工を行う際
には均等に支持することができないので、打抜かれた積
層用鉄心は各列ごとに製品精度に大きな差が出てしま
う。そこで本発明では、このように３列以上の多列状態
で打抜き加工された積層用鉄心がどの列のものでも均一
な製品精度になるようにする積層用薄板の多列打抜き方
法の提供を目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、鉄心用
薄板材に対して順送り金型装置で少なくとも３列以上の
製品打抜き加工を各列ごとに順次行う方法において、先
行して製品の打抜き加工された列の送り方向に隣接する
各外形打抜き孔の間に残余されたブリッジを、次に製品
打抜き加工する列の打抜き開始以前に予め切断して分離
させると共に、この分離された鉄心用薄板材は次に製品
打抜き加工する列に隣接して送り方向前方のダイ側に設
けられた中央ガイド部材によって支持状態で案内されな
がら送り出され、次の製品打抜き加工が行われるように
した積層鉄心用薄板の多列打抜き方法である。
薄板材に対して順送り金型装置で少なくとも３列以上の
製品打抜き加工を各列ごとに順次行う方法において、先
行して製品の打抜き加工された列の送り方向に隣接する
各外形打抜き孔の間に残余されたブリッジを、次に製品
打抜き加工する列の打抜き開始以前に予め切断して分離
させると共に、この分離された鉄心用薄板材は次に製品
打抜き加工する列に隣接して送り方向前方のダイ側に設
けられた中央ガイド部材によって支持状態で案内されな
がら送り出され、次の製品打抜き加工が行われるように
した積層鉄心用薄板の多列打抜き方法である。
【０００５】
【実施例】以下に、図１乃至図４で図示した実施例に基
づいて本発明を詳細に説明する。図１は本発明の多列打
抜き方法を説明する全体斜視図を、図３はこの多列打抜
き方法を実施する順送り金型装置の要部正面図を各々示
すものである。金型装置は図３のように上型１と下型２
とを備え、この上型１と下型２との間を帯板状の鉄心用
薄板材Ｗが送り方向Ｆへ所定のピッチＰで間欠的に順送
りされ、当該上型１と下型２によって鉄心用薄板材Ｗに
対して３列の製品打抜き加工が各列ごとに順次行われ
る。尚、図３では１列目の製品打抜き加工が行われるス
ロット打抜き工程Ａ１−軸穴打抜き工程Ｂ１−外形打抜
き工程Ｃ１の部分と、２列目のスロット打抜き工程Ａ２
までの金型装置部分みを表示し、この後に連設されてい
る同様構成による２列目以降の部分の図示は省略してい
る。
づいて本発明を詳細に説明する。図１は本発明の多列打
抜き方法を説明する全体斜視図を、図３はこの多列打抜
き方法を実施する順送り金型装置の要部正面図を各々示
すものである。金型装置は図３のように上型１と下型２
とを備え、この上型１と下型２との間を帯板状の鉄心用
薄板材Ｗが送り方向Ｆへ所定のピッチＰで間欠的に順送
りされ、当該上型１と下型２によって鉄心用薄板材Ｗに
対して３列の製品打抜き加工が各列ごとに順次行われ
る。尚、図３では１列目の製品打抜き加工が行われるス
ロット打抜き工程Ａ１−軸穴打抜き工程Ｂ１−外形打抜
き工程Ｃ１の部分と、２列目のスロット打抜き工程Ａ２
までの金型装置部分みを表示し、この後に連設されてい
る同様構成による２列目以降の部分の図示は省略してい
る。
【０００６】上記の製品打抜き加工を行うために、上型
１にはスロット打抜き用パンチ３と軸穴打抜き用パンチ
４および外形打抜き用パンチ５が各々装着されており、
下型２にはこれらの各パンチに対応する外形打抜き用ダ
イ６その他の各ダイが対向状に各々設けられている。ま
たこの実施例の金型装置には、外形打抜き工程で順次打
抜かれて外形打抜き用ダイ６に抜落とされた各積層用鉄
心Ｗ１を積層状態でかしめ固着するためのかしめ突起を
成形するかしめ突起用パンチ７とかしめ突起用ダイ８と
が、軸穴打抜き工程と外形打抜き工程の間に設けられて
いる。尚、符号９は打抜き加工後に各パンチから鉄心用
薄板材Ｗを引き離すストリッパープレートを、符号１０
は上型１を下型２側へ摺動案内させるガイドポストであ
り、上記の各構成はいづれも従来から使用されているも
のである。
１にはスロット打抜き用パンチ３と軸穴打抜き用パンチ
４および外形打抜き用パンチ５が各々装着されており、
下型２にはこれらの各パンチに対応する外形打抜き用ダ
イ６その他の各ダイが対向状に各々設けられている。ま
たこの実施例の金型装置には、外形打抜き工程で順次打
抜かれて外形打抜き用ダイ６に抜落とされた各積層用鉄
心Ｗ１を積層状態でかしめ固着するためのかしめ突起を
