JPH0556768A - スクランブルエツグの連続製造方法 - Google Patents

スクランブルエツグの連続製造方法

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Publication number
JPH0556768A
JPH0556768A JP2414897A JP41489790A JPH0556768A JP H0556768 A JPH0556768 A JP H0556768A JP 2414897 A JP2414897 A JP 2414897A JP 41489790 A JP41489790 A JP 41489790A JP H0556768 A JPH0556768 A JP H0556768A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eggs
barrel
temperature
scrambled
continuously
Prior art date
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Pending
Application number
JP2414897A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichi Kono
省一 河野
Michio Kobayashi
美知男 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SUEHIRO TEKKOSHO KK
Itoh Kouki Corp
Original Assignee
SUEHIRO TEKKOSHO KK
Itoh Kouki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SUEHIRO TEKKOSHO KK, Itoh Kouki Corp filed Critical SUEHIRO TEKKOSHO KK
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Publication of JPH0556768A publication Critical patent/JPH0556768A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液卵または凍結液卵より品質の高いスクラン
ブルエッグ、煎り卵を連続自動生産する。 【構成】 加熱機能を有しスクリューが同方向に回転す
る2軸式押出機に液卵または凍結液卵を単体或いは水、
澱粉、食塩、糖、調味料、すり身、挽き肉、野菜等の別
原料との混合物を所定温度となったバレルに投入して混
練し出口より押出して連続多量自動生産する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は人力を用いることなく機
械によってスクランブルエッグ(含煎り卵以下同じ)を
連続して製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】大形のフライパン或いは釜に液卵ないし
予め副原料と混合した調整卵を投入して加熱しながら人
力によって攪拌して製造していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようにバッチ式で
人力に行っていたので連続製造ができず、多量のスクラ
ンブルエッグを製造するには多くの人手が必要であっ
た。また攪拌中僅かでも手を抜くようなことがあると、
表面にこげ目が発生して商品価値が落ちるという問題が
あった。さらに良い品質のスクランブルエッグを安定し
て製造するためには年期の入った職人技術が必要であっ
て一時しのぎのパートに任せられないなどの問題点を有
していた。本発明は従来の技術の有するこのような問題
点に鑑みなされたもので、その目的とするところは品質
の高いスクランブルエッグを連続自動生産できる方法を
提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明は、加熱機能を有し各スクリューが同方向に
回転する2軸式押出機に卵殻を除いた液卵若しくは凍結
液卵を投入しバレル内温度を調整して混練し連続してス
クランブルエッグを製造するものである。そして原料に
は水、馬鈴薯・とうもろこし等の澱粉、食塩、糖、調味
料、すり身、ひき肉、野菜等の少なくとも一種の副原料
を同時または別に加えることが望ましい。
【0005】
【実施例】以下本発明を実施する2軸式押出機を先ず図
1〜図3にもとづき説明する。本発明に使用する2軸式
押出機は、枠体1の天板2上面にギヤボックス3が水平
に取付けられており、その出力軸側にバレル4が取付け
られ、また入力軸は天板1a上に設けたギャードモータ
5の出力軸に連結されている。バレル4は中心のまゆ形
穴を貫通した2本の軸6が挿通され、回転可能に軸承さ
れるとともに、軸端の歯車を介してギャボックス3より
同方向に回転するようになされている。この2本の軸6
にはそれぞれ数組または拾数組のフィードスクリュー7
のセグメントと、このフィードスクリュー7の途中1個
所または複数個所にニーディングディスク8のセグメン
トが対応して配置され、フィードスクリュー7はボール
形状でフライトが完全に噛合状態にあり、ニーディング
ディスク8は前送りの位相に組込まれている。即ち本例
では楕円状ディスクが45°位相を順次ずらし前送りの
ねじ状に組込まれ両軸の間では180°位相がずれてい
る。
【0006】またバレル4のギャボックス3寄りで、端
のフィードスクューの位置には原料受筒9が2本の軸6
の中心の真上でなく原料の食い込みを考慮してフィード
スクリュー回転方向側に寄った位置に設けられている。
さらにバレル4はスチームを通す二重管構造になってい
て原料受筒にスチーム源に接続したスチーム供給管11
及びスチーム排出管10が接続されていて必要な温度に
加熱される。このスチームにかえ一重としたバレル外周
に数個所にリング状ヒータを取付けて加熱させバレル内
温度が図示しない制御装置で制御される。さらにスクリ
ュー軸中心に穴を穿設してスチームを通し内部より加熱
することもできる。
【0007】さらにまた所定濃度の食塩水、砂糖水、エ
キス水を混ぜて又は別々に入れたポンプ付タンク12に
接続される供給管13が原料受筒9の近くでバレル4の
まゆ形穴に連通されている。そしてバレル4の先端には
穴15を有するダイ14が着脱可能に取付けられてい
る。ギャボックス3の上部位には原料供給装置16が設
置されその底部側面から原料受筒9上に送給管17が突
設されている。
【0008】このように構成された2軸式押出機におい
てスクランブルエッグを製造するには、スチームを供給
管11から通しバレル4内の温度を所定温度に調温して
おき、原料供給装置16に液卵若しくは凍結液卵或いは
水、馬鈴薯・とうもろこし等の澱粉、調味料、すり身、
挽き肉、野菜等の副原料の少なくとも1種好ましくは1
種以上数種を液卵と別に或いは同時に混合して投入して
送給管17より原料受筒9に送り出す。また供給管13
よりタンク12の食塩水、砂糖水、エキス水等の液体と
した副原料を別に供給する。
【0009】液卵単体または副原料と混合された原料は
バレル4の中心から片寄った原料投入口より2本のフィ
ードスクリュー7上に定量的に投入される。原料投入口
9はフィードスクリュー7の回転方向側によっているた
め原料の食い込みが調子良く行われる。液卵或いは液卵
と上記の内少なくとも一種の副原料と混合された原料は
2本の同方向に回転する完全噛合形のボール形状のフィ
ードスクリュー7によって均一な混練が行われ強制的に
出口側に搬送される。
【0010】バレル4は供給されたスチームによりフィ
ードスクリュー7をとりかこむバレル4内のシリンダ部
より所定温度に加熱され、熱度は図示しない温度検出器
よりの出力にもとづきスチーム量またはヒータを制御し
て60℃以上の所定温度範囲内に保たれる。バレル内で
加熱された液卵は60℃以上で一部に熱により蛋白凝固
が始まり、卵の粘性が増加される。このためにバレル4
のシリンダ内のフィードスクリュー7のまわりの空間に
原料が充填され、バレル4のシリンダ内壁との接触面が
広がり、効率良く熱が原料に伝導され、搬送途中で液卵
はスクランブルエッグに変化される。
【0011】フライトが完全噛合い状態にあるためかき
集めながら搬送されるのでスクランブルエッグとなった
原料は、そのままダイ14の穴15より押出される。そ
して原料は順調に流れ滞留がないので焦げの発生のない
良品質のスクランブルエッグが連続生産される。スクラ
ンブルエッグの製品の品質の調整はスチーム,ヒータに
よるバレル部分の温度、スクリューの回転数、投入原料
を可変とすることで行うことができる。
【0012】実験例 (1)原料 液卵単体 投入量 50kg/hr スクリュー回転数 40r.p.m. 設定温度 100℃〜250℃ 当条件では、100℃〜130℃で加熱凝固は不十分で
ある。当条件では、130℃〜200℃で良好なスクラ
ンブルエッグが得られた。当条件では、200℃以上で
は、匂いに焦臭が発生して商品品質が劣下した。
【0013】(2)原料 液卵単体,4%馬鈴
薯,または8%の馬鈴薯澱粉を混合。 投入量 30kg/hr スクリュー回転 35r.p.m. 設定温度 100℃ 液卵単体および4%の馬鈴薯澱粉混合物では加熱凝固は
不十分であった。8%の馬鈴薯澱粉の混合物では良好な
スクランブルエッグが得られた。
【0014】(3)原料 8%の馬鈴薯澱粉を混合した
液卵に0%または1%または1.5%の食塩を混合。 投入量 30kg/hr スクリュー回転 35r.p.m. 設定温度 100℃ いずれも良好なスクランブルエッグが得られた。
【0015】
【発明の効果】上述のようであるので、本発明は連続し
て良好な品質の安定したスクランブルエッグを容易にう
ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する装置の外観図である。
【図2】スクリュー軸心上の縦断面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【符号の説明】
4 バレル 7 フイードスクリュー 8 ニーディングディスク 11 スチーム供給管 12 ポンプ付タンク 15 穴 16 原料供給装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱機能を有し各スクリューが同方向に
    回転する2軸式押出機に卵殻を除いた液卵若しくは凍結
    液卵を投入しバレル内温度を調整して混練し連続してス
    クランブルエッグを製造することを特徴とするスクラン
    ブルエッグの連続製造方法。
  2. 【請求項2】 水、馬鈴薯・とうもろこし等の澱粉、食
    塩、糖、調味料、すり身、ひき肉、野菜等の少なくとも
    一種を同時または別に加える請求項1に記載のスクラン
    ブルエッグの連続製造方法。
JP2414897A 1990-12-26 1990-12-26 スクランブルエツグの連続製造方法 Pending JPH0556768A (ja)

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JP2414897A JPH0556768A (ja) 1990-12-26 1990-12-26 スクランブルエツグの連続製造方法

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Cited By (3)

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US7682645B2 (en) 2001-09-24 2010-03-23 Cargill, Incorporated Method for producing cooked scrambled egg product
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JPS62151157A (ja) * 1985-12-25 1987-07-06 Kyodo Nyugyo Kk インスタントスクランブルエツグ

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