成形するかしめ突起用パンチ７とかしめ突起用ダイ８と
が、軸穴打抜き工程と外形打抜き工程の間に設けられて
いる。尚、符号９は打抜き加工後に各パンチから鉄心用
薄板材Ｗを引き離すストリッパープレートを、符号１０
は上型１を下型２側へ摺動案内させるガイドポストであ
り、上記の各構成はいづれも従来から使用されているも
のである。
【０００７】本発明の多列打抜き方法を実施するため
に、この順送り金型装置には上記の構成に加えて次のよ
うな新規な構成が付設されている。すなわち、図１のよ
うに鉄心用薄板材Ｗに対する１列目の外形打抜き工程Ｃ
１が終了して２列目のスロット打抜き工程Ａ２の開始直
前に、既に打抜き加工された送り方向Ｆへ隣接する各外
形打抜き孔Ｈ，Ｈの間に残余する細幅のブリッジＢを切
断し、図２（ａ）のようにスリット１１を形成するため
に、上型１にブリッジ打抜き用パンチ１２が下型２には
ブリッジ打抜き用ダイ１３が各々設けられている。ま
た、このスリット１１の形成によって分離された鉄心用
薄板材Ｗに対し、従来からある幅方向の両側に設けられ
た両側ガイド部材１４，１４と協働して各外形打抜き孔
Ｈ，Ｈの軸心に沿った切断部分を支持する中央ガイド部
材１５が下型２に設けられている。この中央ガイド部材
１５は、２列目および３列目の各スロット打抜き工程Ａ
２，Ａ３と隣接する下型２の中央部から図２（ｂ）のよ
うに突設され、肩部が分離された鉄心用薄板材Ｗの下面
を支持すると共に、先端部がスリット１１を挿通して上
面から突出され、この分離された鉄心用薄板材Ｗを送り
方向Ｆへ水平状に案内させる。
に、この順送り金型装置には上記の構成に加えて次のよ
うな新規な構成が付設されている。すなわち、図１のよ
うに鉄心用薄板材Ｗに対する１列目の外形打抜き工程Ｃ
１が終了して２列目のスロット打抜き工程Ａ２の開始直
前に、既に打抜き加工された送り方向Ｆへ隣接する各外
形打抜き孔Ｈ，Ｈの間に残余する細幅のブリッジＢを切
断し、図２（ａ）のようにスリット１１を形成するため
に、上型１にブリッジ打抜き用パンチ１２が下型２には
ブリッジ打抜き用ダイ１３が各々設けられている。ま
た、このスリット１１の形成によって分離された鉄心用
薄板材Ｗに対し、従来からある幅方向の両側に設けられ
た両側ガイド部材１４，１４と協働して各外形打抜き孔
Ｈ，Ｈの軸心に沿った切断部分を支持する中央ガイド部
材１５が下型２に設けられている。この中央ガイド部材
１５は、２列目および３列目の各スロット打抜き工程Ａ
２，Ａ３と隣接する下型２の中央部から図２（ｂ）のよ
うに突設され、肩部が分離された鉄心用薄板材Ｗの下面
を支持すると共に、先端部がスリット１１を挿通して上
面から突出され、この分離された鉄心用薄板材Ｗを送り
方向Ｆへ水平状に案内させる。
【０００８】上記したように、この実施例では鉄心用薄
板材Ｗに対して順送り金型装置で３列の製品打抜き加工
を各列ごとに順次行う場合に、先行して製品の打抜き加
工した一列目の各外形打抜き孔Ｈ，ＨのブリッジＢを、
次に製品打抜き加工する２列目のスロット打抜き工程Ａ
２の開始以前に予め切断しておくことにより、鉄心用薄
板材Ｗは１列目と２列目および１列目と３列目が各々分
離されるので、従来は２列目および３列目の製品打抜き
加工を行った際に生じていた鉄心用薄板材Ｗの延びや曲
がり又はうねり等の変形が防止され、最初に打抜かれた
積層用鉄心Ｗ１とその後に打抜かれた積層用鉄心Ｗ２，
Ｗ３に寸法等の製品精度のバラツキが少ない均一な製品
が得られる。また分離された鉄心用薄板材Ｗは、各列間
に形成されたスリット１１に係合する下型２から突設さ
せた中央ガイド部材１５によって下面が支持された状態
で送り方向Ｆへ水平状に案内させることにより、２列目
および３列目の製品打抜き加工を行う際に鉄心用薄板材
Ｗを均等に支持して打抜き精度が向上されるので、積層
用鉄心Ｗ２，Ｗ３の製品精度にバラツキが少なく均一な
製品が得られる。
板材Ｗに対して順送り金型装置で３列の製品打抜き加工
を各列ごとに順次行う場合に、先行して製品の打抜き加
工した一列目の各外形打抜き孔Ｈ，ＨのブリッジＢを、
次に製品打抜き加工する２列目のスロット打抜き工程Ａ
２の開始以前に予め切断しておくことにより、鉄心用薄
板材Ｗは１列目と２列目および１列目と３列目が各々分
離されるので、従来は２列目および３列目の製品打抜き
加工を行った際に生じていた鉄心用薄板材Ｗの延びや曲
がり又はうねり等の変形が防止され、最初に打抜かれた
積層用鉄心Ｗ１とその後に打抜かれた積層用鉄心Ｗ２，
Ｗ３に寸法等の製品精度のバラツキが少ない均一な製品
が得られる。また分離された鉄心用薄板材Ｗは、各列間
に形成されたスリット１１に係合する下型２から突設さ
せた中央ガイド部材１５によって下面が支持された状態
で送り方向Ｆへ水平状に案内させることにより、２列目
および３列目の製品打抜き加工を行う際に鉄心用薄板材
Ｗを均等に支持して打抜き精度が向上されるので、積層
用鉄心Ｗ２，Ｗ３の製品精度にバラツキが少なく均一な
製品が得られる。
【０００９】上記の実施例では３列の構成を示したが、
本発明はこれに限定されることなく例えば図４のように
４列乃至６列の多列の構成にも適用することができる。
図４（ａ）は５列の構成であるが、この場合には一端側
から偶数番目に位置する中央寄りの２列を先行させて１
列目として同時に打抜き加工するようにし、この１列目
に対して上記３列の実施例と同様の処理を行って２列目
以降の製品打抜き加工を行うようにすれば、上記３列の
実施例と同様の効果が得られる。図４（ｂ）は４列の構
成であるが、この場合には上記３列の例と同様に一端側
から偶数番目に位置する中央寄りの先行させた１列目に
対して上記３列の実施例と同様の処理を行うと共に、他
端側に位置する列とその内側列との間に捨て穴１６の打
抜き加工をし、この捨て穴列の送り方向に隣接する各捨
て穴１６，１６の間に残余されたブリッジ部分を２列目
の製品打抜き加工の以前に予め切断して分離させ、この
分離部分に対して上記３列の実施例と同様のガイド部材
により支持状態で案内させて２列目以降の製品打抜き加
工を行うようにすれば、上記３列の実施例と同様の効果
が得られる。図４（ｃ）は６列の構成であるが、この場
合には上記５列の例と同様に一端側から偶数番目に位置
する中央寄りの２列を先行させて１列目として同時に打
抜き加工するようにし、この１列目に対して上記３列の
実施例と同様の処理を行うと共に、上記４列の例と同様
に他端側に位置する列とその内側列との間に捨て穴１６
の打抜き加工をし、この捨て穴列の送り方向に隣接する
各捨て穴１６，１６の間に残余されたブリッジ部分を２
列目の製品打抜き加工の以前に予め切断して分離させ、
この分離部分に対して上記実施例と同様のガイド部材に
より支持状態で案内させて２列目以降の製品打抜き加工
を行うようにすれば、上記３列の実施例と同様の効果が
得られる。
本発明はこれに限定されることなく例えば図４のように
４列乃至６列の多列の構成にも適用することができる。
図４（ａ）は５列の構成であるが、この場合には一端側
から偶数番目に位置する中央寄りの２列を先行させて１
列目として同時に打抜き加工するようにし、この１列目
に対して上記３列の実施例と同様の処理を行って２列目
以降の製品打抜き加工を行うようにすれば、上記３列の
実施例と同様の効果が得られる。図４（ｂ）は４列の構
成であるが、この場合には上記３列の例と同様に一端側
から偶数番目に位置する中央寄りの先行させた１列目に
対して上記３列の実施例と同様の処理を行うと共に、他
端側に位置する列とその内側列との間に捨て穴１６の打
抜き加工をし、この捨て穴列の送り方向に隣接する各捨
て穴１６，１６の間に残余されたブリッジ部分を２列目
の製品打抜き加工の以前に予め切断して分離させ、この
分離部分に対して上記３列の実施例と同様のガイド部材
により支持状態で案内させて２列目以降の製品打抜き加
工を行うようにすれば、上記３列の実施例と同様の効果
が得られる。図４（ｃ）は６列の構成であるが、この場
合には上記５列の例と同様に一端側から偶数番目に位置
する中央寄りの２列を先行させて１列目として同時に打
抜き加工するようにし、この１列目に対して上記３列の
実施例と同様の処理を行うと共に、上記４列の例と同様
に他端側に位置する列とその内側列との間に捨て穴１６
の打抜き加工をし、この捨て穴列の送り方向に隣接する
各捨て穴１６，１６の間に残余されたブリッジ部分を２
列目の製品打抜き加工の以前に予め切断して分離させ、
この分離部分に対して上記実施例と同様のガイド部材に
より支持状態で案内させて２列目以降の製品打抜き加工
を行うようにすれば、上記３列の実施例と同様の効果が
得られる。
【００１０】
【発明の効果】上記した実施例でも明らかなように、本
発明の積層鉄心用薄板の多列打抜き方法によれば、先行
して打抜き加工した列のブリッジを切断して次に打抜き
加工を行なう後続列の鉄心用薄板材の部分との間を分離
させた状態にし、この分離された鉄心用薄板材はダイ側
に設けられた中央ガイド部材によって支持状態で案内さ
れながら送り出され、次の製品打抜き加工が行われるよ
うにしたので、後続列の製品打抜き加工を行う際に従来
のように前の列の加工による材料変形等の影響を受ける
ことがない。従って、各列で各々打抜かれた積層用鉄心
は均一で精度の高いものが得られ、この積層用鉄心を積
層した電動機等の製品も高品質となる。
発明の積層鉄心用薄板の多列打抜き方法によれば、先行
して打抜き加工した列のブリッジを切断して次に打抜き
加工を行なう後続列の鉄心用薄板材の部分との間を分離
させた状態にし、この分離された鉄心用薄板材はダイ側
に設けられた中央ガイド部材によって支持状態で案内さ
れながら送り出され、次の製品打抜き加工が行われるよ
うにしたので、後続列の製品打抜き加工を行う際に従来
のように前の列の加工による材料変形等の影響を受ける
ことがない。従って、各列で各々打抜かれた積層用鉄心
は均一で精度の高いものが得られ、この積層用鉄心を積
層した電動機等の製品も高品質となる。
【図１】本発明の多列打抜き方法を説明する全体斜視
図。
図。
【図２】本発明の多列打抜き方法を説明する要部断面
図。
図。
【図３】本発明の多列打抜き方法を実施する順送り金型
装置の要部正面図。
装置の要部正面図。
【図４】本発明の多列打抜き方法の他の実施例を説明す
る平面図。
る平面図。
【図５】従来例による多列打抜き方法のレイアウトを示
す平面図。
す平面図。
１ 上型 ２ 下型 ３ スロット打抜き用パンチ ４ 軸穴打抜き用パンチ ５ 外形打抜き用パンチ ６ 外形打抜き用ダイ ７ かしめ突起用パンチ ８ かしめ突起用ダイ ９ ストリッパープレート １０ ガイドポスト １１ スリット １２ ブリッジ打抜き用パンチ １３ ブリッジ打抜き用ダイ １４ 両側ガイド部材 １５ 中央ガイド部材 １６ 捨て穴 Ａ１，Ａ２，Ａ３ スロット打抜き工程 Ｂ ブリッジ Ｂ１，Ｂ２，Ｂ３ 軸穴打抜き工程 Ｃ１，Ｃ２，Ｃ３ 外形打抜き工程 Ｆ 送り方向 Ｈ 外形打抜き孔 Ｐ 送りピッチ Ｗ 鉄心用薄板材 Ｗ１，Ｗ２，Ｗ３ 積層用鉄心
Claims (1)
- 【請求項１】 鉄心用薄板材に対して順送り金型装置で
少なくとも３列以上の製品打抜き加工を各列ごとに順次
行う方法において、先行して製品の打抜き加工された列
の送り方向に隣接する各外形打抜き孔の間に残余された
ブリッジを、次に製品打抜き加工する列の打抜き開始以
前に予め切断して分離させると共に、この分離された鉄
心用薄板材は次に製品打抜き加工する列に隣接して送り
方向前方のダイ側に設けられた中央ガイド部材によって
支持状態で案内されながら送り出され、次の製品打抜き
加工が行われるようにしたことを特徴とする積層鉄心用
薄板の多列打抜き方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24845291A JP3149217B2 (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 積層鉄心用薄板の多列打抜き方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24845291A JP3149217B2 (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 積層鉄心用薄板の多列打抜き方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0557372A true JPH0557372A (ja) | 1993-03-09 |
| JP3149217B2 JP3149217B2 (ja) | 2001-03-26 |
Family
ID=17178347
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24845291A Expired - Lifetime JP3149217B2 (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 積層鉄心用薄板の多列打抜き方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3149217B2 (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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